44 / 47
44. 1月11日 まだまだパーティー
しおりを挟む
ヘンリーはわたしの手を取り、ダンスフロアへといざなう。
「アリー、何がどうなってるの?」
「わたしが聞きたいくらいよ。あのセレナーデって、一体何者なの?」
ヘンリーとわたしは曲に合わせてステップを踏む。
「聞いた話では、最近になって社交界に顔を出すようになったらしい。彼女のことは、誰も詳しくは知らないんだ」
「テッドと名乗る主催者がこのパーティーは彼女のためだと言っていたわ」
「ああ、彼はセレナーデに夢中なんだよ。それで、あの二人を連れてアリーはどうしたの?」
ヘンリーは片方の眉を上げた。
「わたしが友達とパーティーにいたら、おかしいかしら?ヘンリーこそ、パーティーは遠慮したいと、昨日言ったばかりじゃない」
「前から行くと約束していたんだ。それにしても、今夜のアリーはクールビューティーだね」
ヘンリーの顔がやわらかく変化した。
「あら、お嫌い?カミラに借りたのよ」
「新鮮でいいね。一緒に踊っただけでも、パーティーに出た意味はあったみたいだ」
ごまかされたような気もするが、うっかり頬が緩んでしまう。
「このパーティーにわたしを招待したのはセレナーデなのよ」
ヘンリーは目を丸くした。
「知り合いだったの?昨日そんなそぶりはなかったけど」
「そんなわけないでしょう?そもそも彼女の名前を知ったのも、このパーティーに来てからよ。今朝、ペニーパークを散歩していたら、彼女に会ったのよ。ヘンリーも来るからいらっしゃいと、言われたの」
「セレナーデは一体何を考えているんだろう」
ヘンリーは顔をしかめた。
「わからないわ。それにしてもあなたは唯一、この会場でセレナーデに鼻の下を伸ばしていない人だわ。さっきまであなたのことを疑ってたの」
「だから言っただろう?僕はアリーだけだって。これで信じてくれた?」
「ええ、そうね。ヘンリーってよっぽどわたしのことが好きなのね」
わたしは朗らかに告げた。
曲が終わると、ヘンリーとわたしは、ヒューバート王子たちが座っている場所へと戻った。
どうやって持ち運んだのか、室内に噴水が設えてある。その前で、セレナーデは楽しそうに笑っていたかと思うと、優雅な仕草で噴水の淵の上に登り、くるくるとステップを踏んでいる。その姿に会場中が目を奪われている。
「彼女、女神みたいね」
わたしは苦々と口にした。
「水辺ではしゃぐ人魚みたいだと思ったけどな」
王子はつぶやいた。
ルーシーが抗議する。
「もし彼女が人魚だったら、この会場中の紳士は食い殺されてますよ。美しいだけではなく、残忍さが人魚の特性ですからね」
「恐ろしいわ」
カミラはぶるぶると震えるそぶりをみせて、絶好の機会とばかりに、王子に擦り寄る。
「天真爛漫な美しさは、人魚のようだと例えたつもりだったんだよ。君は人魚に会ったことがあるかい?」
王子はヘンリーに向かって尋ねた。
「一度会ったことがあります。人魚のうろこを見つけて、その先を船で進んだら、人魚の入り江がありました。かなり獰猛なやつらですよ」
「それは男の人魚だけだと聞いたがな」
「王子、正確にはマーマンですわよ」
カミラが訂正する。こういうとき黙っていられない性質なのだ。
「男のマーマンより女のマーメイドの方が実際には残忍だと聞いたことがあるわ。クラーク卿、どうなのかしら?」
ルーシーが聞く。
「危ない経験をしたの?」
わたしは心配になって尋ねた。
ヘンリーは、人魚の入り江で女の人魚に襲われそうになりながらも、なんとか逃げたことを白状した。
「船乗りを餌にするんだよ。普通、マーメイドは餌を誘惑して、用済みになってから食べると言われているのは、みんな知っていると思う。あのときは、何匹もの人魚が一斉に牙を見せながら、いきなり襲ってきたんだ」
ヘンリーはそのときの恐怖体験を思い出したのだろう。ぶるっと震えた。
「そのとき操縦室の窓についた人魚のうろこが博物館に展示されているよ」
「ああ、あのうろこね」
それぞれ頷いた。みんな王立博物館の展示を観にいったようだ。
「それに、人魚のことなら、殿下の方がお詳しいのでは?」
ヘンリーはヒューバート王子に同意を求めた。
「海開きのシーズンはじめに、騎士団と共に王国の周りを船で一周するんだ。海の平和を願う儀式だってことは、みんな知ってるだろう?だけどまあ、それだけではないんだよね。
人魚や危険な魔法海洋生物が人間のエリアに近寄らないように、実はモンスター除けの魔法を散布しているんだ」
「そんな事情があったなんて」
カミラが王子に賞賛の眼差しを向けている。
「まあ国家秘密というわけではないのだけど、そういう裏事情があるんだよ」
ポーカーフェイスを保とうとしているが、王子の顔はにやけている。
わたしは小声でルーシーに言う。
「この話は雑誌に載せちゃだめよ?」
「わかっているわよ」
ルーシーは非常に悔しそうな顔をしている。
「きゃあ」という悲鳴が、会場に響いた。驚いて声の方を振り返ると、セレナーデが噴水に突き落とされて、びしゃびしゃに濡れていた。
突き落とした令嬢は、「まあ、手が滑ってしまったわ。ごめんなさい。大丈夫かしら?」と、わざとらしく甘ったるい声でセレナーデに話しかけている。
王子がさっと席を立ち、その場を収めに行った。めずらしいことだ。セレナーデを狙っているのは間違いない。ルーシーとカミラは興味津々といった様子で、噴水を見つめている。
ヘンリーとわたしは、同時にため息をついた。ヘンリーはそっとわたしの手を握る。
「ごめんね、アリー。殿下を一人で行かせるわけにもいかないから、一緒に様子を見てくるよ」
「気をつけてね」
わたしはささやき返した。
ヒューバート王子がセレナーデに手を伸ばし、立たせてやると、セレナーデは王子ではなくヘンリーにしがみつき、「着替えたいわ」と言った。
さっきまでセレナーデと一緒にいた主催者のテッドが飛んできた。
「なんてことだ。さあ、部屋まで案内しよう」
仕方なしに、ヘンリーはセレナーデをエスコートして、会場を出て行った。
「アリー、何がどうなってるの?」
「わたしが聞きたいくらいよ。あのセレナーデって、一体何者なの?」
ヘンリーとわたしは曲に合わせてステップを踏む。
「聞いた話では、最近になって社交界に顔を出すようになったらしい。彼女のことは、誰も詳しくは知らないんだ」
「テッドと名乗る主催者がこのパーティーは彼女のためだと言っていたわ」
「ああ、彼はセレナーデに夢中なんだよ。それで、あの二人を連れてアリーはどうしたの?」
ヘンリーは片方の眉を上げた。
「わたしが友達とパーティーにいたら、おかしいかしら?ヘンリーこそ、パーティーは遠慮したいと、昨日言ったばかりじゃない」
「前から行くと約束していたんだ。それにしても、今夜のアリーはクールビューティーだね」
ヘンリーの顔がやわらかく変化した。
「あら、お嫌い?カミラに借りたのよ」
「新鮮でいいね。一緒に踊っただけでも、パーティーに出た意味はあったみたいだ」
ごまかされたような気もするが、うっかり頬が緩んでしまう。
「このパーティーにわたしを招待したのはセレナーデなのよ」
ヘンリーは目を丸くした。
「知り合いだったの?昨日そんなそぶりはなかったけど」
「そんなわけないでしょう?そもそも彼女の名前を知ったのも、このパーティーに来てからよ。今朝、ペニーパークを散歩していたら、彼女に会ったのよ。ヘンリーも来るからいらっしゃいと、言われたの」
「セレナーデは一体何を考えているんだろう」
ヘンリーは顔をしかめた。
「わからないわ。それにしてもあなたは唯一、この会場でセレナーデに鼻の下を伸ばしていない人だわ。さっきまであなたのことを疑ってたの」
「だから言っただろう?僕はアリーだけだって。これで信じてくれた?」
「ええ、そうね。ヘンリーってよっぽどわたしのことが好きなのね」
わたしは朗らかに告げた。
曲が終わると、ヘンリーとわたしは、ヒューバート王子たちが座っている場所へと戻った。
どうやって持ち運んだのか、室内に噴水が設えてある。その前で、セレナーデは楽しそうに笑っていたかと思うと、優雅な仕草で噴水の淵の上に登り、くるくるとステップを踏んでいる。その姿に会場中が目を奪われている。
「彼女、女神みたいね」
わたしは苦々と口にした。
「水辺ではしゃぐ人魚みたいだと思ったけどな」
王子はつぶやいた。
ルーシーが抗議する。
「もし彼女が人魚だったら、この会場中の紳士は食い殺されてますよ。美しいだけではなく、残忍さが人魚の特性ですからね」
「恐ろしいわ」
カミラはぶるぶると震えるそぶりをみせて、絶好の機会とばかりに、王子に擦り寄る。
「天真爛漫な美しさは、人魚のようだと例えたつもりだったんだよ。君は人魚に会ったことがあるかい?」
王子はヘンリーに向かって尋ねた。
「一度会ったことがあります。人魚のうろこを見つけて、その先を船で進んだら、人魚の入り江がありました。かなり獰猛なやつらですよ」
「それは男の人魚だけだと聞いたがな」
「王子、正確にはマーマンですわよ」
カミラが訂正する。こういうとき黙っていられない性質なのだ。
「男のマーマンより女のマーメイドの方が実際には残忍だと聞いたことがあるわ。クラーク卿、どうなのかしら?」
ルーシーが聞く。
「危ない経験をしたの?」
わたしは心配になって尋ねた。
ヘンリーは、人魚の入り江で女の人魚に襲われそうになりながらも、なんとか逃げたことを白状した。
「船乗りを餌にするんだよ。普通、マーメイドは餌を誘惑して、用済みになってから食べると言われているのは、みんな知っていると思う。あのときは、何匹もの人魚が一斉に牙を見せながら、いきなり襲ってきたんだ」
ヘンリーはそのときの恐怖体験を思い出したのだろう。ぶるっと震えた。
「そのとき操縦室の窓についた人魚のうろこが博物館に展示されているよ」
「ああ、あのうろこね」
それぞれ頷いた。みんな王立博物館の展示を観にいったようだ。
「それに、人魚のことなら、殿下の方がお詳しいのでは?」
ヘンリーはヒューバート王子に同意を求めた。
「海開きのシーズンはじめに、騎士団と共に王国の周りを船で一周するんだ。海の平和を願う儀式だってことは、みんな知ってるだろう?だけどまあ、それだけではないんだよね。
人魚や危険な魔法海洋生物が人間のエリアに近寄らないように、実はモンスター除けの魔法を散布しているんだ」
「そんな事情があったなんて」
カミラが王子に賞賛の眼差しを向けている。
「まあ国家秘密というわけではないのだけど、そういう裏事情があるんだよ」
ポーカーフェイスを保とうとしているが、王子の顔はにやけている。
わたしは小声でルーシーに言う。
「この話は雑誌に載せちゃだめよ?」
「わかっているわよ」
ルーシーは非常に悔しそうな顔をしている。
「きゃあ」という悲鳴が、会場に響いた。驚いて声の方を振り返ると、セレナーデが噴水に突き落とされて、びしゃびしゃに濡れていた。
突き落とした令嬢は、「まあ、手が滑ってしまったわ。ごめんなさい。大丈夫かしら?」と、わざとらしく甘ったるい声でセレナーデに話しかけている。
王子がさっと席を立ち、その場を収めに行った。めずらしいことだ。セレナーデを狙っているのは間違いない。ルーシーとカミラは興味津々といった様子で、噴水を見つめている。
ヘンリーとわたしは、同時にため息をついた。ヘンリーはそっとわたしの手を握る。
「ごめんね、アリー。殿下を一人で行かせるわけにもいかないから、一緒に様子を見てくるよ」
「気をつけてね」
わたしはささやき返した。
ヒューバート王子がセレナーデに手を伸ばし、立たせてやると、セレナーデは王子ではなくヘンリーにしがみつき、「着替えたいわ」と言った。
さっきまでセレナーデと一緒にいた主催者のテッドが飛んできた。
「なんてことだ。さあ、部屋まで案内しよう」
仕方なしに、ヘンリーはセレナーデをエスコートして、会場を出て行った。
0
あなたにおすすめの小説
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
「『お前に書く手紙などない』と言った婚約者へ、私は7年間手紙を書き続けた——ただし、届け先は別の人でした」
歩人
ファンタジー
辺境伯令嬢リゼットは、婚約者に7年間手紙を書き続けた。返事は一度もなかった。
「お前に書く手紙などない。顔も覚えていない」——婚約破棄。しかしリゼットは
泣かなかった。手紙の本当の届け先は、最初から別にあったから。前世の情報分析
能力で辺境の異変を読み解き、暗号として織り込んだ7年分の手紙。それを受け取り
続けていたのは第一王子。リゼットは誰にも知られず、王国を守っていた。
婚約破棄の翌朝、王子からの手紙が届く。「7年間、ありがとう。迎えに行く」
物置部屋に追いやられた伯爵令嬢ですが、公爵様に見初められて人生逆転しました〜妹の引き立て役だったのに、今では社交界の花と呼ばれています〜
丸顔ちゃん。
恋愛
伯爵家の令嬢セレナは、実母の死後、継母と義妹に虐げられて育った。
与えられた部屋は使用人以下の物置、食事は残飯、服はボロ。
専属侍女も与えられず、家の運営や帳簿管理まで押し付けられ、
失敗すれば鞭打ち――それが彼女の日常だった。
そんなある日、世間体のためだけに同行させられた夜会で、
セレナは公爵家の跡取りレオンと出会う。
「あなたの瞳は、こんな場所に閉じ込めていいものではない」
彼はセレナの知性と静かな強さに一瞬で心を奪われ、
彼女の境遇を知ると激怒し、家族の前で堂々と求婚する。
嫁ぎ先の公爵家で、セレナは初めて“人として扱われ”、
広い部屋、美味しい食事、優しい侍女たちに囲まれ、
独学で身につけた知識を活かして家の運営でも大活躍。
栄養と愛情を取り戻したセレナは、
誰もが振り返るほどの美しさを開花させ、
社交界で注目される存在となる。
一方、セレナを失った伯爵家は、
彼女の能力なしでは立ち行かず、
ゆっくりと没落していくのだった――。
虐げられた令嬢が、公爵の愛と自分の才能で幸せを掴む逆転物語。
死亡予定の脇役令嬢に転生したら、断罪前に裏ルートで皇帝陛下に溺愛されました!?
六角
恋愛
「え、私が…断罪?処刑?――冗談じゃないわよっ!」
前世の記憶が蘇った瞬間、私、公爵令嬢スカーレットは理解した。
ここが乙女ゲームの世界で、自分がヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢であり、婚約者のアルフォンス王太子に断罪される未来しかないことを!
その元凶であるアルフォンス王太子と聖女セレスティアは、今日も今日とて私の目の前で愛の劇場を繰り広げている。
「まあアルフォンス様! スカーレット様も本当は心優しい方のはずですわ。わたくしたちの真実の愛の力で彼女を正しい道に導いて差し上げましょう…!」
「ああセレスティア!君はなんて清らかなんだ!よし、我々の愛でスカーレットを更生させよう!」
(…………はぁ。茶番は他所でやってくれる?)
自分たちの恋路に酔いしれ、私を「救済すべき悪」と見なすめでたい頭の二人組。
あなたたちの自己満足のために私の首が飛んでたまるものですか!
絶望の淵でゲームの知識を総動員して見つけ出した唯一の活路。
それは血も涙もない「漆黒の皇帝」と万人に恐れられる若き皇帝ゼノン陛下に接触するという、あまりに危険な【裏ルート】だった。
「命惜しさにこの私に魂でも売りに来たか。愚かで滑稽で…そして実に唆る女だ、スカーレット」
氷の視線に射抜かれ覚悟を決めたその時。
冷酷非情なはずの皇帝陛下はなぜか私の悪あがきを心底面白そうに眺め、その美しい唇を歪めた。
「良いだろう。お前を私の『籠の中の真紅の鳥』として、この手ずから愛でてやろう」
その日から私の運命は激変!
「他の男にその瞳を向けるな。お前のすべては私のものだ」
皇帝陛下からの凄まじい独占欲と息もできないほどの甘い溺愛に、スカーレットの心臓は鳴りっぱなし!?
その頃、王宮では――。
「今頃スカーレットも一人寂しく己の罪を反省しているだろう」
「ええアルフォンス様。わたくしたちが彼女を温かく迎え入れてあげましょうね」
などと最高にズレた会話が繰り広げられていることを、彼らはまだ知らない。
悪役(笑)たちが壮大な勘違いをしている間に、最強の庇護者(皇帝陛下)からの溺愛ルート、確定です!
婚約破棄された宰相です。 正直、婚約者も宰相も辞めたかったので丁度よかったです
鍛高譚
恋愛
内容紹介
「婚約破棄だ! そして宰相もクビだ!」
王宮の舞踏会で突然そう宣言したのは、女性問題を繰り返す問題王太子ユリウス。
婚約者であり王国宰相でもあるレティシアは、静かに答えた。
「かしこまりました」
――正直、本当に辞めたかったので。
これまで王太子の女性問題の後始末、慰謝料交渉、教会対応、社交界の火消し……
すべて押し付けられていたレティシアは、婚約も宰相職もあっさり辞任。
そしてその瞬間――
王宮が止まった。
料理人が動かない。
書類が処理されない。
伝令がいない。
ついにはトイレの汚物回収まで止まり、王宮は大混乱。
さらに王太子の新たな女性問題が発覚し、教会は激怒。
噂は王都中に広がり、王宮は完全に統治不能に。
そしてついに――
教会・貴族・王家が下した決断は、
「王太子廃嫡」
そして。
「レティシア、女王即位」
婚約破棄して宰相をクビにした結果、
王宮を止めてしまった元王太子の末路とは――?
これは、婚約破棄された宰相が女王になるまでの
完全自業自得ざまぁ物語。
旦那様、離婚しましょう ~私は冒険者になるのでご心配なくっ~
榎夜
恋愛
私と旦那様は白い結婚だ。体の関係どころか手を繋ぐ事もしたことがない。
ある日突然、旦那の子供を身籠ったという女性に離婚を要求された。
別に構いませんが......じゃあ、冒険者にでもなろうかしら?
ー全50話ー
どうぞお好きになさってください
みおな
恋愛
学園に入学して一ヶ月。
婚約者の第一王子殿下は言った。
「学園にいる間くらい自由にさせてくれないか。君が王太子妃になることは決定事項だ。だから、せめて学園に通う二年間は、僕は恋がしたい」
公爵令嬢はその綺麗な顔に冷酷な笑みを浮かべる。
「好きになさればよろしいわ」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる