魔法あるこの世界

夢見

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第一章

新たな決まりPart3

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「当主様。一つよろしいですか?」
そう言ってきたのは、鷹取家当主鷹取 紗江(たかとり さえ)であった。彼女は、鷹取家の当主で商業において大きな影響をもっている人物だ。国内の取引だけでなく輸入、輸出など国外との取引に関することなど商いにおいて右に出る者はいないほどだ。
「許可する。」
「当主が2人というのは大丈夫なのでしょうか。」
たぶん、ほかの2人も思っているであろうことを紗江は聞いた。
「確かに前例はないが、ダメという決まりもない。それなら、いいと思うが4人はどう思う。」

小鳥遊家と鷹取家はすぐさま賛成を出した。質問してきた紗江が即答なのは驚きだった。しかし、少しでも利益や結果をよくするためには多少柔軟な発想が必要。そう考える紗江にとってこの答えは意外なものではなかった。金糸雀家も少し考えたようだが賛成派だった。この時点で、鳳凰財閥当主を含む4人の賛成がもらえたことで鳳凰財閥としては2人を当主にすることとして答えを出した。ちなみに、鷲岡家の当主は、いわゆる脳筋というやつで話をあまり理解していなかった。
それはさておき、ここからが重要となるビッグネームたちが何もなく賛成するはずもない。それなのに蒼は少しも心配をしていなかった。その理由は、ビッグネームたちのそろった話し合いの場でわかるだろう。


次期当主の話も終わり、蒼と理玖も一緒に鳳凰財閥を後退させようと動いている者たちの話となった。
「わしらの後退をねらっておる者だが、ビッグネームの1つ。米山家(よねやま)の人間じゃ。わしの方で調べたから、これは確定じゃが内容までは調べ切れておらんのじゃ。鷹取はこやつらと面識があるのではないか?」

「確かに面識はありますがあまり親しくしているわけではないので、内側までは無理かと。」
「それなら、僕と理玖で詳しく調べておきましょうか?当主の皆さんに比べて僕たちは暇ですし。情報収集は僕の得意分野の1つですしね。」

5人は少し申し訳なさそうではあるが、それが最善であるためそうするしかなかった。当主たちは全面的に協力してくれるということで鷹取からは必要な物を鳳凰と小鳥遊からは調査を手伝ってくれる人を、鷲岡からは力仕事ができる人を金糸雀家からは治癒師を貸してもらえるとのことだ。
「わかりました。必要な時は声をかけさせていただきます。」
正直、鳳凰が雇っている人間だろうと蒼にとっては足手まといである。必要な物もなく1人で終わらせるつもりだった。
「蒼、俺も手伝うよ。2人の方が楽でしょ?」

理玖も手伝ってくれるということで2人でいろいろ調べることにする。
「早速明日から調べるんで恒作さんすみませんが理玖は1週間ほどお借りしますね。」
「わかった。蒼君なら大丈夫だとは思うが見つかることは無いようにしてくれ。バレたらこちらの状況が悪くなってしまうからな。」
その発言に理玖が反応した。
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