51 / 108
第1章 それはすました蒸気のように
2-2 「それはイヴェットさんと居る理由にはなりませんっ!」
しおりを挟む
「は~……」
高時給の犬の散歩代行アルバイトでもその辺に落ちていれば良いのに……、と思いながら歩いていく。
都市部に向かって行くに連れ霧が濃くなり、自然と家までの最短距離を通っていた。夕飯時だからか人の往来も多い。
暫く散歩を楽しみ、エルキルス駅が最寄り駅となった頃。
歩道で女性とぶつかってしまった。
「あっ。すみません!」
「きゃっ! こちらこそ申し訳ありませんでした」
霧が濃いとままある事だ。
距離を取ろうとした際、女性──同年代の少女のようだった──の若葉色の瞳と目が合う。
ボブヘアの栗毛にカーキー色のワンピースを着た、見覚えのある少女だった。
「イヴェット!?」
「え? ……嘘っ、ノアさん!?」
目を見張って驚く少女にこちらも驚く。
「久しぶり~! 凄い偶然だね、嬉しいっ!」
「久しぶり」
少女は、言葉通り嬉しそうにこちらを見上げてくる。
人口が減り教育制度も大きく変わった24世紀。
平和で安定した社会の模索に必死で世界はファッションを進化させる余裕が無く、人々の服装は21世紀のまま止まっている。
寧ろ文明と同じように退化し、バトラーやメイド服を着た人が街を歩いている事も多い。御者も多い為、乗馬服姿でランチを楽しんでいる人達もあちこち見る。
エルキルス教会──の隣に建っている牧師館──に住んでいるイヴェットとは、先月の連続連れ去り事件ぶりに会う。
この少女は事件の被害者なのだが、心の傷を抱えているようには見えない事に安心した。
「この霧の中良く分かったな」
「それはこっちの台詞、ノアさんは赤毛だし覚えやすいけどさー? 制服って事は学校帰り、かな? 元気そうで良かった!」
「ん~加えて散歩中ってとこ。イヴェットも元気そうで良かったよ。そっちも散歩?」
足を止めて改めて少女に向き直る。
自分の質問にイヴェットは、作物の収穫量を誇る農家のように得意気に手に持っていた紙袋を顔の横まで持ち上げる。
「んーっとね。学校が終わったから、駅前の雑貨屋にこれを買いに行ってたのー。今は教会に帰るところ」
紙袋の中に入っていたのは、水色ボーダー柄のレターセットだった。
「便箋? 誰かに手紙書くのか?」
「うん、今文通にハマっててさ! レスポンスの早い人だから便箋減るのが早いの何のって……あっ、文通してるのここだけの秘密ね」
そう愚痴る少女は楽しそうに肩を揺らす。
女子ってちまちま手紙のやり取りすんの好きだよなー、と言いそうになって口を噤んだ。なんとなくこれはストレートに言っては駄目な気がして、結局何も言わずこくこくと首を縦に振る。
会話が途切れた一拍後。
聞かれるだろうな、と覚悟していた事をやはり歯切れ悪く切り出された。
「あのさ、ポピー、潰れちゃったね……。いきなりだったからビックリした。どうしちゃったの? ノアさん今どこに住んでるの?」
苦笑いが零れる。
エルキルス教会への道を歩きながら、そっとイヴェットから視線を外す。
「あー……店長親倒れちゃってさ、田舎帰っちゃったんだよ。僕はまだあそこの2階に住んでっけど、そろそろ実家に戻るつもり」
高校の友達にも繰り返した嘘。
目の前の少女も一瞬やるせなさそうに眉を下げ、そっかと呟き後を着いてくる。
「実家って遠いの? ポピーに住み込んでたくらいだし」
「いや、ポピーから10分くらいのとこ。住み込んでたのは親が仕事で留守にしてるからだから、今度は一人暮らしなんだ。実家はポピーから橋渡った川沿いにある青いマンション」
「へ~! 一人暮らしするんだ。凄いねー」
尻尾を振る子犬のように言われて悪い気はしない。口元が緩んだ。
イヴェットの事も聞きたいと思い、先月聞いた話題を思い出す。
「ん。イヴェットは今も料理してんの?」
「うん、最近はアンリさんと作ってる事が多いかな。今晩も手伝う予定。叔父さんは食べる係になってて、嬉しそうに食べてくれるのー」
「おっ凄い。……なんか想像つく絵だな」
あの器用そうな事務員と料理を作っているのも、あのテニス馬鹿並の姪馬鹿牧師が食べる係なのも、容易に想像出来て笑う。
人と話しながら歩いていると時間が早く感じる。今回もそうだ。
エルキルス教会がある道を曲がった時、ふと尋ねる。
「その食べる係の人は、今どこだ?」
イヴェットと話しているところをユスティンに見られたら絶対嫌味を言ってくるだろうし、自分も言い返すだろう。あの牧師を避けられるなら避けたい。
「叔父さんは仕事中だと思うよー。会って……かないよね」
少女が苦々しく笑った。会えば喧嘩する自分とユスティンとの関係を理解してくれている反応に、ついついこちらも返す声が苦くなる。
「会って、かねぇな」
「だよねー。残念、折角だしノアさんともっと話したかったんだけどなー……」
「行動範囲似てるっぽいし、またばったり会えるだろ。なんか用があんなら実家や高校──あ、ミトズロッドな──来てくれたって良いしさ」
良いの? と嬉しそうなイヴェットの声が返って来て、教会の前に着いた時。良く通る声が、すぐ近くから聞こえた来た。
「何でノアさんがここに居るんですか?」
池から魚が浮き上がってきた時のように霧の中からぬっと金髪が現れ、思わずびくりと肩が跳ねる。
この声は覚えがある。避けようと思っていた人物の物だ。
「うあっ、公道なんだし別に居て良いだろ!」
思った通り反応してしまった。
ここまで距離が近いと、ユスティンの姿がハッキリと見える。サラサラの金髪も、アイロンのかけられた黒い牧師服も、この人には無駄遣いのような端正な容姿も。
「それはイヴェットさんと居る理由にはなりませんっ!」
「あーそうですねー。ってか良く僕が分かったな、この辺霧が一段と濃いのに。執念? すげーな姪馬鹿」
「仰ってる意味が理解出来ないのですが、貴方の事が分かったのはイヴェットさんがノアさんって言っている声が聞こえたからですよ。イヴェットさんが駅前に行っている短時間でどうして狙ったように会えるんですか? 是非教えて頂きたいですね」
言うなりユスティンは自分とイヴェットとの間に割り入ってくる。
「叔父さん! ノアさんとはさっきバッタリ会っただけだからそういう事言わないで! と言うか仕事は?」
どこかムスッとした愛しの姪から叱咤され、見るからにユスティンの声から覇気が無くなった。
高時給の犬の散歩代行アルバイトでもその辺に落ちていれば良いのに……、と思いながら歩いていく。
都市部に向かって行くに連れ霧が濃くなり、自然と家までの最短距離を通っていた。夕飯時だからか人の往来も多い。
暫く散歩を楽しみ、エルキルス駅が最寄り駅となった頃。
歩道で女性とぶつかってしまった。
「あっ。すみません!」
「きゃっ! こちらこそ申し訳ありませんでした」
霧が濃いとままある事だ。
距離を取ろうとした際、女性──同年代の少女のようだった──の若葉色の瞳と目が合う。
ボブヘアの栗毛にカーキー色のワンピースを着た、見覚えのある少女だった。
「イヴェット!?」
「え? ……嘘っ、ノアさん!?」
目を見張って驚く少女にこちらも驚く。
「久しぶり~! 凄い偶然だね、嬉しいっ!」
「久しぶり」
少女は、言葉通り嬉しそうにこちらを見上げてくる。
人口が減り教育制度も大きく変わった24世紀。
平和で安定した社会の模索に必死で世界はファッションを進化させる余裕が無く、人々の服装は21世紀のまま止まっている。
寧ろ文明と同じように退化し、バトラーやメイド服を着た人が街を歩いている事も多い。御者も多い為、乗馬服姿でランチを楽しんでいる人達もあちこち見る。
エルキルス教会──の隣に建っている牧師館──に住んでいるイヴェットとは、先月の連続連れ去り事件ぶりに会う。
この少女は事件の被害者なのだが、心の傷を抱えているようには見えない事に安心した。
「この霧の中良く分かったな」
「それはこっちの台詞、ノアさんは赤毛だし覚えやすいけどさー? 制服って事は学校帰り、かな? 元気そうで良かった!」
「ん~加えて散歩中ってとこ。イヴェットも元気そうで良かったよ。そっちも散歩?」
足を止めて改めて少女に向き直る。
自分の質問にイヴェットは、作物の収穫量を誇る農家のように得意気に手に持っていた紙袋を顔の横まで持ち上げる。
「んーっとね。学校が終わったから、駅前の雑貨屋にこれを買いに行ってたのー。今は教会に帰るところ」
紙袋の中に入っていたのは、水色ボーダー柄のレターセットだった。
「便箋? 誰かに手紙書くのか?」
「うん、今文通にハマっててさ! レスポンスの早い人だから便箋減るのが早いの何のって……あっ、文通してるのここだけの秘密ね」
そう愚痴る少女は楽しそうに肩を揺らす。
女子ってちまちま手紙のやり取りすんの好きだよなー、と言いそうになって口を噤んだ。なんとなくこれはストレートに言っては駄目な気がして、結局何も言わずこくこくと首を縦に振る。
会話が途切れた一拍後。
聞かれるだろうな、と覚悟していた事をやはり歯切れ悪く切り出された。
「あのさ、ポピー、潰れちゃったね……。いきなりだったからビックリした。どうしちゃったの? ノアさん今どこに住んでるの?」
苦笑いが零れる。
エルキルス教会への道を歩きながら、そっとイヴェットから視線を外す。
「あー……店長親倒れちゃってさ、田舎帰っちゃったんだよ。僕はまだあそこの2階に住んでっけど、そろそろ実家に戻るつもり」
高校の友達にも繰り返した嘘。
目の前の少女も一瞬やるせなさそうに眉を下げ、そっかと呟き後を着いてくる。
「実家って遠いの? ポピーに住み込んでたくらいだし」
「いや、ポピーから10分くらいのとこ。住み込んでたのは親が仕事で留守にしてるからだから、今度は一人暮らしなんだ。実家はポピーから橋渡った川沿いにある青いマンション」
「へ~! 一人暮らしするんだ。凄いねー」
尻尾を振る子犬のように言われて悪い気はしない。口元が緩んだ。
イヴェットの事も聞きたいと思い、先月聞いた話題を思い出す。
「ん。イヴェットは今も料理してんの?」
「うん、最近はアンリさんと作ってる事が多いかな。今晩も手伝う予定。叔父さんは食べる係になってて、嬉しそうに食べてくれるのー」
「おっ凄い。……なんか想像つく絵だな」
あの器用そうな事務員と料理を作っているのも、あのテニス馬鹿並の姪馬鹿牧師が食べる係なのも、容易に想像出来て笑う。
人と話しながら歩いていると時間が早く感じる。今回もそうだ。
エルキルス教会がある道を曲がった時、ふと尋ねる。
「その食べる係の人は、今どこだ?」
イヴェットと話しているところをユスティンに見られたら絶対嫌味を言ってくるだろうし、自分も言い返すだろう。あの牧師を避けられるなら避けたい。
「叔父さんは仕事中だと思うよー。会って……かないよね」
少女が苦々しく笑った。会えば喧嘩する自分とユスティンとの関係を理解してくれている反応に、ついついこちらも返す声が苦くなる。
「会って、かねぇな」
「だよねー。残念、折角だしノアさんともっと話したかったんだけどなー……」
「行動範囲似てるっぽいし、またばったり会えるだろ。なんか用があんなら実家や高校──あ、ミトズロッドな──来てくれたって良いしさ」
良いの? と嬉しそうなイヴェットの声が返って来て、教会の前に着いた時。良く通る声が、すぐ近くから聞こえた来た。
「何でノアさんがここに居るんですか?」
池から魚が浮き上がってきた時のように霧の中からぬっと金髪が現れ、思わずびくりと肩が跳ねる。
この声は覚えがある。避けようと思っていた人物の物だ。
「うあっ、公道なんだし別に居て良いだろ!」
思った通り反応してしまった。
ここまで距離が近いと、ユスティンの姿がハッキリと見える。サラサラの金髪も、アイロンのかけられた黒い牧師服も、この人には無駄遣いのような端正な容姿も。
「それはイヴェットさんと居る理由にはなりませんっ!」
「あーそうですねー。ってか良く僕が分かったな、この辺霧が一段と濃いのに。執念? すげーな姪馬鹿」
「仰ってる意味が理解出来ないのですが、貴方の事が分かったのはイヴェットさんがノアさんって言っている声が聞こえたからですよ。イヴェットさんが駅前に行っている短時間でどうして狙ったように会えるんですか? 是非教えて頂きたいですね」
言うなりユスティンは自分とイヴェットとの間に割り入ってくる。
「叔父さん! ノアさんとはさっきバッタリ会っただけだからそういう事言わないで! と言うか仕事は?」
どこかムスッとした愛しの姪から叱咤され、見るからにユスティンの声から覇気が無くなった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる