魔法あるこの世界

夢見

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第一章

新たな決まりPart2

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「次期当主の話はできるだけ早く分家の当主たちと話をせんといかんからな。今日の夜、残りの3つの分家に本邸へ来るように通達するからお主らも行くことにするか。」

「わかりました。蒼と理玖君は制服のままでいいか。俺は少し準備をするから20分後に家を出よう。当主様は先にお帰りになりますか?」
「そうさせてもらおうかな。では、本邸で待っているからの。」
じいちゃんとじいちゃんの執事さんたちは帰っていった。

僕と理玖は一度部屋に戻り最低限の準備を済ませて部屋で寛いでいると南園が来て、父さんの準備ができたので出発すると言ってきた。
「わかった、今行く。玄関に居たらいい?」
「はい。車をまわすので。」
そう言って、南園はいなくなった。
「じゃあ理玖、行こうか。」
「そうだな。正直父さんとあまり会いたくないんだけどな。」

そんな話をしながら玄関に向かった。車がもう来ていたので車に乗り込んだ。遅れてきた父さんも乗った。父さんが車を出すように言い発車した。
ちなみに、運転しているのは南園でその隣に座っているのが、小鳥遊家執事序列第1位東堂 誠(とうどう まこと)だ。東堂は、父さんの右腕である。何事もなく本邸に着いた。

「お待ちしておりました。中へお入りください。」

メイドに案内された部屋に行った。ちなみに父さんが1人で僕と理玖は同じ部屋だ。執事二人はそれぞれ後ろに控えている。
緊張とかする別にする必要がないため2人は紅茶を飲みながら会話に花を咲かせていた。

20分くらいたっただろうか。メイドが当主たちがみんな揃ったということで、僕たちを呼びに来た。メイドについていき話をしているであろう部屋に通された。
「旦那様。蒼様と、理玖様をお連れしました。」
「入ってくれ。」
「「失礼します。」」

2人で部屋に入った。中には、じいちゃんをあわせて5人の当主が座っていた。
「お主ら2人はそこに座ってくれ。それでは、話をさせてもらう。実はな、わしはそろそろ身を引こうと思っておる。そこで、2人のどちらかを次の当主にしようと思っていた。しかし、2人の意見を尊重するためここに呼んだのだ。だから、2人の意見をここで聞きそれ次第で決めようと思っておる。」

うちの父さんを除く3つの分家の当主たちが驚きを隠せないようだ。じいちゃんは、僕に視線を送った。たぶん、話していいぞという合図なのだろう。
「僕は、理玖と2人で当主をしたいと考えています。そして、その意見を変えるつもりはありません。」

そう言うと、3つの当主たちが父さんと理玖のようにポカンとした表情になった。一番最初にちゃんと理解したのは鷹取家だった。
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