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3.さっさと自立しようかな
しおりを挟む目が覚めたら知らない天井でした。
傷も癒され、痕も残っていない。パッチリ目が覚めたのでベッドから起き上がって、そばにあった私の装備を着て、部屋を出ようとしたら先に扉が開いた。
目の前にはカイト。その後ろはシルバさんとレイファさん。
「あ、おはよーございます?」
あ、今何時だ?昼だったらこんにちはか?というどうでもいい疑問が湧いて、疑問系になってしまった。
カイトが持っていた水の入った洗面器らしきものを手放して私に抱きついた。
流石の私もびっくり。
「やっと起きやがったぁ!!」
「ちょっと?!」
「よかった…よかった。」
「…これで全員無事帰還と報告できますね…」
なんか感動シーンが起きたようだけど!カイトが落とした水のせいで足濡れたんだけど!何してくれとんじゃ!
お三方が落ち着いて、話を聞くと帰ってきてから三日間眠ってたらしいです。そりゃ心配かけたなー。
それと先に謝らないと…
「シルバさん、すみませんでした。」
「ん?」
「任された場所勝手に抜け出て…」
「…いや君のおかげで他のみんなが助かった。勇者様には言えないが君の方が一瞬勇者に向いていると思ってしまったよ。」
「シルバ、私も同意見です。なぜ、人がいる方向に敵を引きつけるんですかあの少年は…」
MPKされるところだった待機陣営のクラスメイトたちは完全に勇者として見なくなったという。私に期待されても…私ただの魔王ですけど。
「もう動いて大丈夫なのか?」
そんなことどうでもいいとカイトが心配してくれる。
「この通り元気ですよ。勇者についていってた女子とかは?」
「……アイツらは勇者の味方だ。悪くないと言い続けている。自分たちが何したのか全然わかってないんだ。」
「頭固いメンバーなのですな。まーまー、カイトは落ち着いて。ここは外じゃないけど前に言ったでしょ?あーいうのはね構ったら負け。自分で理解するのを拒否して逃げてるだけのあまちゃん構ってたら先進めないから…ね?」
「…ほら、こー言うって言ったでしょシルバさん」
なんだいちょっと拗ねたように…
「あはは、見事的中したな。ほら、みんなに無事を知らせよう」
先にカイトがみんなのいるところに入って、そのあと続いて元気よく入る。
「おはよー」
一瞬遅れてモテないーズが心配して寄ってきた。逃げ帰ってきた女の子達はその後に周りを囲む。
「大丈夫か隊長!」
「記憶喪失してないか!」
「お前の名は真面目人間フウカじゃぞ!」
「誰が不真面目か!」
「おぉ、本物じゃ!」
「さすが俺たちの心を受け継いだ。ツッコミ役!」
「そうお前の真の名は」
「やめいっ!」
あーこの流れはいつも楽しいなぁ。
「…ちょっといいか」
おや?勇者くんではないですか。
なんだろな?
「何?」
「…重症と聞いた割には元気そうだな。」
「んーそかもね。傷もポーションで直してもらった。君からMPKしてくるからあの時はびっくりしたなぁ。なんでこっち側に来たの?広い場所で戦おうとした?」
「…そ、そうだ。僕がせっかく引きつけたのに森に返したせいで計画が…」
計画?
ほほう?
「あれに勝てる見込みがあったんだ。それはすまないね。相手40レベで君はまだ8レベどう考えても無理で、この国の人にとって勇者はとても大切な存在だ。君の博打に賭けるような守り方はしないし教育もしないだろう。それに君、片腕やられてたよね。避け損ねて、どうせ食らったんでしょう?しかも足縺れさせて転けた時何したよ。目をつぶって死ぬ覚悟でもしたか?」
少しヒートアップしてきてるのはわかっている。でも言わずにはいられない。
「な、何よっ。翔くんは私たちを守りながら…」
「女の子は守られるのが当たり前だと思ってた?君回復ポジなのになんで回復させてないのさ。」
「…」
「君しかこの勇者を助けられない場面だったんだよ?なのに目の前に魔物が迫ってきて怖くなったか?君は私達に言ったよな。死なないように頑張れって。そんなこと言う余裕があるなら自己防衛完璧にこなしておけよ。ゲームしたことないやつは考えたことないだろ。オタクと蔑もうが勝手だがな。お前らが子供だと主張しようがしまいが、お前らの立場は変わらない。勇者はこの国の世界の希望とも言われてる。少しはいい加減、現実的に考えろ。」
「「……」」
「…おぉ、男子とゲームに囲まれて育った子が言いおった」
「お前こんな時までその口調度胸あるな」
「気にしたら負けだろ?ロールプレイだ。現実ばっか見ても楽しくないしな。」
「だよなー」
説教かましてスッキリしたところで。
「あ、授業中でした?遅刻しましたっ!」
「…いえ、よろしいです。元気になられてよかった。」
ゼラさんの授業に遅れたとかっ。まじありえん。
待て3日寝てたんだよな。何か体調に変化とかあったのかもしれない。ステータスを確認する。
名前:フウカ Lv13
種族:高位魔族
ジョブ:魔王
身体レベルB(SS)
スキル:(成長速度アップ・状態異常無効)
・鑑定(・隠蔽・偽造)・剣(・全属性魔法適正)
・状態察知・気配察知(・王の威圧)
称号
(神のお気に入り)
(魔王だけど勇者)
風の精霊が気に入ったもの
森の強者に立ち向かったもの
おおい。なんだこれは。
増えてんだけどっ!
身体レベルSSになっちゃってるんですがっ!上あったの?!
わからない時は手を挙げて質問だ!
「ゼラさん!なんか称号が増えてたんですが!」
「おお、称号は神より授けられるものです。何をもらったので?」
「森の強者に立ち向かったもの…ですね。」
「あのボアは森の中でも強い個体だったのでしょう。そう言った簡単なものもありますね。」
「おぉー」
ステータス上がってるのは言うのやめとこ。
カイトくんに知られるのが楽しみになってきたぞ?
「もう1つあったんですけど。精霊ってなんですか?」
「っ。属性は書かれていますか。」
「風ですね。」
「具体的にはどのような称号でしょう」
「風の精霊が気に入ったものと書いてあります。」
「そうですか。では勇者様、あなたは風以外の精霊に好かれるように頑張ってください。」
なんか急に話振られたぞ勇者くんっ。
話を聞いていなかったのか勇者くんハッとする。
「何故でしょう」
「精霊は一途です。勇者様のクラスアップには勇者様がお持ちになられている属性魔法の中の5種の精霊を味方につけねばなりません。」
「っ!」
「…称号は消えないんですか?変わったり…」
「風の精霊が気に入ったとなるとまだ変わる余地はあります。好まれているに変わるともう変わることはないでしょう。それでも滅多に変わることはないので風の精霊は諦めてください。」
ありゃ、魔王をお気に入りにするとかもアリなのか。
「あの精霊には実体はあるんですか?」
「高位となるとありますが基本的にありません。それに、風の精霊が気に入ったものですよね?風の精霊王が気に入ったものでない限り姿は見せないと思います。」
「おぉ…ファンタジー要素が追加された。」
「アップデートだなっ」
「さすが俺たちの勇者候補」
「もう、フウカが勇者で良くない?」
「!」
勇者くんがびくりと震わせる。私の反応を伺っているようだ。
「やだよ」
「だよなー」
「ですよねー」
「ぇ」
「ん?何?もしかして勇者して欲しかった?」
「そ、そんなわけ!」
「私は異世界に来て剣士ってジョブもらって、ゼラさんやレイファ様達の話聞いて冒険者として回ろうと思った。だから、そんなのにならないよ」
シルバ様は至極残念そうに見てくるがその視線は無視だ。
魔王だからこの国にずっとは無理かな。
他の魔族にもあってみたいし。
授業が終わってレイファ様達に呼ばれる。
「何ですか?」
「冒険者になると言わずこの国の騎士にならないか?」
「フウカなら近衛だって狙える。」
「勇者パーティに組み込むのは考えないんですね。」
「まあ、合わないと思ったからだな。人にも相性がある。カイトも勧誘したが彼にも勇者の相手は無理だろう。」
「そですね。私も遠慮したいです。あと、ここに残ると言うのは無理です。ここで生涯を終えるより、世界を回って生涯を終えたいので。」
「そうか、もし世界を回って安住の地を探したらこの国をお勧めするよ」
「その時はお願いしようかな。」
安住の地第一候補取得完了いたしましたっ。
ま、私が魔王だってわかっても受け入れてくれるかはわからないけどね。
そのあとは訓練だ。もちろんグループに分かれて外に出たりもする。その時は、何故か私が分けるように言ってきたので仕方なくセイナに声をかける。
「ねぇ。」
「私は絶対翔くんと一緒にしなさい!」
わぁ、いきなりめいれーだ!
「うん、いいよ」
「…え」
「でね、それはいいんだけど他のメンバーをどうしたいか意見あります?」
「…………翔くんのグループメンバーは私に一任すると言うの?」
「うん」
「……それで、また同じことが起きたらあなたが責められるのよ」
「そうだね。でもさ、嫌いな人や関わったことのない人がそばに居てその人に気を取られて魔物に狙われるのは避けたいんだよね。それに2度は起こさないでしょ?君も熱心に訓練していたみたいだし?」
「……」
「じゃ、そゆことであと4人を引き抜いてもらえます?」
「…………カナ、サク、ハルナ、ミカ。」
「「「うん」」」
「…」
おや、サクさんだけ返事をしなかったよ?
「…サク?」
「私はフウカちゃんの指示に従う。行けって言うなら行く」
サクさんは待機メンバーだったね。そういえば。
「行きたくないなら無理に行かなくていいよ。」
「…サク?」
「私はもうあんなの…っ。ごめんなさい」
「……」
「もう1人選んでもらえる?」
「あなたが決めて」
おや、いいのかい?
「男入れてもいいわけ?」
「いいわよ」
んー。それはそれで難しいんだけど…
「カイトー」
「俺やだからな」
「チッ」
話聞いてたな。
仕方ない他…と目を向けるが全員が背ける。
おやおや。
仕方ないな。
「なら、私が入る。」
「「「「ええ?!」」」」
他のメンバー構成も考えてたのを発表して…私が入るはずだったグループにはカイト入れて、微調節して…まあこんな感じか。
「んじゃ、よろー」
「「「「……」」」」
ふっ、久々に影薄くしていきますかー。
てか勇者パーティに討伐目的いるんだけどダメじゃないかこれ。
まいーか。
聖剣を受け継ぐには様々な試練を掻い潜らないといけない。のに、まだレベル格下である。
「翔く…」
「あなたは名前で呼ばないで」
「……」
なんと呼べと。
「じゃ、勇者くん」
「…なんだよ」
「ゴブリン戦はやった?」
「やった」
「それはソロで?連携は?」
「……ソロでだ」
「ん、なら連携しながらを数回経験しようか。」
「……」
「貴女が…!」
指図するな!と言おうところをついてきた騎士が制す。
「口出しはできるだけするなと言われていますが、今信頼を得ていて、この中でリーダーは誰かと誰かに聞けばフウカさんだと多くの人がいいそうですよ。」
「……っ」
「あはは、フォローどうもです。セルさん。」
「…ほう」
「?なんですか?」
「いえ」
よくわからないが機嫌が良くなった騎士さん。さて、索敵を始めましょうかね。
気配察知を使用すれば大体が頭の中に位置表示が浮かぶ。
ゴブリンは遠いのでウルフを挟みつつ動き方についてコメント残していく。
コメントだけであり、アドバイスではないんだけど。勇者くんは素直に直していくので動きが良くなる。
「そーそ、その方が他の人の活躍もあるし、今はみんなのレベル上げることが目標だから…」
「うん」
じゃ、次行ってみよーと足を進める。本題のゴブリンが近づいてくる。しかし気づいてないふりをして急に遭遇したと言うことにしないといけない。
「……」
騎士さんは気づいたようだ。
その反応に遅れて私が反応し(たように見せ)、勇者くんを突き飛ばす。
「ちょっとごめん!」
「なっ!何すーー」
「全員警戒態勢!!」
勇者くんが立っていた後ろの木に木の矢が突き刺さり…ゴブリンの鳴き声に全員が反応する。
弓あり、剣盾持ち、棍棒持ち2体か。
よし。
「まずは…!」
指示を飛ばして、なんとか無傷で戦闘を終える。
「今のところ反省点は…」
そう言いだす勇者くんは毎回反省会があると思ってたのかな?
「特に?」
「え?」
「悪いところあったって自分で気づいたのなら自分で直して。もし、私は他のみんなにこうして欲しいのがあるなら勇者くんが伝えて?私からは特にないけど。」
指示聞いてくれてたし、ウルフ続きのおかげで、連携も普通に取れていたし問題ないかな。
「勇者くんは?」
「…えと、特に…」
「ならいいんじゃない?じゃ全員がレベル…15になるまでがんばろー」
大体10は超えてるからもう少し頑張ってくれたまえ。私はもう15だ。
15になったところで、帰ることになった。
集合場所に一番乗り~。みんな夢中になりすぎてないことを祈る。
暇なのでレイファ様に何か仕事ないかと声かける。
「仕事ですか?休憩していただいていいんですよ?」
「暇だからなんでもやるよー。」
「元気有り余っていますね…では私と稽古しましょうか。」
「…あー…シルバ様ー?」
「他の待機してる騎士も巻き込みましょうか。暇そうですし。まずは走り込みなんてどうです?」
鬼がおるで!シルバ様に助けを求めるも仕事があるからと応援し始めるし、勇者くんを巻き込もうと心に決めたら、彼らは別の仕事もらってるし!いや、私あっちに行きたい!むしろ代わりなさい!
「勇者くんのお手伝いして…!」
「あちらはもう人手が足りてるようです。今日は野営してみようと思うので野営の準備ですね。ほら、こっちにきましょうね。」
イヤー!!
数人の手が空いた騎士を集合させて何故か私はその後ろを走ってついていくことになった。はよ帰って来い!他!
同じくらいのステータスの人がいないせいで、限界がどのくらいかわからない。うー、次からシルバ様に声かけるぅー。
前を走る騎士たちが息が乱れたのを感じ取り、そろそろ限界でもいいだろうと息を切らし始める。
「……はぁ…はぁ…」
「……」
「レイファ、そろそろいいんじゃないか?」
「…シルバ、ちょっと話が。…話が終わるまで足を止めたらいけませんからね。フウカ?様」
ひ~~鬼ぃ~~!!
「本当か?」
「えぇ、やはり…」
「…わかった。あとで俺が個別で話をしてみよう。」
「では、メニュー変更はその後にしましょう。」
「嗚呼……フウカ様、もういいですよ。休憩なさってください。他は帰ってきたもの達と一緒に飯の支度を。」
「はっ」
「…はーい」
ふらふらと列から抜けて近くの木に背を預けて寄りかかる。
うー…演技疲れたー。
ステータスそろそろAにしてしまおうか。少し疑われていそうだしなぁ。
上がっていれば文句は言われまい。
でもAにしちゃうと、勇者くんと同じ待遇にされそうでやなんだよなぁ。永遠のBを望んでいたんだけどな。
「…汁物持ってきましたよ。フウカ様。」
「あっ!さっきはよくも助けてくれませんでしたねー!」
「おや、酷い言われようですね。ではご飯はいらないということで…」
「いります!!」
やったーご飯ー。
よっこいしょと隣に居座るシルバ様。
「よっこいしょって言ったら早くにお爺ちゃんになりますよ。」
「フウカ様は走るのをもう一度やりたいと」
「冗談ですって?!」
「全く…」
「……フウカ様、少し聞きたいことがあります。」
「はい?」
一体急になんだろう?
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