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勇者「……餌、どうしよう」
勇者「まぁいいか、餌なしで」ポイ
勇者「……魚がいるかも、知らないけどな」
勇者「…………」
勇者「……昔、村にいたときはよく釣りしてたなぁ」
勇者「そういや、そんときも餌無かった気がする」
勇者「一度も釣れなかったんだっけな、ははは……」くいくい
勇者「……お?」
勇者「……なんか引いてるな」くいくい
勇者「……めちゃくちゃ引き強いんだが……」
勇者「まずいな……竿ごと持っていかれそうだ……!」
勇者「う、うぉわぁっ!?」
ドパーン
魔法使い「ん……?今の音……」
氷幼女「あちらのほうから聞こえてきおったな」
僧侶「……勇者、いない」
魔法使い「な、なんだって!急がなきゃ!」
勇者「……ガボ……ゴボボ」
勇者(やばいな、こりゃマジで死ぬかもしれん……)
勇者(しかし、なんだったんだ?さっきの引きは……って、なるほど)
魚魔物「ギャッギャギギィ」ザブ ザブ
勇者(ちょっと考えりゃ、魔物が居着いてるに決まってるわな)
勇者(あーあ、すげぇこっち見てるわ……竿あきらめてりゃよかったかなぁ)
魚魔物「ギャギャギャギャ!」ゴオッ
魔法使い「ゆ、う、しゃぁぁぁぁっ!」ザッパーン
勇者(魔法、使、い……?)
魔法使い『ねー、ゆうしゃー』
勇者『ん?どうしたんだよ、まほうつかい』
魔法使い『これはねー、プレゼント!』
勇者『なんだよこれ……きのぼう?』
魔法使い『あのねー、今日ゆうしゃ誕生日でしょ?だから、釣竿!』
勇者『うーん……ありがとうな!まほうつかい!』
魔法使い『わーい!よろこんでもらえたー!』
勇者(それは、釣竿なんて言えた代物じゃないただの木の棒だったけど)
勇者(魔法使いの傷だらけの手と、満面の笑みを見てたら)
勇者(あの釣竿は、世界で一番のものに見えたんだ)
勇者「……あれ、魔法使い」
魔法使い「……わわわっ!?」
勇者「おぶほっ!?」
氷幼女「……おい!やっと起きたのにまた気絶させるつもりかえ!?」
魔法使い「うぅ……だってぇ……」
僧侶「……よかった」
勇者(なんで魔法使いは顔が赤いんだ……?)
勇者(服が濡れてる……ってことは、さっきのは夢じゃなかったのか)
魔法使い「……なにしてんのさ!心配かけないって言ったじゃん!」
勇者「あ、いや……その。すまん」
魔法使い「なんでまた、池に飛び込んだりなんてしたの!」
勇者「飛び込んだわけじゃねぇ。釣りを、してたんだよ、久しぶりに」
勇者「そしたら、さっきの魔物がかかっちまってな、引きずり込まれた」
魔法使い「……なんで竿を離さなかったの?」
勇者「そりゃあれは、思い出の竿だからな……って、竿は無事か!?」
魔法使い「ちゃんと回収しといたよ」スッ
勇者「ふぅ、よかった……」
魔法使い「竿の心配より、自分の心配をしたらどうなの?」
勇者「俺は死なないからいいけど、竿は折れたら元に戻らないからな」
魔法使い「……ほんと、バカなんだから……」
氷幼女「……こんな場所でこんなもん見せられたら、溶けてしまいそうじゃ」
僧侶「……」ダラダラ
勇者「ところで、なんで魔法使いは顔が赤かったんだ?」
魔法使い「……!」ギク
魔法使い(よ、よかったぁ……見られては、いなかったみたいだね)
魔法使い「い、いやぁ。暑いからねぇここっ」
勇者「……ああ、確かにな」
魔法使い「だよね、だよ……ね……くしゅっ」
勇者「おい、大丈夫か?」
魔法使い「……だいぶ濡れちゃったからかな。火、起こすね」
勇者「おう、頼む」
パチ パチ
勇者「すっかり暗くなったなぁ……こういう場所は時間感覚が掴めなくて困るな」
魔法使い「うん、そうだね……」
勇者「寒くないか?」
魔法使い「ボクは大丈夫だよ。勇者こそ、寒くないの?コートをボクに貸してくれてるけどさ」
勇者「ん、心配すんな。俺は大丈夫だ」
氷幼女「わらわが、なぜ、テントなんぞ、作らねばならんのじゃ……」カン カン
僧侶「……働く」カン カン
氷幼女「やっと、出来た、ぞよ……」カンカンカン
僧侶「……疲労」カンカンカン
氷幼女「疲れた……もうわらわは寝る……」バタ
僧侶「……きゅう」コテン
パチ パチ パチ
勇者「……」
魔法使い「……」
魔法使い(なんだろ……すっごく気まずい……)
魔法使い(あんなことしたから……あんなこ、と……)ボンッ
勇者「お、おい!大丈夫なのか?顔真っ赤だぞ」
魔法使い「だ、だいじょぶだいじょぶ!」
魔法使い「ね、ねぇ、勇者……」
勇者「なんだ?」
魔法使い「勇者はさ、魔王倒したらどうするつもりなの?」
パチ パチ パチッ
勇者「…………」
勇者「んー……そうだなー……そっちはどうなんだ?」
魔法使い「へ?ボクは、そうだな……って、質問してるのはボクだぞ!」
勇者「あらら、ダメか……俺は、旅を続けるつもりだよ」
魔法使い「なんで?魔王倒したら旅する必要なんてないじゃん」
勇者「魔王倒すみたいな、大義名分がなきゃ旅しちゃいけないわけじゃないしな」
勇者「魔王を倒したら……そんときはまたなんか適当に新しい目標探すさ」
魔法使い「まあ、それもそうだね」
勇者「そいじゃ今度こそお前の番な」
魔法使い「え?」
勇者「魔王を倒したら、どうするかって」
魔法使い「ボクは……」
魔法使い「……ボクも旅を続けたい、かな」
勇者「……」
魔法使い「だって、勇者一人じゃ旅続けられないでしょ?」
魔法使い「一人じゃ戦えないんだから、お供はいたほうがいいよね」
勇者「まあな、それは言えてる」
魔法使い「なんでちょっと笑ってるのさ」
勇者「ああ、いや……物好きもいたもんだなと」
魔法使い「も、物好きってなにさー!自分が一番物好きなくせに!」
勇者「……違いないな」
魔法使い「……ふわぁ」
勇者「眠いんだったら、寝ても大丈夫だぞ」
魔法使い「……勇者は?」
勇者「全員寝てどうすんだよ。俺は起きとく」
魔法使い「……戦えないくせに」クス
勇者「うっせーよ……お前ら起こすぐらいは出来るっつの」
魔法使い「はいはい……じゃ、お休み」
魔法使い『頼りにしてるよ、ボクの勇者様』ボソ
勇者「なんか言ったか?」
魔法使い「なんでもないよーだ」
魔物「ギャギ、ゲギャギャイイ」
森林王「ほう、氷の女王が……人間と……」
森林王「確かな情報か?それは」
魔物「ギャギョ、ギャギャギャギョイ」バサ バサ
森林王「あの小娘、やはり人間に肩入れしおったか……」ブワサッ
森林王「昔から、いけすかんと思っておった奴じゃ。丁度いい理由が出来たわい」ズーン ズーン
魔物「ギャイ!ギャギャイイイ!」
森林王「魔族とはなんなのか……教えてやるぞ、小娘が」
勇者「まぁいいか、餌なしで」ポイ
勇者「……魚がいるかも、知らないけどな」
勇者「…………」
勇者「……昔、村にいたときはよく釣りしてたなぁ」
勇者「そういや、そんときも餌無かった気がする」
勇者「一度も釣れなかったんだっけな、ははは……」くいくい
勇者「……お?」
勇者「……なんか引いてるな」くいくい
勇者「……めちゃくちゃ引き強いんだが……」
勇者「まずいな……竿ごと持っていかれそうだ……!」
勇者「う、うぉわぁっ!?」
ドパーン
魔法使い「ん……?今の音……」
氷幼女「あちらのほうから聞こえてきおったな」
僧侶「……勇者、いない」
魔法使い「な、なんだって!急がなきゃ!」
勇者「……ガボ……ゴボボ」
勇者(やばいな、こりゃマジで死ぬかもしれん……)
勇者(しかし、なんだったんだ?さっきの引きは……って、なるほど)
魚魔物「ギャッギャギギィ」ザブ ザブ
勇者(ちょっと考えりゃ、魔物が居着いてるに決まってるわな)
勇者(あーあ、すげぇこっち見てるわ……竿あきらめてりゃよかったかなぁ)
魚魔物「ギャギャギャギャ!」ゴオッ
魔法使い「ゆ、う、しゃぁぁぁぁっ!」ザッパーン
勇者(魔法、使、い……?)
魔法使い『ねー、ゆうしゃー』
勇者『ん?どうしたんだよ、まほうつかい』
魔法使い『これはねー、プレゼント!』
勇者『なんだよこれ……きのぼう?』
魔法使い『あのねー、今日ゆうしゃ誕生日でしょ?だから、釣竿!』
勇者『うーん……ありがとうな!まほうつかい!』
魔法使い『わーい!よろこんでもらえたー!』
勇者(それは、釣竿なんて言えた代物じゃないただの木の棒だったけど)
勇者(魔法使いの傷だらけの手と、満面の笑みを見てたら)
勇者(あの釣竿は、世界で一番のものに見えたんだ)
勇者「……あれ、魔法使い」
魔法使い「……わわわっ!?」
勇者「おぶほっ!?」
氷幼女「……おい!やっと起きたのにまた気絶させるつもりかえ!?」
魔法使い「うぅ……だってぇ……」
僧侶「……よかった」
勇者(なんで魔法使いは顔が赤いんだ……?)
勇者(服が濡れてる……ってことは、さっきのは夢じゃなかったのか)
魔法使い「……なにしてんのさ!心配かけないって言ったじゃん!」
勇者「あ、いや……その。すまん」
魔法使い「なんでまた、池に飛び込んだりなんてしたの!」
勇者「飛び込んだわけじゃねぇ。釣りを、してたんだよ、久しぶりに」
勇者「そしたら、さっきの魔物がかかっちまってな、引きずり込まれた」
魔法使い「……なんで竿を離さなかったの?」
勇者「そりゃあれは、思い出の竿だからな……って、竿は無事か!?」
魔法使い「ちゃんと回収しといたよ」スッ
勇者「ふぅ、よかった……」
魔法使い「竿の心配より、自分の心配をしたらどうなの?」
勇者「俺は死なないからいいけど、竿は折れたら元に戻らないからな」
魔法使い「……ほんと、バカなんだから……」
氷幼女「……こんな場所でこんなもん見せられたら、溶けてしまいそうじゃ」
僧侶「……」ダラダラ
勇者「ところで、なんで魔法使いは顔が赤かったんだ?」
魔法使い「……!」ギク
魔法使い(よ、よかったぁ……見られては、いなかったみたいだね)
魔法使い「い、いやぁ。暑いからねぇここっ」
勇者「……ああ、確かにな」
魔法使い「だよね、だよ……ね……くしゅっ」
勇者「おい、大丈夫か?」
魔法使い「……だいぶ濡れちゃったからかな。火、起こすね」
勇者「おう、頼む」
パチ パチ
勇者「すっかり暗くなったなぁ……こういう場所は時間感覚が掴めなくて困るな」
魔法使い「うん、そうだね……」
勇者「寒くないか?」
魔法使い「ボクは大丈夫だよ。勇者こそ、寒くないの?コートをボクに貸してくれてるけどさ」
勇者「ん、心配すんな。俺は大丈夫だ」
氷幼女「わらわが、なぜ、テントなんぞ、作らねばならんのじゃ……」カン カン
僧侶「……働く」カン カン
氷幼女「やっと、出来た、ぞよ……」カンカンカン
僧侶「……疲労」カンカンカン
氷幼女「疲れた……もうわらわは寝る……」バタ
僧侶「……きゅう」コテン
パチ パチ パチ
勇者「……」
魔法使い「……」
魔法使い(なんだろ……すっごく気まずい……)
魔法使い(あんなことしたから……あんなこ、と……)ボンッ
勇者「お、おい!大丈夫なのか?顔真っ赤だぞ」
魔法使い「だ、だいじょぶだいじょぶ!」
魔法使い「ね、ねぇ、勇者……」
勇者「なんだ?」
魔法使い「勇者はさ、魔王倒したらどうするつもりなの?」
パチ パチ パチッ
勇者「…………」
勇者「んー……そうだなー……そっちはどうなんだ?」
魔法使い「へ?ボクは、そうだな……って、質問してるのはボクだぞ!」
勇者「あらら、ダメか……俺は、旅を続けるつもりだよ」
魔法使い「なんで?魔王倒したら旅する必要なんてないじゃん」
勇者「魔王倒すみたいな、大義名分がなきゃ旅しちゃいけないわけじゃないしな」
勇者「魔王を倒したら……そんときはまたなんか適当に新しい目標探すさ」
魔法使い「まあ、それもそうだね」
勇者「そいじゃ今度こそお前の番な」
魔法使い「え?」
勇者「魔王を倒したら、どうするかって」
魔法使い「ボクは……」
魔法使い「……ボクも旅を続けたい、かな」
勇者「……」
魔法使い「だって、勇者一人じゃ旅続けられないでしょ?」
魔法使い「一人じゃ戦えないんだから、お供はいたほうがいいよね」
勇者「まあな、それは言えてる」
魔法使い「なんでちょっと笑ってるのさ」
勇者「ああ、いや……物好きもいたもんだなと」
魔法使い「も、物好きってなにさー!自分が一番物好きなくせに!」
勇者「……違いないな」
魔法使い「……ふわぁ」
勇者「眠いんだったら、寝ても大丈夫だぞ」
魔法使い「……勇者は?」
勇者「全員寝てどうすんだよ。俺は起きとく」
魔法使い「……戦えないくせに」クス
勇者「うっせーよ……お前ら起こすぐらいは出来るっつの」
魔法使い「はいはい……じゃ、お休み」
魔法使い『頼りにしてるよ、ボクの勇者様』ボソ
勇者「なんか言ったか?」
魔法使い「なんでもないよーだ」
魔物「ギャギ、ゲギャギャイイ」
森林王「ほう、氷の女王が……人間と……」
森林王「確かな情報か?それは」
魔物「ギャギョ、ギャギャギャギョイ」バサ バサ
森林王「あの小娘、やはり人間に肩入れしおったか……」ブワサッ
森林王「昔から、いけすかんと思っておった奴じゃ。丁度いい理由が出来たわい」ズーン ズーン
魔物「ギャイ!ギャギャイイイ!」
森林王「魔族とはなんなのか……教えてやるぞ、小娘が」
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