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幸福の一時
モレーナはセオによって助けられている。
2年前のあの日も、そして今も。
モレーナにとっての白馬の王子様はセオだけなのだ。
「セオっ! 好きッ、あァンッ……ずっと、んァッ……、好き、なのぉ!!」
絶え間ない快感に嬌声を上げながらも、伝えたい言葉を声に出す。
こんな状況で告白をするとはつゆほども思っていなかったが、モレーナは『ご褒美』をもらう前にどうしても伝えたかった。
――セオが好きだから、『ご褒美』が欲しいのだと。
「ね、セオっ……んぁあッ! ご褒美、んぁ、はッ……ちょうだッ……い!」
「困ったね。私からの『ご褒美』はこれのことだったんだけれど……」
「やぁ、んあッ……セオぉ、早くぅ……んぁあンッ」
困った、と再び呟くセオをモレーナは何度も急かす。
そんなモレーナに確認をするようにセオが真剣な眼差しを向けた。
「モレーナ、私は君が私を追って入団した時から好意を抱いていた。君を大切に思っている。けれど、君の言う恋愛感情なのかは、まだわからないんだ。……それでも、君はいいのかい? 後悔はしないと誓える?」
自分と同じ好意をセオから向けられているわけじゃないと知って、胸がチクリと痛む。
けれど、セオは「まだ」と言った。つまり、これからセオを振り向かせたらいいだけの話だ。
そのためにモレーナは『ノクス』に入団したのだから。
「セオっ、好き! んぁンッ! セオが欲しいのッ! 絶対後悔なんてしないからぁアッ……んぁあアアッ」
瞬間、激しく指が暴れたかと思うと一思いに引き抜かれ、腰を持ち上げられてはじゅるじゅるとしゃぶられた。
餌を前にした獣のように迫りくる刺激が普段の優しいセオからは想像もできなくて、そんなセオを知れたことがとてつもなくモレーナを満たす。
呆気ないほどに一瞬で絶頂を迎えたモレーナは、はくはくと足りない空気を懸命に取り込んだ。
喘ぎ声の止んだ室内ではカチャカチャとベルトを外す音がする。
やっとだ。
あの場所でモレーナが一人になり濡れていることを確かめた時から、ずっと。
この時を待ち望んでいたのだ。
「痛かったら、いつでも言うんだよ。モレーナ」
「うん、セオ好き……ッぁあ!?」
みちみちと太くて熱量のあるセオの男根がモレーナのナカを押し広げて入ってくる。
(これが媚薬の力なんだ……)
圧迫感はあるが、痛みは感じなかった。
それどころか、あまりの気持ちよさにもっと奥までほしいと腰が揺れる。
「ぅッ……はぁ……モレーナ、ちょっと力抜いて」
「やッ、むりぃ……あぅッ!」
「――ッ、モレーナ」
顔をしかめて苦しそうな吐息を吐き出すセオが愛しい。
セオが最奥まで入り切った時には、二人してはふはふと息を吐きだした。
「動くよ?」
モレーナの髪を梳きながら優しく問いかけるテオに、恍惚の表情を浮かべては頷く。
ゆっくりと腰を動かし始めたセオは、最初は緩やかに、徐々に激しくピストンを繰り返す。角度を変えては緩急をつけて、モレーナのあらゆる箇所を攻めたてた。
「アぁんッ!? ……ぁッ、ぁあアッ」
ある一点を責めた時、モレーナから一際甘い喘ぎ声が漏れた。
「ここか……」
シメたとばかりにセオがそこだけを徹底して攻める。
肌がぶつかり合う音と激しい水音が部屋一体に木霊した。
「アッやぁッ、セオッ、もッんぁッ、むりぃ……!! イっちゃうよぉ!」
「いいよ、モレーナ」
「あッ、ぁあアッ」
セオの合図で胸の頂と花芽も同時に責められて、モレーナは今日何度目かの絶頂を迎えた。
浅くなる呼吸の中酸素を取り込もうと呼吸を繰り返す間もなく、再びセオが律動する。
「あッ、セオッ、待ってぇ」
「待てない」
「んぁア!?」
腰を打ち付けながらも体の向きを変えたかと思えば、今度はモレーナをうつぶせにさせる。
そうして、モレーナのお尻をぐっと引き上げた。
「やっ、これ恥ずかしいッ! ぁあんッ!?」
お尻をセオに突き出す形となってしまったが、セオに腰をがっちりと引かれているためどうするこもできない。
それどころか、先ほどまでよりもモレーナの最奥へと突き刺さり、喘ぎ声が止まらなかった。
「あぁッ……やァッ、気持ちいいよぉ……んぁアッ!!」
今度は早々に絶頂を迎えた。
そして、数秒後には何か生温かいものがモレーナのナカに広がっていく。
「ふッ……はぁ………、モレーナ、ごめん。耐えきれなかった。後で薬を用意しておくから」
モレーナのナカに挿入した状態のまま、腰に腕を回してベッドに倒れ込んだセオが申し訳なさそうに言う。
(セオもイってくれたんだ……)
薬を飲まなければ好きな人との子ができるかもしれない。
それはとても嬉しいことだが、セオが望んでいない。両想いになるまでは休むことなくノクスで働いていたかったモレーナも小さく首を縦に振る。
二人して裸で抱きしめ合いながら瞼を閉じる。
――そうして、セオの力が抜けていくのを体の内からも外からも感じたモレーナは焦って飛び起きた。
「ね、セオ! もう寝るの? わたし、やだ!!」
まだ体が疼いているのだ。
今更恥じらいもなくなってきたモレーナは、セオと体を繋げることができる絶好の機会を逃したくはなかった――
2年前のあの日も、そして今も。
モレーナにとっての白馬の王子様はセオだけなのだ。
「セオっ! 好きッ、あァンッ……ずっと、んァッ……、好き、なのぉ!!」
絶え間ない快感に嬌声を上げながらも、伝えたい言葉を声に出す。
こんな状況で告白をするとはつゆほども思っていなかったが、モレーナは『ご褒美』をもらう前にどうしても伝えたかった。
――セオが好きだから、『ご褒美』が欲しいのだと。
「ね、セオっ……んぁあッ! ご褒美、んぁ、はッ……ちょうだッ……い!」
「困ったね。私からの『ご褒美』はこれのことだったんだけれど……」
「やぁ、んあッ……セオぉ、早くぅ……んぁあンッ」
困った、と再び呟くセオをモレーナは何度も急かす。
そんなモレーナに確認をするようにセオが真剣な眼差しを向けた。
「モレーナ、私は君が私を追って入団した時から好意を抱いていた。君を大切に思っている。けれど、君の言う恋愛感情なのかは、まだわからないんだ。……それでも、君はいいのかい? 後悔はしないと誓える?」
自分と同じ好意をセオから向けられているわけじゃないと知って、胸がチクリと痛む。
けれど、セオは「まだ」と言った。つまり、これからセオを振り向かせたらいいだけの話だ。
そのためにモレーナは『ノクス』に入団したのだから。
「セオっ、好き! んぁンッ! セオが欲しいのッ! 絶対後悔なんてしないからぁアッ……んぁあアアッ」
瞬間、激しく指が暴れたかと思うと一思いに引き抜かれ、腰を持ち上げられてはじゅるじゅるとしゃぶられた。
餌を前にした獣のように迫りくる刺激が普段の優しいセオからは想像もできなくて、そんなセオを知れたことがとてつもなくモレーナを満たす。
呆気ないほどに一瞬で絶頂を迎えたモレーナは、はくはくと足りない空気を懸命に取り込んだ。
喘ぎ声の止んだ室内ではカチャカチャとベルトを外す音がする。
やっとだ。
あの場所でモレーナが一人になり濡れていることを確かめた時から、ずっと。
この時を待ち望んでいたのだ。
「痛かったら、いつでも言うんだよ。モレーナ」
「うん、セオ好き……ッぁあ!?」
みちみちと太くて熱量のあるセオの男根がモレーナのナカを押し広げて入ってくる。
(これが媚薬の力なんだ……)
圧迫感はあるが、痛みは感じなかった。
それどころか、あまりの気持ちよさにもっと奥までほしいと腰が揺れる。
「ぅッ……はぁ……モレーナ、ちょっと力抜いて」
「やッ、むりぃ……あぅッ!」
「――ッ、モレーナ」
顔をしかめて苦しそうな吐息を吐き出すセオが愛しい。
セオが最奥まで入り切った時には、二人してはふはふと息を吐きだした。
「動くよ?」
モレーナの髪を梳きながら優しく問いかけるテオに、恍惚の表情を浮かべては頷く。
ゆっくりと腰を動かし始めたセオは、最初は緩やかに、徐々に激しくピストンを繰り返す。角度を変えては緩急をつけて、モレーナのあらゆる箇所を攻めたてた。
「アぁんッ!? ……ぁッ、ぁあアッ」
ある一点を責めた時、モレーナから一際甘い喘ぎ声が漏れた。
「ここか……」
シメたとばかりにセオがそこだけを徹底して攻める。
肌がぶつかり合う音と激しい水音が部屋一体に木霊した。
「アッやぁッ、セオッ、もッんぁッ、むりぃ……!! イっちゃうよぉ!」
「いいよ、モレーナ」
「あッ、ぁあアッ」
セオの合図で胸の頂と花芽も同時に責められて、モレーナは今日何度目かの絶頂を迎えた。
浅くなる呼吸の中酸素を取り込もうと呼吸を繰り返す間もなく、再びセオが律動する。
「あッ、セオッ、待ってぇ」
「待てない」
「んぁア!?」
腰を打ち付けながらも体の向きを変えたかと思えば、今度はモレーナをうつぶせにさせる。
そうして、モレーナのお尻をぐっと引き上げた。
「やっ、これ恥ずかしいッ! ぁあんッ!?」
お尻をセオに突き出す形となってしまったが、セオに腰をがっちりと引かれているためどうするこもできない。
それどころか、先ほどまでよりもモレーナの最奥へと突き刺さり、喘ぎ声が止まらなかった。
「あぁッ……やァッ、気持ちいいよぉ……んぁアッ!!」
今度は早々に絶頂を迎えた。
そして、数秒後には何か生温かいものがモレーナのナカに広がっていく。
「ふッ……はぁ………、モレーナ、ごめん。耐えきれなかった。後で薬を用意しておくから」
モレーナのナカに挿入した状態のまま、腰に腕を回してベッドに倒れ込んだセオが申し訳なさそうに言う。
(セオもイってくれたんだ……)
薬を飲まなければ好きな人との子ができるかもしれない。
それはとても嬉しいことだが、セオが望んでいない。両想いになるまでは休むことなくノクスで働いていたかったモレーナも小さく首を縦に振る。
二人して裸で抱きしめ合いながら瞼を閉じる。
――そうして、セオの力が抜けていくのを体の内からも外からも感じたモレーナは焦って飛び起きた。
「ね、セオ! もう寝るの? わたし、やだ!!」
まだ体が疼いているのだ。
今更恥じらいもなくなってきたモレーナは、セオと体を繋げることができる絶好の機会を逃したくはなかった――
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