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~はじまり
8話 二人はオアシスを見つけたらしいが。
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「わたしの服、本当に洗っちゃったんですね」
冬も終わりに近づいて、日差しも少しだけ暖かくなってきたとはいえ、まだまだ寒い。外に干した洗濯物は、日が暮れても乾かず、メグミの服もまだ冷たく半乾き状態だ。
とりあえず借りた、タモツのトレーナーとトランクスを着て、冷たい自分の服を触って、唇をとがらすメグミ。
「いやー、ちょっとそのまま履けない状態になってたしね」
苦笑いするタモツだが、それはタイツとショーツの話で、それ以外の服まで洗うことはなかったのではないか?そんな当然の疑問がわいてくる。
実際、メグミを帰さないための確信犯的行為だったのだが、思った以上に乾きが悪く、体を何度も重ねたことで距離が一気に縮まったメグミに、こうして責められているわけだ。
「今日も泊まっていけば?遅番だから、早く起きなくてもいいんだろう?」
「それはそうですけれど、朝、自宅に戻るのも・・・ゴニョゴニョゴニョ」
「俺も昼番だから、朝同じくらいに出れば、ちょうど良くない?ね?」
にっこり笑いかけながら、暖かいココアを差し出してご機嫌を取ろうとする。
メグミのお腹がグーっと鳴ったことで、むさぼりあうのをやめて、シャワーですっきりした後、朝の食べかけのパンとサラダを食べ、少し落ち着いたところで発覚した、メグミの洋服を洗ってしまった件。
朝の流れを考えると、必要なかったなぁと思い返しながら、でも、それで今晩も一緒にいられて結果オーライかも。なんて気楽に考えてしまうタモツ。
それだけすっかり、メグミにはまってしまったということだ。
「なんかわたし、砂漠にいたみたいに思います」
「オアシスを見つけたけど、いくら水を飲んでも足りない。みたいな?」
「そう!それで、恥ずかしながらコンナコトニ・・・」
「あはは。それは俺も同じだな。渇きを癒すには、まだまだ足りない」
そう言って、メグミに近づいて軽いキスをする。
「もう、オアシスの池は、むしろ沼だったみたいな・・・」
「それは、抜け出せないね」
「抜け出せなくて、今、ちょっと困っているトコロデス」
そう言いながら、今度はメグミが積極的にタモツにキスをする。
さんざんむさぼりあったのに、まだ足りないとばかりに、熱く見つめあう二人。
メグミの手にある、ココアのカップをそっと取り、テーブルに置いて抱きしめようと手を伸ばしたその時
「ただいまー」
カナタが帰ってきてしまった。
存在をすっかり忘れていた!
昨日はカナタがタモツのことを、忘れていたから、おあいこだろうか。
冬も終わりに近づいて、日差しも少しだけ暖かくなってきたとはいえ、まだまだ寒い。外に干した洗濯物は、日が暮れても乾かず、メグミの服もまだ冷たく半乾き状態だ。
とりあえず借りた、タモツのトレーナーとトランクスを着て、冷たい自分の服を触って、唇をとがらすメグミ。
「いやー、ちょっとそのまま履けない状態になってたしね」
苦笑いするタモツだが、それはタイツとショーツの話で、それ以外の服まで洗うことはなかったのではないか?そんな当然の疑問がわいてくる。
実際、メグミを帰さないための確信犯的行為だったのだが、思った以上に乾きが悪く、体を何度も重ねたことで距離が一気に縮まったメグミに、こうして責められているわけだ。
「今日も泊まっていけば?遅番だから、早く起きなくてもいいんだろう?」
「それはそうですけれど、朝、自宅に戻るのも・・・ゴニョゴニョゴニョ」
「俺も昼番だから、朝同じくらいに出れば、ちょうど良くない?ね?」
にっこり笑いかけながら、暖かいココアを差し出してご機嫌を取ろうとする。
メグミのお腹がグーっと鳴ったことで、むさぼりあうのをやめて、シャワーですっきりした後、朝の食べかけのパンとサラダを食べ、少し落ち着いたところで発覚した、メグミの洋服を洗ってしまった件。
朝の流れを考えると、必要なかったなぁと思い返しながら、でも、それで今晩も一緒にいられて結果オーライかも。なんて気楽に考えてしまうタモツ。
それだけすっかり、メグミにはまってしまったということだ。
「なんかわたし、砂漠にいたみたいに思います」
「オアシスを見つけたけど、いくら水を飲んでも足りない。みたいな?」
「そう!それで、恥ずかしながらコンナコトニ・・・」
「あはは。それは俺も同じだな。渇きを癒すには、まだまだ足りない」
そう言って、メグミに近づいて軽いキスをする。
「もう、オアシスの池は、むしろ沼だったみたいな・・・」
「それは、抜け出せないね」
「抜け出せなくて、今、ちょっと困っているトコロデス」
そう言いながら、今度はメグミが積極的にタモツにキスをする。
さんざんむさぼりあったのに、まだ足りないとばかりに、熱く見つめあう二人。
メグミの手にある、ココアのカップをそっと取り、テーブルに置いて抱きしめようと手を伸ばしたその時
「ただいまー」
カナタが帰ってきてしまった。
存在をすっかり忘れていた!
昨日はカナタがタモツのことを、忘れていたから、おあいこだろうか。
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