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百合子様、無限ループはやめてください!
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「浩太郎、誰を選ぶつもり?」
「へ……?」
なんだか体中に痛みを覚える。特に下半身……というか臀部のあたりに。
(何が起こって……なんだこの痛み……)
痛みも酷いが全身を襲うだるさも酷い。まるで全力で走った後のような気だるさだが、自分は城の中でそんな事をするような馬鹿ではない。
「聞いてるのかしら?」
「あっ……すみません聞いてなかったです……」
「そうならもう一度だけ聞くわ、貴方は誰を選ぶつもり?」
「誰って……百合子様が衛兵ルートが良いって……」
「何を言ってるの? そんな話をした覚えはないわ」
「えっでも……」
確かに自分は百合子から衛兵ルートを勧められたはずだ。浩太郎には衛兵ルートがお似合いよと。
それで……それでどうしたんだっけ……?
なんだかこれ以上は思い出してはいけない気がする。よし多分気のせいだ、そう気のせいに違いない。そう思い込もうとしていると突然ドアをノックする音が聞こえてくる。何故だが凄く嫌な予感がしつつも、そのままにしておく訳にもいかず俺は扉を開いた。
「お飲み物をお持ちしたっす!」
そこにいたのは確か衛兵ルートのお相手のロウ君だ。そうこれから相手にする予定の。
(これから……?)
何かに違和感を感じた瞬間、尻の奥からどろりと何かが零れてくる。それが何なのか理解したくないのに分かってしまう。
【聖女様っ……俺の全部っ……っっ……受け止めて!】
【出す……出すよっ……! くっ……うううぅうう!!!】
全部無かったことにしたかったのに、そんなことは許さないといわんばかりにどろどろと脚を伝うものが訴えてくる。ああ、そうだ俺はロウ君に――ロウに犯されたのだ。いや、被害者面をするのはよくない。だってあれは俺から襲いかかったのであって、でもだがけれど――あんなのは想定外だ。
「聖女様顔が赤いですけどお熱っすか?」
俺のこと心配してロウは熱を測ろうと顔を近づけてくる、けれど俺はそれを慌てて避けた。触れられたくなかった。だってそんなことをしたら俺はまた……また……。
「聖女様……?」
「ふーん。そこのグズ、その男は大丈夫だからさっさと仕事に戻りなさい」
「は、はい! す、すみません!!」
何かを察したらしく嫌な笑みを浮かべる百合子様は、ロウを部屋から追い出してくれた。それは有難い、有難いのだが……!
「さぁとっとと吐きなさい」
「イヤアノデスネ、ハケトイワレテモオレニハナンノコトダガ」
「豚――」
「言います!!! 言いますから!!!」
滅茶苦茶言いたくなかったけど、それよりも恐怖の方が勝り俺はさっさとげろった。俺の話を聞き、百合子様は最初こそは何を言ってるんだこいつはという目で見てきたが、俺がロウにメス堕ちさせられたところまで話すと扇子で口元を隠していたが確実に滅茶苦茶笑いやがった。
「こんな突拍子無いこと信じるんですか……?」
「そうね普通だったら信じるわけないわ。けれど、そう確かに私は貴方に衛兵ルートを勧めるつもりだったわ。そんな私の思考を愚鈍な浩太郎如きが推測できるわけもないでしょ? なら信じるしかないじゃない」
「わー信じてもらえたのに全然嬉しくないやー」
「は?」
「すみせん嘘です信じてもらえて滅茶苦茶嬉しいです」
ちょっと……いやかなりむかつくが、時間を逆行してきましたなんて馬鹿らしい話を信じてもらえるまぁ有難い。俺が逆の立場だったら到底信じられ――いや信じてなくても信じざるおえなくさせられるな。
「ところで私いまふととあるどこかの誰かの台詞を思い出しのだけど」
「ん? 攻略対象の台詞ですか?」
「【オネショタの主導権をショタに握らせるな!】だったかしら」
「ぐふっ……」
な、なんだろう何だか聞き覚えのある言葉が聞こえてきたな。ははっ、はははは。
「思いっきりショタに主導権握られてるじゃない」
「ぐがっ……あっ……あっ……」
いや、俺だってあいつに主導権を握らせるつもりなんてなかったんだ。無かったはずなのにいつの間にかそういう事に……。というかそれはあくまでオネショタの話であって俺とロウの話とは別物というか。あと俺はオネショタはジャンルとして好きなだけであって決してショタが好きなわけじゃない。ただ性に目覚めたばかりのショタがお姉さんに翻弄されるというなんていうか一種の文化が尊いというかなんというか、だから俺は決して――。
「貴方さんざん否定してたけど、結局ショタコンだったのね」
「ちがっ違います!!!!! 俺はショタコンなんかじゃありません!!! ショタに性欲をぶつけたりなんてしません!!!」
「ぶつけたじゃない、性欲」
「うっ……いやいや今回のは仕方がない事情の元であってそもそもこうなることを勧めたのは百合子様であって」
「は?」
「あ、すみません結論を出したのは俺です、百合子様のせいじゃないです」
全部俺が決めたことだって認めるんでお願いだから人一人殺せそうな目で見つめてくるのは止めて欲しい。マジで怖いから!!
「というかですね、ロウはショタなんかじゃないですから!! あいつ完全に雄ですよ!!!! 獣です!! ケダモノですよ!!!!」
「だから前からわたくしは言っているでしょ? 男なんて皆ケダモノだって。ああ、勿論貴方を除いてよ?」
「え、百合子様……?」
「貴方は獣未満ですものね」
「百合子様ぁああああ!?!?!」
「うるさいわね」
風を切る音が聞こえたと思ったら、後方で鈍い音が響く。振り向かなくても何が起きたか分かる、分かってしまう。ただそのままにして置くわけにもいかないので、俺はタンスを凹ませた凶器――何故か妙に重たい扇子を拾って百合子様にお返しする。
「あの百合子様、一応言っておくんですがあれ俺の頭にあたってたら多分死んでますよ?」
「でしょうね」
「ははっ、勿論知ってましたよね、ははっ……ははは……」
流石に殺人までは手を染めないと思っていたのだが、ちょっと百合子様を信頼し過ぎてしまっていたかもしれない。この人ワンちゃん当たったら当たったで構わないと思ってるぞ絶対。
「で、浩太郎。貴方誰を選ぶつもり?」
「はい?」
なんだろう、会話がループしている気がするぞ。もしかしてまた俺過去に戻ったんじゃ――。
「現実逃避は止めなさい愚か者。薄々あなたも気づいているのでしょ?」
「うっ…………それは……」
俺は聖女の力を増幅させる為にロウとセックスしたはずなのに何故か過去に戻されてしまった。たった一回の出来事だが、過去に戻るなんてことが偶然起こりえるはずがない。それは必然であり――。
「明確なルールがあるはずよ。おそらくメイン攻略対象以外を選ぶのはダメということでしょうね」
「そう……なりますよね……」
メイン攻略対象達と関係を持つのが嫌だったからロウを襲ったというのに、神様かなにか知らないがそいつはノーを突きつけてきたのだ。ダメならせめて襲う前に言えよ!!!! なんだった俺の覚悟は!!!! あとショタに主導権を握られたのは!!!!
「で、誰にするの?」
「いや……あのですね……ロウですらあんなケダモノだったわけで……、メイン攻略対象なんてケダモノ中のケダモノ、キングケダモノですよ? ちょっと俺には荷が重いなって」
「で、誰にするの?」
「いやその……」
「で、誰にするの?」
「ちょ、せめて一緒に考えてくださいよ!!!」
「いやよめんどくさい」
「ひでぇ…………」
そうだよな、この人こういう人だよな。仕方ないとりあえず自分で考えるか。
まず絶対ダメなのはオズワルドだ。だってロウですらメス堕ちさせられたのにオズワルドなんて論外にも程がある。あんなの、あんなの……勝てる気がしないじゃねぇか! 多分今なら低音スケベボイスで囁かれただけで墜ちてしまう恐れがある、もう戦う前から敗北してる。なので選択肢としてありえない!
次にフォルス。こいつも駄目だ。だってセックスした後あんなイケメンが【責任はとる、俺と結婚してくれ】って言って来たら絶対に頷いちゃうじゃん。メス堕ちどころか嫁墜ちだよ!!! 俺は女の子が好きだし、女の子と結婚したいんだ!!! 今回のは仕方なく、そう仕方なく行っているに過ぎないんだ!!! ということで却下だ。
ジークルート、これはメス堕ちとか関係なく嫌だ。だって今回は戻ってこれたが死んでも戻ってこれるという保証はない。死亡フラグだらけのこのルートを選ぶ程俺は馬鹿ではない。
で、アルフレッド。やっぱりこいつも駄目だ。いやだって爽やかイケメンザ・皇子様だぞ? キングオブプリンスだぞ??? 絶対雌になるじゃん。そんなの卑怯じゃん。くっ殺せっていう女騎士並みに即落ち不可避じゃん。俺はもう雌墜ちなんてごめんだ。だからこいつも無し無し無し!!!
…………えっとということは……?
「テメェ……!!! 何でよりによって俺のところに来やがる!!!」
「いやその……なんかすみません……」
俺は結局バルザックルートを選択したのだった。だってこいつなら男との関係嫌がってるし、甘い空気にはなりようがないだろ。つまり俺はメス堕ちしない。完璧だ……なんて完璧な作戦だ……! 我ながら自分の頭脳が恐ろしい。
「へ……?」
なんだか体中に痛みを覚える。特に下半身……というか臀部のあたりに。
(何が起こって……なんだこの痛み……)
痛みも酷いが全身を襲うだるさも酷い。まるで全力で走った後のような気だるさだが、自分は城の中でそんな事をするような馬鹿ではない。
「聞いてるのかしら?」
「あっ……すみません聞いてなかったです……」
「そうならもう一度だけ聞くわ、貴方は誰を選ぶつもり?」
「誰って……百合子様が衛兵ルートが良いって……」
「何を言ってるの? そんな話をした覚えはないわ」
「えっでも……」
確かに自分は百合子から衛兵ルートを勧められたはずだ。浩太郎には衛兵ルートがお似合いよと。
それで……それでどうしたんだっけ……?
なんだかこれ以上は思い出してはいけない気がする。よし多分気のせいだ、そう気のせいに違いない。そう思い込もうとしていると突然ドアをノックする音が聞こえてくる。何故だが凄く嫌な予感がしつつも、そのままにしておく訳にもいかず俺は扉を開いた。
「お飲み物をお持ちしたっす!」
そこにいたのは確か衛兵ルートのお相手のロウ君だ。そうこれから相手にする予定の。
(これから……?)
何かに違和感を感じた瞬間、尻の奥からどろりと何かが零れてくる。それが何なのか理解したくないのに分かってしまう。
【聖女様っ……俺の全部っ……っっ……受け止めて!】
【出す……出すよっ……! くっ……うううぅうう!!!】
全部無かったことにしたかったのに、そんなことは許さないといわんばかりにどろどろと脚を伝うものが訴えてくる。ああ、そうだ俺はロウ君に――ロウに犯されたのだ。いや、被害者面をするのはよくない。だってあれは俺から襲いかかったのであって、でもだがけれど――あんなのは想定外だ。
「聖女様顔が赤いですけどお熱っすか?」
俺のこと心配してロウは熱を測ろうと顔を近づけてくる、けれど俺はそれを慌てて避けた。触れられたくなかった。だってそんなことをしたら俺はまた……また……。
「聖女様……?」
「ふーん。そこのグズ、その男は大丈夫だからさっさと仕事に戻りなさい」
「は、はい! す、すみません!!」
何かを察したらしく嫌な笑みを浮かべる百合子様は、ロウを部屋から追い出してくれた。それは有難い、有難いのだが……!
「さぁとっとと吐きなさい」
「イヤアノデスネ、ハケトイワレテモオレニハナンノコトダガ」
「豚――」
「言います!!! 言いますから!!!」
滅茶苦茶言いたくなかったけど、それよりも恐怖の方が勝り俺はさっさとげろった。俺の話を聞き、百合子様は最初こそは何を言ってるんだこいつはという目で見てきたが、俺がロウにメス堕ちさせられたところまで話すと扇子で口元を隠していたが確実に滅茶苦茶笑いやがった。
「こんな突拍子無いこと信じるんですか……?」
「そうね普通だったら信じるわけないわ。けれど、そう確かに私は貴方に衛兵ルートを勧めるつもりだったわ。そんな私の思考を愚鈍な浩太郎如きが推測できるわけもないでしょ? なら信じるしかないじゃない」
「わー信じてもらえたのに全然嬉しくないやー」
「は?」
「すみせん嘘です信じてもらえて滅茶苦茶嬉しいです」
ちょっと……いやかなりむかつくが、時間を逆行してきましたなんて馬鹿らしい話を信じてもらえるまぁ有難い。俺が逆の立場だったら到底信じられ――いや信じてなくても信じざるおえなくさせられるな。
「ところで私いまふととあるどこかの誰かの台詞を思い出しのだけど」
「ん? 攻略対象の台詞ですか?」
「【オネショタの主導権をショタに握らせるな!】だったかしら」
「ぐふっ……」
な、なんだろう何だか聞き覚えのある言葉が聞こえてきたな。ははっ、はははは。
「思いっきりショタに主導権握られてるじゃない」
「ぐがっ……あっ……あっ……」
いや、俺だってあいつに主導権を握らせるつもりなんてなかったんだ。無かったはずなのにいつの間にかそういう事に……。というかそれはあくまでオネショタの話であって俺とロウの話とは別物というか。あと俺はオネショタはジャンルとして好きなだけであって決してショタが好きなわけじゃない。ただ性に目覚めたばかりのショタがお姉さんに翻弄されるというなんていうか一種の文化が尊いというかなんというか、だから俺は決して――。
「貴方さんざん否定してたけど、結局ショタコンだったのね」
「ちがっ違います!!!!! 俺はショタコンなんかじゃありません!!! ショタに性欲をぶつけたりなんてしません!!!」
「ぶつけたじゃない、性欲」
「うっ……いやいや今回のは仕方がない事情の元であってそもそもこうなることを勧めたのは百合子様であって」
「は?」
「あ、すみません結論を出したのは俺です、百合子様のせいじゃないです」
全部俺が決めたことだって認めるんでお願いだから人一人殺せそうな目で見つめてくるのは止めて欲しい。マジで怖いから!!
「というかですね、ロウはショタなんかじゃないですから!! あいつ完全に雄ですよ!!!! 獣です!! ケダモノですよ!!!!」
「だから前からわたくしは言っているでしょ? 男なんて皆ケダモノだって。ああ、勿論貴方を除いてよ?」
「え、百合子様……?」
「貴方は獣未満ですものね」
「百合子様ぁああああ!?!?!」
「うるさいわね」
風を切る音が聞こえたと思ったら、後方で鈍い音が響く。振り向かなくても何が起きたか分かる、分かってしまう。ただそのままにして置くわけにもいかないので、俺はタンスを凹ませた凶器――何故か妙に重たい扇子を拾って百合子様にお返しする。
「あの百合子様、一応言っておくんですがあれ俺の頭にあたってたら多分死んでますよ?」
「でしょうね」
「ははっ、勿論知ってましたよね、ははっ……ははは……」
流石に殺人までは手を染めないと思っていたのだが、ちょっと百合子様を信頼し過ぎてしまっていたかもしれない。この人ワンちゃん当たったら当たったで構わないと思ってるぞ絶対。
「で、浩太郎。貴方誰を選ぶつもり?」
「はい?」
なんだろう、会話がループしている気がするぞ。もしかしてまた俺過去に戻ったんじゃ――。
「現実逃避は止めなさい愚か者。薄々あなたも気づいているのでしょ?」
「うっ…………それは……」
俺は聖女の力を増幅させる為にロウとセックスしたはずなのに何故か過去に戻されてしまった。たった一回の出来事だが、過去に戻るなんてことが偶然起こりえるはずがない。それは必然であり――。
「明確なルールがあるはずよ。おそらくメイン攻略対象以外を選ぶのはダメということでしょうね」
「そう……なりますよね……」
メイン攻略対象達と関係を持つのが嫌だったからロウを襲ったというのに、神様かなにか知らないがそいつはノーを突きつけてきたのだ。ダメならせめて襲う前に言えよ!!!! なんだった俺の覚悟は!!!! あとショタに主導権を握られたのは!!!!
「で、誰にするの?」
「いや……あのですね……ロウですらあんなケダモノだったわけで……、メイン攻略対象なんてケダモノ中のケダモノ、キングケダモノですよ? ちょっと俺には荷が重いなって」
「で、誰にするの?」
「いやその……」
「で、誰にするの?」
「ちょ、せめて一緒に考えてくださいよ!!!」
「いやよめんどくさい」
「ひでぇ…………」
そうだよな、この人こういう人だよな。仕方ないとりあえず自分で考えるか。
まず絶対ダメなのはオズワルドだ。だってロウですらメス堕ちさせられたのにオズワルドなんて論外にも程がある。あんなの、あんなの……勝てる気がしないじゃねぇか! 多分今なら低音スケベボイスで囁かれただけで墜ちてしまう恐れがある、もう戦う前から敗北してる。なので選択肢としてありえない!
次にフォルス。こいつも駄目だ。だってセックスした後あんなイケメンが【責任はとる、俺と結婚してくれ】って言って来たら絶対に頷いちゃうじゃん。メス堕ちどころか嫁墜ちだよ!!! 俺は女の子が好きだし、女の子と結婚したいんだ!!! 今回のは仕方なく、そう仕方なく行っているに過ぎないんだ!!! ということで却下だ。
ジークルート、これはメス堕ちとか関係なく嫌だ。だって今回は戻ってこれたが死んでも戻ってこれるという保証はない。死亡フラグだらけのこのルートを選ぶ程俺は馬鹿ではない。
で、アルフレッド。やっぱりこいつも駄目だ。いやだって爽やかイケメンザ・皇子様だぞ? キングオブプリンスだぞ??? 絶対雌になるじゃん。そんなの卑怯じゃん。くっ殺せっていう女騎士並みに即落ち不可避じゃん。俺はもう雌墜ちなんてごめんだ。だからこいつも無し無し無し!!!
…………えっとということは……?
「テメェ……!!! 何でよりによって俺のところに来やがる!!!」
「いやその……なんかすみません……」
俺は結局バルザックルートを選択したのだった。だってこいつなら男との関係嫌がってるし、甘い空気にはなりようがないだろ。つまり俺はメス堕ちしない。完璧だ……なんて完璧な作戦だ……! 我ながら自分の頭脳が恐ろしい。
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