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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
196 あそこは、どこ?
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「何日か一人で寝てたし、いつも抱きついて寝てるから癖なんだって」
ユエが言った一言。つまり、オレとルイとは逆になるのか?
「そっちは?」
セイトが腕を組んでいきなりオレとルイに問いかけてきた。そっちって?
「どうせ、どっちかが抱きついてんだろう?」
「言う必要があるのかよ?」
「いや。好奇心だ」
待て待て、好奇心だけで訊いてくんじゃねぇよ。
「オレの両親もどっちかが抱きついて寝てるみたいだしな。そう考えると、どっちかが抱きついてるっていう結論に達する」
そんな結論出すんじゃねぇよ。
「ルイとサクヤの場合。確実にルイでしょう?」
「きっぱり言うね」
副会長の言葉に、ルイが響くように言ってる。
「サクヤは抱きつくというより、抱きつかれるタイプだ」
何を基準で言ってやがる。
「それに、大衆の前では飄々としてるだろうけど、顔見知りの前じゃ、サクヤに甘えてるしね」
副会長はよく観察してるな。
「降参。抱きついてるのは私だよ」
「なに、バラしてんだよ」
「隠すようなことでもないでしょう? それに、セイトはトウヤに羽交締めで寝ることになるよ」
ルイの言葉にセイトが撃沈。まだ、足掻いてんだろう?
「まだ、認めてない……」
「あの部屋。寝室、ベッドは一つでしょう? 毎日、どうやって寝てるの?」
「布団でベッドの真ん中に境界線を作ってる」
本当に攻防戦を続けてたのか。それをサラッと言えるセイトも凄いけどな。
「諦めて受け入れた方がいいと思うけどね」
副会長が静かな声で告げた。
「感情は二の次だっていうのは分かってる。ただ、俺の中の何かが納得してない。ただ、それだけなんだ」
セイトが窓の外に視線を向ける。
「オレも納得はしてなかったけどさ」
「サクヤは流され体質。ユエは鍵外された時点で受け入れた。俺とは確実に違うだろう。それに、魔力の質と強さで受け入れるのが俺だって言うのが……」
やっぱりそこかよ。
「互いに抱き合えば?」
ルイがのほほんと爆弾投下! どういうことだよ?!
「これって、実はあまり知られてないんだけどね。トウヤとセイトは体格も変わらないし。魔力にしても確かに若干、トウヤの方が上だけど、大差ないでしょう? そうなると、どちらかが受け入れるだけでは都合が悪い状態になるよ」
「トウヤの方が破壊の魔力が強いでしょう?」
副会長はルイに質問を投げかけた。
「そうだけどね。セイトもそれなりに破壊の魔力を持ってるでしょう。ユエのように半々ってわけではないだろうけど。身長があるってことはそれなりの強さだよ」
そうだよ。セイトは風紀委員長並みに身長があるんだ。
「癒しの魔力並みに破壊の魔力が機能している証拠だよ。だから、受け入れるだけじゃなく、相手にも受け止めてもらわないと」
「じゃあさ。風紀委員長を懐柔しないと」
ユエが楽しそうにそう言った。懐柔するってどう言うことだ?
「トウヤはセイトを抱く側だと思ってるみたいだからね。これは、約束を取り付けないと」
副会長まで、ユエに賛同した。この二人、簡単に結託するよな。この三年で、確実に似た者夫婦になってるよな。
「その情報の出所ってあそこかよ?」
「そう、あそこ」
「前と集める情報の質が確実に違うんじゃねぇの?」
「これは趣味だと思うよ」
セイトが不審気にオレとルイに視線を投げて来た。
「あそこって、どこのことだよ?」
「それは秘密だからね」
ルイが鉄壁の微笑みで、セイトの言葉を躱した。
ユエが言った一言。つまり、オレとルイとは逆になるのか?
「そっちは?」
セイトが腕を組んでいきなりオレとルイに問いかけてきた。そっちって?
「どうせ、どっちかが抱きついてんだろう?」
「言う必要があるのかよ?」
「いや。好奇心だ」
待て待て、好奇心だけで訊いてくんじゃねぇよ。
「オレの両親もどっちかが抱きついて寝てるみたいだしな。そう考えると、どっちかが抱きついてるっていう結論に達する」
そんな結論出すんじゃねぇよ。
「ルイとサクヤの場合。確実にルイでしょう?」
「きっぱり言うね」
副会長の言葉に、ルイが響くように言ってる。
「サクヤは抱きつくというより、抱きつかれるタイプだ」
何を基準で言ってやがる。
「それに、大衆の前では飄々としてるだろうけど、顔見知りの前じゃ、サクヤに甘えてるしね」
副会長はよく観察してるな。
「降参。抱きついてるのは私だよ」
「なに、バラしてんだよ」
「隠すようなことでもないでしょう? それに、セイトはトウヤに羽交締めで寝ることになるよ」
ルイの言葉にセイトが撃沈。まだ、足掻いてんだろう?
「まだ、認めてない……」
「あの部屋。寝室、ベッドは一つでしょう? 毎日、どうやって寝てるの?」
「布団でベッドの真ん中に境界線を作ってる」
本当に攻防戦を続けてたのか。それをサラッと言えるセイトも凄いけどな。
「諦めて受け入れた方がいいと思うけどね」
副会長が静かな声で告げた。
「感情は二の次だっていうのは分かってる。ただ、俺の中の何かが納得してない。ただ、それだけなんだ」
セイトが窓の外に視線を向ける。
「オレも納得はしてなかったけどさ」
「サクヤは流され体質。ユエは鍵外された時点で受け入れた。俺とは確実に違うだろう。それに、魔力の質と強さで受け入れるのが俺だって言うのが……」
やっぱりそこかよ。
「互いに抱き合えば?」
ルイがのほほんと爆弾投下! どういうことだよ?!
「これって、実はあまり知られてないんだけどね。トウヤとセイトは体格も変わらないし。魔力にしても確かに若干、トウヤの方が上だけど、大差ないでしょう? そうなると、どちらかが受け入れるだけでは都合が悪い状態になるよ」
「トウヤの方が破壊の魔力が強いでしょう?」
副会長はルイに質問を投げかけた。
「そうだけどね。セイトもそれなりに破壊の魔力を持ってるでしょう。ユエのように半々ってわけではないだろうけど。身長があるってことはそれなりの強さだよ」
そうだよ。セイトは風紀委員長並みに身長があるんだ。
「癒しの魔力並みに破壊の魔力が機能している証拠だよ。だから、受け入れるだけじゃなく、相手にも受け止めてもらわないと」
「じゃあさ。風紀委員長を懐柔しないと」
ユエが楽しそうにそう言った。懐柔するってどう言うことだ?
「トウヤはセイトを抱く側だと思ってるみたいだからね。これは、約束を取り付けないと」
副会長まで、ユエに賛同した。この二人、簡単に結託するよな。この三年で、確実に似た者夫婦になってるよな。
「その情報の出所ってあそこかよ?」
「そう、あそこ」
「前と集める情報の質が確実に違うんじゃねぇの?」
「これは趣味だと思うよ」
セイトが不審気にオレとルイに視線を投げて来た。
「あそこって、どこのことだよ?」
「それは秘密だからね」
ルイが鉄壁の微笑みで、セイトの言葉を躱した。
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