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七話――《フードサービス・YUKI》
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私と杏子の二人は交互に見張りという名の休息を取りながら規定時間になるのを待っていた。
――ピピピッ、ピピピッ。
小高い電子音を発しながら二人の携帯端末にメッセージが届く。
《現在の時刻、午後十時。これより休息時間帯に移行する。戦闘は控えるように。――繰り返す。これより休息時間帯に移行する……》
物陰に隠れるように周囲を警戒しながら外の様子を見ていた私はスッと壁際に身を隠し、透かさず携帯端末を開く。薄暗い室内に僅かな光が洩れると、横になって眠りこけていた杏子が目を覚ます。
私は休息時間、もとい午後十時になったことを確認すると、僅かながら緊張が解れ、自然と肩から力が抜ける。壁際を擦りながら座り込む私は、安堵すると共に行動を開始するように杏子へ目線を送った。
「ふぅ、やっと指定時間か。ん――っ、長かったな!」
杏子は立ち上がると、両手を腰に当て軽く背を伸ばす動作を取る。
私はそんな緊張感のない杏子を見つめながら心が一瞬だけ癒され、僅かに口元が緩む。
「もう、杏子ったら。仕方ないわね」
しかし、不思議に思うことがあった。私と杏子が交互にビルの一角から地上を見下ろして誰かが通過しないか確認してはいたものの、誰一人通過者がいなかったのだ。
開始時には三千人ほどの人がいたはずなのに。
みんな私と同じようなことを考えて行動しているのだろうか? だとすれば、この時間帯からの行動は多少リスクが生じてくる。しかし、行動しなければ武具の確認や食料調達すら危うくなってくる。まだ、バトルロワイヤルが開始して間がないし、急に襲ってきたりはしないとは思いたいけど、先ほどの杏子の言葉が私の心に何度も問いかける。
第一に各店舗の営業時間の確認と設定金額の確認をしたいところだけど、ペナルティの確認の方が優先事項、かな。
そう思いながら立ち上がると、杏子に一言念を押す。
「今から私達は各店舗の時間帯の確認をしに行くけれど、誰か知らないグループに遭遇したら警戒を怠らないこと。相手がどんな能力者かわからないうちは迂闊に挑発しないほうがいいと思うし、相手もこちらのことを警戒すると思う」
「ああ、わかってるって。それに、あたしのランクを見たら相手も逃げていくんじゃないのか?」
――ん? そういえば、そうだ。杏子はランクAの能力者。確か、ランク付けは上からS、A、B、C、D、Eだったような。っということは、ランクAの能力者はそうはいないだろう。これはラッキーだ。ブラフに出来かねない。
私は杏子の言葉にニヤリと笑みを浮かべ、妄想する。そんな私を杏子は無理矢理はにかみながら、
「おいおい、大丈夫か? 顔が怖いぞ?」
「へっ? あ、うん。――ゴメン。考え事をしてた」
私は自分の表情を元に戻そうと、頬を両手でむにむにと押さえて整えた。
私達がやってきたのは十階建ての建物から降りて最寄りの、食料品だけが販売されている店舗。外観はビルの中に店舗が入れられているようで、外から見る限り、遮光扉で閉められている為か、近づかないと本当にここに店があるのかどうか分からなかった。
私は目を細め、地図を再度見る。
「ここ、よねぇ?」
「ガイドブックには何て表示されているんだ?」
杏子に言われ、ガイドブックを片手にパラパラと捲りながら確認を急ぐ。
「え~っと、フードサービス『YUKI』……?」
私と杏子は再度、建物の外観を見上げる。黒塗りされた建造物。周囲の建物も同様な形で聳え立っている。周囲を見渡し、どの建物を見ても、それらしき看板もなければ表示もされていない。
「どういうこと?」
「どういうことだ?」
私たちは見合わすと、口をそろえて疑問符を頭に浮かべる。
これって、もしかしてガイドブックを無くすと『店が何処にあるのか分からないようになるんじゃないのか』と一瞬、冷や汗を感じる。
「まぁ、なんだ。――あれこれ考えても仕方ないし、中に入って確認しないか?」
杏子は私の前に出ると黒塗りされた遮光扉を引いて開けた。
店内は意外にも明るく、商品も綺麗に陳列されていた。まず、目に入ったのが入口正面のショーケース。フードサービスという事だけあって食品サンプルが多数並んでいた。
しかし、私が思っていたのはコンビニのような売り買いが出来る店舗。こんな悠長に居座って飲食を楽しむ場所ではない。私は少し落胆しながらも、何か持ち運び可能な飲食物が売られていないか見て回る。
当然、誰一人として居座っている様子はなかった。
「いらっしゃいませ~♪」
突如として店内に響き渡る小高い声色に私は肩をビクッと上げて驚く。振り返ると、ツインテールをしたメイド服姿の女性が一人、カウンターで両手を前に揃えて立っていた。
私は目を丸くしながら呆気に取られる。当然だろう。場違いにも程度《ほど》がある。こんな殺伐とした場所に飲食が出来るフード店。
しかも、店員はメイド。
あり得ないし、意味が分からない。管理者は何を思って配置したのか。
私は目を潜めながらメイド服姿の女性店員へと近づき、声を荒らす。
「ちょっとお尋ねしたいんだけど、ここに持ち運び可能な飲食物は売られているのかな?」
「はい! こちらで御座います!」
全く動じず、ハキハキとした対応をする店員。カウンターの前に注文表を差し出してくる。
私はそれに目を通すと、急に怒りが込み上げてきた。何故なら、そこに載っている商品は全て店内での飲食物であったからだ。この店員、私の言葉が通じなかったのかな? なんて、考えながらも眉をヒクヒクさせて苦笑い。
「私が言いたいのは、こういった店内商品じゃなくて、おむすびとか、ペットボトル飲料水とかないのかな? ――って聞いているんだけど?」
引きつった表情を見せる私の横で杏子が店員との会話に割って入ってくる。
「沙織、ちょっと待て。この注文表をよく見て見ろ」
杏子の意味深な言葉に私は冷静さを取り戻すと、再度注文表に目を落とす。
先ほどまでは注文表に載っている写真や値段にしか目が向いていなかったが、よくその他の文言を読んでみると、意外な言葉が書かれていた。
《店内飲食の場合は半額。更に、一品追加の度、それぞれ十%OFF》
例えば、私が三百円のサンドイッチを頼み、杏子が四百円のハンバーガーを注文すると、三百円の半額で百五十円。四百円の半額で二百円。更に、四百円の十%OFFで四十円となり、七百円の飲食物が三百十円になって格安となるのだ。
店内に滞在すると言うリスクがある反面、格安で飲食できるという利点。
急に私は戸惑った表情をしてしまい、荒立てていた声が子猫のように小さくなる。
「あ、先ほどは怒鳴ってしまってゴメンなさい。知らなかったの、見ていなかったのよ」
「いいえ、初めての方はいつも声を荒立てますので、全く気にしていません」
――は? 私、凄く馬鹿にされた? でも、ここで怒っては相手の思うつぼ。
冷静に、冷静に、冷静に……。
私は自分自身に言い聞かせると、深呼吸をして注文を始める。
「えっと、じゃあ私はサンドイッチとレモンティ一つ」
「あたしはカツ丼だけでいい」
私達は会計を前払いすると、店内に設置してある簡易式の椅子に腰を落とす。
サンドイッチ三百円《半額で百五十円》とレモンティ百五十円《半額で七十五円》、それに杏子のカツ丼五百円《半額十%OFFで二百円》で合計四百二十五円か。思っていたより、かなり割安な店ね。
「…………」
――本当に割安なのかな? 別の店をまだ見ていないから何とも言えないけれど、一般的に考えると割安。しかし――。
私は拳を作り口元に持っていき、考えるように唸っていると、杏子が私の顔を覗き込むように見てくるのだった。
「どうしたんだ? そんなに眉間にしわをよせて」
「ここのお店って割安なのかな? ――って思って」
「はっはっは。沙織は心配性だなぁ。一回の飲食で二人合わせてワンコイン。これの何処が割安じゃないっていうんだ?」
確かに。言われてみるとそうだ。二人合わせて五百円で済む飲食店なんか、何処を探してもないだろう。少し考えすぎだと自分自身に言い聞かす。
肩を撫でおろすと、私達は注文した品を雑談しながら楽しむのであった。
――ピピピッ、ピピピッ。
小高い電子音を発しながら二人の携帯端末にメッセージが届く。
《現在の時刻、午後十時。これより休息時間帯に移行する。戦闘は控えるように。――繰り返す。これより休息時間帯に移行する……》
物陰に隠れるように周囲を警戒しながら外の様子を見ていた私はスッと壁際に身を隠し、透かさず携帯端末を開く。薄暗い室内に僅かな光が洩れると、横になって眠りこけていた杏子が目を覚ます。
私は休息時間、もとい午後十時になったことを確認すると、僅かながら緊張が解れ、自然と肩から力が抜ける。壁際を擦りながら座り込む私は、安堵すると共に行動を開始するように杏子へ目線を送った。
「ふぅ、やっと指定時間か。ん――っ、長かったな!」
杏子は立ち上がると、両手を腰に当て軽く背を伸ばす動作を取る。
私はそんな緊張感のない杏子を見つめながら心が一瞬だけ癒され、僅かに口元が緩む。
「もう、杏子ったら。仕方ないわね」
しかし、不思議に思うことがあった。私と杏子が交互にビルの一角から地上を見下ろして誰かが通過しないか確認してはいたものの、誰一人通過者がいなかったのだ。
開始時には三千人ほどの人がいたはずなのに。
みんな私と同じようなことを考えて行動しているのだろうか? だとすれば、この時間帯からの行動は多少リスクが生じてくる。しかし、行動しなければ武具の確認や食料調達すら危うくなってくる。まだ、バトルロワイヤルが開始して間がないし、急に襲ってきたりはしないとは思いたいけど、先ほどの杏子の言葉が私の心に何度も問いかける。
第一に各店舗の営業時間の確認と設定金額の確認をしたいところだけど、ペナルティの確認の方が優先事項、かな。
そう思いながら立ち上がると、杏子に一言念を押す。
「今から私達は各店舗の時間帯の確認をしに行くけれど、誰か知らないグループに遭遇したら警戒を怠らないこと。相手がどんな能力者かわからないうちは迂闊に挑発しないほうがいいと思うし、相手もこちらのことを警戒すると思う」
「ああ、わかってるって。それに、あたしのランクを見たら相手も逃げていくんじゃないのか?」
――ん? そういえば、そうだ。杏子はランクAの能力者。確か、ランク付けは上からS、A、B、C、D、Eだったような。っということは、ランクAの能力者はそうはいないだろう。これはラッキーだ。ブラフに出来かねない。
私は杏子の言葉にニヤリと笑みを浮かべ、妄想する。そんな私を杏子は無理矢理はにかみながら、
「おいおい、大丈夫か? 顔が怖いぞ?」
「へっ? あ、うん。――ゴメン。考え事をしてた」
私は自分の表情を元に戻そうと、頬を両手でむにむにと押さえて整えた。
私達がやってきたのは十階建ての建物から降りて最寄りの、食料品だけが販売されている店舗。外観はビルの中に店舗が入れられているようで、外から見る限り、遮光扉で閉められている為か、近づかないと本当にここに店があるのかどうか分からなかった。
私は目を細め、地図を再度見る。
「ここ、よねぇ?」
「ガイドブックには何て表示されているんだ?」
杏子に言われ、ガイドブックを片手にパラパラと捲りながら確認を急ぐ。
「え~っと、フードサービス『YUKI』……?」
私と杏子は再度、建物の外観を見上げる。黒塗りされた建造物。周囲の建物も同様な形で聳え立っている。周囲を見渡し、どの建物を見ても、それらしき看板もなければ表示もされていない。
「どういうこと?」
「どういうことだ?」
私たちは見合わすと、口をそろえて疑問符を頭に浮かべる。
これって、もしかしてガイドブックを無くすと『店が何処にあるのか分からないようになるんじゃないのか』と一瞬、冷や汗を感じる。
「まぁ、なんだ。――あれこれ考えても仕方ないし、中に入って確認しないか?」
杏子は私の前に出ると黒塗りされた遮光扉を引いて開けた。
店内は意外にも明るく、商品も綺麗に陳列されていた。まず、目に入ったのが入口正面のショーケース。フードサービスという事だけあって食品サンプルが多数並んでいた。
しかし、私が思っていたのはコンビニのような売り買いが出来る店舗。こんな悠長に居座って飲食を楽しむ場所ではない。私は少し落胆しながらも、何か持ち運び可能な飲食物が売られていないか見て回る。
当然、誰一人として居座っている様子はなかった。
「いらっしゃいませ~♪」
突如として店内に響き渡る小高い声色に私は肩をビクッと上げて驚く。振り返ると、ツインテールをしたメイド服姿の女性が一人、カウンターで両手を前に揃えて立っていた。
私は目を丸くしながら呆気に取られる。当然だろう。場違いにも程度《ほど》がある。こんな殺伐とした場所に飲食が出来るフード店。
しかも、店員はメイド。
あり得ないし、意味が分からない。管理者は何を思って配置したのか。
私は目を潜めながらメイド服姿の女性店員へと近づき、声を荒らす。
「ちょっとお尋ねしたいんだけど、ここに持ち運び可能な飲食物は売られているのかな?」
「はい! こちらで御座います!」
全く動じず、ハキハキとした対応をする店員。カウンターの前に注文表を差し出してくる。
私はそれに目を通すと、急に怒りが込み上げてきた。何故なら、そこに載っている商品は全て店内での飲食物であったからだ。この店員、私の言葉が通じなかったのかな? なんて、考えながらも眉をヒクヒクさせて苦笑い。
「私が言いたいのは、こういった店内商品じゃなくて、おむすびとか、ペットボトル飲料水とかないのかな? ――って聞いているんだけど?」
引きつった表情を見せる私の横で杏子が店員との会話に割って入ってくる。
「沙織、ちょっと待て。この注文表をよく見て見ろ」
杏子の意味深な言葉に私は冷静さを取り戻すと、再度注文表に目を落とす。
先ほどまでは注文表に載っている写真や値段にしか目が向いていなかったが、よくその他の文言を読んでみると、意外な言葉が書かれていた。
《店内飲食の場合は半額。更に、一品追加の度、それぞれ十%OFF》
例えば、私が三百円のサンドイッチを頼み、杏子が四百円のハンバーガーを注文すると、三百円の半額で百五十円。四百円の半額で二百円。更に、四百円の十%OFFで四十円となり、七百円の飲食物が三百十円になって格安となるのだ。
店内に滞在すると言うリスクがある反面、格安で飲食できるという利点。
急に私は戸惑った表情をしてしまい、荒立てていた声が子猫のように小さくなる。
「あ、先ほどは怒鳴ってしまってゴメンなさい。知らなかったの、見ていなかったのよ」
「いいえ、初めての方はいつも声を荒立てますので、全く気にしていません」
――は? 私、凄く馬鹿にされた? でも、ここで怒っては相手の思うつぼ。
冷静に、冷静に、冷静に……。
私は自分自身に言い聞かせると、深呼吸をして注文を始める。
「えっと、じゃあ私はサンドイッチとレモンティ一つ」
「あたしはカツ丼だけでいい」
私達は会計を前払いすると、店内に設置してある簡易式の椅子に腰を落とす。
サンドイッチ三百円《半額で百五十円》とレモンティ百五十円《半額で七十五円》、それに杏子のカツ丼五百円《半額十%OFFで二百円》で合計四百二十五円か。思っていたより、かなり割安な店ね。
「…………」
――本当に割安なのかな? 別の店をまだ見ていないから何とも言えないけれど、一般的に考えると割安。しかし――。
私は拳を作り口元に持っていき、考えるように唸っていると、杏子が私の顔を覗き込むように見てくるのだった。
「どうしたんだ? そんなに眉間にしわをよせて」
「ここのお店って割安なのかな? ――って思って」
「はっはっは。沙織は心配性だなぁ。一回の飲食で二人合わせてワンコイン。これの何処が割安じゃないっていうんだ?」
確かに。言われてみるとそうだ。二人合わせて五百円で済む飲食店なんか、何処を探してもないだろう。少し考えすぎだと自分自身に言い聞かす。
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