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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
211 地下通路
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お祝いにと用意された料理は、あまりに量が多すぎた。話しながら食べてはいたけどさ、食べきれねぇよ。残った料理だけど、廃棄は勿体無い。だから、それぞれにパックしてもらって、持ち帰ることになった。ライカ曰く、両親に食べてもらう。何かあったときに、この店を使ってくれるように頼むには、舌を唸らせるに限るらしい。そういった理由で、持ち帰り決定になった。
「先生達はどうするんだ?」
「先輩達と話してくるわ。滅多に顔を合わせないしな」
そう言った二人は卵の籠を持って店の奥に足を向けた。で、オレ達はと言うと……。
「この後、時間も空いてるし、コウガ、案内して」
いきなりそんなことを言ったルイ。当然、疑問顔のコウガ。
「え?」
「ほら、いるかどうか確認して欲しいんでしょう? 私達が本格的に仕事を始めたら、後回しになるよ。優先順位は本人達が揃ってる夫婦だからね」
そうだよな。絶えた血筋は後回しだろうな。まず、育ててくれる一族の人がいるかどうか、からだろうし。
「調べてくれるの?!」
「コウガの話だと、少なくとも、育てる気はあるんでしょう? 顔見知りってことで、たまたま、行った館に精霊がいたって言えば問題ないしね」
ルイも鬼畜じゃねぇからな。で、どうして、みんなついてくんだ? リッカは結婚相手だから理解できるとして、ユエとライカ、セイトとトウヤ、ヒュウガまでぞろぞろと。
「……どうして付いて来るの?」
ルイもさすがに訊くよな。
「こんな珍しいこと、滅多にお目にかかれないでしょう?」
ライカが瞳を輝かせてる。……いや、全員だよな。
「珍しいって……、ライカとユエは見てるでしょう?」
「精霊を捕獲する現場は見てないからね」
あんなの見たって、面白くないと思うんだけど? 言い争っても仕方ねぇし、まさに大移動状態でコウガの実家に突撃。コウガの話では、実家は本家館の隣にあるらしい。なんで隣なんだ?
「外ではちょっとね」
移動魔法で移動して(コウガと手を繋いで誘導してもらってるけど)、躊躇いなく入って行くし。それに驚いたんだろうな。奥の方から出てきたのは見た目は若い男二人。コウガの両親だよな。
「どうした?」
「今日、来ることになってなかっただろう?」
コウガは掻い摘んで両親に説明してる。卵の魔法使いについては魔法使いの中でもトップシークレットの秘密事項。知っているのは魔力の強い魔法使いのみで、魔法省内でも実は知らない人も多い。
コウガの両親は驚いたようにオレとルイに視線を向けた。信じられねぇんだろうな。まだ、高校を卒業したばかり。そんな二人が卒業前から卵の魔法使いになることが決定している。過程は話すわけにはいかねぇけど。コウガも知っている部分はあっても、上手く端折ってる。
「本当なのか?」
「本当かは調べてもらわないと分からないけど。顔見知りだから特別に調べてくれるって。だから……」
コウガは傍系の一族に落胆された記憶が鮮明なんだろうな。だから、両親と比べると必死さが違うんだろうけど。
「分かった……」
一言、簡潔に答えた、多分、父親の方。促されるまま、ここでも、後ろにぞろぞろ引き連れてなぜか地下に降りて行く。ん? なんで地下なんだ?
「もしかして、地下で繋がってるの?」
「そうなんだ。上の入り口はガッチリ封印してあって、入れないようになってる。唯一の綻びは隣にあるこの館の地下の通路だけなんだ」
「なんでまた?」
「卵が解けた話をしたと思うけど、その影響だって話。もしかしたらって、まあ、一族の人間の淡い期待だよ」
一枚の扉に施された封印を父親が解いて、オレ達は隣の館に足を踏み入れた。
「先生達はどうするんだ?」
「先輩達と話してくるわ。滅多に顔を合わせないしな」
そう言った二人は卵の籠を持って店の奥に足を向けた。で、オレ達はと言うと……。
「この後、時間も空いてるし、コウガ、案内して」
いきなりそんなことを言ったルイ。当然、疑問顔のコウガ。
「え?」
「ほら、いるかどうか確認して欲しいんでしょう? 私達が本格的に仕事を始めたら、後回しになるよ。優先順位は本人達が揃ってる夫婦だからね」
そうだよな。絶えた血筋は後回しだろうな。まず、育ててくれる一族の人がいるかどうか、からだろうし。
「調べてくれるの?!」
「コウガの話だと、少なくとも、育てる気はあるんでしょう? 顔見知りってことで、たまたま、行った館に精霊がいたって言えば問題ないしね」
ルイも鬼畜じゃねぇからな。で、どうして、みんなついてくんだ? リッカは結婚相手だから理解できるとして、ユエとライカ、セイトとトウヤ、ヒュウガまでぞろぞろと。
「……どうして付いて来るの?」
ルイもさすがに訊くよな。
「こんな珍しいこと、滅多にお目にかかれないでしょう?」
ライカが瞳を輝かせてる。……いや、全員だよな。
「珍しいって……、ライカとユエは見てるでしょう?」
「精霊を捕獲する現場は見てないからね」
あんなの見たって、面白くないと思うんだけど? 言い争っても仕方ねぇし、まさに大移動状態でコウガの実家に突撃。コウガの話では、実家は本家館の隣にあるらしい。なんで隣なんだ?
「外ではちょっとね」
移動魔法で移動して(コウガと手を繋いで誘導してもらってるけど)、躊躇いなく入って行くし。それに驚いたんだろうな。奥の方から出てきたのは見た目は若い男二人。コウガの両親だよな。
「どうした?」
「今日、来ることになってなかっただろう?」
コウガは掻い摘んで両親に説明してる。卵の魔法使いについては魔法使いの中でもトップシークレットの秘密事項。知っているのは魔力の強い魔法使いのみで、魔法省内でも実は知らない人も多い。
コウガの両親は驚いたようにオレとルイに視線を向けた。信じられねぇんだろうな。まだ、高校を卒業したばかり。そんな二人が卒業前から卵の魔法使いになることが決定している。過程は話すわけにはいかねぇけど。コウガも知っている部分はあっても、上手く端折ってる。
「本当なのか?」
「本当かは調べてもらわないと分からないけど。顔見知りだから特別に調べてくれるって。だから……」
コウガは傍系の一族に落胆された記憶が鮮明なんだろうな。だから、両親と比べると必死さが違うんだろうけど。
「分かった……」
一言、簡潔に答えた、多分、父親の方。促されるまま、ここでも、後ろにぞろぞろ引き連れてなぜか地下に降りて行く。ん? なんで地下なんだ?
「もしかして、地下で繋がってるの?」
「そうなんだ。上の入り口はガッチリ封印してあって、入れないようになってる。唯一の綻びは隣にあるこの館の地下の通路だけなんだ」
「なんでまた?」
「卵が解けた話をしたと思うけど、その影響だって話。もしかしたらって、まあ、一族の人間の淡い期待だよ」
一枚の扉に施された封印を父親が解いて、オレ達は隣の館に足を踏み入れた。
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