プリケツの君

ナイスガイと 知り合う

拓磨は、今の会社に入社して６年、工作機械のプログラミングが主な仕事だが、
近ごろでは、仕事にも責任を持てる自信も芽生えてきたし、部下も二人出来た。

これまでは、仕事に追われて、自分の時間など取れる状況では、なかったのだけど、
ようやく、自分の為に使う時間も出来るようになってきた。
拓磨は、かねてからやりたかったジムに通うことにした。ベンチプレスやウエイト・トレーニングマシンを使って　カラダ作りをしたかったのだ。

そこのトレーナーの人が、とても親切で　また適切にマシンの使い方や、効果的に鍛えるためのポイントを　初心者にもわかりやすく教えてくれる。とても爽やかで、信頼できる兄き分のような人だった。

ある時、併設された喫茶コーナーで雑談をする機会が有ったのだけど。，冗談をまじえながら、お互いの近況などについて楽しく会話が出来た。彼は、私より３つ歳上になるみたいだ。

彼は、私の体が少し歪んでいるから、整体を受けた方が良い、私は、整体の免許も持っているから、今度ウチに来てくれたら、整体をやってあげるよ、と気さくに個人的に誘ってくれた。