心を傷つけて、そのままで

ぱすてる

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好きだけど、怖い

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何を考えているのかわからない。

バイト先から少し離れた歩道を歩いていた。

「駅前近くのアイス屋めちゃくちゃ美味いよ」

「あぁそこなら....」

前に嶋と一緒に行った。

「行ったことあるの?」

「まぁ」

「へぇ、誰と行ったの?」

深掘りしてくるな。

「....友達」

「へー」

自分で聞いてきたくせに曖昧な返事するなよ。

「てかさぁ俺と歩いてるとこ彼氏に見つかってもいいの?」

「....ただ歩いてるだけだから問題ない」

「へぇーーー。彼氏くん随分と心が広いんだね」

ヘラヘラと笑ったその表情と違い声はどこか冷たい感じがした。

秋人は、入江の方を見ずに歩道を歩いた。

結局、最寄り駅まで一緒に行った。

道中何を言われるのかされるのかヒヤヒヤしていた秋人は、何事もなく駅に来てホッとして改札を抜けた。


「...ねぇ!」


入江の声で振り向く。


「今度はちゃんと遊ぼうね」


そうして爽やかに手を振る入江に秋人は背筋が冷えるのをしっかりと感じた。


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