ひきこもりのゴーレムマスター

ゴロヒロ

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第23話

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 今回のラプトルの魔物が現れた異界のボス魔物であるティラノサウルスからドロップしたアイテムは骨と皮の2つだった。

 どちらもサイズが大きな為、持ち運びをゴーレムにも手伝って貰ったが、そんな大きくて嵩張る骨と皮はすぐに素材生成の登録に消費した。

 その結果、中級骨(ティラノサウルス)と中級皮(ティラノサウルス)が素材生成に追加された。

 次に確認するのは宝箱から手に入ったアイテムだ。宝箱から手に入ったのは緑色の玉の魔法杖、骨の棍棒、ポーションの3つだ。それで鑑定用紙で調べた結果がこれだ。

風の魔法杖
緑色の玉が付いている杖 魔力を注ぐ事で風の玉を飛ばす

恐竜の骨棍棒
ティラノサウルスの大腿骨で作られた棍棒

中級回復ポーション
中傷の怪我や中症の病気を治せる

 この中で中級回復ポーション以外は素材生成の登録と資材として使う事にし、下級魔法石(風)が新しく追加された。

 こうしてラプトル異界で手に入れたアイテムの確認が終わると、修復中のゴーレムボディを確認した。

 「あと1時間で全部修復が終わるな。」

 異界攻略報酬のポイントを防衛施設と防衛設定に半分使用して、残りの半分で次元空間内でもインターネットを繋げられる様にした。

 これが意外とポイントを消費してしまい、残りの半分だけじゃ微妙に足りなくて貯金用のポイントも消費してしまうが、これで外に出て今の世界の情報を入手する事をしなくて済む。

 まあ、それで手に入る情報もあまり変わらない。今の世界は異界の入り口が少ない地域に疎開して避難生活をしており、治安も悪化しているそうだ。

 それでもまだ政府としての機能は保っている様なので、よっぽどの事がない限りは大丈夫な気がする。

 次にゴーレムマスターのポイントを消費していく。今回の異界攻略報酬で手に入れたポイントで更に小型蜂ゴーレムを増やす予定だ。

 これで10機の小型蜂ゴーレムに増やした結果、より広範囲の空中からの探索で異界に侵入して次元空間の出入り口登録が増えるだろう。

 早速新しく増やした5機の小型蜂ゴーレムを探索に行かせられる様にする為に、空を飛んで探索している5機の小型蜂ゴーレムを帰還させ、新しく建造した5機との情報交換を行なって貰った。

 「やっぱりこの情報交換はヤバいな。これだけで他のゴーレムが経験した事を学習出来るなんて。」

 これで新しく建造した小型蜂ゴーレムたちも前に建造した小型蜂ゴーレム並みにとは行かないが、それでも飛行して探索する事は可能になった。

 情報交換が終われば10機の小型蜂ゴーレムたちを見送って、5機ずつに分かれて異界の出入り口を探しに向かわせる。

 そうこうしている間にも次々に修理に出していたゴーレムボディの修復は終わり、最後の方は高速修理で修復を終わらせた。

 これで全機のゴーレムたちが戦闘可能な状態になると、次は鰐の魔物の異界にゴーレムたちを向かわせる。

 「午前中で2つの異界を攻略する事が出来そうだな。」

 見送ったゴーレムたちなら鰐の魔物のボスでも倒せるだろうと、思いながら俺は生活空間に戻って映像を見始める。

 そこは丁度01ゴーレムがボス魔物が出現する黒い柱に触れるところだった。

 「丁度良いタイミングだったな。」

 黒い柱が消えて近くの池から、その池の大きさよりも大きな鰐が現れる。5メートルサイズの池から尻尾や上半身が出ている10メートルサイズの鰐が思ったよりも俊敏にゴーレムたちへと向かって走り出す。

 ティラノサウルスの時の様に噛み付いて攻撃しようとするボス鰐の攻撃をゴーレムたちはどうするのか、それをハラハラしながら映像を眺めていると、先頭に立っていた01ゴーレムが動き出した。

 中型のドールゴーレムを一口で丸呑みに出来そうなほどにボス鰐の口は開いている。そんなボス鰐に突っ込んだ01ゴーレムは槍型武装をボス鰐の口の中に投擲した。

 これで01ゴーレムの武装は予備用の武装しかない状態になったが、それでも01ゴーレムの攻撃はボス鰐の口を閉じさせるのには有効だった。

 ボス鰐は01ゴーレムの投擲した槍型武装が体内に突き刺さらない様にする為に槍型武装を噛み砕いて止めたのだ。

 そしてそんな口の閉じたボス鰐の口を塞ぐ様に01ゴーレムは飛び掛かり、ボス鰐の口の上に乗っかった。

 身体が金属製で重い01ゴーレムが口の上に乗られた結果、ボス鰐は口を開けない状態になった。

 何とかボス鰐も01ゴーレムを振り落とそうと首を振ったりなどするが、01ゴーレムは落下せずにボス鰐にしがみ付いている。

 ボス鰐の意識が完全に01ゴーレムに意識が向いた隙を突いて、残りのゴーレムたちが一斉にボス鰐に攻撃を仕掛けていく。

 その一斉攻撃でボス鰐の目を攻撃して、ボス鰐の視覚を奪う事に成功する。

 これで一番の武器である噛み付きを封じられ、更に視覚すらも失ったボス鰐は、このままだと負けると分かっているのか、ボス鰐は身体を回転させ始める。

 それにより周囲に群がって攻撃をしていたゴーレムたちを弾き飛ばし、口の上に乗っかっていた01ゴーレムを回転に巻き込んでかなりのダメージを与えた。

 急いでゴーレムマスターでゴーレムたちの状態を確認すると、01ゴーレムは完全に戦闘不能の状態であと少しでも攻撃を受ければ破壊されてしまうだろう。

 他にも足を破損して回避行動が取れないゴーレムもあり、急いでそう言ったゴーレムたちを帰還させる。

 「一撃で壊される可能性があるけど、みんなにはボス鰐に向かって貰う。少しでも攻撃を当ててダメージを与えてくれ!」

 木材ボディのゴーレムたちは了承のジェスチャーを取ると、再びボス鰐の暴れている異界へとゴーレムたちを送った。

 ゴーレムたちの使っていた壊れたゴーレムボディの修理を始めると、ゴーレムたちがボス鰐と戦っている映像を確認する。

 視覚を奪われた結果、何も見えない状態のボス鰐の魔物は未だに暴れているところだった。

 あれだけ身体を左右に振るって尻尾を振り回したり、身体を回転させたりして暴れているボス鰐の様子をゴーレムたちは観察していた。

 「ボス鰐が疲れて動きが鈍くなるタイミングを待っているのか?」

 ゴーレムたちが次は何をするのかを映像越しに眺めていると、ボス鰐の動きが鈍くなったタイミングでゴーレムたちは動き出した。
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