頭が堅くて何が悪いっ

御堂どーな

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11初詣

11-5

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 佑哉の部屋で、家族アルバムを見せてもらいながら、つぶやいた。

「姉弟揃って美形だなあ」
「目元とか似てるってよく言われます」

 佑哉は4人家族で、7歳上のお姉さんがいるらしい。
 仕事はバイオリニストだそうで、小さい頃から習い事で忙しく、関西の音大に進んでからは一人暮らしをしているので、あんまり遊んだ記憶はないのだそうだ。
 いまも、日本各地でコンサートが開かれていて、実家にはあまり帰ってこないとのこと。

「きのうは来てたらしいんですけどね」
「いつか会ってみたいな」
「ちょっと変わってますよ」

 ふたりが姉弟なのは公になっていないそうで、またひとつ秘密を知れたのは、うれしいかもしれない。

 キョロキョロと部屋を見回す。
 少し高いシングルベッドは、下がたっぷり収納になっており、クローゼットも大きくて、部屋は整頓されている。
 本棚には漫画がびっしり。
 机の上には地球儀が置いてある。

 佑哉はさりげなく僕を追い詰め、僕はぽすんとベッドに押し倒された。

「エッチしたいです」
「ええ……? ご家族に聞かれたら」
「先輩が声我慢してくれたら大丈夫ですよ」
「んぅ」

 何の前触れもなく深いキスをされて、僕は背中にしがみついてしまう。
 了承と捉えたらしい佑哉は、顔や体のあちこちにキスしながら服の中もまさぐっていて、あっという間に張り詰めた。

「可愛い。もう勃ってる」
「……言わないで。聞かれたら大変」

 寮よりも緊張する。
 あちらは廊下の外がわいわいうるさかったりしたけど、佑哉の部屋では、万が一何か聞かれても、弁明のしようがない。
 佑哉は首筋に口をつけながらトレーナーをめくり上げ、乳首をくりくりといじった。
 僕は声を出さないよう息を詰める。

「……っ、」
「なんか、いじわるしたくなっちゃいますね」

 力なく首を横に振ったけど、佑哉は、優しく目を細めながら僕のズボンを下ろし、下着の上から形をなぞった。
 もどかしくて足を擦り合わせてしまう。

 佑哉はいつにも増して前戯が丁寧というか……しつこいというか……。
 シーツを握りしめてこらえるも、声を我慢するのがキツくて、涙がにじんできた。
 佑哉はそっと頭をなでながら、耳元で尋ねる。

「挿れるのは無理だから、素股でもいい?」

 こくりとうなずき、脚を閉じて抱えた。
 佑哉は僕の太ももの間にペニスを差し込む。
 ゆるゆると動かし始めると、前戯が長かった分いつもより敏感で、裏筋が擦れるのが気持ち良すぎた。

「……ん、……っ、」

 手の甲を口元に当て、声を殺す。
 佑哉も相当気持ちいいようで、本当にセックスしているみたいな色っぽい表情で、息を弾ませている。
 律動が速まるごとに僕の興奮も熱量を増していて、良いところに当たるたび、悶絶する。

「…………んぅ、……ッ」
「我慢して」
「……っ、」

 首元を晒すようにのけぞる。
 佑哉はかなりスピードと勢いをつけて腰を振っていて、ギシギシとベッドが:軋(きし)んでいる。

「ぁ、……、も、…………ッ、ぁっ」
「イク?」

 イヤイヤと首を横に振ると、佑哉は更に激しく腰を振った。
 限界が近くて、涙がこぼれる。

「も、むり……っ、……ッ……」
「イッて。俺ももうイキそうだから」
「…………っ、んん…………っ!……ッ…………!……ッ……!」

 お腹の上に、熱い液が飛び散る。
 吐き出しきって敏感なところを擦られてビクビクと体が跳ねると、佑哉も気持ちいいらしい。

「イク、……っ!……ッ」

 勢いよく飛んだ精液が僕のものと混じって――佑哉が射精する瞬間を直接見るというのは、なかなかにレアな経験だった。
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