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第4章・ズンビの恐怖
ズンビのプライド
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環境による発症の違いもあるが、人間の時のパーソナリティで脳アメーバの形状が異なり、知識と思考性に差が生じてズンビの能力が分類される。
真紀子が『ハイエナ』と揶揄したように、肉を補修する事もできず、肉を喰らうのを好む低能なズンビも少なからず存在した。
しかし闘争本能は変わらず、痩せ細った二体のズンビは真紀子の逞しい体付きを見て一瞬怯んだが、逃げ出す素振りはない。
ミズウイルスに適合できず、脳が蘇らない人間もいる。飢えた獣のように死肉を食し、ヘソの吸収器官も発達してないズンビとはいえ、まだ運が良い方かもしれない。
「グゥガァー」と唸るズンビに真紀子は『生きてるだけでもマシか?』と心の中で呟き、唾を吐きかけて貧相なズンビを睨んだ。
「ヤル、カ……」
両手を握り締めて胸の前に構え、左足を少し前に出して軽くトン、トットーンとステップしてみる。
真紀子はグラマラスで瞬発力のある美しい体型を目指し、ウエストと足首は細目に形成した。そのジャンプ力とスピードがどれ程かと実戦で試してみたかった。
体は蝶のように軽く、筋力も漲っている。
そしてズンビにしては不可解な感情ではあるが、自分が狩った神聖な獲物を汚された怒りが湧き上がり、子を守ろうとした家族だと、ベッドに寝ていた少女のイメージを思い浮かべて怒りを露わにした。
「ジ・エンド」
ビートルズの『The End』という曲のタイトルを発し、真紀子は二体のズンビの頭をカチ割って脳アメーバーを抜き出す抹殺の宣言をした。
『不滅なのは脳アメーバーに過ぎない』
真紀子はダッシュして一気に距離を縮めると、左のズンビに軽くジャブとストレートを打ち込み、顔がひしゃげるのを見てバックステップし、右のズンビに体を一回転させてハイキックを放つ。
その一発で首の骨が折れてダウンし、襲いかかって来た顔の潰れたズンビには前蹴りを顎にヒットさせる。
『ナンダ。呆気ねーな』
真紀子は手応えの無さにがっかりし、床に落ちていたゴルフクラブを拾い、倒れたズンビの頭を殴って頭蓋骨を陥没させ、ヤシの実のようにパックリと割った。
真紀子が『ハイエナ』と揶揄したように、肉を補修する事もできず、肉を喰らうのを好む低能なズンビも少なからず存在した。
しかし闘争本能は変わらず、痩せ細った二体のズンビは真紀子の逞しい体付きを見て一瞬怯んだが、逃げ出す素振りはない。
ミズウイルスに適合できず、脳が蘇らない人間もいる。飢えた獣のように死肉を食し、ヘソの吸収器官も発達してないズンビとはいえ、まだ運が良い方かもしれない。
「グゥガァー」と唸るズンビに真紀子は『生きてるだけでもマシか?』と心の中で呟き、唾を吐きかけて貧相なズンビを睨んだ。
「ヤル、カ……」
両手を握り締めて胸の前に構え、左足を少し前に出して軽くトン、トットーンとステップしてみる。
真紀子はグラマラスで瞬発力のある美しい体型を目指し、ウエストと足首は細目に形成した。そのジャンプ力とスピードがどれ程かと実戦で試してみたかった。
体は蝶のように軽く、筋力も漲っている。
そしてズンビにしては不可解な感情ではあるが、自分が狩った神聖な獲物を汚された怒りが湧き上がり、子を守ろうとした家族だと、ベッドに寝ていた少女のイメージを思い浮かべて怒りを露わにした。
「ジ・エンド」
ビートルズの『The End』という曲のタイトルを発し、真紀子は二体のズンビの頭をカチ割って脳アメーバーを抜き出す抹殺の宣言をした。
『不滅なのは脳アメーバーに過ぎない』
真紀子はダッシュして一気に距離を縮めると、左のズンビに軽くジャブとストレートを打ち込み、顔がひしゃげるのを見てバックステップし、右のズンビに体を一回転させてハイキックを放つ。
その一発で首の骨が折れてダウンし、襲いかかって来た顔の潰れたズンビには前蹴りを顎にヒットさせる。
『ナンダ。呆気ねーな』
真紀子は手応えの無さにがっかりし、床に落ちていたゴルフクラブを拾い、倒れたズンビの頭を殴って頭蓋骨を陥没させ、ヤシの実のようにパックリと割った。
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