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第三章
⑤天使か悪魔か
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エイダンの背は低いので、まともにくらうと顔面に当たってしまう。初めの攻撃はギリギリで避けた。そのまま、相手の間合いまで入り込み、手刀で鞭を持つ手を打った。鞭は手から離れ飛んでいった。
「なっ!」
勢いそのまま、腰の辺りにタックルして、エイダンを肩に乗せて担ぎ上げた。
「わっっ!!ちょっと!離せ!何するんだっっ」
「ふぅー!良かったー。このくらいならいけるわ。軽いわね。あなたちゃんと食べているの?」
「この!ゴリラ女!離せ!僕を誰だと思っているんだ!!」
エイダンはバタバタとして、体をくねらせて、下りようとしていた。さすがにあまり暴れられるとつらい。
「エミリー!この子の部屋はどこ?」
「…はっはい!ご案内します」
「なっなんだと!」
そのまま、エイダンの話は無視して、宮殿中央の部屋へ直行した。
すれ違う者達に、ぎょっとした顔で見られたが、皆、エイダンと関わりになりたくないようで、逃げるように行ってしまった。
「誰も助けてくれないのね。あなたって本当、人望ないわよ」
「うううっっうるさい!悪かったな!」
本人はずぶ濡れだし、担ぎ上げているリリアンヌも水気が移って、頭から上半身はびっしょりだ。
部屋に着くと、メイド達が慌てて扉を開けた。
「温めたタオルを持ってきて、すぐに着替えも」
部屋に入ってエイダンを下ろすと、メイド達に指示をした。みんな指示通り動いてくれて、ほっとした。
「なんだお前…どういうつもりだ…」
「夏とは言え、ずぶ濡れのままだと風邪を引くでしょう。着替えて綺麗にしてもらいなさい」
「…おっお前も…濡れているぞ、ひどい格好だ」
リリアンヌの髪からは滴がポタポタと落ちて、垂れた滴は胸元に流れていた。
「そそっそんな格好で出歩くのか!破廉恥だぞ!」
「私は大したことないわ。まったく、人を死刑にしようと息巻いていたやつが何言っているのよ」
エイダンは毒気が抜かれて、ポカンとした、幼い少年らしい顔をしていた。
「ふふん、そういう可愛い顔も出来るじゃない。あんな悪魔みたいな顔をしていないで、可愛らしくしておきなさい。他人を平気で傷つけられる人は、誰からも好かれない孤独な人よ。あなたはまだ若いのだから、自分の可能性を潰さないで、エイダン様」
バタバタと用意が終わったメイド達が入ってきてので、じぁ帰るわと言って部屋を出た。
エイダンは、何か言っていたが、メイド達の邪魔になるので、話は聞かなかった。
エミリーにはティファを呼びに行ってもらったので、一人で先ほど通った道を戻るだけだ。
エイダンには大したことないと言ったが、濡れたまま歩いている令嬢など、ただの不審者だ。
先ほどから、妙に視線を感じ、恥ずかしくなってきた。
(失敗したー!タオル一枚くらい借りて来ればよかった。自分でかぶったわけじゃないから、すぐ乾くだろうと思ったのに、全然だった)
下を向いて歩いていたら、角を曲がったところで人にぶつかってしまった。
「わぁ!ごめんなさい!」
慌てて謝ると、目の前には、目を見開いているロイスの顔があった。
(最悪…なんでこの人に会っちゃうかな)
「…リリアンヌ様、その格好はどういう事が説明していただけますか?」
ナイフより切れ味のよさそうな、視線を向けて来て、悲鳴をあげそうになる。
まさか、おたくの躾の悪い王子と一悶着ありましたとも言えず。
「ちょっと暑くて、涼しくなるかなーなんて。あはははは」
「ほぉー、馬鹿そうだなと思っていたしたが、ここまでとは…」
(ちょっと、この人、さらりと失礼な事言うよねー)
ロイスは何を思ったのか、着ていた上着を脱いで、上から掛けてくれた。
「そのような格好でフラフラされるのは、王族になられる方とは思えません、大人しくこれを着ていてください」
(はぁー、完全に呆れられたね。ごめん、フェルナンド…)
「あの、ありがとうございます」
「行きますよ。部屋までお送りします」
お言葉に甘えてと言おうとしたが、ある事を思い出した。
「ロイス!ちょうど良かった!案内して欲しいところがあるのですが…」
そう言うと、ロイスはこちらに怪訝な目を向けてきた。
□□□□□□□
「はい、確かに背中に怪我をおった男性が来ておりますよ。今、ベッドで休んでいます。幸い深くは傷ついていなかったので、薬を塗って2、3日もすれば、痛みは治まるでしょう」
王宮医師は淡々と説明してくれた。
鞭を受けた庭師の事が気になり、ロイスに頼んで医務室まで連れてきてもらったのだ。
お会いになりますかと聞かれたので、遠慮しますと言おうとすると、中から声がした。
一言お礼が言いたいと言われたので、中に入れてもらった。
庭師は名前を、カールと名乗り、うつ伏せのまま、ベッドに横たわり、痛みに耐えているようだった。
「あなた様がいなければ、まともに立って歩くことも出来なかったかもしれません。命の恩人です。ありがとうございました」
「そんな…私は大した事はしていないわ。カール、ああいった事はよくあるの?」
「言葉でお叱りを受けることはありましたが、鞭を使われたのは初めてです…。もう…恐ろしくて恐ろしくて…」
カールは震えていた。ロロルコット家にも庭師のマイクがいる。引きこもり時代は、よく話をして、花を植えたり、野菜を育ててみたり、大変お世話になった。自分の祖父のように思っている。
マイクと、カールが重なって、心が痛くなった。
思わず、カールの手を握った。少しでも痛みや気持ちが楽になって欲しいという思いでいっぱいだった。
「カール、体の痛みは消えても、心の痛みはなかなか消えませんものね。いつか時間が解決してくれます。どうか、今だけでもカールに心の平穏が訪れますように」
「ありがとうございます」
カールは涙を流して、お礼をいってくれた。体の震えが少し収まったような気がした。
□□□□□□
医務室を後にすると、後ろにいたロイスの存在に気づいた。すっかり忘れていた。
「すみません。お仕事は大丈夫ですか?すぐに大人しく部屋に戻りますので…」
ロイスは無言で歩き出した。付いてこいということだろうか。一応案内してくれるらしい。
部屋に到着すると、お礼を言って借りていた上着を返した。
何かまた厳しいことを言われそうで、早く帰って欲しかったので、さっさと礼をして部屋に入ろうとすると、ロイスが口を開いた。
「あなたはよく分からない人ですね」
「はぁ…そうですが」
また何か言われるかと身構えたが、不思議と険のある雰囲気は感じなかった。
「先ほどの庭師の件、エイダン様が関わっていらっしゃるのでしょう。私も最近のアレには、目に余るものがありましたので、この件についてあなたを責めることはしません」
(ちょいちょい言葉使い悪いよな)
「それと、昨日あなたに取り柄がないと言ったことは訂正しましょう」
「え?ああ、それは…どうも」
「ただし!これ以上勝手に出歩いて問題を起こされたら大変です。外へ出る際は、私に使いを送り許可を求めてください!以上です」
ロイスは、言いたいだけ言って、さっさと帰って行ってしまった。
(んー、ロイスの方がよく分からない人だよ)
部屋の中では、エミリーとティファが待っていてくれて、帰りが遅いからと大変心配していた。
ティファは中央を一通り走って探してくれたらしく、こんな格好でフラフラして!遅い!と怒られてしまった。
すぐに湯あみをさせられて、着替えをして、風邪を引いたら大変だと、まだ薄暗いうちに、ベッドに入れられてしまった。
ベッドの中では、エイダンの事を考えた。
8歳の子供が、人の頭を踏んづけて、鞭を振り回すなんて、どういう教育環境なのだろう。
両親が忙しいとかで寂しくても、ああはならないだろう。
同じ弟でも、ユージーンは幼い頃、大人しくて心配になるような子だった。
(あの後、まだ怒っていたかな。仮にも王子に水ぶっかけたんだから、ただじゃすまなそう)
フェルナンドが早く帰って来てくれることを願い、夢の中へ落ちていった。
□□□
「なっ!」
勢いそのまま、腰の辺りにタックルして、エイダンを肩に乗せて担ぎ上げた。
「わっっ!!ちょっと!離せ!何するんだっっ」
「ふぅー!良かったー。このくらいならいけるわ。軽いわね。あなたちゃんと食べているの?」
「この!ゴリラ女!離せ!僕を誰だと思っているんだ!!」
エイダンはバタバタとして、体をくねらせて、下りようとしていた。さすがにあまり暴れられるとつらい。
「エミリー!この子の部屋はどこ?」
「…はっはい!ご案内します」
「なっなんだと!」
そのまま、エイダンの話は無視して、宮殿中央の部屋へ直行した。
すれ違う者達に、ぎょっとした顔で見られたが、皆、エイダンと関わりになりたくないようで、逃げるように行ってしまった。
「誰も助けてくれないのね。あなたって本当、人望ないわよ」
「うううっっうるさい!悪かったな!」
本人はずぶ濡れだし、担ぎ上げているリリアンヌも水気が移って、頭から上半身はびっしょりだ。
部屋に着くと、メイド達が慌てて扉を開けた。
「温めたタオルを持ってきて、すぐに着替えも」
部屋に入ってエイダンを下ろすと、メイド達に指示をした。みんな指示通り動いてくれて、ほっとした。
「なんだお前…どういうつもりだ…」
「夏とは言え、ずぶ濡れのままだと風邪を引くでしょう。着替えて綺麗にしてもらいなさい」
「…おっお前も…濡れているぞ、ひどい格好だ」
リリアンヌの髪からは滴がポタポタと落ちて、垂れた滴は胸元に流れていた。
「そそっそんな格好で出歩くのか!破廉恥だぞ!」
「私は大したことないわ。まったく、人を死刑にしようと息巻いていたやつが何言っているのよ」
エイダンは毒気が抜かれて、ポカンとした、幼い少年らしい顔をしていた。
「ふふん、そういう可愛い顔も出来るじゃない。あんな悪魔みたいな顔をしていないで、可愛らしくしておきなさい。他人を平気で傷つけられる人は、誰からも好かれない孤独な人よ。あなたはまだ若いのだから、自分の可能性を潰さないで、エイダン様」
バタバタと用意が終わったメイド達が入ってきてので、じぁ帰るわと言って部屋を出た。
エイダンは、何か言っていたが、メイド達の邪魔になるので、話は聞かなかった。
エミリーにはティファを呼びに行ってもらったので、一人で先ほど通った道を戻るだけだ。
エイダンには大したことないと言ったが、濡れたまま歩いている令嬢など、ただの不審者だ。
先ほどから、妙に視線を感じ、恥ずかしくなってきた。
(失敗したー!タオル一枚くらい借りて来ればよかった。自分でかぶったわけじゃないから、すぐ乾くだろうと思ったのに、全然だった)
下を向いて歩いていたら、角を曲がったところで人にぶつかってしまった。
「わぁ!ごめんなさい!」
慌てて謝ると、目の前には、目を見開いているロイスの顔があった。
(最悪…なんでこの人に会っちゃうかな)
「…リリアンヌ様、その格好はどういう事が説明していただけますか?」
ナイフより切れ味のよさそうな、視線を向けて来て、悲鳴をあげそうになる。
まさか、おたくの躾の悪い王子と一悶着ありましたとも言えず。
「ちょっと暑くて、涼しくなるかなーなんて。あはははは」
「ほぉー、馬鹿そうだなと思っていたしたが、ここまでとは…」
(ちょっと、この人、さらりと失礼な事言うよねー)
ロイスは何を思ったのか、着ていた上着を脱いで、上から掛けてくれた。
「そのような格好でフラフラされるのは、王族になられる方とは思えません、大人しくこれを着ていてください」
(はぁー、完全に呆れられたね。ごめん、フェルナンド…)
「あの、ありがとうございます」
「行きますよ。部屋までお送りします」
お言葉に甘えてと言おうとしたが、ある事を思い出した。
「ロイス!ちょうど良かった!案内して欲しいところがあるのですが…」
そう言うと、ロイスはこちらに怪訝な目を向けてきた。
□□□□□□□
「はい、確かに背中に怪我をおった男性が来ておりますよ。今、ベッドで休んでいます。幸い深くは傷ついていなかったので、薬を塗って2、3日もすれば、痛みは治まるでしょう」
王宮医師は淡々と説明してくれた。
鞭を受けた庭師の事が気になり、ロイスに頼んで医務室まで連れてきてもらったのだ。
お会いになりますかと聞かれたので、遠慮しますと言おうとすると、中から声がした。
一言お礼が言いたいと言われたので、中に入れてもらった。
庭師は名前を、カールと名乗り、うつ伏せのまま、ベッドに横たわり、痛みに耐えているようだった。
「あなた様がいなければ、まともに立って歩くことも出来なかったかもしれません。命の恩人です。ありがとうございました」
「そんな…私は大した事はしていないわ。カール、ああいった事はよくあるの?」
「言葉でお叱りを受けることはありましたが、鞭を使われたのは初めてです…。もう…恐ろしくて恐ろしくて…」
カールは震えていた。ロロルコット家にも庭師のマイクがいる。引きこもり時代は、よく話をして、花を植えたり、野菜を育ててみたり、大変お世話になった。自分の祖父のように思っている。
マイクと、カールが重なって、心が痛くなった。
思わず、カールの手を握った。少しでも痛みや気持ちが楽になって欲しいという思いでいっぱいだった。
「カール、体の痛みは消えても、心の痛みはなかなか消えませんものね。いつか時間が解決してくれます。どうか、今だけでもカールに心の平穏が訪れますように」
「ありがとうございます」
カールは涙を流して、お礼をいってくれた。体の震えが少し収まったような気がした。
□□□□□□
医務室を後にすると、後ろにいたロイスの存在に気づいた。すっかり忘れていた。
「すみません。お仕事は大丈夫ですか?すぐに大人しく部屋に戻りますので…」
ロイスは無言で歩き出した。付いてこいということだろうか。一応案内してくれるらしい。
部屋に到着すると、お礼を言って借りていた上着を返した。
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「あなたはよく分からない人ですね」
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ロイスは、言いたいだけ言って、さっさと帰って行ってしまった。
(んー、ロイスの方がよく分からない人だよ)
部屋の中では、エミリーとティファが待っていてくれて、帰りが遅いからと大変心配していた。
ティファは中央を一通り走って探してくれたらしく、こんな格好でフラフラして!遅い!と怒られてしまった。
すぐに湯あみをさせられて、着替えをして、風邪を引いたら大変だと、まだ薄暗いうちに、ベッドに入れられてしまった。
ベッドの中では、エイダンの事を考えた。
8歳の子供が、人の頭を踏んづけて、鞭を振り回すなんて、どういう教育環境なのだろう。
両親が忙しいとかで寂しくても、ああはならないだろう。
同じ弟でも、ユージーンは幼い頃、大人しくて心配になるような子だった。
(あの後、まだ怒っていたかな。仮にも王子に水ぶっかけたんだから、ただじゃすまなそう)
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