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14 触れたい想い⭐︎
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「んっ…………」
梶は大きな手で、ズボンの上からソコを包み込むように撫でてから、指で形なぞるように触れてきた。
「ん? どうしたんだ? もう硬くなってきたぞ」
「えっ……?」
「ほら、自分で見てみろよ。窮屈そうに押し上げてるじゃないか」
「う、嘘っっ」
過去何年もソコが反応したことはなかった。
性的なものには興味がなくなっていたし、むしろ見てはいけないと距離を置いていた。
前は極端に疲れると勃つこともあったが、性欲が減退したおかげで、その感覚も忘れてしまった。
何年も続くとさすがに心配になって、ただ解消しようと触れたりしてみたこともあったが、何をしても無反応だった。
かといって誰かを抱いてみようとか、そんなことを考えただけで罪悪感に襲われて余計に考えられなくなった。
少し顔を上げて振り返ると、梶のフェロモンの香りがして、それがたまらないくらい下半身にきた。
アルファ同士なら警戒する匂いのはずなのに、一度身体が快感を覚えてしまったからか、もう性的な興奮を感じる匂いに変わってしまった。
慣れたせいか、最初の時のように急性のヒート状態にはならない。
頭はしっかりしているので、余計に恥ずかしくなった。
そうこうしているうちに、梶はチャックを下ろして佐倉のモノを取り出してしまった。
前回自分の体のことは、ぼんやりして覚えていなかったので、天を向いて勃ち上がっているのを見るのはずいぶんと久しぶりだった。
ちゃんと機能していたのかと考える冷静な自分もいたが、梶が直に触れて、擦り始めたらもうそんな余裕はなくなった。
「ガチガチになってるぞ。……ここ好きなのか? ぴくぴく揺れてる」
「……くっ……言うな……よ」
鈴口をぎゅっと締めるように握られたら、その刺激で達しそうになった。
はぁはぁと息を漏らして何とか堪えたが、トロリと先走りが溢れてしまった。
「言っただろう。元気だって……」
「わ……たよ、わかったてばっ」
「何だよ、ここでやめてもいいのか? すごい感じてんのに」
「うっ……」
梶の片方の手がTシャツの裾から入ってきて、胸元を弄ってきた。
胸の中心にたどり着いたら、ぎゅっと摘まれてしまった。
ぴりりと電気が走ったように感じてしまい、佐倉は息を吸い込んだ。
「今イキそうになったのか? 先っぽが膨れて可愛かった」
「ばっ……やめろ……」
「気持ちいいんだろう? 素直になれよ」
「ひぃっ、……んなとこ、舐めるな、あっ……」
快感で体に力が入らなくなり、梶の方にもたれてしまったら、耳に息を吹きかけられてペロリと舐められた。
やめろと言ったのに、梶は勢いがついたのか、舌を耳の中に捻じ込んできた。
ざらざらとした舌の感触と、ぴちゃぴちゃという卑猥な音がダイレクトに響いてきて、背中がゾクっとして佐倉は震えてしまった。
誰にもこんなことをされたことなどない。
恥ずかしくて逃げたい気持ちになってしまう。
だけど湧き上がってくるのは、間違いなく快感だった。
「はぁ……はぁはぁ、はっ……めろ、はなせっ」
焦らされながら、上も下も同時に弄られたら、抵抗する力はなくなってしまった。
力をなくして、ただ快感を受け入れたら、頭が真っ白になるくらい気持ちよくて、すぐにでも出てしまいそうになった。
冷えた空気が白くなるくらい、熱い息を漏らしながら、佐倉は梶の巧みな手淫に溺れた。
時折、耳を舐められて甘噛みされると、頭が痺れてしまい、おかしくなりそうだった。
「あっ……くっ……ンっ、はぁ……でるっ、でるからっ」
「いいよ、このまま出せって」
佐倉の痴態を見て興奮したのか、梶の首筋から濃いフェロモンが溢れていた。
気が付いたら佐倉は、後ろを向いたまま顔を上げて、梶の首筋に鼻をつけて、夢中でそれを嗅いでいた。
「ああ……っっ、あ……っっーー!!」
クンクンと匂いを嗅ぎながら、佐倉は絶頂に上り詰めた。
白濁は勢いよく上に飛んだが、梶の手にもベッタリと飛び散っていた。
佐倉は胸を揺らしながら、ぼんやりとした達した後の余韻に浸ってしまった。
「すごいでたな。こんなに溜めていたのか」
「……見せるなよ」
汚れた手を顔の前に持ってこられたので、ハッと我に返った佐倉は、近くにあったティッシュで慌てて梶の手を拭いた。
「未春……」
梶が興奮していたのは、尻に硬いものが当たっていたので分かっていた。
名前を呼ばれて佐倉が身構えると、クスッと笑った梶は佐倉の頭を撫でてきた。
「い、いいのかよ。ソレ」
「ああ、俺はいい」
「いいって………」
「嫌じゃなければ、またしたい」
何を言っているのかと、まじまじと梶の顔を見てしまった。
相性がどうとか言っていたから、一時的な欲を解消できるような相手を求めていたのかもしれないと、梶の目からそう感じ取った。
当然断ろうと口を開いたが、この先誰とも触れ合うことのない人生を考えた時、今感じたばかりの熱を失うのが寂しくなってしまった。
「忘れられない人がいるならそれでもいい。このまま終わりにするのは、どうしても嫌なんだ」
愛と名のつくものは自分には相応しくない。
だが、空っぽの体だけの関係なら、許されるのではないか。
こんな自分を求めてくれた、目の前の男のために……
細い線のような関係でいいというのなら……
「……分かった」
「いいのか!?」
「その代わり、面倒な感情は抜きだ。どちらかでも必要ないと思えば、その時点で終了だ」
「ああ、それでいい」
佐倉の提案に梶はすぐに了承した。
そうまでして自分を離したくないのかと佐倉は思ってしまったが、きっと梶も深い関係を築きたくないだけだろうと思い直した。
二度と会わないつもりで訪れた部屋で、梶の真剣な目に導かれて、佐倉は変わらない日常から一歩踏み出すことになった。
少しだけ方向が変わるだけ。
行き着く先は同じだ。
何も変わらない。
佐倉は心の中で笑った。
所謂、セフレの関係になって、何か変わるかといえば、ほとんど変わらなかった。
今まで通り、終業後に役員室に呼ばれて、夕食を食べる。
その後に梶が佐倉に触れてくる。
佐倉の乱れた顔を見て、梶は満足そうにしているという、セフレと言っていいのか微妙な関係が続いた。
「ご馳走様、今日も美味しかった」
「そうか、良かった」
梶は佐倉が食事をするところを、相変わらず嬉しそうに見てきた。
食べ終わった佐倉が手を合わせてお礼を言ったところで、梶の手が伸びてきて口の端に付いたご飯粒を指ですくわれた。
「んっ、美味いな」
梶はそれを舌を出してペロリと食べて舐め取ってしまった。
その口元があまりにも色気があって、佐倉の心臓はドキッと揺れてしまった。
「お前……、そういうところだよ」
「何がだ?」
「今日廊下で女性陣が騒いでいたんだ。常務に髪型を褒められて、髪飾りまで触ってくれたって……」
「それの何が問題なんだ?」
「天然のタラシかよ。そういう距離の近いことをすると、勘違いされたりするんだ。興味がないなら後々面倒なことになるぞ」
それでなくとも梶はハイスペックの超絶イケメンだ。
褒められたと騒いでいた子は、いい気になるなと他の女性社員から嫌味を言われていた。
梶の行動一つで問題が起きてしまうのをもう少し自覚してもらわないといけない。
佐倉の同僚ではないのだが、ギスギスしている中で働くのは、あまり好きではなかった。
「それで? それを聞いて未春はどう思った?」
「は? 何が……」
「嫉妬したのか?」
「するわけないだろう」
即答すると、梶は耳が垂れてしまった犬のような、寂しそうな顔になった。
「俺達の関係にそういうものはない。ほら、さっさとヤレよ」
「ったく、色気がないな」
そう言った梶はいつも佐倉の後ろに回るのに、今日はソファーの前に膝を立てて座ってきた。
「………? どうしたんだ?」
「ん、今日はコッチだ」
佐倉の腰をガッチリと掴んだ梶は、歯を使ってズボンのチャックを下ろしてきた。
「智紀? まさか……」
「たっぷり可愛がってやるよ」
「なっ、うそ……ちょっ……あっ……」
口を器用に使って梶は佐倉の下着の中から、まだ柔らかいソレを取り出した。
やわやわと舌で転がすように舐めてきて、ズブズブと音を立てて吸われたら、あっという間に硬く起ち上がってしまった。
「ふっ……………ち……いいか?」
「ば……か、も……やめろって……んあああっ」
梶は男と体の関係を持ったことはないと言っていた。
それなのに抵抗なく咥えることができるなんて、信じられなかった。
「ひぁっ……やめっ、そこは……だめだ…てぁああっっ」
しかもご丁寧に玉まで口に含んで舌で転がしてきた。
初心者のくせになんてテクニックだと、大きな声を上げそうになって慌てて口に手を当てた。
ついには手も使って、全体を愛撫しながらじゅるじゅると吸われてしまったらたまらなかった。
だめだと言いながら逃げようとしたが、余計に強く吸われて、耐えられなくなった佐倉は梶の口内に放ってしまった。
「……か、……めだっ……て、ハァハァ……いった……」
快感で目の前がチカチカ光ってしまった。
佐倉は背を逸らして全身をビクビクと震わせた後、荒い息を吐きながらソファーに深く沈み込んだ。
梶は放心状態になっている佐倉を見ながら、嬉しそうに微笑んでごくりと喉を鳴らした。
もう、驚きすぎて言葉が出てこなかった。
「苦いな」
「……当たり前だよ……ばか」
あんなモノを飲んで、笑っている梶が信じられなかった。
心がくすぐったくなって、なんとも言えない気持ちになった。
上手く説明はできない。
梶は来るなというのに、いつも佐倉の築いた囲いを飛び越えて入ってきてしまう。
それが恐いと思っていたけれど、今は恐くはなくて、むしろ期待して空を見上げるようになってしまった。
梶ならきっと………
佐倉は乱れた服を直して、梶にまたなと言ってから部屋を出て息を吐いた。
何を考えているんだと、頭を振って歩き出した。
□□□
梶は大きな手で、ズボンの上からソコを包み込むように撫でてから、指で形なぞるように触れてきた。
「ん? どうしたんだ? もう硬くなってきたぞ」
「えっ……?」
「ほら、自分で見てみろよ。窮屈そうに押し上げてるじゃないか」
「う、嘘っっ」
過去何年もソコが反応したことはなかった。
性的なものには興味がなくなっていたし、むしろ見てはいけないと距離を置いていた。
前は極端に疲れると勃つこともあったが、性欲が減退したおかげで、その感覚も忘れてしまった。
何年も続くとさすがに心配になって、ただ解消しようと触れたりしてみたこともあったが、何をしても無反応だった。
かといって誰かを抱いてみようとか、そんなことを考えただけで罪悪感に襲われて余計に考えられなくなった。
少し顔を上げて振り返ると、梶のフェロモンの香りがして、それがたまらないくらい下半身にきた。
アルファ同士なら警戒する匂いのはずなのに、一度身体が快感を覚えてしまったからか、もう性的な興奮を感じる匂いに変わってしまった。
慣れたせいか、最初の時のように急性のヒート状態にはならない。
頭はしっかりしているので、余計に恥ずかしくなった。
そうこうしているうちに、梶はチャックを下ろして佐倉のモノを取り出してしまった。
前回自分の体のことは、ぼんやりして覚えていなかったので、天を向いて勃ち上がっているのを見るのはずいぶんと久しぶりだった。
ちゃんと機能していたのかと考える冷静な自分もいたが、梶が直に触れて、擦り始めたらもうそんな余裕はなくなった。
「ガチガチになってるぞ。……ここ好きなのか? ぴくぴく揺れてる」
「……くっ……言うな……よ」
鈴口をぎゅっと締めるように握られたら、その刺激で達しそうになった。
はぁはぁと息を漏らして何とか堪えたが、トロリと先走りが溢れてしまった。
「言っただろう。元気だって……」
「わ……たよ、わかったてばっ」
「何だよ、ここでやめてもいいのか? すごい感じてんのに」
「うっ……」
梶の片方の手がTシャツの裾から入ってきて、胸元を弄ってきた。
胸の中心にたどり着いたら、ぎゅっと摘まれてしまった。
ぴりりと電気が走ったように感じてしまい、佐倉は息を吸い込んだ。
「今イキそうになったのか? 先っぽが膨れて可愛かった」
「ばっ……やめろ……」
「気持ちいいんだろう? 素直になれよ」
「ひぃっ、……んなとこ、舐めるな、あっ……」
快感で体に力が入らなくなり、梶の方にもたれてしまったら、耳に息を吹きかけられてペロリと舐められた。
やめろと言ったのに、梶は勢いがついたのか、舌を耳の中に捻じ込んできた。
ざらざらとした舌の感触と、ぴちゃぴちゃという卑猥な音がダイレクトに響いてきて、背中がゾクっとして佐倉は震えてしまった。
誰にもこんなことをされたことなどない。
恥ずかしくて逃げたい気持ちになってしまう。
だけど湧き上がってくるのは、間違いなく快感だった。
「はぁ……はぁはぁ、はっ……めろ、はなせっ」
焦らされながら、上も下も同時に弄られたら、抵抗する力はなくなってしまった。
力をなくして、ただ快感を受け入れたら、頭が真っ白になるくらい気持ちよくて、すぐにでも出てしまいそうになった。
冷えた空気が白くなるくらい、熱い息を漏らしながら、佐倉は梶の巧みな手淫に溺れた。
時折、耳を舐められて甘噛みされると、頭が痺れてしまい、おかしくなりそうだった。
「あっ……くっ……ンっ、はぁ……でるっ、でるからっ」
「いいよ、このまま出せって」
佐倉の痴態を見て興奮したのか、梶の首筋から濃いフェロモンが溢れていた。
気が付いたら佐倉は、後ろを向いたまま顔を上げて、梶の首筋に鼻をつけて、夢中でそれを嗅いでいた。
「ああ……っっ、あ……っっーー!!」
クンクンと匂いを嗅ぎながら、佐倉は絶頂に上り詰めた。
白濁は勢いよく上に飛んだが、梶の手にもベッタリと飛び散っていた。
佐倉は胸を揺らしながら、ぼんやりとした達した後の余韻に浸ってしまった。
「すごいでたな。こんなに溜めていたのか」
「……見せるなよ」
汚れた手を顔の前に持ってこられたので、ハッと我に返った佐倉は、近くにあったティッシュで慌てて梶の手を拭いた。
「未春……」
梶が興奮していたのは、尻に硬いものが当たっていたので分かっていた。
名前を呼ばれて佐倉が身構えると、クスッと笑った梶は佐倉の頭を撫でてきた。
「い、いいのかよ。ソレ」
「ああ、俺はいい」
「いいって………」
「嫌じゃなければ、またしたい」
何を言っているのかと、まじまじと梶の顔を見てしまった。
相性がどうとか言っていたから、一時的な欲を解消できるような相手を求めていたのかもしれないと、梶の目からそう感じ取った。
当然断ろうと口を開いたが、この先誰とも触れ合うことのない人生を考えた時、今感じたばかりの熱を失うのが寂しくなってしまった。
「忘れられない人がいるならそれでもいい。このまま終わりにするのは、どうしても嫌なんだ」
愛と名のつくものは自分には相応しくない。
だが、空っぽの体だけの関係なら、許されるのではないか。
こんな自分を求めてくれた、目の前の男のために……
細い線のような関係でいいというのなら……
「……分かった」
「いいのか!?」
「その代わり、面倒な感情は抜きだ。どちらかでも必要ないと思えば、その時点で終了だ」
「ああ、それでいい」
佐倉の提案に梶はすぐに了承した。
そうまでして自分を離したくないのかと佐倉は思ってしまったが、きっと梶も深い関係を築きたくないだけだろうと思い直した。
二度と会わないつもりで訪れた部屋で、梶の真剣な目に導かれて、佐倉は変わらない日常から一歩踏み出すことになった。
少しだけ方向が変わるだけ。
行き着く先は同じだ。
何も変わらない。
佐倉は心の中で笑った。
所謂、セフレの関係になって、何か変わるかといえば、ほとんど変わらなかった。
今まで通り、終業後に役員室に呼ばれて、夕食を食べる。
その後に梶が佐倉に触れてくる。
佐倉の乱れた顔を見て、梶は満足そうにしているという、セフレと言っていいのか微妙な関係が続いた。
「ご馳走様、今日も美味しかった」
「そうか、良かった」
梶は佐倉が食事をするところを、相変わらず嬉しそうに見てきた。
食べ終わった佐倉が手を合わせてお礼を言ったところで、梶の手が伸びてきて口の端に付いたご飯粒を指ですくわれた。
「んっ、美味いな」
梶はそれを舌を出してペロリと食べて舐め取ってしまった。
その口元があまりにも色気があって、佐倉の心臓はドキッと揺れてしまった。
「お前……、そういうところだよ」
「何がだ?」
「今日廊下で女性陣が騒いでいたんだ。常務に髪型を褒められて、髪飾りまで触ってくれたって……」
「それの何が問題なんだ?」
「天然のタラシかよ。そういう距離の近いことをすると、勘違いされたりするんだ。興味がないなら後々面倒なことになるぞ」
それでなくとも梶はハイスペックの超絶イケメンだ。
褒められたと騒いでいた子は、いい気になるなと他の女性社員から嫌味を言われていた。
梶の行動一つで問題が起きてしまうのをもう少し自覚してもらわないといけない。
佐倉の同僚ではないのだが、ギスギスしている中で働くのは、あまり好きではなかった。
「それで? それを聞いて未春はどう思った?」
「は? 何が……」
「嫉妬したのか?」
「するわけないだろう」
即答すると、梶は耳が垂れてしまった犬のような、寂しそうな顔になった。
「俺達の関係にそういうものはない。ほら、さっさとヤレよ」
「ったく、色気がないな」
そう言った梶はいつも佐倉の後ろに回るのに、今日はソファーの前に膝を立てて座ってきた。
「………? どうしたんだ?」
「ん、今日はコッチだ」
佐倉の腰をガッチリと掴んだ梶は、歯を使ってズボンのチャックを下ろしてきた。
「智紀? まさか……」
「たっぷり可愛がってやるよ」
「なっ、うそ……ちょっ……あっ……」
口を器用に使って梶は佐倉の下着の中から、まだ柔らかいソレを取り出した。
やわやわと舌で転がすように舐めてきて、ズブズブと音を立てて吸われたら、あっという間に硬く起ち上がってしまった。
「ふっ……………ち……いいか?」
「ば……か、も……やめろって……んあああっ」
梶は男と体の関係を持ったことはないと言っていた。
それなのに抵抗なく咥えることができるなんて、信じられなかった。
「ひぁっ……やめっ、そこは……だめだ…てぁああっっ」
しかもご丁寧に玉まで口に含んで舌で転がしてきた。
初心者のくせになんてテクニックだと、大きな声を上げそうになって慌てて口に手を当てた。
ついには手も使って、全体を愛撫しながらじゅるじゅると吸われてしまったらたまらなかった。
だめだと言いながら逃げようとしたが、余計に強く吸われて、耐えられなくなった佐倉は梶の口内に放ってしまった。
「……か、……めだっ……て、ハァハァ……いった……」
快感で目の前がチカチカ光ってしまった。
佐倉は背を逸らして全身をビクビクと震わせた後、荒い息を吐きながらソファーに深く沈み込んだ。
梶は放心状態になっている佐倉を見ながら、嬉しそうに微笑んでごくりと喉を鳴らした。
もう、驚きすぎて言葉が出てこなかった。
「苦いな」
「……当たり前だよ……ばか」
あんなモノを飲んで、笑っている梶が信じられなかった。
心がくすぐったくなって、なんとも言えない気持ちになった。
上手く説明はできない。
梶は来るなというのに、いつも佐倉の築いた囲いを飛び越えて入ってきてしまう。
それが恐いと思っていたけれど、今は恐くはなくて、むしろ期待して空を見上げるようになってしまった。
梶ならきっと………
佐倉は乱れた服を直して、梶にまたなと言ってから部屋を出て息を吐いた。
何を考えているんだと、頭を振って歩き出した。
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本当にありがたく思います。
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