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こんな聖女は嫌だ
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アニメか漫画でしか見ないような布の多い貴族みたいな格好をした人たちがたくさんいて、何故か感極まって聖女を歓迎している。
しかも、どうやらその聖女は私らしい。
銀髪の美青年が滔々と語っている。
頭が痛くなりそう。夢? どんな悪夢よ。
でも、それ以上に私は差し迫っていた。
めちゃくちゃトイレに行きたい。
意識を飛ばしても漏らしはしなかったらしく、パンツはちびったせいで湿っているけどその形跡はない。
つまり、電車内で戦っていたおしっこはまだ私の体の中に残っているわけ。
「あの、それより、お、お手洗いに行かせてください……!」
「お手洗い? これは気が付かずに申し訳ない。召喚の際にどこか汚れてしまいましたか。誰か、たらいに水を張って持ってこい。手拭いも忘れるなよ」
「ち、ちがっ、ちがくて! トイレ! トイレに行きたいの!」
「トイレ……? なんでしょうか。寡聞に聞き覚えがございません」
言葉が通じているようで通じない! どういうこと?
日本語が通じてること自体がおかしいと言えばそうなんだけど、中途半端に通じるだけに焦燥がつのる。
「あ、あ、……お、おしっこ! もう漏れちゃう! お願い! おしっこできるところに行かせて!!」
もう恥も外聞もなく叫んだ。めちゃくちゃ恥ずかしい。
漏らすよりはマシ漏らすよりはマシ。
言い聞かせるけど顔がめちゃくちゃ熱い。
「魔力をなぜ捨てる必要があるのでしょうか、もったいない」
真顔で何を言ってるんだこいつは!
「なな何故ってなんでそんな……ひっ」
またちょっとちびった。
もう恥ずかしいなんて言ってられない。
出口を思い切り指で押さえつけないと本当におもらししてしまう!
じっとこちらを観ていた金髪の若い女性が口を開いた。
「聖女さまほどの魔力量ですと、きっと使いきれないのでしょう。わたくしたちとは桁が違いますもの」
「なるほど。それは思い至らなかったな。アネッサ、別室で処置してさしあげなさい」
「承知いたしました。聖女さま、どうぞこちらへ」
なんかよくわからないけど、やっとおしっこできる!
アネッサさんの先導でよたよたへっぴりごしのまま移動した。
しかも、どうやらその聖女は私らしい。
銀髪の美青年が滔々と語っている。
頭が痛くなりそう。夢? どんな悪夢よ。
でも、それ以上に私は差し迫っていた。
めちゃくちゃトイレに行きたい。
意識を飛ばしても漏らしはしなかったらしく、パンツはちびったせいで湿っているけどその形跡はない。
つまり、電車内で戦っていたおしっこはまだ私の体の中に残っているわけ。
「あの、それより、お、お手洗いに行かせてください……!」
「お手洗い? これは気が付かずに申し訳ない。召喚の際にどこか汚れてしまいましたか。誰か、たらいに水を張って持ってこい。手拭いも忘れるなよ」
「ち、ちがっ、ちがくて! トイレ! トイレに行きたいの!」
「トイレ……? なんでしょうか。寡聞に聞き覚えがございません」
言葉が通じているようで通じない! どういうこと?
日本語が通じてること自体がおかしいと言えばそうなんだけど、中途半端に通じるだけに焦燥がつのる。
「あ、あ、……お、おしっこ! もう漏れちゃう! お願い! おしっこできるところに行かせて!!」
もう恥も外聞もなく叫んだ。めちゃくちゃ恥ずかしい。
漏らすよりはマシ漏らすよりはマシ。
言い聞かせるけど顔がめちゃくちゃ熱い。
「魔力をなぜ捨てる必要があるのでしょうか、もったいない」
真顔で何を言ってるんだこいつは!
「なな何故ってなんでそんな……ひっ」
またちょっとちびった。
もう恥ずかしいなんて言ってられない。
出口を思い切り指で押さえつけないと本当におもらししてしまう!
じっとこちらを観ていた金髪の若い女性が口を開いた。
「聖女さまほどの魔力量ですと、きっと使いきれないのでしょう。わたくしたちとは桁が違いますもの」
「なるほど。それは思い至らなかったな。アネッサ、別室で処置してさしあげなさい」
「承知いたしました。聖女さま、どうぞこちらへ」
なんかよくわからないけど、やっとおしっこできる!
アネッサさんの先導でよたよたへっぴりごしのまま移動した。
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