毒を吸い出したら吸血・鬼になっていた!?〜世にも珍しい三個目の能力を得て世界が変わる〜

怠惰るウェイブ

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ドライアドの森10

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「それで何作るんですか?」

「カレーだ!肉は持ってないしこの人数を一度にとなるとそれがいいと思う。何より美味いからな!」

「なるほど、それじゃあヘパイストスさんは鍋を用意しておいてください。司と怜は米の準備。私は食材を切るから。綾はこっちね。」

「わかりました。誰か水を出せる人いますか?」

「「「「、、、、、」」」」

「え!?誰もいない!?どうするんですか!水が無いとカレー作れないですよ?」

するとティルとの喧嘩も終わったアーデが怜に近づく。

『私が水出せるよ?その代わり私も食べさせてね?』

「?あの,雪。アーデさんの通訳をしてくれる?」

「水を出してくれるらしいよ。後,カレーを食べさせてだって。」

「わかったわ!一緒に作ってたべましょう!よろしくね、アーデ。」

『うん!』

こうしてドライアドの森でのカレー作りが始まった。

「綾,もう少し大きく切ってくれ。それだと溶けるか崩れちゃうから。」

「分かったよ!このくらい?」

「うん,ちょうどいい!火力がなんとかなれば綾は料理上手いかもなぁ。」

「うん!今度美味しいご飯を作ってあげる!楽しみにしていてね!」

「いきなり強火にするなよ?頼むから」

「わ、分かってるよ、、、」

「本当かなぁ?」


「いいか?米を洗ってとぎ汁を捨てるんだ。その時絶対に米を抑えろよ?そうしないとカレーのルーだけになるからな?」

「分かったわ!その後はどうするの?」

「米より少し多くなるくらい水を釜に入れてしばらく米に吸わせておく。30分くらいでいいだろ。その後は火で熱して炊くだけだな。」

「意外と簡単なのね!これなら失敗しないわ!」

「いや、今回は炊飯器がないからな火加減と水の量次第で大失敗する事もあるぞ。水が多ければベチャベチャになるし,火が強くても弱くてもうまく炊かないからな。そこは作り手の腕次第だ。期待してるぞ?」

「任せなさい!絶対にダークマターなんて言わせないわ!」


そうやって雪たちがカレー作りに集中してる間に大人2人は話し合いをしていた。

「やはりアーデの言っていた魔力を流し込んだ人物が気になる。ただ気に入らない魔力だっただけならあんなことにはなっていないからな。」

「うん、アーデが言うには気持ち悪くて乗っ取られるような感覚がして怖かったって言ってた。魔力を流したのも何か目的があったと見た方がいいよ。魔力による侵食なんて。」

「アーデをテイムないし捕獲するとも違うようだしな。警戒しておいた方がいいだろう。」

「カレー出来ましたよー!ヘパイストスさん!ティルさん!」

雪が2人を呼びに声をかける。これ以上は考えてもしょうがないと考えた2人はカレーを食べるために歩き出した。

「さあ!私たちが作ったカレーが完成しました!それじゃあ雪ちゃん。号令よろしく!」

「うん。いただきます!」

「「「「「『いただきます!』」」」」」

皆お腹が空いたのか凄い勢いで食べすすめていく。
出来たカレーはゴロゴロと具材が入っておりとても食べ応えのある一品だった。

「うん、怜、司上手にご飯が炊けてる!美味しいよ!」

「だろ?怜が頑張ったからな。褒めてやってくれ。」

「そんな、司が火力を調節したおかげよ。私はああいうのは出来そうになかったもの。」

「アーデに竹をもらっておいて良かったぜ。お陰で炊くのが楽だった。」

『どういたしまして。』

「この具材も丁度いい大きさで美味しいです!やっぱり料理慣れてるの?」

「私はたまに作るくらいだけど綾はあまりしてるとこ見た事ないな。でも半分は私がやったけどもう半分は綾がやったから綾のことも褒めてやってくれ。」

「雪ちゃんが大きさを教えてくれたお陰だよ~!」

「みんなに任せて悪かったねぇ。私とティルは料理はてんでダメだからね。任せて良かったよ。美味しいよ!このカレー!」

「うん!久しぶりに食べたけどやっぱりみんなで作るカレーは絶品だよね!アーデはどう?」

『美味しい!いっぱい野菜が入っててなんかピリピリして、美味しい!』

「良かった。気に入ってくれたんだ。まだまだあるからいっぱいおかわりしてね。」

『うん!』

そうして雪たちはカレーを食べた後ヘパイストスの持って来ていたテントの中で眠るのだった。



???視点

「まーた失敗かぁ。あいつに笑われるなぁ。今度はドライアド乗っ取って色々実験するはずだったんだけどなぁ。でも,面白いものも見ることができた!魔力を吸いそれを自分の力にできる能力!うーん!研究してみたい!取り敢えずのサンプルは手に入れたしまた今度手に入れに行くかな?待ってなよぉ?雪クン?」
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