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『ぼくのかんがえたやさしいおかあさん』 【過去作リクエスト/NO.31】

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~『見地話せんり』 様~



 怒らず叱らず際限なく甘やかしてくれる、
しかも『挿絵』で見た目も若い。
 もうこうなると所謂『母親』とは似て非なるモノで
最早完・全にニートや引き篭もりの
現実には存りもしない『願望(妄想)』である。
 そんな「萌えキャラ」に果たして
『子育て』が出来るかどうか大いに疑問の残る処だが。
(書いてる作者にそんな〇が無いのであろうが……('A`))
 イヤだろうがなんだろうが
おまえの『母親』はいま眼の前にいる
お腹痛めたのも夜中に下の世話をしてくれたのも
今ご飯作ってくれているのも全部「ソノ人」だ。
 文句抜かすな、働け!ヽ(`Д´)ノ

――と、一頻り喚いた処で〆たいモノだが
字数の関係上そうも往かぬ。
 やはり『自分』と同様、『現実の母親』も嫌いなのであろう。
ソレに対する【反発】が、
「友達のような母親」
「若い! コレならイケる!」
という【母親ではない存在】を脳内に生み出してしまうのだ。
 宛ら「作者」に対する『現実の女性』の投射。
 その【闇】が深ければ深いほど、
妄想の『光』はその強さを増すのである。
 より悍ましく、より醜悪に。

 自分が醜いのは母親の所為なのか?
 自分が女性に嫌われるのは母親の所為なのか?
 何も努力しなかった自分にこそ問題があるとは考えられないのか?
 犬猫ではないのだ、「可愛い」だけで人間を育てられる筈がないだろう。
 ましてや存在――。 
 ソレも忘れてそんなモンライトノベル書いているから、
世界はおまえを『拒絶』するのである。
 ソレでも受け入れてくれるのは
一体だ?
 今一度鑑みて見るが良い。
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