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猛毒
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私には、友達がいない。
もちろんこれは被害妄想だ。何を思ったか私に友好的に接してくれる人間が、いくらかいてくれる。とても喜ばしいことだと思っている。
ただ、それを繋ぎ止める何かがなければならないことを、最近思い知りつつある。それがなければ少しずつ無関心になっていき、無理やり話していても疲れて、やがて他人になるのだろう。
私の知らない間に、私以外の友達がみんな共通の話題で盛り上がる機会が増えた。初めは微笑ましく見ていたが、やがて眺める度につらくなり、腹の底にどす黒い感情が芽生えるようになった。
私のことなんて忘れてしまうんだろうな……と思えば、握りつぶされたような痛みが胸を襲って、その痛みで、全身に血が巡るのを感じるほど。
すぐに孤独を感じてしまう。
タイミングが合わなかったとか、そういう理由で私はよく独りになる。
当たり前だが彼らはなにも悪くない、むしろ良い事なんだ、楽しんでいるのは。
笑っている友達は好きだったはずだが、私がその輪に入っている時でないと、いつも苦しさや嫉妬が勝ってしまうようになった。
何が「友達」なんだろうか。
純粋に幸せを願えない相手を友達と呼ぶ資格はないのに。
私みたいなクズに、友達がいるはずもないのに。
もちろんこれは被害妄想だ。何を思ったか私に友好的に接してくれる人間が、いくらかいてくれる。とても喜ばしいことだと思っている。
ただ、それを繋ぎ止める何かがなければならないことを、最近思い知りつつある。それがなければ少しずつ無関心になっていき、無理やり話していても疲れて、やがて他人になるのだろう。
私の知らない間に、私以外の友達がみんな共通の話題で盛り上がる機会が増えた。初めは微笑ましく見ていたが、やがて眺める度につらくなり、腹の底にどす黒い感情が芽生えるようになった。
私のことなんて忘れてしまうんだろうな……と思えば、握りつぶされたような痛みが胸を襲って、その痛みで、全身に血が巡るのを感じるほど。
すぐに孤独を感じてしまう。
タイミングが合わなかったとか、そういう理由で私はよく独りになる。
当たり前だが彼らはなにも悪くない、むしろ良い事なんだ、楽しんでいるのは。
笑っている友達は好きだったはずだが、私がその輪に入っている時でないと、いつも苦しさや嫉妬が勝ってしまうようになった。
何が「友達」なんだろうか。
純粋に幸せを願えない相手を友達と呼ぶ資格はないのに。
私みたいなクズに、友達がいるはずもないのに。
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