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世界一尊敬するクリエイター『世界のクロサワ』観るべき作品三本も紹介します☆
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ひとくちにクリエイターといっても、幅広いですよね。
分野を挙げるのも大変なぐらいです。
ですので親しんでいるモノには限りがあります。
当然のことながら好みもあります。
ただ、私は創作物が好きです。
芸術がどうとか難しいことはわかりませんけども、とにかく好きです。
年々恋しくなっているかもしれません。
そんな私が、世界一尊敬するクリエイターがいます。
それは日本が世界に誇る映画監督、黒澤明です。
この偉大な監督についてしっかりと語ろうとすると、相当に長くなってしまうこと請け合いなので、ここでは代表するいくつかの作品を紹介するに留めます。
が、いかに世界的にも凄いのか、というのを簡単に説明するとこうです。
世界で活躍する日本人、とりわけその分野において世界で最初に活躍した日本人を「〇〇界の黒澤明」と形容することがあります。
これだけでも、いかな存在かはよくわかりますよね。
あのスピルバーグにして、黒澤明は「現代映画界におけるシェイクスピア」。
黒澤明に影響を受けたことを明言する世界的な映画監督の名前を並べるだけでも圧巻です。
私の敬愛するクリント・イーストウッドも、黒澤明から影響を受け、尊敬しています。
さて、そんな黒澤明の(本人が自作と認める)監督作品は、全部で三十本あります。
その全作品を観了した私が、観るべき三本を厳選してみます。
うーん。
絞れない(笑)
これだと話が進まないですよね。
なので強引に厳選しますと......こちらです!
・生きる
・七人の侍
・赤ひげ
それでは順番に紹介して参ります。
・生きる
こちらは、1952年に公開された志村喬主演のモノクロ作品です。
黒澤明といえば三船敏郎ですが、こちらには出演していません。
内容は、まさにタイトル通り「生きる」というテーマに真両面からスレートに迫るヒューマンドラマです。
自らが癌だと知り、余命いくばくもない身となった定年間近の中年男が、残り少ない人生をどう生きるのか?その姿を描きます。
実はこの作品、私にとっては生涯最高の映画です。
私にとっては生きる教科書でありバイブルなのです。
「あなたにとって生きることとは?」と質問されたなら、私はこう答えるでしょう。
「黒澤明の『生きる』を観てください。それが答えです」
・七人の侍
こちらは1954年に公開された三船敏郎&志村喬主演のモノクロ作品です。
内容は、ある村を守るために七人の侍たちが命をかけて戦う時代劇です。
その当時の通常の映画制作費の七倍に匹敵する費用を投じ、一年近い撮影期間をかけて制作された大作になります。
仲間集めの一部と、いよいよ敵との戦いが描かれる二部とに分かれているのですが、とにかく面白い!
合戦シーンの迫力たるや語る言葉も失います。
個人的には、のちの少年漫画にも多大な影響を与えたのではないかとも思っています。
というのも......。
本作品の登場人物の一人に、三船敏郎演じる菊千代というキャラクターがいます。
これがまた実に魅力的なキャラなんですね。
荒っぽくて直情的で野生み溢れる男だが誰よりも情に脆く熱い心を持っている......そんなキャラです。
私は大人になってから七人の侍を観直した時、ふと思ったんです。
彼はそのままONE PIECEに出てきても違和感ないんじゃないか、と。
後日、この話を映画好きの先輩に話すと、興味深い話を聞かせてくれました。
なんでも、ONE PIECEの作者の尾田栄一郎氏は「スターウォーズと七人の侍を融合させたら面白いんじゃないか」と思い、それがONE PIECEの着想のきっかけのひとつになったらしい......という話です。
真偽は不明ですが、妙に納得しました。
明言しているにせよしていないにせよ、他分野でも七人の侍から影響を受けたクリエイターは数知れないでしょう。
そういった意味でも是非、一度は観ていただきたい映画と言えます。
・赤ひげ
こちらは1965年に公開された、三船敏郎主演のモノクロ作品です。
原作は山本周五郎の小説『赤ひげ診療譚』。
映画の内容は、『小石川養生所』という医療・福祉施設を舞台にしたヒューマンドラマです。
描かれている時代は文政年間で、江戸時代の終わりの方の頃ですね。
なお、赤ひげというのは、三船敏郎演じる主人公の医師の愛称です。
この映画。
これぞ人間ドラマ!
黒澤流ヒューマニズムの極地といっても良いでしょう。
不幸の果てに、淋しく息を引きとっていった孤独な患者。
彼の死に立ち合いショックを受ける新人医師に、赤ひげはこう言います。
「荘厳だっただろう?」
どこが荘厳なんだ!?
新人医師はその意味がわかりません。
観ている私もわかりません。
しかし、物語が進むにつれて、その真の意味がわかってくるのです。
赤ひげは、まさに名作中の名作です。
死ぬまでに一度はご覧になっていただきたい映画です。
最後に......。
私はクロサワ映画から、人間として大切なことを学びました。
私にとっては人生の教科書です。
もちろん『用心棒』や『隠し砦の三悪人』などのエンターテイメント活劇も最高です。
『蜘蛛巣城』や『生きものの記録』など、異彩を放つ妖しい作品もイイ!
ということで、まだまだ語り足りませんが、今回はここで締めさせていただきます。
黒澤明については、また改めてどこかで語りたいと思います。
分野を挙げるのも大変なぐらいです。
ですので親しんでいるモノには限りがあります。
当然のことながら好みもあります。
ただ、私は創作物が好きです。
芸術がどうとか難しいことはわかりませんけども、とにかく好きです。
年々恋しくなっているかもしれません。
そんな私が、世界一尊敬するクリエイターがいます。
それは日本が世界に誇る映画監督、黒澤明です。
この偉大な監督についてしっかりと語ろうとすると、相当に長くなってしまうこと請け合いなので、ここでは代表するいくつかの作品を紹介するに留めます。
が、いかに世界的にも凄いのか、というのを簡単に説明するとこうです。
世界で活躍する日本人、とりわけその分野において世界で最初に活躍した日本人を「〇〇界の黒澤明」と形容することがあります。
これだけでも、いかな存在かはよくわかりますよね。
あのスピルバーグにして、黒澤明は「現代映画界におけるシェイクスピア」。
黒澤明に影響を受けたことを明言する世界的な映画監督の名前を並べるだけでも圧巻です。
私の敬愛するクリント・イーストウッドも、黒澤明から影響を受け、尊敬しています。
さて、そんな黒澤明の(本人が自作と認める)監督作品は、全部で三十本あります。
その全作品を観了した私が、観るべき三本を厳選してみます。
うーん。
絞れない(笑)
これだと話が進まないですよね。
なので強引に厳選しますと......こちらです!
・生きる
・七人の侍
・赤ひげ
それでは順番に紹介して参ります。
・生きる
こちらは、1952年に公開された志村喬主演のモノクロ作品です。
黒澤明といえば三船敏郎ですが、こちらには出演していません。
内容は、まさにタイトル通り「生きる」というテーマに真両面からスレートに迫るヒューマンドラマです。
自らが癌だと知り、余命いくばくもない身となった定年間近の中年男が、残り少ない人生をどう生きるのか?その姿を描きます。
実はこの作品、私にとっては生涯最高の映画です。
私にとっては生きる教科書でありバイブルなのです。
「あなたにとって生きることとは?」と質問されたなら、私はこう答えるでしょう。
「黒澤明の『生きる』を観てください。それが答えです」
・七人の侍
こちらは1954年に公開された三船敏郎&志村喬主演のモノクロ作品です。
内容は、ある村を守るために七人の侍たちが命をかけて戦う時代劇です。
その当時の通常の映画制作費の七倍に匹敵する費用を投じ、一年近い撮影期間をかけて制作された大作になります。
仲間集めの一部と、いよいよ敵との戦いが描かれる二部とに分かれているのですが、とにかく面白い!
合戦シーンの迫力たるや語る言葉も失います。
個人的には、のちの少年漫画にも多大な影響を与えたのではないかとも思っています。
というのも......。
本作品の登場人物の一人に、三船敏郎演じる菊千代というキャラクターがいます。
これがまた実に魅力的なキャラなんですね。
荒っぽくて直情的で野生み溢れる男だが誰よりも情に脆く熱い心を持っている......そんなキャラです。
私は大人になってから七人の侍を観直した時、ふと思ったんです。
彼はそのままONE PIECEに出てきても違和感ないんじゃないか、と。
後日、この話を映画好きの先輩に話すと、興味深い話を聞かせてくれました。
なんでも、ONE PIECEの作者の尾田栄一郎氏は「スターウォーズと七人の侍を融合させたら面白いんじゃないか」と思い、それがONE PIECEの着想のきっかけのひとつになったらしい......という話です。
真偽は不明ですが、妙に納得しました。
明言しているにせよしていないにせよ、他分野でも七人の侍から影響を受けたクリエイターは数知れないでしょう。
そういった意味でも是非、一度は観ていただきたい映画と言えます。
・赤ひげ
こちらは1965年に公開された、三船敏郎主演のモノクロ作品です。
原作は山本周五郎の小説『赤ひげ診療譚』。
映画の内容は、『小石川養生所』という医療・福祉施設を舞台にしたヒューマンドラマです。
描かれている時代は文政年間で、江戸時代の終わりの方の頃ですね。
なお、赤ひげというのは、三船敏郎演じる主人公の医師の愛称です。
この映画。
これぞ人間ドラマ!
黒澤流ヒューマニズムの極地といっても良いでしょう。
不幸の果てに、淋しく息を引きとっていった孤独な患者。
彼の死に立ち合いショックを受ける新人医師に、赤ひげはこう言います。
「荘厳だっただろう?」
どこが荘厳なんだ!?
新人医師はその意味がわかりません。
観ている私もわかりません。
しかし、物語が進むにつれて、その真の意味がわかってくるのです。
赤ひげは、まさに名作中の名作です。
死ぬまでに一度はご覧になっていただきたい映画です。
最後に......。
私はクロサワ映画から、人間として大切なことを学びました。
私にとっては人生の教科書です。
もちろん『用心棒』や『隠し砦の三悪人』などのエンターテイメント活劇も最高です。
『蜘蛛巣城』や『生きものの記録』など、異彩を放つ妖しい作品もイイ!
ということで、まだまだ語り足りませんが、今回はここで締めさせていただきます。
黒澤明については、また改めてどこかで語りたいと思います。
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