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おばけやしき大作戦
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今日はちょっぴり曇り空。
ママは「すぐ帰ってくるからね」と言って出かけていったけど、のんちゃんの中ではすでに事件の気配がしていた。
「たいくつだよぉ~…」
アイスも食べちゃったし、絵本も読んじゃったし、にゃんこは窓のところでぼーっとお外を見ている。
(ねえ、もふにゃん……ちがった、今日は“おばけニャンコ”だからね)
のんちゃんの頭の中に、突然キラリとひらめきが走った。
「おうちを……おばけやしきにする大作戦っ!!」
──作戦開始──
のんちゃんは、まず毛布を引っ張り出してテーブルにかぶせる。
「ここはトンネルおばけゾーン!」
お布団をぐるぐる丸めて、ドアの前に積む。「これはオバケの山!」
懐中電灯を持って押入れに突入! 「くらやみゾーン、しゅうりょー!」
そして仕上げに、自分でカーテンを頭にかぶる。
「わたしが、おばけになるぅううぅ~~~!!」
「ニャッ!?」
にゃんこがびっくりして跳ねる。
のんちゃん、おばけ役に完全に没入。
「うらめしや~~~……のんちゃまオバケでございます~~」
でも声がかわいすぎて全然怖くない。
しかし、悲劇は突然やってきた。
──カーテンが、ずるんっ!──
のんちゃんの足にからまり、転んだ先は……
「いたたたた……な、なんか冷たいぃぃぃ!? ひぇえええええええ!!」
冷蔵庫、開いてた。ヨーグルトまみれ。
にゃんこもびっくりして、上から棚のすきまに飛びのった。
バランスを崩して──
バサァァァン!!!!
「きゃああああああ!!」
バケツが頭に落ちてきた。しかも洗面器の中に残ってた水付き。
「うううぅ……オバケこわいぃ……ほんとに、でちゃったのかなぁ……ママぁ……」
とぽとぽ涙がこぼれてくる。
そのとき──
そっと顔をなめる温かい感触。
「もふにゃん……」
(名前はまだないけど、のんちゃんはそう呼んでる)
白くてまるいその猫は、そっとのんちゃんの膝の上に座り、ゴロゴロと喉を鳴らす。
「もふにゃん……ありがとぉ……うぅぅ、だいじょうぶ、のんちゃん、がんばる……」
──そして10分後。
ママが帰宅。
「ただいまー!あれ?何このおばけやしきみたいな……ヨーグルト!?なんで!?洗面器!?!?」
「ママあああああああぁぁぁん!!」
ママに抱きついて大号泣。
その背中に、白くてまるいにゃんこが「ニャー」と一声。
まるでこう言ってるかのようだった。
(……主犯はこの子です)
ママは「すぐ帰ってくるからね」と言って出かけていったけど、のんちゃんの中ではすでに事件の気配がしていた。
「たいくつだよぉ~…」
アイスも食べちゃったし、絵本も読んじゃったし、にゃんこは窓のところでぼーっとお外を見ている。
(ねえ、もふにゃん……ちがった、今日は“おばけニャンコ”だからね)
のんちゃんの頭の中に、突然キラリとひらめきが走った。
「おうちを……おばけやしきにする大作戦っ!!」
──作戦開始──
のんちゃんは、まず毛布を引っ張り出してテーブルにかぶせる。
「ここはトンネルおばけゾーン!」
お布団をぐるぐる丸めて、ドアの前に積む。「これはオバケの山!」
懐中電灯を持って押入れに突入! 「くらやみゾーン、しゅうりょー!」
そして仕上げに、自分でカーテンを頭にかぶる。
「わたしが、おばけになるぅううぅ~~~!!」
「ニャッ!?」
にゃんこがびっくりして跳ねる。
のんちゃん、おばけ役に完全に没入。
「うらめしや~~~……のんちゃまオバケでございます~~」
でも声がかわいすぎて全然怖くない。
しかし、悲劇は突然やってきた。
──カーテンが、ずるんっ!──
のんちゃんの足にからまり、転んだ先は……
「いたたたた……な、なんか冷たいぃぃぃ!? ひぇえええええええ!!」
冷蔵庫、開いてた。ヨーグルトまみれ。
にゃんこもびっくりして、上から棚のすきまに飛びのった。
バランスを崩して──
バサァァァン!!!!
「きゃああああああ!!」
バケツが頭に落ちてきた。しかも洗面器の中に残ってた水付き。
「うううぅ……オバケこわいぃ……ほんとに、でちゃったのかなぁ……ママぁ……」
とぽとぽ涙がこぼれてくる。
そのとき──
そっと顔をなめる温かい感触。
「もふにゃん……」
(名前はまだないけど、のんちゃんはそう呼んでる)
白くてまるいその猫は、そっとのんちゃんの膝の上に座り、ゴロゴロと喉を鳴らす。
「もふにゃん……ありがとぉ……うぅぅ、だいじょうぶ、のんちゃん、がんばる……」
──そして10分後。
ママが帰宅。
「ただいまー!あれ?何このおばけやしきみたいな……ヨーグルト!?なんで!?洗面器!?!?」
「ママあああああああぁぁぁん!!」
ママに抱きついて大号泣。
その背中に、白くてまるいにゃんこが「ニャー」と一声。
まるでこう言ってるかのようだった。
(……主犯はこの子です)
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