レーヴハーモニー輝く星の希望

天羽睦月

文字の大きさ
23 / 56

第23話 練習成果

しおりを挟む
愛理は早く習得しますと言って、再度フライの魔法を発動させた。 愛理は星空校長と葵に言われたことを考えながら、再度宙に浮く。 身体の力を入れすぎずに、バランスを取っていく愛理は、ついに自由に少しずつ動くことが出来た。

「やった! 葵ちゃんみたいに動けるようになった!」

愛理は喜んでいると、星空校長が調子に乗ったらすぐ落下するぞと注意をした。 愛理はそうでしたと言い、すぐさま飛ぶことに集中をした。

「だんだんと飛べるようになった! 次は飛びながら別の魔法を……」

そう呟く愛理は、フライを発動させながらライトソードを発動させようとすると、意識が別の方にいってしまいフライの魔法が切れた。

「うわぁ!?」

ライトソードすらも上手く発動出来ずに、地面に落下してしまった。 その様子を見ていた星空校長は、二つの魔法はを発動させるのは簡単だが、フライはまた別問題だと言う。

「フライの魔法によって多少は飛べるようになっても、未だに素早くは動けていないから、集中と意識が別のところにってしまうと解除されてしまうのだろう」

そういう星空校長の言葉を聞いた愛理と葵は、分かりましたと良い笑顔で返事をしていた。

再度愛理と葵はフライの魔法を発動させようとしたところ、下校時刻を知らせるチャイムが鳴り響いていた。

その音を聞いた星空校長は、今日の部活はここまでだなと言って帰宅して身体を休めてくれと二人に言った。

「ありがとうございます!」

そう愛理と葵は星空校長に言って、二人して部室に帰って帰り支度をした。 帰宅中に、愛理は葵と楽しく笑いながら帰ることが楽しくてたまらなかった。

「じゃ、私はここだから愛理ちゃんまた明日ね!」

葵と別れた愛理は、またねと返して帰路についていく。 愛理は登校二日目だが、新鮮なことばかりなのと、知らない魔法や、魔法の練習が出来ることが嬉しかった。

しかし、嫌なこともあると落胆をしている。 それは魔法教科以外の学科科目である。 愛理は魔法のことばかり考えていて、二日とはいえ学科科目のことをほぼ考えていなかった。

「魔法だけ勉強したいけど、そんなことはダメよね……はぁ……憂鬱だわ……」

まだ高等学校の学科授業が始まったばかりなので、そこまで焦らなくていいかと思う愛理だが、いつか葵に怒られそうだなとも思っていた。

そして、翌日も学科授業の後に魔法の授業を終えて部活の時間になると、フライの魔法を再度練習をしていた。

昨日とは違って、アドバイスされた通りに愛理は魔法を発動させていく。 歩くような速さで移動が出来るようになり、小走り程度まで葵と共に動くことが出来るようになっていた。

「やった! ここまでできた!」

愛理と葵が喜んでいると、星空校長がここまで早く出来るようになるとは思わなかったと言っていた。 それに対して愛理は、葵と頑張りましたと返答をした。

星空校長は、その行使で自主練習をしていけば思う通りに素早く動けるようになるだろうと言う。 それからは部活の活動時間終了時刻まで、愛理と葵はフライの魔法の練習を続けていた。

「そろそろ部活終了の時刻だな。 今日はこれで解散にしよう」

星空校長のその言葉を聞いた二人は、後片付けをして部室に戻っていく。 部室には星空校長が椅子に座って、一冊の本を読んでいた。

「何の本を読んでいるんですか?」

愛理のその言葉に、星空校長は光の柱から出てきた救世主のことが書かれている本だよと教えてくれた。

「私たちを救ってくれた救世主のことですか!?」

葵は星空校長に詰め寄って、私好きなんですと言う。 急に詰め寄ってきた葵に驚きながらも、星空校長はあまりいいことは書かれていないぞと言う。

「そうなんですか!? 私が知っている書籍類では、救世主たちは素晴らしかったと書かれていましたけど……」

葵のその言葉に星空校長は、それだけが真実ではないぞと言う。

「この前教えた人を攫ったことの他にも、流れ玉での殺人や囚われていた日本人共々怪物を殺したりと、残虐なこともしていたと聞いている」

その言葉を聞いた愛理と葵の顔は青ざめていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?

あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】 世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。 「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。 ・神話級ドラゴン  ⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺) ・深淵の邪神  ⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決) ・次元の裂け目  ⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い) 「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」 本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……? 「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー! 【免責事項】 この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。 ※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

橘若頭と怖がり姫

真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。 その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。 高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。

あべこべな世界

廣瀬純七
ファンタジー
男女の立場が入れ替わったあべこべな世界で想像を越える不思議な日常を体験した健太の話

「追放された雑用係の俺、《真理の鑑定眼》で隠れた天才を集めたら最強パーティになっていた」

きりざく
ファンタジー
ブラック企業で過労死した男は、異世界に転生し《真理の鑑定眼》を授かった。 それは人や物の“本当の価値”、隠された才能、そして未来の到達点までを見抜く能力だった。 雑用係として軽視され、ついには追放された主人公。 だが鑑定眼で見えたのは、落ちこぼれ扱いされていた者たちの“本物の才能”だった。 初見の方は第1話からどうぞ(ブックマークで続きが追いやすくなります)。 評価されなかった剣士、魔力制御に欠陥を抱えた魔法使い、使い道なしとされた職業―― 主人公は次々と隠れた逸材を見抜き、仲間に迎え入れていく。 やがて集ったのは、誰もが見逃していた“未来の最強候補”たち。 鑑定で真価を示し、結果で証明する成り上がりの冒険が始まる。 これは、見る目のなかった世界を置き去りに、 真の才能を集めて最強パーティへと成り上がる物語。

処理中です...