新人団員モレーナの一大ミッション ~潜入捜査中に媚薬に侵されて~

犀川うろ

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足りない熱を求めて

 モレーナは30分ほど前から、スライムで作られた玩具を膣内へと入れられて弄られている。
 刺激は止まることを知らないが、体が望んでいる決定的な刺激は与えてもらえなかった。

(わたしも、舐めて欲しい……)

 心に余裕の出来たモレーナは大きく開いていた両脚を閉じて、腰を揺することで更なる快感を求めた。
 ナカに挿入されたスライムの棒がより押し込められて、あまりの気持ち良さに喘ぐ。


 同時に、ある疑問が生まれた。

 ふさふさと、チクチクと太腿の付け根に触れていた感覚がないのだ。
 恐る恐る自身の手を股の間へと這わせる。

「んあッ!」

 這わせた指先が敏感なクリトリスに掠ると、その気持ち良さからぐりぐりと触れたい思いが捲れ上がるが、それよりも先に自分自身の体におきた変化を確認しなければならなかった。

 差し込まれたスライムの棒を避けて、さらにその奥へ。もう一つの穴に触れたところで、今度はぐるりと一周して反対側を引き返してくる。
 お腹の上へと這わせていた手が戻ってきたことで、異常事態であることを理解した。

 (毛がなくなってる!?)

 秘部を隠す為に伸びていた恥毛が綺麗になくなっているのだ。先ほど間近で見た女性のようにつるりと肌が露出しているのが触れた指と肌でわかる。

「ふふっ、驚いたかしら。毛があったら舐めづらいから、専用のスライムちゃんに溶かしてもらったのよ。痛くなかったでしょう?」

 思い返せば、ナカで蠢くスライムの他に、何かぬるりとした感覚はあった。
 けれど、モレーナは些細な感覚に疑問を持てるような状況ではなかったので、そこまで気づけなかった。

(スライムってすごい……)

 ナカを蠢くスライムに翻弄されながら、その凄さを実感する。
 毛がなくなってしまった。
 それを喜ぶべきか、悲しむべきかはモレーナにはよく分からなかった。


「さて、それじゃあ今度は私の番ね」

 快感を得るために閉じた足を広げられ、熱い吐息が吹きかかる。
 ぶるりと身震いをして期待をした、――その時だった。


 コンコンコン、コンと扉が叩かれた。

 女性の吐き出す息が離れていくのがわかる。
「あっ……」
 思わず、声が漏れた。

 少し間を置いて、コンコンと二度ノックが繰り返される。

 ――セオが戻ってきた。
 嬉しさと恥ずかしさ、そしてひくひくと続きを求める身体がモレーナの思考を渦巻く。

「貴女の連れが戻ってきたみたいね」

  迎え入れようと歩き出した女性の姿を見送ることしかできない。

 マントは脱がされ、衣装は抜け落ち、両足は大きく広げて、秘部の穴には棒が突き刺さっている。
 そして、止まることのない振動に合わせて自然と揺れる腰と、耐えきれずに漏れる喘ぎ声。
 
 セオがこの状況を変えてくれる。
 されるがままに犯され続けているこの状況から救いあげてくれる。

 それは同時にどうしようもなく乱れた姿を見られると言うことで。

 セオに来て欲しい気持ちと、来ないで欲しい気持ちがモレーナの言葉を無くす。
 カチャリ、と鍵がまわる音がして開いた扉から差し込む眩しい光が薄暗い室内を照らした。


「君は……?」

 セオの小さく呟かれた声がモレーナの耳にまで届く。

(セオの声だ……)

 たったそれだけで、モレーナのナカがきゅんとしまる。
 それによって締め付けられたスライムが大きく躍動した。

「んンッ!」

 淫乱に感じてしまっていることに気づかれたくはないと口をキツく結んでいたが、我慢が出来なかった。

(絶対気づかれた……!)

 遅かれ早かれモレーナの状況はセオにはわかってしまうのだが、気持ち良くよがっていることだけは知られたくなかった。目頭が熱くなる。失望したセオを見たくなくて両腕で顔を覆う。


「貴方が一人で出て行ったのを見かけたから、心配で様子を見に来たのよ。そしたら彼女、媚薬入りのお水を美味しく飲んでいたから、助けてあげていたの。さっ、貴方も入って。彼女も喜ぶわ」

「そうなのかい。手間をかけて悪かったね」

 ありがとう、君はもう戻っていいよと言うセオの声がする。けれど、女性はセオにしなだれかかっては後ろ手で扉の鍵を締め、囁いた。

「あら、やだわ。美味しいところだけいただくつもり? 私ももちろん最後まで付き合うわ」
「そうかい? けれど、私は君に興味がそそられてしまう」
「ふふっ。あの子、早く舐めて欲しくてうずうずしてるのよ。かわいそうよ」
「大丈夫。君の後で可愛がってあげるから」

(セオ……??)

 上がりそうになる喘ぎ声を必死に押し殺して耳を澄ませていたモレーナは、話の展開についていけなかった。
 二人の気配がモレーナのいるソファではなく、寝台の方へと移っていく。


 なぜセオが、その女性と二人きりで睦み合うのか。
 女性の甘い嬌声を聞きながら、モレーナの頬を涙が伝った。

「あっ、そこ! もっとぉ!!……イク、イクッ、んぁあッ!!」

 大きく響く喘ぎ声で、セオによって女性が絶頂を迎えたことを知る。


 羨ましい。

 更なる快感とセオを求めるモレーナの胸には嫉妬が広がる。
 そして、セオが女性を弄んでいる最中、もしもセオの相手が私だったらと想像していると自然と左手が胸へ、右手が秘部へと伸びていた。抜こうと思えばいつでも抜けるのに、突き刺さったままのスライムのうねりとともに静かに体を震わせる。
 その行為はセオがソファのそばに立ったことにも気づかずに永遠と続いていた。


「遅くなってごめんね」

 しゃがみ込んだセオの声かけによって、モレーナはようやくセオに見られていることに気づいて手を止める。

「あ、やっ……ごめんなさッ…んぅッ! わ、たしッ……」

 媚薬入りの水を飲んだのも、セオだと勘違いして鍵を開けたのも全て自分自身の責任だ。
 そう伝えたいのに、できない。
 見られていると意識をしてしまうと、またきゅんと疼いては腰がうねるのだ。


「早く君を連れて帰りたいんだけど、少し、落ち着いてもらわないといけないね」


 そういうないなや、ずるりとモレーナの膣に埋められた棒を取り除かれる。

「やァッ!! 抜かなッ、でぇ」

 あっさりと消え去る刺激に思わず声を上げる。

 全然足りない、もっと欲しい。


「ごめんね。私を許してほしい」


 ――そうして、今度は長いこと待ち望んだ快感がモレーナに訪れた。


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