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すれ違い…………??
先輩に誘われちゃった(☆∀☆)
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抱きたいランキング抱かれたいランキング発表されてから、はや3日。
副寮長の明海先輩に寮の共同スペースの掃除を一緒にやってた。こんな感じ。↓
先輩ひとりでなんかしてる。
寮の関係の仕事かな
俺、それが気になって見てる
先輩の灰色の髪の毛きれいだな~先輩まだ同じシャンプー使ってるかな~なんて考えて
ふらふら近付いて、見てしまう。
「あれ、桜河くん。こんなところでどうしたんですか。今授業中では?」
「あっ……今ちょっとサボってて……ゴニョゴニョ」
そう。授業あるにはあるんだけど、まだもうちょっと行きたくない理由が……
「サボりはよくないですよー。なんの授業なんですか?」
授業に行きなさいって言われるのが嫌で、明海先輩が掃除してるから、手伝っちゃう。
「フランス語です」
「あー。ミシェルの授業ですか」
そうそう……。ミシェルの授業なんだけど……、俺ミシェルの授業事態は好きなんだけど……
「あの先生の授業では、毎回ビズしますよね~」
ビズって、フランスの挨拶のやつ。頬っぺたつけてちゅっちゅってやる。あの。
「そうそう!それがちょっと……」
ミシェル事態はいいんだよ、いいんだけど、
「同級生とビズするとき、いたずらされたりしませんか??」
「えっ。なんで先輩わかるんですか?まさか、先輩も……??」
そうなんだよ、なんか俺に腰をすりつけてきたり、明らかに唇と唇にちゅうしようとしたり!!
そういうのは……。なんとか毎回、回避するのもちょっと疲れてきちゃって、今日は少しサボり汗。アハ。
「ふふっ。やっぱりそうなんですね。去年も抱かれたい抱きたいランキングが発表されてから、私もそういういたずらされることが良くあったので、そうかなって思いました」
あっ。明海先輩も生徒会会計だったっけ。
おんなじ事経験してるのか~
「そっか~先輩は会計でしたもんね~」
「そうですね。次期生徒会会計が決まったら、すぐに引退ですが」
「ランキングで決まる~って聞きましたけど、どういう風に決まるんですかぁ?」
うん。これ大切な質問だね。
俺結構上位に入っちゃったし。
生徒会から連絡来るのかなー?
「それはですね、会議をして役員を決めるのですが、そこに現役員の人が、ランキング上位の人に声をかけて、次期役員に推薦するんです。」
へっ。そうなの?
「じゃあ、声かけられないと、やらなくてもいいってこと???」
「そうですね~。大体の人は声をかけられて、強制的に役員になりますけど。日本語が不馴れな人や、短期留学生の人を省くためにある制度みたいなもんですかね……」
え……結局声をかけられる可能性はあるってこと……
「桜河くんも上位に入ってましたよね。誰かに誘われていたりしませんか」
「せん↑パイ、おレ、におんご、ウマクなイでぇす!!!」
「またまた……さっきまで普通に話していましたよね笑笑」
先輩の突っ込みで笑う俺ら
いつも優しい感じの明海先輩だけど、俺の行動のなにかでつぼったらしい。すっごいおなか抱えて静かに爆笑してるのが可愛い///
「ふふ………。…ふっ……」
いつまで笑ってるんですか!!!
「桜河くんは、生徒会に興味ないんですか」
お。笑い止まったか。先輩の笑顔もっと見たかったのに。
なんかいつも人前用の笑顔をはっつけてる感じあって、今の笑顔名残惜しい感じ
「生徒会役員になると、授業も公欠扱いになりますよ」
結構真面目な顔になる先輩。掃除してた手を止めて、顔をしっかり見てくる
「……ほんとはサボりであっても??」
「先生に生徒会の仕事ですって言っておけば大丈夫ですよw」
真面目な先輩だけど、そういうこともしてたのかな?
以外だ。
あー
なんかぐらってきたかも。
先輩が真剣な目でじっと見てくるのが恥ずかしくて、俺は目をそらしてひたすら手を動かしてお掃除!!!
「それに、生徒会役員だけ使える部屋とかも増えますよ。」
「これは……俺誘われちゃってたりして☆」
あはは。ちゃかしとこ。
なんか俺真面目な雰囲気苦手だし…汗
明海先輩と一緒に活動できたら楽しそうだけど、明海先輩は今年で引退だから意味ないしね……
「誘ってます。桜河くん。会計、やってみませんか」
やっぱり真面目に返す先輩。
「桜河くんは、数学に強いですし、細かい事にも気をまわしたりするのが得意ですよね。こうやって掃除もさりげなく手伝ってくれますし。生徒会も桜河くんを必要としてます。ぴったりだと思っていました」
ひぇ~はぇ~ふぇ~ほぇ~!!!突然のカミングアウトっていうか、ほめる策戦っていうか、ちょっと俺恥ずかしい~
「ん~、ちょっと考えさせてもらってもいいですかぁ~???」
あせあせ。
「そろそろミシェルのビスタイム終わったと思うし、遅刻だけど授業いってきますー」
早口でそういって、
あわてて掃除用具をかたして、
おれ、逃げました……
情けない……
ちらっと見えた明海先輩の困った顔が俺の心に残ってもやもやしてるけど……
ごめんなさぁぁい~
副寮長の明海先輩に寮の共同スペースの掃除を一緒にやってた。こんな感じ。↓
先輩ひとりでなんかしてる。
寮の関係の仕事かな
俺、それが気になって見てる
先輩の灰色の髪の毛きれいだな~先輩まだ同じシャンプー使ってるかな~なんて考えて
ふらふら近付いて、見てしまう。
「あれ、桜河くん。こんなところでどうしたんですか。今授業中では?」
「あっ……今ちょっとサボってて……ゴニョゴニョ」
そう。授業あるにはあるんだけど、まだもうちょっと行きたくない理由が……
「サボりはよくないですよー。なんの授業なんですか?」
授業に行きなさいって言われるのが嫌で、明海先輩が掃除してるから、手伝っちゃう。
「フランス語です」
「あー。ミシェルの授業ですか」
そうそう……。ミシェルの授業なんだけど……、俺ミシェルの授業事態は好きなんだけど……
「あの先生の授業では、毎回ビズしますよね~」
ビズって、フランスの挨拶のやつ。頬っぺたつけてちゅっちゅってやる。あの。
「そうそう!それがちょっと……」
ミシェル事態はいいんだよ、いいんだけど、
「同級生とビズするとき、いたずらされたりしませんか??」
「えっ。なんで先輩わかるんですか?まさか、先輩も……??」
そうなんだよ、なんか俺に腰をすりつけてきたり、明らかに唇と唇にちゅうしようとしたり!!
そういうのは……。なんとか毎回、回避するのもちょっと疲れてきちゃって、今日は少しサボり汗。アハ。
「ふふっ。やっぱりそうなんですね。去年も抱かれたい抱きたいランキングが発表されてから、私もそういういたずらされることが良くあったので、そうかなって思いました」
あっ。明海先輩も生徒会会計だったっけ。
おんなじ事経験してるのか~
「そっか~先輩は会計でしたもんね~」
「そうですね。次期生徒会会計が決まったら、すぐに引退ですが」
「ランキングで決まる~って聞きましたけど、どういう風に決まるんですかぁ?」
うん。これ大切な質問だね。
俺結構上位に入っちゃったし。
生徒会から連絡来るのかなー?
「それはですね、会議をして役員を決めるのですが、そこに現役員の人が、ランキング上位の人に声をかけて、次期役員に推薦するんです。」
へっ。そうなの?
「じゃあ、声かけられないと、やらなくてもいいってこと???」
「そうですね~。大体の人は声をかけられて、強制的に役員になりますけど。日本語が不馴れな人や、短期留学生の人を省くためにある制度みたいなもんですかね……」
え……結局声をかけられる可能性はあるってこと……
「桜河くんも上位に入ってましたよね。誰かに誘われていたりしませんか」
「せん↑パイ、おレ、におんご、ウマクなイでぇす!!!」
「またまた……さっきまで普通に話していましたよね笑笑」
先輩の突っ込みで笑う俺ら
いつも優しい感じの明海先輩だけど、俺の行動のなにかでつぼったらしい。すっごいおなか抱えて静かに爆笑してるのが可愛い///
「ふふ………。…ふっ……」
いつまで笑ってるんですか!!!
「桜河くんは、生徒会に興味ないんですか」
お。笑い止まったか。先輩の笑顔もっと見たかったのに。
なんかいつも人前用の笑顔をはっつけてる感じあって、今の笑顔名残惜しい感じ
「生徒会役員になると、授業も公欠扱いになりますよ」
結構真面目な顔になる先輩。掃除してた手を止めて、顔をしっかり見てくる
「……ほんとはサボりであっても??」
「先生に生徒会の仕事ですって言っておけば大丈夫ですよw」
真面目な先輩だけど、そういうこともしてたのかな?
以外だ。
あー
なんかぐらってきたかも。
先輩が真剣な目でじっと見てくるのが恥ずかしくて、俺は目をそらしてひたすら手を動かしてお掃除!!!
「それに、生徒会役員だけ使える部屋とかも増えますよ。」
「これは……俺誘われちゃってたりして☆」
あはは。ちゃかしとこ。
なんか俺真面目な雰囲気苦手だし…汗
明海先輩と一緒に活動できたら楽しそうだけど、明海先輩は今年で引退だから意味ないしね……
「誘ってます。桜河くん。会計、やってみませんか」
やっぱり真面目に返す先輩。
「桜河くんは、数学に強いですし、細かい事にも気をまわしたりするのが得意ですよね。こうやって掃除もさりげなく手伝ってくれますし。生徒会も桜河くんを必要としてます。ぴったりだと思っていました」
ひぇ~はぇ~ふぇ~ほぇ~!!!突然のカミングアウトっていうか、ほめる策戦っていうか、ちょっと俺恥ずかしい~
「ん~、ちょっと考えさせてもらってもいいですかぁ~???」
あせあせ。
「そろそろミシェルのビスタイム終わったと思うし、遅刻だけど授業いってきますー」
早口でそういって、
あわてて掃除用具をかたして、
おれ、逃げました……
情けない……
ちらっと見えた明海先輩の困った顔が俺の心に残ってもやもやしてるけど……
ごめんなさぁぁい~
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