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第一章
⑤悪い虫に気をつけて
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「どういうことだ」
屋敷の執務室でロロルコット伯爵は頭を抱えていた。
「どういうことなんでしょうね」
さーね知るかよと思いながら、リリアンヌも同じく頭を抱えた。
「そんなぁ、二人とも暗くならないで。喜ばしい事ですわよ。ねぇ、ユージーン」
一人のんきに明るいのは継母のファニール。
「あぁ僕のせいだ・・・」
ユージーンにいたっては、頭痛を覚えて眉間に皺を寄せている。
夏も終わりに近づいたころ。本来であれば、楽しい午後のティータイムだったはず。
突然の知らせで、ロロルコット家の面々は、執務室に集められた。
「確かに大変名誉な事だが。こういうものは順番があってでな・・・。うちは何分、歴史の浅い伯爵家。それも公爵家のご令嬢の方々を差し置いて、うちがというのは、かなりの反感があってな・・・まずいんだよ色々と・・・」
「嫌だわ、アナタ。そんな事どうともなるじゃない。愛のちからよ!」
歳を重ねても、ますます小動物っぷりに磨きがかかるファニールが、頬をぷくっと膨らませた。
「ファニールさま、愛と言われましても、いっこうにそんな覚えが・・・」
「リリアンヌちゃんは、箱入り娘ですからねー。その辺の事は、疎いでしょ。だから教えてあげる!ズバリ!一目惚れってやつよ」
「げっ!」
ファニールの放った矢が、リリアンヌにクリーンヒットして、思わず素が出てしまった。
「あーー!えーと!結局どうすればいいのかな!ねー、姉様。それが知りたいですよね」
聞き間違いかと目をぱちくりする両親を尻目に、ユージーンが助け船を出した。
「どうしようもないよ。婚約の申し込みがあった以上、うちに選ぶ権利はないよ。行くも地獄行かざるも地獄。リリアンヌは、王太子殿下と婚約することになる」
約一人をのぞいて、重苦しい空気が流れる中、リリアンヌはある結論にいたった。
(フェルナンド殿下のやつ、巨乳好きだったのか)
□□□
「あっーーーはははははっっっ!!」
甲高いボイスで大口開けて爆笑しているのは、ローリエ公爵令嬢。
王都で開催されたパーティーの後、早速連絡が来て、リリアンヌの家に遊びに来ていた。
「笑い事じゃないよ!それしか考えられないでしょ」
ローリエなら目尻の涙をハンカチで拭くさまも、優雅で美しく絵になる。
「まさか結論がそれなんて、それ聞いたらあの鉄仮面がどう崩れるかしら。うふっふふふふふっっ」
ローリエは笑いが止まらなくて、お腹を押さえている。
「なによその、鉄仮面って・・・」
「フェルナンド殿下の事よ。幼少期から人心掌握術に優れていてとても優秀な方よ。いつも微笑んでいらっしゃるけど、一切感情が読めないし、ちょっとの事では動じないから、影では鉄仮面と呼ばれているのよ」
(確かに、なんだか胡散臭い笑顔しているし、ローリエとの会話も聞いていなかったようで、ちゃっかり聞いてたみたいだし)
これは、もしや腹黒キャラなのではと考えた。
アルフレッド王子がオレ様キャラで、蘭のタイプであるのに対して、蘭は腹黒キャラを好まない。
ネチネチしてて気持ち悪いのよと言っていた。
蘭がフェルナンドルートに積極的でなかったのは、そのせいかもしれない。
と言っても、そんな事が分かったとして何の意味があるのか。
いや、何か弱点でも聞いておけば良かったのかもしれない。
「それでー、どうなのよ」
「何が?」
「殿下の事よ!一緒に踊ったんでしょ!どうだったの?」
ローリエは、持っていたカップを置いて身を乗り出してきた。
リリアンヌは殿下とのダンスを思い出してみた。優雅なリード、聞こえてくる息づかい、深いグレーの瞳が優しげに細められて、薄い唇が耳元に触れて・・・・・・。
「だぁーーーーーーー!!!!全然何でもない!何も感じない!」
リリアンヌは真っ赤になって、足をバタつかせた。
「何よそのお子様みたいな反応は・・・、というか、精神的には完全にお子様ね」
「そういうローリエは大丈夫なの?その、殿下の事・・・好きだったんじゃないの?」
「私が!?まさか!確かに、他の公爵家の令嬢方は争奪戦よ。ただ・・・私の場合は別よ」
そう言うと、ローリエは遠い所を見るみたいに目を細めた。ゲラゲラ笑っていたかと思えば、急に大人びた女性の顔をしていた。
「まぁ・・・、その、言いたくないなら、聞かないよ」
「いいわよ。それじゃフェアじゃないでしょ。私がお慕いしているのは、マクディー男爵のご子息、レイモンド様よ」
「男爵!?そりゃまた、身分違いな・・・」
「そう。幼い頃、お兄様の遊び相手兼世話係りとしてうちに来て、もう一人の兄のように思っていたけど、恋をしていることに気づいてしまったの」
「うんうん」
「なんどもアタックして、なんども振られているけど、諦めきれないのよ」
奥手な公爵令嬢に見えたローリエだが、ずいぶんと情熱的な人だ。
「まっ、お父様が許してくださる可能性は低いけど、最後まで足掻くわ。私すごくしつこいの」
ローリエの眩しさと強さに、リリアンヌの中の何かが、ポタリと溶けていくような気がした。
□□□
フェルナンド殿下から手紙が来た。
まず、突然の婚約の申し込みの非礼を詫びていた。リリアンヌが社交界デビュー前に話をまとめておきたかったので、急いでしまったこと。
当面は殿下もこれから入学する予定のリリアンヌも学園生活があるので、正式な婚姻はまだ先になること。
お互いの事をもっと知り合いたいと思うので、手紙のやりとりをしたい。
入学を心待ちにしている。
とかナンとか、そんな内容だった。
(要するに、悪い虫がつかないようにコトを急いだという事か…)
殿下の婚約発表は、瞬く間に社交界を駆け巡った。
あのパーティーに出ていない人は、リリアンヌ?誰それ?状態だし。
お父様は格上の公爵家の面々から、嫌み嫉みの攻撃に耐える日々。
リリアンヌも引きこもっているわけにいかなくなり、お茶会やパーティーに引っ張り出される。
当然女性陣からの妬みの攻撃に合うが、ローリエが公爵令嬢のパワーを使い防いでくれるので、何とか耐えることが出来ている。
初めはいやいや出していた手紙も、嫌みを練り込んでストレス発散に使わせてもらっている。
「というわけで、今週は2つもパーティーに出席させられてシャンパンをかけられそうになり、機敏に避けましたが持っていたジュースをブルグ子爵のお顔にかけてしまい、大変怒られました。どうか私の平穏な生活をお返しください」
読み上げながら手紙を書いていると、後ろで聞いていたユージーンがお茶を噴き出してむせた。
「がっゴホッゴホッ…、姉様、そんな手紙を本当に出すんじゃないよね?」
「え?毎回こんな感じよ」
それを聞いてユージーンは、さーっと青ざめる。
「嘘…殿下はなんて返されるの?」
「苦労をかけてすまないとか、お詫びに大切にするとか、全然返答になってないわよねー」
「…殿下、こんな姉のどこがよかったのか…、美女なら周りにたくさんいらっしゃるのに」
「そうだ!ユージーンからも殿下に連絡してよ。別の人の方が合ってますよって」
「出来るわけないでしょ!!」
真っ赤な鬼みたいな顔のユージーンに怒られた。みんなストレス溜まっているのね。
そうこうしているうちに、ユージーンは本国の学園初等部を卒業した。リリアンヌとともに、サファイア王国から入学の案内状が届いた。
ちなみに、ローリエも同じ年なので、一緒の入学だ。
サファイア王国の学園なので、基本的に寮生活になる。
寮と言っても、大きな部屋を与えられて、使用人も連れていくことになる。
何人連れていっても構わないが、リリアンヌはアニーだけを連れていくことにした。
自分の家に帰れるのは、学園が休みの時で、特に夏は三ヶ月ほどの長い休みになる。
男子は三年通う必要があるが、女子は主に社交を学ぶことが目的なので特別な事情がない限り、一年で卒業となる。
学園内では、授業時間内は制服、終了後はドレスを着られる。
女子の制服は、紺を基調としたワンピースで、ドレスほどは、広がりがなく、足首の上くらいの長さだ。
シックで高級感のある作りになっている。
男子は同じ紺を基調として、シャツにタイ、ブレザーとスラックスというシンプルなもの。
リリアンヌは制服ワンピースの試着だけで、胸のボタンが何個も弾けとんだ。アニーはボタンの替えが、たくさん必要だと言って焦っていた。
(長かったな……もう少しで、ゲームの舞台になる学園に入学だ)
学園では、主人公に出会う事になるが、必要以上に近寄らない事を心に誓う。
しかし、フェルナンド殿下の婚約者として、明らかに目立つであろう立場になってしまい、どう立ち回ろうか考えあぐねていた。
(半年手紙のやりとりをしたが、殿下の気持ちはちっとも変わらない。まぁ、学園には可愛い女子もたくさんいるし、エンジョイしていれば気持ちもきっと変わる。一縷の望みにかけるしかないな)
リリアンヌとしては、ゲーム内で死亡フラグもないので、焦って何かしなければいけない事もない。
(とにかく穏便に、それだけを考えよう)
短い冬も終わり、いよいよ入学の時がやってくるのであった。
□□□
屋敷の執務室でロロルコット伯爵は頭を抱えていた。
「どういうことなんでしょうね」
さーね知るかよと思いながら、リリアンヌも同じく頭を抱えた。
「そんなぁ、二人とも暗くならないで。喜ばしい事ですわよ。ねぇ、ユージーン」
一人のんきに明るいのは継母のファニール。
「あぁ僕のせいだ・・・」
ユージーンにいたっては、頭痛を覚えて眉間に皺を寄せている。
夏も終わりに近づいたころ。本来であれば、楽しい午後のティータイムだったはず。
突然の知らせで、ロロルコット家の面々は、執務室に集められた。
「確かに大変名誉な事だが。こういうものは順番があってでな・・・。うちは何分、歴史の浅い伯爵家。それも公爵家のご令嬢の方々を差し置いて、うちがというのは、かなりの反感があってな・・・まずいんだよ色々と・・・」
「嫌だわ、アナタ。そんな事どうともなるじゃない。愛のちからよ!」
歳を重ねても、ますます小動物っぷりに磨きがかかるファニールが、頬をぷくっと膨らませた。
「ファニールさま、愛と言われましても、いっこうにそんな覚えが・・・」
「リリアンヌちゃんは、箱入り娘ですからねー。その辺の事は、疎いでしょ。だから教えてあげる!ズバリ!一目惚れってやつよ」
「げっ!」
ファニールの放った矢が、リリアンヌにクリーンヒットして、思わず素が出てしまった。
「あーー!えーと!結局どうすればいいのかな!ねー、姉様。それが知りたいですよね」
聞き間違いかと目をぱちくりする両親を尻目に、ユージーンが助け船を出した。
「どうしようもないよ。婚約の申し込みがあった以上、うちに選ぶ権利はないよ。行くも地獄行かざるも地獄。リリアンヌは、王太子殿下と婚約することになる」
約一人をのぞいて、重苦しい空気が流れる中、リリアンヌはある結論にいたった。
(フェルナンド殿下のやつ、巨乳好きだったのか)
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「あっーーーはははははっっっ!!」
甲高いボイスで大口開けて爆笑しているのは、ローリエ公爵令嬢。
王都で開催されたパーティーの後、早速連絡が来て、リリアンヌの家に遊びに来ていた。
「笑い事じゃないよ!それしか考えられないでしょ」
ローリエなら目尻の涙をハンカチで拭くさまも、優雅で美しく絵になる。
「まさか結論がそれなんて、それ聞いたらあの鉄仮面がどう崩れるかしら。うふっふふふふふっっ」
ローリエは笑いが止まらなくて、お腹を押さえている。
「なによその、鉄仮面って・・・」
「フェルナンド殿下の事よ。幼少期から人心掌握術に優れていてとても優秀な方よ。いつも微笑んでいらっしゃるけど、一切感情が読めないし、ちょっとの事では動じないから、影では鉄仮面と呼ばれているのよ」
(確かに、なんだか胡散臭い笑顔しているし、ローリエとの会話も聞いていなかったようで、ちゃっかり聞いてたみたいだし)
これは、もしや腹黒キャラなのではと考えた。
アルフレッド王子がオレ様キャラで、蘭のタイプであるのに対して、蘭は腹黒キャラを好まない。
ネチネチしてて気持ち悪いのよと言っていた。
蘭がフェルナンドルートに積極的でなかったのは、そのせいかもしれない。
と言っても、そんな事が分かったとして何の意味があるのか。
いや、何か弱点でも聞いておけば良かったのかもしれない。
「それでー、どうなのよ」
「何が?」
「殿下の事よ!一緒に踊ったんでしょ!どうだったの?」
ローリエは、持っていたカップを置いて身を乗り出してきた。
リリアンヌは殿下とのダンスを思い出してみた。優雅なリード、聞こえてくる息づかい、深いグレーの瞳が優しげに細められて、薄い唇が耳元に触れて・・・・・・。
「だぁーーーーーーー!!!!全然何でもない!何も感じない!」
リリアンヌは真っ赤になって、足をバタつかせた。
「何よそのお子様みたいな反応は・・・、というか、精神的には完全にお子様ね」
「そういうローリエは大丈夫なの?その、殿下の事・・・好きだったんじゃないの?」
「私が!?まさか!確かに、他の公爵家の令嬢方は争奪戦よ。ただ・・・私の場合は別よ」
そう言うと、ローリエは遠い所を見るみたいに目を細めた。ゲラゲラ笑っていたかと思えば、急に大人びた女性の顔をしていた。
「まぁ・・・、その、言いたくないなら、聞かないよ」
「いいわよ。それじゃフェアじゃないでしょ。私がお慕いしているのは、マクディー男爵のご子息、レイモンド様よ」
「男爵!?そりゃまた、身分違いな・・・」
「そう。幼い頃、お兄様の遊び相手兼世話係りとしてうちに来て、もう一人の兄のように思っていたけど、恋をしていることに気づいてしまったの」
「うんうん」
「なんどもアタックして、なんども振られているけど、諦めきれないのよ」
奥手な公爵令嬢に見えたローリエだが、ずいぶんと情熱的な人だ。
「まっ、お父様が許してくださる可能性は低いけど、最後まで足掻くわ。私すごくしつこいの」
ローリエの眩しさと強さに、リリアンヌの中の何かが、ポタリと溶けていくような気がした。
□□□
フェルナンド殿下から手紙が来た。
まず、突然の婚約の申し込みの非礼を詫びていた。リリアンヌが社交界デビュー前に話をまとめておきたかったので、急いでしまったこと。
当面は殿下もこれから入学する予定のリリアンヌも学園生活があるので、正式な婚姻はまだ先になること。
お互いの事をもっと知り合いたいと思うので、手紙のやりとりをしたい。
入学を心待ちにしている。
とかナンとか、そんな内容だった。
(要するに、悪い虫がつかないようにコトを急いだという事か…)
殿下の婚約発表は、瞬く間に社交界を駆け巡った。
あのパーティーに出ていない人は、リリアンヌ?誰それ?状態だし。
お父様は格上の公爵家の面々から、嫌み嫉みの攻撃に耐える日々。
リリアンヌも引きこもっているわけにいかなくなり、お茶会やパーティーに引っ張り出される。
当然女性陣からの妬みの攻撃に合うが、ローリエが公爵令嬢のパワーを使い防いでくれるので、何とか耐えることが出来ている。
初めはいやいや出していた手紙も、嫌みを練り込んでストレス発散に使わせてもらっている。
「というわけで、今週は2つもパーティーに出席させられてシャンパンをかけられそうになり、機敏に避けましたが持っていたジュースをブルグ子爵のお顔にかけてしまい、大変怒られました。どうか私の平穏な生活をお返しください」
読み上げながら手紙を書いていると、後ろで聞いていたユージーンがお茶を噴き出してむせた。
「がっゴホッゴホッ…、姉様、そんな手紙を本当に出すんじゃないよね?」
「え?毎回こんな感じよ」
それを聞いてユージーンは、さーっと青ざめる。
「嘘…殿下はなんて返されるの?」
「苦労をかけてすまないとか、お詫びに大切にするとか、全然返答になってないわよねー」
「…殿下、こんな姉のどこがよかったのか…、美女なら周りにたくさんいらっしゃるのに」
「そうだ!ユージーンからも殿下に連絡してよ。別の人の方が合ってますよって」
「出来るわけないでしょ!!」
真っ赤な鬼みたいな顔のユージーンに怒られた。みんなストレス溜まっているのね。
そうこうしているうちに、ユージーンは本国の学園初等部を卒業した。リリアンヌとともに、サファイア王国から入学の案内状が届いた。
ちなみに、ローリエも同じ年なので、一緒の入学だ。
サファイア王国の学園なので、基本的に寮生活になる。
寮と言っても、大きな部屋を与えられて、使用人も連れていくことになる。
何人連れていっても構わないが、リリアンヌはアニーだけを連れていくことにした。
自分の家に帰れるのは、学園が休みの時で、特に夏は三ヶ月ほどの長い休みになる。
男子は三年通う必要があるが、女子は主に社交を学ぶことが目的なので特別な事情がない限り、一年で卒業となる。
学園内では、授業時間内は制服、終了後はドレスを着られる。
女子の制服は、紺を基調としたワンピースで、ドレスほどは、広がりがなく、足首の上くらいの長さだ。
シックで高級感のある作りになっている。
男子は同じ紺を基調として、シャツにタイ、ブレザーとスラックスというシンプルなもの。
リリアンヌは制服ワンピースの試着だけで、胸のボタンが何個も弾けとんだ。アニーはボタンの替えが、たくさん必要だと言って焦っていた。
(長かったな……もう少しで、ゲームの舞台になる学園に入学だ)
学園では、主人公に出会う事になるが、必要以上に近寄らない事を心に誓う。
しかし、フェルナンド殿下の婚約者として、明らかに目立つであろう立場になってしまい、どう立ち回ろうか考えあぐねていた。
(半年手紙のやりとりをしたが、殿下の気持ちはちっとも変わらない。まぁ、学園には可愛い女子もたくさんいるし、エンジョイしていれば気持ちもきっと変わる。一縷の望みにかけるしかないな)
リリアンヌとしては、ゲーム内で死亡フラグもないので、焦って何かしなければいけない事もない。
(とにかく穏便に、それだけを考えよう)
短い冬も終わり、いよいよ入学の時がやってくるのであった。
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