離婚したαとΩ元夫夫が復縁する話

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ヤンデレルート

ヤンデレ編番外編2 1/2

ヤンデレ編1直前の話です

◆◆◆

「如月、入るぞ」

 ノックと同時に如月のオフィスに入る。ドアの横のガラス窓から中の様子が見えるので、先客がいないことも電話中でもないことは分かっていた。如月のオフィスにフリーパス状態の俺も、さすがにそういった最中には入らないようにしている。
 如月はデスクでノートパソコンと資料と睨めっこをしている最中で、俺が入ってきたことに気がついて顔を上げた。

「何だ? 室賀」

「そろそろ昼になるから、外に飯に行かないか?」

「ああ、いいな。もうすぐ切りのいいところまで終わるから、10分程待っててくれるか?」

「もちろん。急がなくていい」

 そう言って俺は如月の座るデスクの前の椅子に腰掛ける。
 開業時、オフィスの内装を腕のいいデザイナーに任せたおかげで見た目も良く、実に座り心地のいい椅子だ。『信頼できる弁護士先生のイケてるオフィス』にしてくれとざっくり頼んだ自分たちの要望を的確に汲んでくれたおかげで実にモダンで高級感のある空間に仕上がっている。このオフィスの持ち主の雰囲気にもよく似合っていた。

「……そこで待つのか?」

「ああ、駄目か?」

「駄目じゃないが、なんか気になる」

「どうぞお気になさらず、如月先生。俺はこの通りスマホでもいじってるからさ」

 そうか、と言って如月は再び顔を伏せた。
 手元のスマートフォンを見るフリをして、その顔をバレないようこっそり窺う。

 ーーうーん、いつ見てもこいつはイケメンだな。

 清潔感のあるやりすぎないビジネスツーブロックに、どこぞの俳優みたいに整った顔立ち。今は無表情で少し近寄りがたい雰囲気だが、笑った顔はどこか人懐っこくて、歯並びも綺麗だ。背は高くその体には綺麗に筋肉がついている。時計やスーツのセンスもいい。形のいい頭に収まっている脳味噌の出来もすこぶる優秀で、さらには性格も良いときてる。
 一見するとこの完璧超人に欠点などないのだろうと多くの人間は言うが、それは大きな間違いだと俺は断言する。こいつの友人として15年そばにいる俺にはよくわかっていた。
 如月は、男の趣味が最悪だ。
 ついでにいうと女の趣味もあまり良いとは言えず、プライベートでは身内に甘過ぎるところもがあるがそれは今は置いておく。

 そもそも如月が男とどうこうなる、ということ自体がおかしい。バイセクシャルの俺と違って、如月は知り合った時からガチガチのノンケだった。ゲイやバイのお仲間は視線や態度で察しがつくが、如月にその兆候は全くなかった。普通に女が好きで、如月に寄ってくる女の中から美人で胸のでかい女を選んでは付き合ったり、寝たりしていた記憶しかない。男相手に下心を見せるような視線や態度どころか、男から向けられる下心に気づく様子すら欠片も見せなかった彼が何をどうしたら男と付き合うことになったのか。そのきっかけが俺には甚だ納得しかねるところだ。
 交際には当然、セックスが含まれる。性指向の確立していた如月がある日突然男と寝る? そんなことがあり得るのだろうか。実は本人も気が付かない隠れバイだったとか……とにかく、一因には間違いなく彼がΩだということが関係しているのだろうが、詳しいいきさつは如月が話したがらないので未だ謎だ。

 大学時代、如月が『Ω』だという事実を知ったときには心底驚いた。整った容姿に恵まれた体格、自信に溢れているような堂々とした態度。大学のディベートや模擬裁判でも如月は実にΩらしくない体裁だった。むしろ、容姿も知能も機転もいかにも『α』のように見えたから、如月がαじゃないなんて疑いもしなかった。
 だから、なんてことのない会話の最中に突然如月が自分はΩなのだと発言した際には自分の耳を疑った。
 俺はその時の、大学時代の記憶を思い出した。たしかあの日は夏休み直前で、二人でいつものように俺の家で宅飲みをしている最中のことだった。



「盆休みは実家に帰るんだって? 出来の良いαの息子を持って親はさぞ自慢だろうな。きっとお前の帰省を楽しみにしてるんだろう。俺なんて、今年は両親が旅行に出掛けるから帰ってこなくていいなんて言われたよ。酷いよなぁ?」

 バース性に触れる話題は昨今ではタブーとされているが、同性かつ親しい間柄ならそうでもない。政治や野球、宗教の話と一緒だ。たから俺は酒を飲みながらなんの気なしにその話題を振った。当然、肯定か謙遜の意を交えた返事が返ってくることを疑いもせずに。
 しかし返ってきた返事はまるで予想だにしないものだった。

「αの息子? 誰の話だ。俺のことを言ってるなら、俺はΩだけど」

「はぁ? お前がΩだって? ハハ、有り得なさ過ぎるだろう、その冗談」

「冗談じゃなくて本当なんだって。あれ、お前に言ってなかったか?」

「おいおい、俺を騙して笑おうってのか? いくら酔ってたってそうはいかないからな」

 如月があまりにも平然と話すので俺は最初、彼が嘘や冗談を言っているのだと思っていた。酒の席でバレバレの嘘を言って笑いを取ろうとしているのだと。だが何度聞き返しても如月はその主張を崩そうとはしない。焦れた俺は彼に「嘘じゃないって言うなら保険証を見せてみろ」と要求した。そこには男女性の他にバース性が記載されているからだ。それさえ見れば、彼が酒の席で突拍子もない冗談を言って俺をからかっているのだということが証明される。意固地になって俺を騙し、笑いものにしようとしている如月の主張を崩すことができるのだ。
 俺の目論見に如月はあっさりと「いいよ」と言って財布から出した保険証を見せる。そこには間違いなく如月の名前と、彼のバース性がΩだという記載がされていた。自分の目を疑った俺が何度見直しても保険証は本物で、手の込んだ悪戯をしているようではなかった。
 もはや疑いようもなく今までの主張が事実であることを知って驚き固まる俺に如月は、「な? 本当だろう」と言って事もなげな顔でしれっとしていた。

「う、嘘だろう……!? お前、Ωなのか? 本当に……? だって、じゃあ、フェロモンは? お前からΩの匂いなんて感じたことなかったし……」

 驚きのあまり、しどろもどろになる俺を如月は気にした様子なく畳み掛ける。

「薬がよく効いてる上に、あまりフェロモンは出ない体質なんだ。他のΩは大変らしいが、俺はそういうΩの性質が薄いらしいから助かってる」

 ーーΩの性質が薄いにも程があるだろう。男のΩってのはもっと背が低くて華奢で、中性的な容姿なんじゃないのか。なんというかこう、儚い感じの……お前、全然違うじゃないか!

 如月は容姿は整っているが、儚さとは程遠い雰囲気だ。背も高いし俺好みの細マッチョで、儚さなんてものは欠片も感じられない。そういえば体毛は薄いらしく髭がほとんど生えないことをかつて本人は嘆いていたが、それでも中性的とは思えずどこからどうみても男である。
 俺は自分の中のΩに対する勝手なイメージを思い浮かべた。そして口から出かけた言葉をなんとか堪えることに成功する。
 先程は如月がαだと思い込んでいたからバース性の話題を何気なしに振ったのである。彼がΩだと知ってしまった以上、いくら気心知れた仲とはいえデリケートなバース性の話題に踏み込むのはいかがなものか。不用意な発言をして思いもかけず彼を傷つけ、嫌われたくはない。そういう思いが胸中に浮かんだ言葉を思いとどまらせた。

「なるほどな…………言われるまで、全く気がつかなかったよ。てっきり、お前は俺と同じでαだとばかり……」

「そんなに驚くことか? ……もしかして、俺がαじゃなくて失望したのか」

「はぁ!? 失望なんてするわけないだろうが! まったく、何を言い出すんだお前は」

「い、いきなり怒鳴るなよ……。悪い、変なこと言った」

「……いや、俺の方こそ言い方が悪かった。ただ、少し驚いただけだ」

 少し驚いただけなんていうのは大嘘だ。本当は腰が抜けそうなほど驚いた。……同時に、俺がαで如月がΩなら、こいつがノンケでもワンチャンスあるんじゃないかという期待が一瞬脳裏によぎった。それでも結局俺は一歩を踏み出す勇気が持てず、ずっと友人として如月のそばにいることを選んだのだったが。

 数年後、さらに驚くべきことが起こる。それは俺と如月が同期として同じ事務所に所属して3年目の年に突然、如月が結婚をするというニュースを聞かされた時のことだ。
 そのころ、徐々に付き合いの悪くなった如月が誰か特定の相手と交際を始めたことは察していた。友人の俺に彼女が出来たことを黙っていて、交際どころか一足飛びに結婚の報告をしてきたことには少々腹が立った。だが如月は続けて「このことはお前だけにしか言ってないんだ。だから職場の連中にはまだ黙っていてくれ」と殊勝なことを言ったので俺は矛を収めてやった。

 次に興味が湧く。ノンケの如月の相手は当然、女性だろう。しかし俺に内密にしてまで慎重に付き合う相手とはどんな人物だ? 大企業の令嬢、政治家の娘、芸能人……如月の容姿に肩書、経歴や将来性ならその辺りでも十分に狙える。そういった人物ならば簡単に他言出来ないことにも納得が出来た。逆に後ろ暗い関係はどうだろう。実は不倫していて人妻を略奪したとか、未成年に手を出しただとか、またはとんでもない年上や反社的な背景があるような人物……さすがにそれはないか。
 どんな相手と結婚すると聞かせる気なのかと俺は少し緊張する。同時にどこか寂しいような、切ないような、悲しい気持ちも湧いたがせっかくの友人の良いニュースに水を指すような真似はしたくなかったので表情には出さないよう努力した。
 俺は如月を射止めた相手が知りたくて「どんな娘だ? 写真見せろよ」と要求した。すると如月は照れくさそうにスマートフォンの写真を見せる。覗き込むと、なぜかそこには予想とはまるで異なる見知らぬ男が写っていた。如月と同い年くらいか、一見すると垢抜けない雰囲気だがそこそこ顔立ちの整った温厚そうな男だ。感想を付け加えるならば別段俺のタイプではないというところだった。それにしても随分幸せそうに笑っているが、友人だろうか? しかし俺が見たいのは見知らぬ如月の友人ではなく婚約者なのだが。

「……なあ、写真間違えてないか? 俺は友達じゃなくて結婚相手の娘が見たいんだが」

「間違えてない。……実はな、結婚相手は男なんだ。写ってるその彼と結婚する」

 その時は文字通り天地がひっくり返りそうなほど驚いた。ドッキリを仕掛けられてる様子も冗談を言われている雰囲気でもない。如月は、極めて真剣だった。
 ありえない。いくらΩとはいえガチガチのノンケだった如月が男と結婚するだと?
 今のご時世、男同士で結婚するというのはそれなりには聞く話だったが、まさか如月がそうなるなんて1ミリたりとも思っていなかった。てっきり、寄ってくる女の中の一人にでも嵌められて出来ちゃった結婚でもするのかと思っていた。あいつはお人好しだから、女から「子供ができたの」なんて言われたら持ち前の責任感からあっさりと結婚を決めるだろう。
 如月は感心なことにセックスの際は必ず避妊具を着ける男だ。「ピル飲んでるの」、「今日は安全日だよ」と言われたところで絶対に生ではしてくれないという下世話な話を大学時代に如月と寝た女どもがしていた。だが俺は、如月はいつか女に嵌められる日が来るだろうと考えていた。ゴムに穴を開けられる可能性だってあるし、そもそも妊娠したと嘘をつくことも意外と簡単なのだ。ネットで陽性反応が出た妊娠検査薬を買って男に突きつければいい。そうして実際に騙されかけた情けない友人の顔を思い浮かべる。
 今まで如月はそれらをうまいこと回避していたようだったが、そのうちにデキ婚に持ち込まれるだろうなと俺は予想していた。なぜなら彼は少し抜けたところがある上、一度懐に入れた相手にはすこぶる甘いからだ。もしかしたらその甘さから、結婚した後にその事実を知っても気づかないふりをしてやりそうな予感すらあった。模擬裁判では重箱の隅をつつくみたいに容赦なくこちらの穴を指摘してくるくせに、プライベートで身内相手には隙だらけな如月がまんまと嵌められる未来が俺には容易に想像がついた。
 以前に飲み会の席で冗談半分にそんなことを本人に忠告したら、「俺のことをどんな間抜けだと思ってるんだ」と怒られたが。

 そのはずなのに、男と結婚する?
 そもそも交際相手が男だったなんてことも知らされていない。聞けば、実は二年前から付き合っていたと言うではないか。

「はぁ!? お前、本気で言ってるのか!? お、……男と結婚するって」

 驚きのあまり大声を出しかけたが、ここは公共の場だ。週末で混雑する居酒屋で、周りのテーブルには大勢の人間がいる。男同士で交際、結婚することがあまり珍しいことではなくなってきたご時世とはいえ、まだそれなりにはデリケートな話題だった。なのでなんとか途中から声を絞り、如月を問い詰める。

「ああ、本気だ」

「嘘だろ……そもそもお前、いつから男もいけるようになったんだよ……!」

「いつからって、彼と付き合ったときからかな。そのことは正直、自分でも驚いた」

「驚いたのはこっちのほうだ! なんだよ、それなら……いや、今のはなんでもない」

 ーーそれならそうと早く言ってくれれば。

 言ってくれれば、俺はどうしただろう。如月に寝てみないかと、付き合おうと告げただろうか? ……お前が好きだと。自問自答するが頭の中は軽くパニック状態に陥っていてまともに答えを出すことができない。俺はテーブルの上のスマートフォンに映る男をまじまじと見た。

「じゃあ本当に、この男と? 冗談ではなく?」

「そう。本当に結婚する。……黙ってて悪かったな。水くさいとは思ったんだがなかなか言い出せなくて」

 黙っていて悪い? 当然だ。同じ事務所に就職したその年から如月は男と付き合っていた。毎日顔を合わせて、頻繁に飲みに行っていたにもかかわらず奴はそのことを一言も友人の俺に言わなかった。
 非情な男だ、と如月を責めると彼は「まさか自分でも、男と付き合ってそのまま結婚するとは思ってなかったから」と弁明にもならない言い訳を始めた。黙っていた罰として相手がどんな男か吐け、と口を割りやすいようにしこたま酒を飲ませて問い詰めると、腹が立つことに少し照れたようにポツポツと話し始めた。
 いわく、二年前に虫垂炎を患って入院した大学病院で相手が研修医をやっていた。入院中にしょっちゅう気にかけてくれて気も合い、退院後はプライベートでも会うようになったと。
 それならただの気の合う友達じゃないか。何をどうしたらそこから恋愛に発展するんだと問い詰めると如月は「酒の勢いでちょっと……」と言ったきり誤魔化し、以降は頑として口を割らなかった。

 酒の勢い? 俺たちは二人きりで何度酒を飲んでると思ってるんだ。そんな雰囲気になんて一度もなったことはないだろうが。
 俺は相手の男が怪しいと感じた。てっきり如月を嵌めるのは女かと思っていだのだが、そうではなかったようだ。そのことを、俺は如月の夫となる男に会って確信した。
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