すべてkissのせい~愛されて甘やかされて

早河 晶

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~はじまり

7話 はじめての朝

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熱いシャワーを浴びて部屋に戻ると、ベッドでぐったりとする二人の姿があった。
布団をかけてやり、自分はカナタがいつも使っている布団を出し、そこに横たわり、あっという間に眠りに落ちた。

翌朝、慌てた様子で身支度を整えて
「メグミちゃんのこと、よろしくね」
そういって、カナタは出かけて行った。

日本を出るまであと二日。やることがいっぱいあるのだろう。
外が白み始めるまで起きていたから、対して寝ていないのに元気なことだ。
そういう自分も、少ない睡眠時間で起きてしまったのだが。
苦笑しながら珈琲を入れ、ベッドで眠るメグミを眺めながら飲む。

昨日の乱れた姿が嘘のように、なんとも健やかで穏やかな寝顔に心が癒されるようだ
ベッドの周りには、散乱した服がある
ふと思いついて、落ちている服をすべて拾うと、洗濯機に放り込んでスイッチを入れる。
カナタの服も、自分の服も、そしてメグミの服もいっしょくただ。

洗濯機が止まり、ベランダですべて干して部屋に戻ると、外の冷たい空気のせいで起きたのか、メグミが布団を頭からかぶり、中にもぐりこんでいる
ベッドのふちに座ると、布団の中で動きがある。

起きたけど、裸だからどうしようかと思っているんだな。

立ち上がり、クローゼットを開けて、思案する。
そして、セーターを一枚取り出すと、布団を少しめくり、中で丸まっているメグミに渡す。

キッチンに移動して、朝食の用意をしていると
「オハヨウゴザイマス」
声をかけられ振り向くと、扉のところ、自分のセーターをワンピースのように着て恥ずかしそうに立つ、想像通りのメグミの姿が。

編み目の荒いざっくりしたセーターは、素肌に着ているため、中が少し見えて、乳首の辺りのうっすらした桃色や、茂みの黒さなどがぼんやりわかり、首元は緩く鎖骨が見えておりすごくそそられる。

(昔見た、古い映画のワンシーンのようだ。実際に見ると、すごくイイ)
そんな内心をにっこりと笑顔で隠して
「おはよう、メグミちゃん。体は大丈夫?」
いたわりの声をかける。

「体のあちこちが痛いです・・・」
どうやら筋肉痛になっているようだ。それはそうだろうなぁと思いながら
「お腹減ったでしょう。座って」とうながす。
椅子に座る時も痛むのか顔をしかめていたが、座るとふうっとため息をつく。

「さぁ、どうぞ」
メグミの前に、トーストと、温野菜のサラダ、スープを差し出し勧め、自分も正面に座る。
「いただきます」
見慣れた、食前のメグミの姿に微笑むと、トーストにサラダを挟んで即席のサンドイッチを作り、大きな口で食べる。
それを見ていたメグミも、同じようにして小さな口で食べる。

「美味しい~」
口についたドレッシングを拭いながらメグミが喜びの声をあげる。
「これ、ドレッシング、自家製ですよね?」
「よくわかったね」
「毎日カフェで、美味しいご飯をいただいていますから。いつも美味しくて幸せで、これもすごく美味しくて」
そう言ったメグミの目から、大粒の涙がこぼれる。

「えぇっ」
突然のメグミの涙に動揺し、思わず立ち上がる。

「あれ?なんで涙が?」
不思議そうに涙をぬぐうと、心配そうに横に立つタモツを見上げて、小さく微笑み、そのあと顔をしかめ、両手で顔を覆うようにしてうつむいた。

「ごめんなさい。わたし、恥ずかしい」
肩を震わせるメグミを、そっと抱きしめる。
しばらくそのままでいると、そっとそれを押しのけて、タモツの顔を見上げ
「ごめんなさい。昨日は、留守の時にお邪魔して、あんな、あんなことに」
と、あやまってきた。

「自分でもどうしてあんなことになったか分からない。すごく恥ずかしいし、いたたまれないんです。でも、タモツさんは優しくて、昨日、追い出さずにすごく優しくしてくれて、わたしのこと、すごくちゃんと考えてくれているって思ったら、なんだか」
そこで言葉を切って、縮こまっているメグミを見ていたら、すごく愛おしく感じ、再び抱きしめた。

そして、顔をメグミに近づけて、両手で頬を包み、指で涙をぬぐう。
「キス、してもいい?」
尋ねると、少し驚いた表情を見せ、そして小さく頷き目を閉じる。

その唇に、そっと触れるように唇を重ねる。
始めは軽く、ただ唇を重ねる。
キスをして離す
キスをして離す
キスをして、離す
繰り返していくと、メグミの唇がわずかに開く。
それを待ち焦がれたように、激しく唇を押し付け、舌を差し込む。

昨日、どれだけキスしたかったか

そして、メグミもそれをどれだけ受けたかったか。それがわかるようなキスだった。

唇をむさぼりあい、満足すると、おもむろにメグミからセーターをはぎ取る。
「きゃっ」
自分も着ているTシャツを脱ぎ、驚くメグミを抱きかかえる。
歩きながら、器用にトランクスと、スウェットパンツを脱ぎ捨て浴室へ行き、バブルバスを入れて半分湯をためた湯船に、メグミを抱えたまま入る。

一人暮らしの狭いマンションだが、ここの浴槽は広めにとってある。そこが良くてこの部屋を選んだのだ。
もちろん、女の子を連れ込むことを考えていたわけではないのだが、今はそれがちょうどいい。
バブルバスは、雑貨屋の店長から「これすごく気持ちいいよー」と勧められて、うっかり買ってしまったものの、男が一人でこれに入るのはどうかと冷静に考えて、使えずにいたものだ。

驚きの表情が顔に張り付いたままのメグミに微笑みかけ
「体中、べたべたで気持ち悪くない?」
そう聞くと、ハッとした表情を浮かべ、同時に恥ずかしそうになるメグミ。

それでも、バブルバスの泡でからだが見えないのが功を奏したのか、泡の中にすっかり身を沈め、緊張がほどけていくようだった。

これは、タモツの計算通りだ。脱がせやすく色っぽいセーターを貸し、湯船に泡を含んだ湯を蓄えておく。
昨夜乱れまくった体を温めて心を解きほぐし、今日は自分専用になってもらう。

泡で見えない中で、メグミの腕をとり、手をスポンジ代わりにして優しくこすっていく。
戸惑いを見せながらも、大人しくなすがままにされる。
両手をこすったら、両脇から肩、首へと手を動かし抱きしめるように背中をこする。
「あぁんっ」
小さな喘ぎ声に、フッと笑みがこぼれる。

「昨日も思ったけど、背中が感じるんだね」
体を少し離し、顔を見ると、潤んだ目で見つめ返してくる。
唇をとがらせて
「ちょっとイジワルですよね」と、少し震える声で言う、そのメグミがまた可愛くて
唇を重ねた。

舌を挿し入れると、待っていたように舌で応じてくれる。
んちゅっ
唾液が絡み合い、音を立てながら、お互いの口中を味わうようにキスをする。
タモツの手は、メグミの体を這い回る。
洗う
という主目的はすでに見失っている。

湯船の栓を抜き、泡を流し、シャワーを出してからだについた泡を落とすと、細い首筋に唇を落とす。
腰に回した腕を支えに、のけぞるようにして胸を突きだした格好になったメグミの体を舌で舐めまわす。

「はぁぁん」
熱い吐息がもれ、メグミの腕がタモツの背中にしがみつく。

「もう、だめだな」
そうつぶやくと、メグミを抱きかかえ、浴室から出て、タオルでさっと二人の体をふき、部屋に行く。

ベッドにメグミをそっとおろすと、その上に覆いかぶさる。
待ち焦がれたように、薄く開く唇に舌を差し入れ、激しくキスをする。
手は、メグミの体全体をまさぐり、乳房も乳首もすべて平等になでまわす。
昨晩の、執拗な乳房への刺激を期待したのに、かすめただけの、じらすような動きにメグミは身悶えし、からだが勝手に反り返り、胸を突きだす格好になる。

その姿を見てもまだじらし、首を、肩を、腕を、からだの脇の曲線をなぞるようになでまわす。

強い刺激を求めるのにかなわず、口に挿し入れられたタモツの舌を、吸い取るようにむさぼってしまうメグミ。
腰は勝手にうずうずと動き、足をくねらせる。

その様子を確認すると、舌で乳首に、指で蕾に同時に刺激を与える
「あっあぁぁぁぁああん」
待ち焦がれた刺激に、体中がしびれ、あふれだす蜜がタモツの手を激しく濡らす。

「すごいね。もうこんなになっちゃって。メグミちゃんはエッチで感じやすくて、すごくセクシーだ」
昨日はカナタもいたことから、言葉で乱すことはなかったタモツも、今日は遠慮がない。

蕾をいじりながら、花弁をまさぐり、グチョグチョと卑猥な音を立てる。

「いやぁんん」
手と舌と、そして言葉でいじられて、羞恥と快感に身を震わせる。

「ほら、ここ、こんなにビチョビチョになってるの、わかる?」
耳元に息を吹きかけながら囁く。
メグミは自分の唇をかむようになめ、さらに息を荒くする。

「かわいい。すごくかわいいよ。メグミちゃん」
メグミが唇を求めていることを理解しながらも、それをせず、耳に吐息を、蕾に刺激を与え続ける。

「はぁぁん。もぅ・・・おねがい」
うるんだ瞳でタモツを見る
「どうして欲しいの? メグミちゃんがして欲しいこと、なんでもしてあげるよ」
優しく話しかけるが実際は、求めることを言わせようとしてイジワルだ。
そして、蕾をいじる手は止めず、挿し入れた手指は細かく動いている。

「っっお、おねがい」
「何をして欲しいの?」
空いた手で、優しくメグミの髪をかきあげる。

口をパクパクして、次を言えないメグミ
「恥ずかしがらずに、言ってごらん。気持ち良くなること、なんでもしてあげるよ」
優しいまなざしでメグミを見つめ、なお秘部に置いた手は、そこをグチョグチョとまさぐり続ける。
「はぁぁん。もう、だめっ」
目をギュッとつぶった後、再び潤んだ瞳でタモツを見つめ
「キス・・して」
「どこに?」
「ぜ、ぜんぶ。ぜんぶに、キスして欲しいの」
その言葉を待ちわびたように、タモツの唇がメグミの唇をふさぐ。
唇をしっかり味わった後、メグミの要望通り、顔中にキスの雨をふらせ、首から下におりて、両の乳房と乳首をたっぷり味わい、腹部を堪能して、茂みに顔を沈める。

「はぅぅぅぅん。あぁん。すごい、すごいキモチイイ・・・」
舌と手指で秘部をいじられ、腰をくねらす。
ゴムをつけ、メグミの唇に優しいキスを落とすと
「イジワルしてごめんね」
そう言って、自らをメグミの中に挿れた。
「はうぅっ」
根元までしっかりおさめると、メグミの体を持ち上げ抱きしめて、唇を交わす。
「まだ痛い?」
心配そうに尋ねると、ぎゅっと閉じていた眼を開けて
「まだ、ちょっと。でも、ダイジョウブデス」
そう答えて、タモツにしがみつく。
メグミの背中とお尻に手をまわし、揉みなでしながら腰を優しく動かす。

「あぁぁっ」
感じているのか、熱く喘ぐ
「背中、弱いんだもんな」
さらに優しいタッチで、背中をなでまわし、嬌声を引き出す。
甘い声と共に、膣内は引き締まり、タモツにも快感をもたらしていく。
細い背中を腕で支え刺激しつつ、体を少し離して、メグミの顎をなめあげて、唇をかすめ、乳首を咥える。
口の中で乳首を舌で転がすと、喘ぎ声は高く、さらに膣内が締まる。

高まりを感じ、メグミの体を後ろに倒して、一気に貫く。
「あぁぁあぁぁぁっ」
「うっぅぅっ」

精を放ったあと、メグミに覆いかぶさるように倒れ掛かるタモツ。とはいえ、体重を全部かけたりせず、半分自分の腕で支える。
ぐったりしているメグミの首筋にキスをすると、可愛くピクンっと震える。

「キス、シテクダサイ」
おねだりされて、唇に優しく、そして熱いキスをする。
舌を入れてもなぜか返してこず、されるがままになっているが、それはそれで気持ちいい。
満足いくまでキスをすると、手でメグミの頬をなぞり

「次はどうして欲しい?」
先ほどのような、イジワルな意図は含まない、純粋な質問である。

「このまま、つながっていたいデス」
昨日、精を放たれた後、あっさり離れてしまったことへの、言外の不満だろうか。
そんな希望を持ってくれてすごく嬉しく思うと同時に、熱いものが中心に集まっていくのを感じ、メグミの中におさまったまま、再び活力を取り戻す。

「あぁぁっつん」
自分の中で膨らむ高まりに、驚きの声をあげるメグミ
「ふっすごいパワーだな」
自身が復活して、二回戦のゴングを頭の中で聞いたような気がするタモツは、思わず笑いながら、そのメグミの魅力を称賛する。

「メグミちゃんのおかげで、復活しちゃったよ。すごくセクシーで、可愛い。今日は一日中、堪能させてもらうことにしよう」
そう告げると再びキスをして、手で乳房をもみ、背中とお尻をなでまわす。

メグミは、それを承諾するかのように、キスを返し、腰をわずかにゆする。

結局、その後二人は何度もつながり、つながったまま眠り、目覚めると求め合い、メグミのお腹が異論を唱えるまで、繰り返し快楽をむさぼりあった。

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