のんちゃんシリーズ 【のんちゃんのおるすばん】【のんちゃんのふしぎなぼうけん】

零兆

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もりのせかいのおるすばん

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「ね、ねずみさん!? しかもロボットぉ!?」

のんちゃんはびっくりまなこ。
銀色のボディに、キラキラのしっぽ。ロボットねずみたちは、列を作ってずんずん進んでいます。しかも――。

「ぴーーーっ! おるすばんジャマ、ダメ、ゼッタイ!」
「ピーピー! 見知らぬ子どもはセキュリティ違反!」

「えぇっ!? なにそれぇーっ!?」

のんちゃんは思わず、ぺたんとしゃがみこみました。
ロボねずみたちの目が、ピカピカ赤く光ってる!

「えーとえーとえーと…そ、そうだっ!」

のんちゃんはバッグから、さっきもらった“おしゃべりえほんリモコン”を取り出しました。
ページをパラリとめくると――《音のまほうページ》が開いた!

「これこれっ! “おともだちのうた”♪」
ボタンをポチッ。

♪ピピピポーン♪ 
ふしぎなメロディが流れ出すと、ロボねずみたちの動きがピタッと止まりました。

「……ピーピー……なつかし、ナノ。これは、むかしのテーマソング……」

「えっ、ほんとに?」

「ピーピー……君、ワタシたちのこと、こわがってないノ?」

「うんっ! のんちゃん、おともだちには、ちゃんと話すのがいちばんって思うもん!」

すると、ねずみロボのひとりが、ぴょこっと帽子を取って――

「それなら、わたしたちも――のんちゃんに協力スル。」

そして、ズラリとならんだロボたちが一斉に…!

「おるすばん、まもるぞーーっ!!」

「いっしょにっ!」
のんちゃんは腕を上げて、笑顔で叫びました!

ロボねずみたちと力を合わせて、おしゃべり絵本の基地を守ったのんちゃん。
でも――そのとき、絵本の中から、ヘンテコな声が聞こえてきました。

「ぺーじが……とけていく……たすけてぇ……」

「え!? ページが、とけてるって……?」

のんちゃんは、あわてて絵本の中をのぞきこみました。
すると――おはなしの絵が、にじんでふにゃふにゃにゆがんでいく!

「ミリオーっ!! 大変だよぉっ!!」

ミリオがホバリングでふわりと登場。
「どうやら“おるすばんエネルギー”がたりなくなって、物語が消えかけてるんだよ!」

「えええええーっ!? おるすばんエネルギーって、なにそれっ!?」

「ふふっ。おるすばん中の“やさしい気もち”や“えらい気もち”が、この絵本のチカラになるんだよ!」

「じゃあ……のんちゃんがちゃんとおるすばんしてたら、もどるってこと!?」

「ううん、それだけじゃたりない。物語のなかの“たのしい出来事”や“わくわく”も必要なんだ!」

「わくわく!? よーしっ!」

のんちゃんは、ぷいっと立ち上がると――

「じゃあ、お話のなかに入って、ぜんぶ助けてくるっ!!」

「えっ、のんちゃん!? それはちょっと、むちゃ――」

「だって、のんちゃん、この絵本だぁいすきだもん!!」

そう言ってページをぴらっ――。
のんちゃんは、おしゃべり絵本の中へ飛び込みました!


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