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4章
第34話 狂宴
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ミース「フフフフフ~♪」
ノア「あ゛あ゛あ゛アァァァーーーーー!!!!!」
全力で鍔迫り合うノアだが、片腕で刃物を持つミースは何故かびくともしない。
ミース「それで本気なの~?ノアくん?」「少しは楽しませてね・・・・・・フフフ♪」
衝突点の光が激しく明滅する。
「キイィーン!」
ミースとの鍔迫り合いを解除し距離をとるノア。
ノアのナイトソードに緑色の光球が集まり発光する。
剣をミースに向けて突き出す。
ノア「木精光線!」
ノアのナイトソードから次々と緑色の閃光が放たれる。
「ビーーン!」光線音
ミース「フフフフ・・・・・・」
余裕で避けるミース。
「ビィーーーン!」光線音
ミース「ハハハハハ♪」
「ビィイーーーン!」光線音
ミース「どうしたの?当てみなさい~♪」
「ビィーーーン!」光線音
優雅に光線を躱すミース。かすりすらしない。
背後の本棚だけが破壊される。
ノア『・・・・・・何故だ!?』
全て見切られている事に疑問を感じるノア。
ミース『フフ、まだ”気の起こり”が観えていないようね・・・・・・』
両手を使って黒い鏡のような物を生成するミース。
ノアが放った1本の光線が吸い込まれる。
ノア『なんだあれは・・・・・・?!』
ミース「”返す”わ♪」
鏡の前に緑の光球が出現。
ノア『まさか・・・・・・反射出来るのか?!!』
緑色の閃光がノアに向かって放出される。
「ビリリリィ、リイイィィーーー!!!」
ノアに直撃する閃光。剣の面で受ける。
ノア「くっー!!!」『・・・・・・俺が放ったものより威力が上がっている?!』
壁際に押し込まれるノア。
ミース「どう?自分の技を受ける気分は?」「アハハハハハ♪」
?????「そろそろ、見ているだけというのも飽きてきたな・・・・・・」
どこからともなく声がした。
ノア『なんだ・・・・・・?!』
すると、ミースの落ち影が揺らめきだし、やがて不気味な塊となり何者かが現れる。
背が高く黒髪の男はノアを無視してミースと会話し始める。
?????「ミース、遊びがすぎるぞ・・・・・・」「早く始末しろ」
ミース「楽しみを邪魔しないでくれる?」
?????「正体がばれてしまったからには、作戦は次のフェーズに入る」
ミース「終わったら行くから、先にやっておいて・・・・・・」
?????「おい、おれの方が上官だぞ。指図するのか?」
ミース「指図じゃないわ。業務連絡よ」
?????「・・・・・・ふん、まあいい」
ノア「誰だ、お前は!!」
正体不明の者が振り向くと、その姿には見覚えがあった。
モノクロチェック柄の仮面の男。
?????「おっと、これは失礼」「初めまして、いやお久しぶりかな?」「私はカラミティ、ナンバー10シャットン!」
深々と礼をしながら自己紹介する。
シャットン「学院の皆様へ、ご提案をさせて頂いた者だ」
キャロル「・・・・・・ご提案・・・・・・とは、ものは言いようね・・・・・・」
シャットン「おや、まだ喋る元気があるようだね」「それともそこの男の子が来たから元気になったのかな?」
キャロル「ッ・・・・・・」
こんな奴にまでからかわれ、心底悔しいキャロル。
ノア「え、そうなのか??」
キャロル『いいのよ、こんな時に天然力を発揮しなくて(怒)!!』
最悪の状況に会話が全くあってない。
シャットン「せっかくだから今後の予定をお伝えしよう!」
そう言うと、おもむろにポケット手を突っ込み、黒く禍々しいオーラを放つビンを引っ張り出す。
シャットン「さて、これが何かわかるかな~?」
ノア『・・・・・・なんだ?爆発物か??』
ノアの思考を読んだかのように語り続けるシャットン。
シャットン「ノンノン、もっと面白いものだ!」
ノア「・・・・・・」
シャットン「この中にはディアボリック帝国領から連れて来た無数の闇魔法生物が入っている!」
ノア「なにっ!?」
シャットン「ふふふ・・・・・・」
得意げなシャットン。
シャットン「これを今から解き放つ!」「そして、ここから溢れ出したカースクリーチャーが学院の生徒を食い散らかす!!」
「どうです~?楽しいショーではないでショウか!!!」
ミースもシャットンという輩もとんでもなく悪趣味であることだけはよく分かった。
シャットン「と、いうことだからミース・・・・・・君も早く終わらせて来るように」
ミース「はいはい~」
言いたいことを言ったシャットンは満足したのか、その場から溶けるように姿を消した。
ノア『まずい・・・・・・このままだと、こちらに応援をよこす余裕はなくなる!』
ミース「わたしとノアくんが遊んでいる間にみんな死んじゃうねぇ~♪」「アハハハハハハ♪」
高笑いするミース。
ノア「ッーー」『甘かった・・・・・・新手を想定していなかった・・・・・・なんとしても、ここでミースを倒すしかない!!』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
王立騎士魔導学院
校庭
学院を俯瞰できる上空に舞い上がるシャットン。
さらに、何かの術なのか頭上には黒雲が広がってゆく。雷が鳴り始める。
シャットン「う~ん、ここならよく見えそうですねぇ~~」
例の小瓶を肩の高さまで持ち上げ、先端を左手の手刀で切る。
シャットン「さあ、いでよ!闇魔法生物の諸君!!存分に蹂躙し、ショーを盛り上げてくれたまえ!!!」
黒く禍々しく、群れとなった闇魔法生物が学院の上に降り注ぐ。
女子生徒A「何?あれ?」
女子生徒B「・・・・・・えっ?!」
異変に気付き始める生徒たち。
カースクリーチャー「ギャオォォォオーーーー!!!!」
着地すると、手当たり次第に破壊を始める闇魔法生物。
校庭にいた生徒たちも次々と襲われていく。
翼を持ち胴体にいくつもの口を持つ細長い体躯のもの。
首はなく、ずん胴な身体に複数の目を持ち、こん棒のような武器を振るうもの。
赤い目を光らせ、大きな口を持つヘドロの塊のようもの。
様々な異形の闇魔法生物が校庭に闊歩する。
いずれも禍々しい漆黒色で体長は4・5mほどもある。
男子生徒A「みんな逃げろー!!!」「化け物だーーーー!!!」
男子生徒B「何言ってんだ?!騎士志望の俺たちが戦わなくてどうするんだよ!!」
男子生徒A「自分の実力考えろ!」「あんなの殺されるだけだぞ!!」
「ズシーーン!!」
地響きをたてて舞い降りる闇魔法生物。
カースクリーチャー「ギャオォォォォォオーーーー!!!!」
「ブチィィッ!!」
「ベチィイ!!」
こん棒のような武器で吹き飛ばされる生徒たち。
「ゴォォォオーーーーー!!」
闇魔法生物が吐く炎に囲まれる生徒たち。
男子生徒C「うわああぁぁーーー!!」
女子生徒A「きゃああああああぁ!!!」
辛うじて、上級生が応戦しているが、全体的には悲惨な状態だ。
その破壊音と叫び声はノアたちがいる図書館にも響いていた。
ミース「ふふふふふ・・・・・・」
状況楽しむミース。
ノア「くっ・・・・・・」
歯ぎしりするノア。
キャロル「・・・・・・・」
瀕死のキャロル。もはや動く元気はない。
シャットン「絶景だ・・・・・・!!」「ハハッハ!ハーハッハッハーーー!!!」
上空でひとり高笑いするシャットン。
ノア「あ゛あ゛あ゛アァァァーーーーー!!!!!」
全力で鍔迫り合うノアだが、片腕で刃物を持つミースは何故かびくともしない。
ミース「それで本気なの~?ノアくん?」「少しは楽しませてね・・・・・・フフフ♪」
衝突点の光が激しく明滅する。
「キイィーン!」
ミースとの鍔迫り合いを解除し距離をとるノア。
ノアのナイトソードに緑色の光球が集まり発光する。
剣をミースに向けて突き出す。
ノア「木精光線!」
ノアのナイトソードから次々と緑色の閃光が放たれる。
「ビーーン!」光線音
ミース「フフフフ・・・・・・」
余裕で避けるミース。
「ビィーーーン!」光線音
ミース「ハハハハハ♪」
「ビィイーーーン!」光線音
ミース「どうしたの?当てみなさい~♪」
「ビィーーーン!」光線音
優雅に光線を躱すミース。かすりすらしない。
背後の本棚だけが破壊される。
ノア『・・・・・・何故だ!?』
全て見切られている事に疑問を感じるノア。
ミース『フフ、まだ”気の起こり”が観えていないようね・・・・・・』
両手を使って黒い鏡のような物を生成するミース。
ノアが放った1本の光線が吸い込まれる。
ノア『なんだあれは・・・・・・?!』
ミース「”返す”わ♪」
鏡の前に緑の光球が出現。
ノア『まさか・・・・・・反射出来るのか?!!』
緑色の閃光がノアに向かって放出される。
「ビリリリィ、リイイィィーーー!!!」
ノアに直撃する閃光。剣の面で受ける。
ノア「くっー!!!」『・・・・・・俺が放ったものより威力が上がっている?!』
壁際に押し込まれるノア。
ミース「どう?自分の技を受ける気分は?」「アハハハハハ♪」
?????「そろそろ、見ているだけというのも飽きてきたな・・・・・・」
どこからともなく声がした。
ノア『なんだ・・・・・・?!』
すると、ミースの落ち影が揺らめきだし、やがて不気味な塊となり何者かが現れる。
背が高く黒髪の男はノアを無視してミースと会話し始める。
?????「ミース、遊びがすぎるぞ・・・・・・」「早く始末しろ」
ミース「楽しみを邪魔しないでくれる?」
?????「正体がばれてしまったからには、作戦は次のフェーズに入る」
ミース「終わったら行くから、先にやっておいて・・・・・・」
?????「おい、おれの方が上官だぞ。指図するのか?」
ミース「指図じゃないわ。業務連絡よ」
?????「・・・・・・ふん、まあいい」
ノア「誰だ、お前は!!」
正体不明の者が振り向くと、その姿には見覚えがあった。
モノクロチェック柄の仮面の男。
?????「おっと、これは失礼」「初めまして、いやお久しぶりかな?」「私はカラミティ、ナンバー10シャットン!」
深々と礼をしながら自己紹介する。
シャットン「学院の皆様へ、ご提案をさせて頂いた者だ」
キャロル「・・・・・・ご提案・・・・・・とは、ものは言いようね・・・・・・」
シャットン「おや、まだ喋る元気があるようだね」「それともそこの男の子が来たから元気になったのかな?」
キャロル「ッ・・・・・・」
こんな奴にまでからかわれ、心底悔しいキャロル。
ノア「え、そうなのか??」
キャロル『いいのよ、こんな時に天然力を発揮しなくて(怒)!!』
最悪の状況に会話が全くあってない。
シャットン「せっかくだから今後の予定をお伝えしよう!」
そう言うと、おもむろにポケット手を突っ込み、黒く禍々しいオーラを放つビンを引っ張り出す。
シャットン「さて、これが何かわかるかな~?」
ノア『・・・・・・なんだ?爆発物か??』
ノアの思考を読んだかのように語り続けるシャットン。
シャットン「ノンノン、もっと面白いものだ!」
ノア「・・・・・・」
シャットン「この中にはディアボリック帝国領から連れて来た無数の闇魔法生物が入っている!」
ノア「なにっ!?」
シャットン「ふふふ・・・・・・」
得意げなシャットン。
シャットン「これを今から解き放つ!」「そして、ここから溢れ出したカースクリーチャーが学院の生徒を食い散らかす!!」
「どうです~?楽しいショーではないでショウか!!!」
ミースもシャットンという輩もとんでもなく悪趣味であることだけはよく分かった。
シャットン「と、いうことだからミース・・・・・・君も早く終わらせて来るように」
ミース「はいはい~」
言いたいことを言ったシャットンは満足したのか、その場から溶けるように姿を消した。
ノア『まずい・・・・・・このままだと、こちらに応援をよこす余裕はなくなる!』
ミース「わたしとノアくんが遊んでいる間にみんな死んじゃうねぇ~♪」「アハハハハハハ♪」
高笑いするミース。
ノア「ッーー」『甘かった・・・・・・新手を想定していなかった・・・・・・なんとしても、ここでミースを倒すしかない!!』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
王立騎士魔導学院
校庭
学院を俯瞰できる上空に舞い上がるシャットン。
さらに、何かの術なのか頭上には黒雲が広がってゆく。雷が鳴り始める。
シャットン「う~ん、ここならよく見えそうですねぇ~~」
例の小瓶を肩の高さまで持ち上げ、先端を左手の手刀で切る。
シャットン「さあ、いでよ!闇魔法生物の諸君!!存分に蹂躙し、ショーを盛り上げてくれたまえ!!!」
黒く禍々しく、群れとなった闇魔法生物が学院の上に降り注ぐ。
女子生徒A「何?あれ?」
女子生徒B「・・・・・・えっ?!」
異変に気付き始める生徒たち。
カースクリーチャー「ギャオォォォオーーーー!!!!」
着地すると、手当たり次第に破壊を始める闇魔法生物。
校庭にいた生徒たちも次々と襲われていく。
翼を持ち胴体にいくつもの口を持つ細長い体躯のもの。
首はなく、ずん胴な身体に複数の目を持ち、こん棒のような武器を振るうもの。
赤い目を光らせ、大きな口を持つヘドロの塊のようもの。
様々な異形の闇魔法生物が校庭に闊歩する。
いずれも禍々しい漆黒色で体長は4・5mほどもある。
男子生徒A「みんな逃げろー!!!」「化け物だーーーー!!!」
男子生徒B「何言ってんだ?!騎士志望の俺たちが戦わなくてどうするんだよ!!」
男子生徒A「自分の実力考えろ!」「あんなの殺されるだけだぞ!!」
「ズシーーン!!」
地響きをたてて舞い降りる闇魔法生物。
カースクリーチャー「ギャオォォォォォオーーーー!!!!」
「ブチィィッ!!」
「ベチィイ!!」
こん棒のような武器で吹き飛ばされる生徒たち。
「ゴォォォオーーーーー!!」
闇魔法生物が吐く炎に囲まれる生徒たち。
男子生徒C「うわああぁぁーーー!!」
女子生徒A「きゃああああああぁ!!!」
辛うじて、上級生が応戦しているが、全体的には悲惨な状態だ。
その破壊音と叫び声はノアたちがいる図書館にも響いていた。
ミース「ふふふふふ・・・・・・」
状況楽しむミース。
ノア「くっ・・・・・・」
歯ぎしりするノア。
キャロル「・・・・・・・」
瀕死のキャロル。もはや動く元気はない。
シャットン「絶景だ・・・・・・!!」「ハハッハ!ハーハッハッハーーー!!!」
上空でひとり高笑いするシャットン。
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