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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
185 勝手なことをするな!
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着替えて寮の部屋に戻る。なぜかユエと副会長も一緒にだ。
「二人は来る必要はないと思うよ?」
扉を開きつつルイは一言。ちょっと待て。無防備すぎだろう? 絶対……。
「ルイ!」
やっぱり。ルイに猛烈タックルをかましたのは確認するまでもなくカエデさん。もう、さすがに見慣れたけどさ。そして、絶対倒れないルイも通常だよな。
「入口は狭いから、危ないって何回も言ってると思うけど」
「倒れないでしょう?」
「倒れるつもりはないけど、サクヤなら間違いなく団子状態で倒れるよ」
「ちゃんと確認してから抱き付いてるから」
確認してても、危険なことに変わりないと思うけど。
「あら。いつも抱き付いてるの? 私も抱き付いちゃおうかしら」
声の方に視線をつけると、呆れ気味のクレハさんとクチバさん。嬉々としているシロガネさん。その後ろに魔法大臣。あれ? ルイの両親がここに一気に来れるのは分かるけどさ、他の人は無理だろう? ……そうか、クレハさんが連れてきたんだな。納得。
「やめてください。シロガネさんとダブルで来られると、さすがの私も受け止めきれないから」
ルイは無表情でスパッと切り落とす。本当に落ち着いたよな、落ち着きすぎだけどさ。
「ほら、早く入れ」
呆れたような声に振り返ればそこにいたのは担任夫婦。面子が揃ったな。で、ユエと副会長は帰るつもりねぇんだな。
「見せてもらおうか?」
魔法大臣に促されて、オレは寝室に置いてある籐の籠を取りに向かった。二匹がピクリと反応してオレに視線を向けてくる。なんていうか、大きくなると威圧感が半端ねぇのな。まあ、慣れたけど! 籠に掛けてある結界を解除して、持ち上げる。みんなのいるリビングに戻るとき、キンとギンも後をついてきた。当然、ルイ以外の全員の顔が引き攣ってる。分かるけどさ。
「本当に大きくなったんだ」
ユエ、なぜに副会長を壁にしてる。キンとギンは大きくなっただけで、中身はあのときのままだぞ。戯れてくると若干、危険を感じるけどさ。
「サクヤ」
ルイがテーブルの上に籠を置くように言ってきた。どうして、オレが籠を取りに行ったかって言うと、結界を簡単に解除できるのがオレだからだ。掛けたのはオレだからさ。テーブルの上に籠を置いて、ルイが副会長の視線から逸らすために掛けた布を除ける。現れた見た目が鶏の卵を露わにする。少し半透明がかってるのが、鶏の卵じゃないって分かるけどさ。
「前に渡された卵と感じが違うな」
担任が一言ポツリと言った。違うって?
「そうだな。根本的なものが違うのだろう」
魔法大臣もゆっくりと頷く。三つの卵と三組の資格を持つ夫婦。ん? 二つ卵が反応してるな? もしかして、精霊を持ってきてるのか?
「あのさ。遺伝情報を抱えた精霊を持ってきてるのか?」
「ツユハが離さないからな」
担任が呆れたようにツユハ先生を見下ろしてる。
「私達の場合はエアリエルが常時、側にいるのよ。普段は姿を隠してはいるけど」
やっぱり、エアリエルが精霊を抱えてるのかよ。熱心だよな。
「あの話は本当なのか?」
魔法大臣に話が伝わってるんだな。精霊の加護はなかなか得られないって言ってたから、生まれる子はある意味珍しい存在になるんだろうな。
『最後まで関わるつもりだと言っただろう?』
微かな風が吹きクチバさんとシロガネさんの間に何かを抱えた精霊が現れた。本当に側にいるし。フワリと卵に近づいて観察してるのはなぜだ?
『これだな』
は?! ちょっと待てよ! まだ、許可出てねぇ! 一つの卵にスーッと取り込まれた精霊。代わりに何かが飛び出してきて、エアリエルと何かを話してる。って、勝手なことするな!
「二人は来る必要はないと思うよ?」
扉を開きつつルイは一言。ちょっと待て。無防備すぎだろう? 絶対……。
「ルイ!」
やっぱり。ルイに猛烈タックルをかましたのは確認するまでもなくカエデさん。もう、さすがに見慣れたけどさ。そして、絶対倒れないルイも通常だよな。
「入口は狭いから、危ないって何回も言ってると思うけど」
「倒れないでしょう?」
「倒れるつもりはないけど、サクヤなら間違いなく団子状態で倒れるよ」
「ちゃんと確認してから抱き付いてるから」
確認してても、危険なことに変わりないと思うけど。
「あら。いつも抱き付いてるの? 私も抱き付いちゃおうかしら」
声の方に視線をつけると、呆れ気味のクレハさんとクチバさん。嬉々としているシロガネさん。その後ろに魔法大臣。あれ? ルイの両親がここに一気に来れるのは分かるけどさ、他の人は無理だろう? ……そうか、クレハさんが連れてきたんだな。納得。
「やめてください。シロガネさんとダブルで来られると、さすがの私も受け止めきれないから」
ルイは無表情でスパッと切り落とす。本当に落ち着いたよな、落ち着きすぎだけどさ。
「ほら、早く入れ」
呆れたような声に振り返ればそこにいたのは担任夫婦。面子が揃ったな。で、ユエと副会長は帰るつもりねぇんだな。
「見せてもらおうか?」
魔法大臣に促されて、オレは寝室に置いてある籐の籠を取りに向かった。二匹がピクリと反応してオレに視線を向けてくる。なんていうか、大きくなると威圧感が半端ねぇのな。まあ、慣れたけど! 籠に掛けてある結界を解除して、持ち上げる。みんなのいるリビングに戻るとき、キンとギンも後をついてきた。当然、ルイ以外の全員の顔が引き攣ってる。分かるけどさ。
「本当に大きくなったんだ」
ユエ、なぜに副会長を壁にしてる。キンとギンは大きくなっただけで、中身はあのときのままだぞ。戯れてくると若干、危険を感じるけどさ。
「サクヤ」
ルイがテーブルの上に籠を置くように言ってきた。どうして、オレが籠を取りに行ったかって言うと、結界を簡単に解除できるのがオレだからだ。掛けたのはオレだからさ。テーブルの上に籠を置いて、ルイが副会長の視線から逸らすために掛けた布を除ける。現れた見た目が鶏の卵を露わにする。少し半透明がかってるのが、鶏の卵じゃないって分かるけどさ。
「前に渡された卵と感じが違うな」
担任が一言ポツリと言った。違うって?
「そうだな。根本的なものが違うのだろう」
魔法大臣もゆっくりと頷く。三つの卵と三組の資格を持つ夫婦。ん? 二つ卵が反応してるな? もしかして、精霊を持ってきてるのか?
「あのさ。遺伝情報を抱えた精霊を持ってきてるのか?」
「ツユハが離さないからな」
担任が呆れたようにツユハ先生を見下ろしてる。
「私達の場合はエアリエルが常時、側にいるのよ。普段は姿を隠してはいるけど」
やっぱり、エアリエルが精霊を抱えてるのかよ。熱心だよな。
「あの話は本当なのか?」
魔法大臣に話が伝わってるんだな。精霊の加護はなかなか得られないって言ってたから、生まれる子はある意味珍しい存在になるんだろうな。
『最後まで関わるつもりだと言っただろう?』
微かな風が吹きクチバさんとシロガネさんの間に何かを抱えた精霊が現れた。本当に側にいるし。フワリと卵に近づいて観察してるのはなぜだ?
『これだな』
は?! ちょっと待てよ! まだ、許可出てねぇ! 一つの卵にスーッと取り込まれた精霊。代わりに何かが飛び出してきて、エアリエルと何かを話してる。って、勝手なことするな!
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