新人団員モレーナの一大ミッション ~潜入捜査中に媚薬に侵されて~

犀川うろ

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与えて、与えられて

 声を出そうとして喉が渇いていることに気づくのと、唇を塞がれるのは同時だった。
 隙間なく触れ合う唇から水が流し込まれる。

 今の状況になるきっかけになった、甘く蕩ける水が――

 飲んではいけないとわかってはいても、全てを飲み込むまでキツく離されない唇によって自然と喉が動いていく。
 お互いの口内を行き来したことで幾分か温くなった水が体内を流れていくことに、モレーナの秘部がきゅんと反応した。

「足りないわよね。もう少し飲みましょうか?」

 尋ねているようで、確定事項だった。
 いらないと首を振るモレーナに何度も口移しで水を飲ませては舌を絡ませる。

 もう飲めないと唇が離れた隙をついて首を大きく左右に振ると、開ききったモレーナの両脚の間に再び指が触れる。
 つぷりと、冷たく滑る何かがモレーナのナカへと侵入していく。指ではない。ひんやりと冷たくて、棒のように細長いものだった。

「やぁっ! なにこれぇッ!?」

 指では届かないほど奥まで入り込んだ得体の知れない何かが、小刻みに震え出す。
 不規則な強弱のある振動と時々大きくうねるそれは、いくら細いといえども、モレーナにとってはこれ以上ない快感だった。

「気に入ってくれた?」
「んぅ!…アッ、気持ち、いいよぉ…んんぅ、や、なにぃ」

「ふふっ。これはね、大人の玩具よ。棒の先にスライムがつけられていてね、私たちに気持ちの良い刺激をくれるのよ」


「やぁアッ!!」


 微塵も理解ができない事態に拒絶をしながらも、与えられる快感を享受する。

 スライムはモンスターだ。
 農作物を荒らす、人間を襲う、剣士が倒してくれる。そんな人間にとっての敵だ。それを、こんなことに利用するなんて。


「大丈夫、怖くないわ。こうして使う為に作られたものだから、安全に楽しめるのよ」

  それは間違いだと言いたい。
 世に大々的に広められていた媚薬が人間の精神に害を与える作用があると発覚したから、王命によって禁止された。そして、モレーナ達が所属する『ノクス』が秘密裏に結成されたのだ。
 媚薬を生み出し、影で広めている黒幕を捕まえる為に。

 だから、この得体の知れない玩具も何かしらの副作用があるかも知れない。

 そう言いたいが、言えない。
 モレーナはいま潜入任務の最中で、セオが情報を探りに行っているのだ。思考の定まらない状況の中でも、それだけはわかる。


「ねえ、私もそろそろ欲しいのよ。今度は貴女が私を満足させてくれる? そしたら、もっと気持ちいいことをしてあげる」
「わたし、が? ……ぁッ、んぁっ!」
「そうよ。ほら、ここを触って」

 いつの間にか移動した女性がモレーナの頭の両サイドに足を置いて膝立ちになる。
 閉じていた瞼を開けると、普段は見ることのない、毛に覆われているはずの秘部が眼前に広がっていた。

(えっ、毛がない……)

 溢れている愛液によってテカテカと輝くそこを覆うものがない。手首を掴まれて持ち上げられたモレーナの手が、目の前に晒されている秘部へと誘導されていく。
 ぬるり、と誘導された指がどろどろになった蜜壷を滑った。

「ぁあん! 気持ちいいわぁ」

 頭上から降ってくる艶かしい声音に顔を染めながらも、目の前の光景に興味が隠せなかった。

(こんなところをまじまじと見るなんて初めて……。こうなってたんだ)

 モレーナの秘部では差し込まれたスライムが蠢いている。
 絶え間なく与えられる刺激に嬌声を上げて腰をくねらせながらも、初めて目にする女性の秘部から目が離せない。

「ほら、こうして触って。貴女がして欲しいと思うことを私にやってみせて」

 誘導された指先がつぷりと肉の中に沈んでいく。
 ここに穴があるのかと知ると、その中がどうなっているのかが気になった。

 モレーナが自分の意思で手に力を込めて、中へと沈ませていく。
 ざらざら、ぬるぬると生暖かい感触を指で学んでいく。女性の力が加わるたびにキュッとナカがしまり、モレーナの指を締め付けた。

「ぁあ! いいわぁ、指をもっと増やしていいのよぉ」

 一度引き抜くと、言われるがまま今度は人差し指と中指を同時に沈める。もっと入ると言われて、そんなわけがないと思いながらも、更にもう一本を増やした。

(ほんとに3本入った!?)

 人体の神秘だ、とよくわからない感想が浮かぶ。
 男性の指のように太くはないが、3本となるとまとめるように指を絡めても横幅がある。

 モレーナは目の前の女性の指一本ですら痛みを覚えたのだ。
 痛くないのだろうか、と疑問に思うが淫らに響く甘い声によって、女性が痛みを全く感じていないことがわかる。それどころか、腰を上下左右に動かし、モレーナの指を根元まで食い込もうと必死だ。

「指をナカで動かすのよ。指全体を動かすのもいいし、関節を曲げるのもいいわぁ」

 教え導かれる内容に妙な納得をしながら、言われるがままに3本の指先を動かしてみた。


 それが良かったのか悪かったのか。
 かくりと膝から力の抜けた女性が腰を落とす。
 それも、モレーナの顔に股を擦り付けるように。

 指を引き抜くタイミングを失い、自分の顔と女性の股に挟まれた右手は自由になる選択を失った。

 女性が腰を揺すると必然とナカに挿し入れたままの右手も移動して、モレーナの顎あたりにくる。

「んフッ、あ、のっ、……んぅ」

 いやらしい香りが鼻をくすぐる。
 とろとろと垂れてくる蜜は、声を上げるために口を開くモレーナの口内へと滴り落ちる。
 モレーナが喘ぐたびに、熱い吐息を吐き出すたびに、モレーナの顔に自身の秘部を擦り付ける女性は甲高い嬌声をあげた。

「舌、だしてぇ。……そうよ、舐めてぇ、アぅッ、あぁんっ! はっ、あ、吸ってぇ」

 指示に従ってはいけないという気持ちもあるにはあったが、媚薬を塗りつけられ、飲み込んでいるモレーナは快楽に身を任せることしかできない。

 口内に満ちる女性の愛液が甘くて美味しいと思ってしまう。
 そして、秘部を舐められることはどれほど気持ちのいいことなのだろうかと、体を揺らして乱れる女性を見て心待ちにしてしまうのだ。

 必死で舌と口を動かして、ナカに入ったままの指をばらばらと動かす。
 大きくのけぞらせて一際甘美な声音を上げた女性の秘部から勢いよく何か飛び散る。「気持ち良すぎて潮も吹いてしまったわ」と上機嫌な女性に目を白黒させながらも首を傾げた。

(潮って、なに?)

  そんなものモレーナが読んだ小説には書かれていなかったが、女性の満足そうな様子から、とても気持ちがいい時に出るらしいということはわかる。

 そして、絶頂を迎えてすっきりとした様子の女性を羨ましくも思った。


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