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第三話
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「はい、もしもし……なんですって!?ここの場所が特定されたってことですか!こちらに向かってくるというのですか、直ちに研究所内の人達を逃がせろと言うんですか?地上は私達で食い止めますけどそんな緊急に言われましても現在、実験中ですのでまぁ止めれませけどね、何の実験中だって?昨日のとても稀な二人居たろ、そのDNAをとって遺伝子組み換えだとか聞いてるぞ。継続してやれって言われてもなぁ、急ぎでやらせるよ、はいはい、ちなみに何時頃来るんだ?奴等は、わかった……ってもう少しじゃねえかよ。今すぐに撤退準備させる、はい、どうも……!」
受話器を置き、放送室へと駆けていった。部屋では男の声が響く。
「大変だ!警察の野郎たちにここの研究所の場所がバレた。地下研究所の人達は今すぐに撤退準備をしてくれ!警備員は地上で応戦を頼む、省からも来てくれるけれど何とかしてこの場を耐えなければいけない。皆の力を貸してくれ!」
直ぐ様。放送が行われ、直ぐに地上の研究員達は走り出した。
「資料やデータはこちらにしてください」
「地下への連絡してくれ!誰か今すぐに!」
「緊急ルート作るから子供達を急げー」
「こんなところで捕まってたまるか!おい開けてくれ!」
「現在、緊急事態だ!今直ぐに連絡しろ!」
慌ただしい場は大変なことになっており、今まで一番の出来事だ。
「博士に繋げ、こんな事態になったと」
「博士は今、研究実験中だ!」
「じゃあどうすんだよ」
「まぁとにかくあのエレベーター使ってゆけ!」
「俺が行く、地上は頼んだぞ」
「任せとけ!」
エレベーターは何故か下からやって来た。中に入って居たのは警備員五人だった。
「地上を任されました」
「お勤めご苦労様です!」
男一人がエレベーターへ乗り込み、地下へと降っていった。
「子供たちは結構大変よね、皆大変だから」
「そうね、直ぐに脱出出来れば良いけどね」
場面は変わり、主人公と彼女が研究室のベッドに横たわっており、腕に無数のチューブが刺さっていて眠らされている。
「博士、麻酔で眠らせましたが前回のようになったりは……」
「そのようなことが無いように、点滴をさしているわけだ。では始めようか……」
「……。」
「注射器を……」
「例のワクチンは、あるかな?」
「無いですね例のDNA注射しか残ってません」
「そうか……では、どちらに指す?」
「彼女は昨日射しましたが反応が……」
「あんな量を射すからです。だから突然変異なんて発生した訳ですよ。」
「でも彼女は反応しなかった。何故かね?」
「さぁ分かりません。」
「突然変異の子はもうそろそろヒトの感覚は失くなって来ているはずだと思うんだが……実態は」
「三名のうち二名は……一名だけ無事です。」
「一名か……」
「彼女ではなく、あの男の子に射すべきでは」
「彼女のペア相手か、面白い反応を起こしそうだな、貸してくれ」
「腕ですよ、博士!何処狙ってるんですか」
博士は注射器を心臓のある胸へ注入した。
「!!博士、これでは!」
「何か起こるかもしれない。経過を観察しよう」
「やりすぎですよ、これではヒトの形を保てなくなります」
「次は彼女のほうだ、DNAを採取して比較するぞ」
「本当に人狼にさせる気なんですね、博士…」
「間違ったことはしないよ、君の通り合っていることだ」
主人公の体は狼の遺伝子を入れられ、変貌するかと思われたが特に大きな変化は無かった。博士と助手は画面を見て考える。
「狼の遺伝子と人間の遺伝子が平等になっておる……なんということだ、今まで見てきた中で一番人狼に相応しいぞ」
「でも特徴的な耳、尻尾、牙や歯がありませんね、これは?」
「ヒトを保っているからだ。理性を保つ奴は彼女とコイツだけだぞ」
「凄い発見ですね、これは持ち帰らないといけないですね」
「あぁ、これは提出しなければいけないぞ」
突如研究室の電話の音が鳴り、緊急と書かれたホットラインだった
「私だ、何かあったのか?」
「大変です!警察達にここの場所が特定され、向かってくるということですよ!」
「何だと!?脱出口の準備は?生徒達は?」
受話器を置き、放送室へと駆けていった。部屋では男の声が響く。
「大変だ!警察の野郎たちにここの研究所の場所がバレた。地下研究所の人達は今すぐに撤退準備をしてくれ!警備員は地上で応戦を頼む、省からも来てくれるけれど何とかしてこの場を耐えなければいけない。皆の力を貸してくれ!」
直ぐ様。放送が行われ、直ぐに地上の研究員達は走り出した。
「資料やデータはこちらにしてください」
「地下への連絡してくれ!誰か今すぐに!」
「緊急ルート作るから子供達を急げー」
「こんなところで捕まってたまるか!おい開けてくれ!」
「現在、緊急事態だ!今直ぐに連絡しろ!」
慌ただしい場は大変なことになっており、今まで一番の出来事だ。
「博士に繋げ、こんな事態になったと」
「博士は今、研究実験中だ!」
「じゃあどうすんだよ」
「まぁとにかくあのエレベーター使ってゆけ!」
「俺が行く、地上は頼んだぞ」
「任せとけ!」
エレベーターは何故か下からやって来た。中に入って居たのは警備員五人だった。
「地上を任されました」
「お勤めご苦労様です!」
男一人がエレベーターへ乗り込み、地下へと降っていった。
「子供たちは結構大変よね、皆大変だから」
「そうね、直ぐに脱出出来れば良いけどね」
場面は変わり、主人公と彼女が研究室のベッドに横たわっており、腕に無数のチューブが刺さっていて眠らされている。
「博士、麻酔で眠らせましたが前回のようになったりは……」
「そのようなことが無いように、点滴をさしているわけだ。では始めようか……」
「……。」
「注射器を……」
「例のワクチンは、あるかな?」
「無いですね例のDNA注射しか残ってません」
「そうか……では、どちらに指す?」
「彼女は昨日射しましたが反応が……」
「あんな量を射すからです。だから突然変異なんて発生した訳ですよ。」
「でも彼女は反応しなかった。何故かね?」
「さぁ分かりません。」
「突然変異の子はもうそろそろヒトの感覚は失くなって来ているはずだと思うんだが……実態は」
「三名のうち二名は……一名だけ無事です。」
「一名か……」
「彼女ではなく、あの男の子に射すべきでは」
「彼女のペア相手か、面白い反応を起こしそうだな、貸してくれ」
「腕ですよ、博士!何処狙ってるんですか」
博士は注射器を心臓のある胸へ注入した。
「!!博士、これでは!」
「何か起こるかもしれない。経過を観察しよう」
「やりすぎですよ、これではヒトの形を保てなくなります」
「次は彼女のほうだ、DNAを採取して比較するぞ」
「本当に人狼にさせる気なんですね、博士…」
「間違ったことはしないよ、君の通り合っていることだ」
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「でも特徴的な耳、尻尾、牙や歯がありませんね、これは?」
「ヒトを保っているからだ。理性を保つ奴は彼女とコイツだけだぞ」
「凄い発見ですね、これは持ち帰らないといけないですね」
「あぁ、これは提出しなければいけないぞ」
突如研究室の電話の音が鳴り、緊急と書かれたホットラインだった
「私だ、何かあったのか?」
「大変です!警察達にここの場所が特定され、向かってくるということですよ!」
「何だと!?脱出口の準備は?生徒達は?」
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