輝かなかった人生が

香一 乙輪

文字の大きさ
上 下
3 / 3

落ちる

しおりを挟む
男は毎日「非凡」を続け
「非凡」が「平凡」に変わってしまう

毎日同じ事の繰り返し
あの時の気持ちを思い出す

違う事はただ一つ
当たるはずなどないはずの

クジを毎日引き続け
変わる事ない人生に

変わる事を求めてた

当たるが変わらぬ男人生
変わる方法分からず思う

変わらなければよかったと
変わってしまって男は思う

苦痛な日々が続くのならば
ならばいっそ終わらせよう

激しい音の鳴り響く下
見ても恐怖は生まれない

苦痛な気持ちが終わるのならば
落ちる痛みは怖くない

しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...