なんて事ないネタ置き場

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ユーザーさんがネタに走る、文章編

メシウマ勇者と腹ペコ魔王 消化試合

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ん~良い匂い…

今日も美味しい匂いで起こされる。
結婚してから私の朝の定番となった起こし方で、そのおかげか私は寝坊しなくなった。

「パパ!今朝は何?」

「おはよう、今日はおからハンバーグだ!」

「いつ仕込んだの⁈」

「はっはっは、料理人は魔法使いなのさ、ほら遅れるぞ…今日は合格発表だろ?」

「はーい、いただきます!」

おはよう、今日は何?

「うぉ⁈起きて大丈夫なのか?」

心配性ねー…これくらい平気よ?

「そうは言っても大事な時期だろ?ほら座れ今日はおからハンバーグだ」

昨日おからなんて買ったかしら?

「ん?豆腐作る時に出るし…」

「そうなの⁈って豆腐自作なのパパ⁈」

そうなの、ドンちゃんったら豆から作ってるのよ?

「美味いもんを一生作るって約束だしな」

ドンちゃん…

「ごちそうさま!」

「おう、お粗末さん」

「…ごちそうさま♪」

「早よ行けぃ!!」

あはは…

「行ってきまーす!」

…あっ

「どうした⁈」

今動いたの、驚きすぎよ…

「そ、そうか…っと出来たぞ」

美味しそう…いただきます!

「じゃ、俺も出るわ」

社内のレストラン、最近どう?

「ん?今来てる新米がセンス良くてな、教えるのが楽しいんだ!」

…ねえ、その子って確かチカと同い年よね?

「そうだが…なんだ?」

チカの候補にどうかなーって

「は?あんなひよっ子に娘が釣り合う訳ない!!」

親バカねー

「うっせい、俺の味超えなきゃ認めんだけだ!」

はいはい、遅れるわよ?…ごちそうさまでした

「おう、お粗末さん…じゃ、行ってくるな!」

いってらっしゃい

「「「「何で社内に家が…」」」」

「諦めろ、これが我が社の社風だ」

「「「「マジかよ…」」」」

「因みに、成績一位だった社員には今度産まれる子供の命名権利を与えられるらしい」

「「「「なん…だと…」」」」

「さらに!さっき居た娘さんが第一志望の高校に合格したら…」

「「「「ざわ…」」」」

「全員の給料が千円上がるッ!」

「「「「な、なんだってー⁈」」」」

「そしてッ!!チカ様は成績優秀でほぼ確実ダァ!!」

「「「「ヴォー!!チカ様バンザーイ!!」」」」

「アイドル活動もやってるゾォ!!」

「「「「それは知ってる!」」」」

「そ、そうか…」

株式会社魔王…順調に拡大中である。
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