上 下
1 / 13

プロローグ

しおりを挟む
西暦2025年4月  

長野県南部の山間部に位置した町に
唯一ある創立95年の私立大成高校は
少子化等に伴い2030年に廃校が決まる

町は山や川など豊かな自然に囲まれ
温泉や神社が観光の名所となっているが
水田や果樹園が多くあまり活気が無い。

2015年までは甲子園に毎年出場し優勝を
何度も経験し野球強豪校として全国に
名を轟かせたが近年では今までのような
教育指導では通用しなくなっており
甲子園優勝から10年が過ぎた。

町はドーナツ化現象により人口が減少し
野球部が弱体化すると入学希望者が減少学校の経営状態も苦しくなり遂に廃校を5年後と決定されると校長が動きだす。

5年間で野球部を甲子園優勝に導かせる
指導力があると見込んだ熊野教師を呼び
更に野球と学校改革を推し進める為に
大山教師を新たに雇い入れたのだった。







しおりを挟む

処理中です...