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第二章 白馬の王子様
第29話 公子様は悪役令嬢を諦めていなかった
七月も終わりに近づいた、その翌日。
公邸にも、クライス邸にあったものと同じ、時の神様の力を宿したオブジェがあって、時の精霊と契約できるんだって。
その契約のためと、出国手続きのために、僕はデゼルと一緒に初めて公邸に足を踏み入れたんだ。
オプスキュリテ公国の公邸は、そんなに大きくはないけど、とっても綺麗な白亜の宮殿で、神様が住む場所みたいだった。
おかしいね。
すっかり、住み慣れてしまった闇神殿こそは、神様が住む場所なんだけど。
デゼルが不思議なオブジェに手をかざして、時の精霊との契約を終えた時だった。
「ごきげんよう、デゼル」
凛とした、透明感のある綺麗な声。
振り向いて、僕、びっくりして控えるのも忘れちゃった。
だって。
すごく綺麗な人。
窓から差し込む陽の光を弾いてきらめくプラチナ・ブロンド。
デゼルにも遜色しない、僕と同い年くらいの美貌の少年が、そこに立っていたんだ。
白地に金糸の刺繍が入った礼装がすごく似合っていて、僕、瞬きも忘れて見惚れてた。
「ごきげんよう、公子様」
え、うそ。
デゼルの挨拶で、この人がオプスキュリテ公国の公子様なんだって、僕は初めて知ったんだけど。
デゼル、素敵って言ってたけど、本当に素敵だよ!?
わ、デゼルがすごく張り詰めてる。すごく緊張してるみたいだ。
「そちらがサイファ?」
「はい」
デゼルの笑顔がぎこちない。
デゼル、倒れそう。
ええと、大丈夫だよって、ぎゅってしてる場合じゃないよね?
僕、控えないと――
「はじめまして、サイファ」
えぇ!
これ、『直答を許す』!?
えっ。えっ。
僕まだ、公子様に取るべき礼儀作法がわからない。
どうしよう。
えぇと、あっ!
そうだ、校長先生。
校長先生にするみたいにお辞儀したらいい?
「デゼル、いきなり婚約を申し入れたりして、ごめんね。だけど、確かめておきたいことがあるんだ。もしかして、政略結婚だと思った?」
「えっ……?」
「あのね、私は君に純粋に心を惹かれているんだ。だから、たとえ、君が水神の加護を失うとしても、君を私の妃に迎えたいんだよ?」
僕、どきんとして、心臓がどくどく打ち始めた。
公子様、僕に声をかけたんじゃなかった。
デゼルと婚約してるって――
公子様は、本気なんだ。
「サイファ、私は納得していないんだ。君とデゼルを、公家の権力で無理やり引き離そうとは思わない。だけど、君の覚悟は問いたい。君は、闇巫女に触れることの意味を知っていて触れたのか? 生涯、闇主としてデゼルを守り抜く覚悟をもって?」
「あの、公子様……! サイファには、私が、あの、……私が、闇主にしてしまいました……」
えっ。えっ。
やっぱり、僕!?
僕が直答するところ!?
納得するわけないよ、僕もびっくりだもの。
デゼル、公子様の何が気に入らなくて僕がいいんだろう。
公子様、眩しいくらいに素敵な人なのに。
デゼルの答えに、軽く目を見張った公子様が、デゼルに優しく笑いかけて言ったんだ。
「ガゼルと呼んでもらえると嬉しいな、デゼル。呼んで?」
わ。
……ああ……。
なんだろう、この気持ち。
なんだか、泣きたくなった。
ジャイロもこんな気持ちだったのかな。
勝てる気がしないんだ。
この方に本気を出されたら、どう考えてもデゼルを取られちゃうよ。
闇巫女様は公子様と婚約しているから駄目なのよって、母さんが言ってたの、こういうことだったんだ。
「ガゼル様」
震える声で呼んだデゼルの横顔に、優しく微笑んだ公子様、ガゼル様っていうんだね、ガゼル様が手をかけて、顔を近づけた。
「やっ! ……あっ…」
びっくりした。
ガゼル様、デゼルにキスしようとしたんだ。
そんな、びっくりしたらおかしいのかもしれないけど。
だって、婚約者だったんだから。
僕がデゼルとキスしてることの方がおかしいんだ。
僕、デゼルとは身分が違うんだって、今さら、急にわかって。
だけど、デゼルはどうしてなのか、必死な様子でガゼル様を振り払って、キスさせなかった。
大慌てで、こけつまろびつ僕の後ろに逃げ込んできた。
【挿絵】なかいのぶ様
「うーん、本当かな。サイファを庇っているんじゃなくて?」
えっ?
えぇと、どういう意味だろう。
「本当です。サイファには私から」
あ、ファースト・キスの話だね。
あのキスで、僕、デゼルの闇主になって、癒術を使えるようになったんだ。
デゼルが僕の背中でガクガク震えていたから、僕は思い切って、直答してみた。
「僕は作法も敬語も学んでいないので、失礼があると思いますが、どうか、お許し下さい」
僕にできることはまだ少ないけど、僕がデゼルの闇主なんだから。
持てる限りの力で頑張って、デゼルを守るよ。
公子様が僕を見た。
あたかも、神々の祝福を受けたように綺麗な、透明感の高い碧の瞳。
「僕は闇巫女とか、闇主とかがどういうものか、わかっていません。だから、その覚悟があったかと問われたら、なかったと答えなくちゃいけないけど――それは、その覚悟ができないということではありません」
きっと、僕のすべてを見透かしてしまえる瞳。
そういう眼力の強さを感じるんだ。
だからって、逃げないよ。
認めてはもらえなくても、ガゼル様の視線を真っ向から受け止めることなら、僕にだってできるんだ。
デゼルを守るためにできることはするって、心に決めてるから。
公邸にも、クライス邸にあったものと同じ、時の神様の力を宿したオブジェがあって、時の精霊と契約できるんだって。
その契約のためと、出国手続きのために、僕はデゼルと一緒に初めて公邸に足を踏み入れたんだ。
オプスキュリテ公国の公邸は、そんなに大きくはないけど、とっても綺麗な白亜の宮殿で、神様が住む場所みたいだった。
おかしいね。
すっかり、住み慣れてしまった闇神殿こそは、神様が住む場所なんだけど。
デゼルが不思議なオブジェに手をかざして、時の精霊との契約を終えた時だった。
「ごきげんよう、デゼル」
凛とした、透明感のある綺麗な声。
振り向いて、僕、びっくりして控えるのも忘れちゃった。
だって。
すごく綺麗な人。
窓から差し込む陽の光を弾いてきらめくプラチナ・ブロンド。
デゼルにも遜色しない、僕と同い年くらいの美貌の少年が、そこに立っていたんだ。
白地に金糸の刺繍が入った礼装がすごく似合っていて、僕、瞬きも忘れて見惚れてた。
「ごきげんよう、公子様」
え、うそ。
デゼルの挨拶で、この人がオプスキュリテ公国の公子様なんだって、僕は初めて知ったんだけど。
デゼル、素敵って言ってたけど、本当に素敵だよ!?
わ、デゼルがすごく張り詰めてる。すごく緊張してるみたいだ。
「そちらがサイファ?」
「はい」
デゼルの笑顔がぎこちない。
デゼル、倒れそう。
ええと、大丈夫だよって、ぎゅってしてる場合じゃないよね?
僕、控えないと――
「はじめまして、サイファ」
えぇ!
これ、『直答を許す』!?
えっ。えっ。
僕まだ、公子様に取るべき礼儀作法がわからない。
どうしよう。
えぇと、あっ!
そうだ、校長先生。
校長先生にするみたいにお辞儀したらいい?
「デゼル、いきなり婚約を申し入れたりして、ごめんね。だけど、確かめておきたいことがあるんだ。もしかして、政略結婚だと思った?」
「えっ……?」
「あのね、私は君に純粋に心を惹かれているんだ。だから、たとえ、君が水神の加護を失うとしても、君を私の妃に迎えたいんだよ?」
僕、どきんとして、心臓がどくどく打ち始めた。
公子様、僕に声をかけたんじゃなかった。
デゼルと婚約してるって――
公子様は、本気なんだ。
「サイファ、私は納得していないんだ。君とデゼルを、公家の権力で無理やり引き離そうとは思わない。だけど、君の覚悟は問いたい。君は、闇巫女に触れることの意味を知っていて触れたのか? 生涯、闇主としてデゼルを守り抜く覚悟をもって?」
「あの、公子様……! サイファには、私が、あの、……私が、闇主にしてしまいました……」
えっ。えっ。
やっぱり、僕!?
僕が直答するところ!?
納得するわけないよ、僕もびっくりだもの。
デゼル、公子様の何が気に入らなくて僕がいいんだろう。
公子様、眩しいくらいに素敵な人なのに。
デゼルの答えに、軽く目を見張った公子様が、デゼルに優しく笑いかけて言ったんだ。
「ガゼルと呼んでもらえると嬉しいな、デゼル。呼んで?」
わ。
……ああ……。
なんだろう、この気持ち。
なんだか、泣きたくなった。
ジャイロもこんな気持ちだったのかな。
勝てる気がしないんだ。
この方に本気を出されたら、どう考えてもデゼルを取られちゃうよ。
闇巫女様は公子様と婚約しているから駄目なのよって、母さんが言ってたの、こういうことだったんだ。
「ガゼル様」
震える声で呼んだデゼルの横顔に、優しく微笑んだ公子様、ガゼル様っていうんだね、ガゼル様が手をかけて、顔を近づけた。
「やっ! ……あっ…」
びっくりした。
ガゼル様、デゼルにキスしようとしたんだ。
そんな、びっくりしたらおかしいのかもしれないけど。
だって、婚約者だったんだから。
僕がデゼルとキスしてることの方がおかしいんだ。
僕、デゼルとは身分が違うんだって、今さら、急にわかって。
だけど、デゼルはどうしてなのか、必死な様子でガゼル様を振り払って、キスさせなかった。
大慌てで、こけつまろびつ僕の後ろに逃げ込んできた。
【挿絵】なかいのぶ様
「うーん、本当かな。サイファを庇っているんじゃなくて?」
えっ?
えぇと、どういう意味だろう。
「本当です。サイファには私から」
あ、ファースト・キスの話だね。
あのキスで、僕、デゼルの闇主になって、癒術を使えるようになったんだ。
デゼルが僕の背中でガクガク震えていたから、僕は思い切って、直答してみた。
「僕は作法も敬語も学んでいないので、失礼があると思いますが、どうか、お許し下さい」
僕にできることはまだ少ないけど、僕がデゼルの闇主なんだから。
持てる限りの力で頑張って、デゼルを守るよ。
公子様が僕を見た。
あたかも、神々の祝福を受けたように綺麗な、透明感の高い碧の瞳。
「僕は闇巫女とか、闇主とかがどういうものか、わかっていません。だから、その覚悟があったかと問われたら、なかったと答えなくちゃいけないけど――それは、その覚悟ができないということではありません」
きっと、僕のすべてを見透かしてしまえる瞳。
そういう眼力の強さを感じるんだ。
だからって、逃げないよ。
認めてはもらえなくても、ガゼル様の視線を真っ向から受け止めることなら、僕にだってできるんだ。
デゼルを守るためにできることはするって、心に決めてるから。
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