家族もチート!?な貴族に転生しました。

夢見

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第3章

49話 入学試験

入学試験





「はじめ!!」
筆記試験が始まり、みんな必死に試験問題とにらめっこしている。シオンは、もう終わったのでゆっくりしていた。
「君、あきらめるのは早いよ。ちゃんと最後まで、がんばりなさい。」
「あ、はい。」
試験始まって、10分くらいしかたってないのでそう思っても、仕方ないかもしれないな。

それから、算数、歴史が、10分くらいで終わり、どちらの時も同じようなことを言われた。
そして今、魔法学基礎の試験をしているのだが、面白いことに転移についての記述問題が出ていた。これの何が面白いのかというと、転移は、物体を空間軸を超えて動かすのだがこれは、研究途中なため本や文献などには載っていない。そんな問題を7歳児が解けるわけがない。シオンは、完全に解くことは出来るがそれは避けておきたい。ただ、満点を取りたいためどこからどこまでを書くか迷っていた。

15分くらい考えて、結局物体を空間軸を超えて動かすためには、16次元を支配して空間同士を矛盾なくつなげないといけないため不可能に近い。それに加えて、16次元の一時的な支配、場所をつなげる、物を動かす、この3つを行うためには、魔力を使わないといけないため魔力の量や魔力効率が良くないとできない。特に16次元の一時的支配に関しては、場所から場所へと移るとき安定させないといけないため、相当魔力の扱いに慣れていないと不可能。

と書いた。多分これで大丈夫なはずだ。だって、誰もこれを試せる人はいないから。魔法を使うには、ただ単に詠唱して魔力を込めればいいわけではない。その魔法を理解しないと魔法を使うことはできない。詠唱はそれを補助するためのものだ。だから、理解することが出来ていないから転移を使うことはできない。
「やめ!これで筆記試験は終わりです。次は、実技試験をするので運動場へ移動してください。」

運動場に来たが、物凄く広く、ここで実技試験をするみたいだ。
「それではまず、数人ずつ、魔力測定をします。1番から順に来てください。」
少人数ずつ魔力検査をしていき、俺とラウルの番になった。
「次の人、どうぞ。」
「この水晶ってどのくらいまで耐えられますか?」
壊したときに、めんどくさいことにならないために、先に聞いておいた。
「大丈夫。君くらいの魔力なら絶対に耐えるから。」
教師は、そういって早くやるように言ってきた。言質は取ったし壊しても大丈夫だろうと思い、思いっ切り魔力を出した。ラウルと俺が一緒に魔力を水晶に込めたのもあり、物凄い量の魔力によってほとんどの人が押しつぶされかけていた。それは、教師も例外ではなかった。
「な、なんだこの魔力は、水晶が、粉々になっただと!?魔法騎士団団長ですら少しひびが入る程度なのに。」
「おい、君たち、何をした!不正行為は、即刻出ていってもらうと聞いているはずだぞ!!」
くそ教師は、粉々になったのは不正行為だと言い出した。
「そんなことをした覚えはありませんよ?それに、先に言いましたよね?それをあなたは聞きもしないで大丈夫と言いました。その結果がこれです。」
そういうと、教師はもっとキレたのか不合格にすると言い出した。さすがに理不尽すぎるのでギレそうになった時、ある人が現れた。
「やめんか!!いったい何があったのだ。」
そこには、白髪のお爺さんが立っていた。
「聞いてください。校長、あの二人が、水晶を粉々にしたんです。きっと不正です。これは、不合格にするべきだと思い、彼らにそれを言い渡したのですが、それが理解できないのかいうことを聞かないのです。」
教師は、校長に俺たちが不正をしたと言っていた。しかし、校長が返した言葉は教師の思ってもいなかった言葉だった。
「君は知らないみたいだが、左の彼の名前は、シオン・エヴァンズ、アルフレッド・エヴァンズ公爵家の三男で、来年6年のグロス君、1つ下のグレン君の弟だよ。両親は、知っての通り剣聖と賢者と呼ばれている。これでもまだ、不正したというか?不正したというならその証拠を上げてもらおうか。」
校長がそういうと、教師は顔を真っ青にして土下座してきた。
「申し訳ございませんでした。」
「いいですよ。ただし、この壊れた二つの水晶のうち一つは貴方が弁償してください。それが、貴方が犯した罪の重さです。」
そう言って、一つはその場で粉々になったのを再生させた。
「流石、天才児と呼ばれるだけありますな。これを簡単に元通りにするとは。それでは、みな続きを頑張ってくれ。」
そう言い残し、校長は校舎の方へと戻っていった。


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