心を傷つけて、そのままで

ぱすてる

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叩いた音で、一斉する。


 「……俺が何回お前に浮気されて、その度に目つむってたかわかる?」

  
 「俺が何回、お前の浮気相手との行為を見たのか、その度にどんな気持ちでいたのか」

  
 「なんで…なんで、それでもお前のこと許してたのか……ッ…」


思っていたこと話せば話すほど、心がえぐられるのを感じる

裕はそれを黙って聞いていた。


 「お前言ったよな。俺らの家は、二人のものだって。誰にも、入らせねぇからって」

 「……ごめん」


裕は謝るだけで何も言わなかった


 「謝んなよ、もうおせぇ」


力なく最後声が出た。


何もかも遅い。


悲しさも、苦しさも、全部傷ついてボロボロになってなくなった。


だって、もう笑ったとき以外涙も出ない。


  「終わりにしよう」





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