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第1章〜旅立ち…そして出会い
12話〜稽古とクレープと策略と
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ここはティールの街の宿屋。
翌朝になり、ガルドは朝早く目が覚めたので宿屋の外に出てみると、ひとけのない広い空き地をみつけ、そこで剣の稽古をする事にした。
しばらくしてユリィナは部屋にガルドが居ない事に気がつき外に出て辺りを探してみた。
そしてユリィナは空き地で剣の稽古をしているガルドを見つけると、
「あ~、ここにいた。ガルド、おはよう。ふぅ~ん、朝から剣の稽古かぁ」
ガルドはそう言われ剣をしまいユリィナの方を見た。
「ユリィナか。おはよう、とりあえずやれる事やっておかねぇとな」
「そっかぁ。それより、そろそろ朝食にしよう」
「ん?ああ、もうそんな時間か。じゃ、行くか」
そう言うと2人は宿屋の中に入っていった。
場所は移り、ここはティールの街の外。
ビスカは魔法を使いここまで辿り着いていた。
(はぁ、辿り着いたはいいんだけど、この街にまだ居るのかな?居なかったら帰ろうかなぁ。あ~、多分帰ったら怒られるだろうなぁ。仕方ない、名前しか分からないけど、探すしかないよねぇ)
そう思いながら街の中に入っていった。
しばらく街の中をウロウロしていると、美味しそうな匂いがしてきた。
(これは、もしや、クレープの匂い。そういえば、お腹空いてきたし、朝食はクレープにしようかなぁ)
そう思いながらビスカはクレープの匂いにつられ建物の中に入っていった。
場所は移り、ここは魔族領土エクスダールのキリア城の中。
大臣オムニデスは部屋で仮面の男と話していた。
「さて、どうする。このままでは我々の計画が。まさかドルマノフ様以外に神と契約する者があらわれるとはな」
「確かに、このままでは、王をすり替えオムニデス様が実権を握るという計画が」
オムニデスは少し考えた後、
「フッ、それならば計画を少し早めた方がいいのかもしれんな。それと今の内であれば、その神と契約した者を我々の意のままに出来るかもしれぬ」
「確かに今の内に手を打っておくのが良いかと。それでは、直ちにこの計画とその事も踏まえ段取りを進めてまいります」
そう言うと仮面の男はオムニデスに一礼をして部屋から出ていった。
(さて、後は王を誰とすり替えるかなのだがなぁ。クレイデイルが無難だろうがなりたがらないだろう。と、なると。カトレアしかいないが。ただ、女の王か……まぁ、操るには丁度良いのかも知れんがな)
オムニデスはそう思いながら、テーブルの上に用意しておいた紅茶を一口飲んでから、書類に目を通していた。
翌朝になり、ガルドは朝早く目が覚めたので宿屋の外に出てみると、ひとけのない広い空き地をみつけ、そこで剣の稽古をする事にした。
しばらくしてユリィナは部屋にガルドが居ない事に気がつき外に出て辺りを探してみた。
そしてユリィナは空き地で剣の稽古をしているガルドを見つけると、
「あ~、ここにいた。ガルド、おはよう。ふぅ~ん、朝から剣の稽古かぁ」
ガルドはそう言われ剣をしまいユリィナの方を見た。
「ユリィナか。おはよう、とりあえずやれる事やっておかねぇとな」
「そっかぁ。それより、そろそろ朝食にしよう」
「ん?ああ、もうそんな時間か。じゃ、行くか」
そう言うと2人は宿屋の中に入っていった。
場所は移り、ここはティールの街の外。
ビスカは魔法を使いここまで辿り着いていた。
(はぁ、辿り着いたはいいんだけど、この街にまだ居るのかな?居なかったら帰ろうかなぁ。あ~、多分帰ったら怒られるだろうなぁ。仕方ない、名前しか分からないけど、探すしかないよねぇ)
そう思いながら街の中に入っていった。
しばらく街の中をウロウロしていると、美味しそうな匂いがしてきた。
(これは、もしや、クレープの匂い。そういえば、お腹空いてきたし、朝食はクレープにしようかなぁ)
そう思いながらビスカはクレープの匂いにつられ建物の中に入っていった。
場所は移り、ここは魔族領土エクスダールのキリア城の中。
大臣オムニデスは部屋で仮面の男と話していた。
「さて、どうする。このままでは我々の計画が。まさかドルマノフ様以外に神と契約する者があらわれるとはな」
「確かに、このままでは、王をすり替えオムニデス様が実権を握るという計画が」
オムニデスは少し考えた後、
「フッ、それならば計画を少し早めた方がいいのかもしれんな。それと今の内であれば、その神と契約した者を我々の意のままに出来るかもしれぬ」
「確かに今の内に手を打っておくのが良いかと。それでは、直ちにこの計画とその事も踏まえ段取りを進めてまいります」
そう言うと仮面の男はオムニデスに一礼をして部屋から出ていった。
(さて、後は王を誰とすり替えるかなのだがなぁ。クレイデイルが無難だろうがなりたがらないだろう。と、なると。カトレアしかいないが。ただ、女の王か……まぁ、操るには丁度良いのかも知れんがな)
オムニデスはそう思いながら、テーブルの上に用意しておいた紅茶を一口飲んでから、書類に目を通していた。
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