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第6章 蒸気は噴き出した
2-56 「…………なっなんだよ?」
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この辺りは人が居ないのか、関わりたくなくて無視されているのか──多分どっちもだろう──人が駆け付けて来る気配は無い。
「助け……っ!」
イヴェットの声が途中で途切れた。ヴェンツェルが自分ではなくイヴェットの両腕をグイッと掴み、膝立ちにさせたからだ。
「きゃっ!」
「ヴェンツェルさん!! だから!!」
苦悶の表情を浮かべるイヴェットを助けたいが、動けない人間に出来る事なんて何も無い。石を投げつけようにも、鋪道には投げられそうな石が無い。噛み締めた唇から血が滲んだ。
「助けてーっ!」
しかしヴェンツェルは、すぐにイヴェットの喉を切り裂かなかった。必死に助けを呼んでいるイヴェットの顔を、じっと見ていたのだ。
「……イーヴリンも栗毛で緑色の目をしてたな……」
ぽつ、と何処か懐かしそうに呟いたヴェンツェルは一瞬目を細めるも、しかしすぐに眉を釣り上げる。
「じゃあ肝臓の色も似てるよねっ!!」
「ヴェンツェ──」
ヴェンツェルがメスを振り上げた直後。
バンッ! と。
銃声が突然周囲に響き、ヴェンツェルの太腿を弾丸が貫いた。
「あああああっ!?」
何が起きたのかさっぱり分からないが、糸が切れたように崩れ落ちるヴェンツェルにチャンスだと思った。
「離れろっ!」
「えっ??」
両腕を解放されたイヴェットも、何が起こったか理解出来ていないらしい。後退りながらもその表情は困惑していた。
ヴェンツェルが呻いている間に、何処から銃声が聞こえて来たのか探し──林道の出入り口、月明かりを背に白煙立ち上がる銃をこちらに向けている女性が居る事に気が付いた。
「人の家の近くで騒ぎすぎなんだよね、君ら」
人が立っていたのだ。
黒いコートの裾を風に靡かせている、低い声の女性だ。
年齢は20代後半だろう。目深に被った黒い帽子の下から、金色のショートカットを覗かせていた。
「助けて、下さいっ! 切り裂きジャックに襲われているんです!」
この女性が誰だか分からない。発砲している辺りこの女性も殺人鬼かもしれない。が、今はこの人に助けを求めるしか道はない。
ノアさんっと駆け寄って来たイヴェットが、先程のように肩を貸して来る。
「知ってるよ。危なかったね」
女性は事もなさ気に言うと、カツカツと鋪道の上を歩いてこちらに向かってきた。
「ヴェンツェルもさ、殺すなって言っただろ」
散歩でもするように近寄って来た女性は、太腿から血を流して蹲っている殺人鬼を見下ろした。
「っスケアリー! そいつだよ次の!」
スケアリーと呼ばれた女性は、どうもヴェンツェルと知り合いのようだった。やはりこの女性は危険だ。
「え、スケアリー……えっ?」
暗闇に乗じて自分と逃げようとしていたイヴェットが、スケアリーと言う名前にビクリと反応する程に驚いていた。
「スケアリーってばっ!!」
一向に動こうとしない己を撃った人物に、ヴェンツェルが苛立ったような声を上げる。
──と。
「嘘吐きの言う事は信じられないな」
スケアリーは感情の籠っていない声でそう呟くと、パンッ! と林道に銃声を響かせたのだ。
「うああああああっ!!!!」
その弾丸はヴェンツェルの腹部を撃ち抜いた。殺人鬼の咆哮が林道に響く。
「ああああああ!!」
「うるさい」
尚も苦痛に悶えるヴェンツェルに吐き捨てたスケアリーは、一度身を屈めて脚を弄った後ガシガシと殺人鬼を蹴り、遂には柵の合間からヴェンツェルを谷底に突き落としてしまった。
「うああああぁぁぁ……!!」
「っ」
遠ざかっていくヴェンツェルの断末魔に、すぐ近くにいるイヴェットと共に息を飲む。
どう言う状況なのかさっぱり分からないが、仲間割れが起きているようだった。
次、スケアリーは自分達の方に向かって靴音を鳴らしに来るのか。暗い林道はまだ少しも抜けられそうにない。
夜風に乗って鼻孔を擽って来るのは、自分の血の臭いなのが。それともヴェンツェルの物なのか。それすら分からなかった。
「そろそろ切るタイミングだと思ったんだよね」
スケアリーはやはり何て事無さそうに言うと、カツ、と靴底を鳴らしこちらに向かって来た。密着しているイヴェットの強張りが伝わって来る。
「た、助けてっ!」
周辺が静かになり、助けを求める事を思い出した。
「まあまあ。私が用があるのは赤毛君だけだからさ、静かにした方がガールフレンドには良いかもよ」
「っ」
ヴェンツェルを突き落としたばかりとは思えぬ程、スケアリーは落ち着いた声を出す。
スケアリーを逆撫でするかもしれない助けを呼ぶ行為に賭けるか、スケアリーを信じてイヴェットだけでも見逃して貰うか、どっちが良いか一瞬躊躇した。
何時の間にか取り出した小型ライトで、スケアリーは自分達の顔を照らしてきた。明かりのあるところで見るとスケアリーは背が高く、美人だ。
「それも駄目っ! 助け──」
それだけに何処かで会った覚えは無い。
なのに。
「えっ!?」
スケアリーは自分の顔を見るなり、驚きの声を上げたのだ。
あまりに大きな声だったので、助けを呼び掛けていたイヴェットが声を止めるくらいだった。目を見張り、信じられないとばかりに固まっている。
「…………なっなんだよ?」
こんな状況でただのOLのように驚かれては、こちらも反応に困ってしまう。ヴェンツェルを突き落とした女性と同一人物だとは思えなかった。
「いや……」
驚きに満ちたスケアリーは首を横に振り、次にイヴェットを照らした。
「君は……っ」
スケアリーの声がまたも驚きに震える。すぐに何か納得したようでふふっと笑った金髪の女性は、やがて堪え切れないとばかりに声を上げて笑い出した。
「ああそっかそっか、赤毛君はイヴェット君のボーイフレンドなのか!」
「え? ……どうして私の名前を?」
驚くイヴェットに、機嫌良く笑うスケアリーは返事をしなかった。
「ふふっ偶然って続くんだなあ凄いなあっ」
「あのー……?」
何やら1人で納得しだした女性に思わず声をかける。
「助け……っ!」
イヴェットの声が途中で途切れた。ヴェンツェルが自分ではなくイヴェットの両腕をグイッと掴み、膝立ちにさせたからだ。
「きゃっ!」
「ヴェンツェルさん!! だから!!」
苦悶の表情を浮かべるイヴェットを助けたいが、動けない人間に出来る事なんて何も無い。石を投げつけようにも、鋪道には投げられそうな石が無い。噛み締めた唇から血が滲んだ。
「助けてーっ!」
しかしヴェンツェルは、すぐにイヴェットの喉を切り裂かなかった。必死に助けを呼んでいるイヴェットの顔を、じっと見ていたのだ。
「……イーヴリンも栗毛で緑色の目をしてたな……」
ぽつ、と何処か懐かしそうに呟いたヴェンツェルは一瞬目を細めるも、しかしすぐに眉を釣り上げる。
「じゃあ肝臓の色も似てるよねっ!!」
「ヴェンツェ──」
ヴェンツェルがメスを振り上げた直後。
バンッ! と。
銃声が突然周囲に響き、ヴェンツェルの太腿を弾丸が貫いた。
「あああああっ!?」
何が起きたのかさっぱり分からないが、糸が切れたように崩れ落ちるヴェンツェルにチャンスだと思った。
「離れろっ!」
「えっ??」
両腕を解放されたイヴェットも、何が起こったか理解出来ていないらしい。後退りながらもその表情は困惑していた。
ヴェンツェルが呻いている間に、何処から銃声が聞こえて来たのか探し──林道の出入り口、月明かりを背に白煙立ち上がる銃をこちらに向けている女性が居る事に気が付いた。
「人の家の近くで騒ぎすぎなんだよね、君ら」
人が立っていたのだ。
黒いコートの裾を風に靡かせている、低い声の女性だ。
年齢は20代後半だろう。目深に被った黒い帽子の下から、金色のショートカットを覗かせていた。
「助けて、下さいっ! 切り裂きジャックに襲われているんです!」
この女性が誰だか分からない。発砲している辺りこの女性も殺人鬼かもしれない。が、今はこの人に助けを求めるしか道はない。
ノアさんっと駆け寄って来たイヴェットが、先程のように肩を貸して来る。
「知ってるよ。危なかったね」
女性は事もなさ気に言うと、カツカツと鋪道の上を歩いてこちらに向かってきた。
「ヴェンツェルもさ、殺すなって言っただろ」
散歩でもするように近寄って来た女性は、太腿から血を流して蹲っている殺人鬼を見下ろした。
「っスケアリー! そいつだよ次の!」
スケアリーと呼ばれた女性は、どうもヴェンツェルと知り合いのようだった。やはりこの女性は危険だ。
「え、スケアリー……えっ?」
暗闇に乗じて自分と逃げようとしていたイヴェットが、スケアリーと言う名前にビクリと反応する程に驚いていた。
「スケアリーってばっ!!」
一向に動こうとしない己を撃った人物に、ヴェンツェルが苛立ったような声を上げる。
──と。
「嘘吐きの言う事は信じられないな」
スケアリーは感情の籠っていない声でそう呟くと、パンッ! と林道に銃声を響かせたのだ。
「うああああああっ!!!!」
その弾丸はヴェンツェルの腹部を撃ち抜いた。殺人鬼の咆哮が林道に響く。
「ああああああ!!」
「うるさい」
尚も苦痛に悶えるヴェンツェルに吐き捨てたスケアリーは、一度身を屈めて脚を弄った後ガシガシと殺人鬼を蹴り、遂には柵の合間からヴェンツェルを谷底に突き落としてしまった。
「うああああぁぁぁ……!!」
「っ」
遠ざかっていくヴェンツェルの断末魔に、すぐ近くにいるイヴェットと共に息を飲む。
どう言う状況なのかさっぱり分からないが、仲間割れが起きているようだった。
次、スケアリーは自分達の方に向かって靴音を鳴らしに来るのか。暗い林道はまだ少しも抜けられそうにない。
夜風に乗って鼻孔を擽って来るのは、自分の血の臭いなのが。それともヴェンツェルの物なのか。それすら分からなかった。
「そろそろ切るタイミングだと思ったんだよね」
スケアリーはやはり何て事無さそうに言うと、カツ、と靴底を鳴らしこちらに向かって来た。密着しているイヴェットの強張りが伝わって来る。
「た、助けてっ!」
周辺が静かになり、助けを求める事を思い出した。
「まあまあ。私が用があるのは赤毛君だけだからさ、静かにした方がガールフレンドには良いかもよ」
「っ」
ヴェンツェルを突き落としたばかりとは思えぬ程、スケアリーは落ち着いた声を出す。
スケアリーを逆撫でするかもしれない助けを呼ぶ行為に賭けるか、スケアリーを信じてイヴェットだけでも見逃して貰うか、どっちが良いか一瞬躊躇した。
何時の間にか取り出した小型ライトで、スケアリーは自分達の顔を照らしてきた。明かりのあるところで見るとスケアリーは背が高く、美人だ。
「それも駄目っ! 助け──」
それだけに何処かで会った覚えは無い。
なのに。
「えっ!?」
スケアリーは自分の顔を見るなり、驚きの声を上げたのだ。
あまりに大きな声だったので、助けを呼び掛けていたイヴェットが声を止めるくらいだった。目を見張り、信じられないとばかりに固まっている。
「…………なっなんだよ?」
こんな状況でただのOLのように驚かれては、こちらも反応に困ってしまう。ヴェンツェルを突き落とした女性と同一人物だとは思えなかった。
「いや……」
驚きに満ちたスケアリーは首を横に振り、次にイヴェットを照らした。
「君は……っ」
スケアリーの声がまたも驚きに震える。すぐに何か納得したようでふふっと笑った金髪の女性は、やがて堪え切れないとばかりに声を上げて笑い出した。
「ああそっかそっか、赤毛君はイヴェット君のボーイフレンドなのか!」
「え? ……どうして私の名前を?」
驚くイヴェットに、機嫌良く笑うスケアリーは返事をしなかった。
「ふふっ偶然って続くんだなあ凄いなあっ」
「あのー……?」
何やら1人で納得しだした女性に思わず声をかける。
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