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ヤンデレルート
ヤンデレ編番外編3 1/2
「ーーッ!」
深夜、引き攣るような声がした直後に荒い呼吸音が寝室に響く。修一はその気配に目を覚ました。
ーーまたか。
修一が背を向ける背後で陽介が荒くなった呼吸を整えようとしている気配が窺える。彼は寝ているはずの修一を起こさないよう努力しているらしかった。だが修一は密かに目を覚ましている。
ギシ、とベッドが軋む音が鳴った。陽介が近づいて来る気配がしたのでそっと目を閉じる。寝ているふりをするためだ。
近くに暖かい気配がした。息を殺しているのだろうか、僅かな呼吸音も聞こえる。ふわりと陽介の香りが鼻腔を擽って、良い匂いだなと思った瞬間、突然頬に暖かい手が触れる。修一は驚いて体が跳ねそうになった。
「……っ」
思わず小さく息を呑む。まずい、実は起きていることを気づかれてしまっただろうかと心配になった。だが陽介は何も言わず、相変わらず頬に手を触れたままだった。どうやら修一が目を覚ましたことには気がついていない様子だ。
よかったと修一は内心、一安心する。少しくすぐったいが陽介の好きにさせようとじっとしていると、かすかに頬を撫でていた手が首筋に移動し、そこで止まる。なんだ? と思ったがしばらくすると手は離れていってしまった。それに伴い陽介の気配も遠ざかる。
それだけかと思いつつも修一は、こういうことはこれが初めてではないことを思い返した。
退院当初、陽介がこんな風にうなされて飛び起きることは頻繁にあった。今でこそ週に一度くらいだが、退院したばかりの頃はそれこそ毎日だった。
夜中に酷くうなされていたと思ったら突然、声を引き攣らせて跳ね起きる。体は震え、ひどく汗をかいていた。
初めてそんなことがあった日、ベッドの揺れと荒い息遣いに起きた修一はそんな陽介の様子が心配になった。大丈夫かと声をかけると彼は目を見開いて驚いた様子で、うっすらとした闇の中で修一のことを凝視していた。
『ッ、修……? なんで……?』
そう言った陽介は混乱しているようだった。何故同じベッドで修一が寝ているのかと言いたい様子で。恐らく夢と現実がごちゃ混ぜになり、一瞬だけ現実を忘れてしまっているのだろう。そう察した修一は陽介に優しく声をかけた。
『大丈夫か、陽介。怖い夢でも見たのか? …………そっちに行くぞ』
退院してから陽介は同じベッドで寝ているにも関わらず、極力修一から遠ざかって寝ようとする。そんなに端っこにいてはベッドから落ちてしまうのではないかと心配になるくらいだ。もっと近寄るようにと修一が促しても、彼に「ここでいいから」と断られてしまう。
陽介は、この家に戻ってからまるで修一に触れようとしない。修一のほうから体に触れることも、ハグやキスさえも許してはくれなかった。当然、セックスだってしていない。
セックスのことは別に構わなかったが、触れることすら許してくれないのは修一にとってとても寂しいことだった。親愛の意味を込めた軽いハグも駄目だし、二人がソファで寛いでいる時にさりげなく体を寄せようとしても躱されてしまう。偶然、同じものを取ろうと手を伸ばした先で二人の指先が触れ合った時には、一瞬で手を引っ込められてしまったこともあった。修一にとって流石にそれはショックな出来事であった。何度かの外泊では触れることもキスもハグも許してくれていたのに、いざ退院してみたらこの様子だ。
ーー何で俺を避ける。俺に触れられるのが嫌なのか? やっぱり、お前はもう俺に心を許してはくれないのか。
陽介の態度がショックでそんな言葉が口から出そうになるのを修一は必死で堪えた。
自分を拒む理由が知りたい。だが修一はそれを陽介に訊ねることはしなかった。どうしたって陽介を責めるようなニュアンスになってしまいそうだったからだ。まだ退院したばかりの陽介にそんなことは言いたくない。この家でただ安らかに過ごして欲しい。そう思った修一は口には出さない陽介の意向に従った。
それなのに、寝ている間にこうして触れてくるのはどういう了見だろう。時折大事そうに指輪を撫でたり、眺めたりしているから嫌われてしまったわけではなさそうだ。では何故?
『ヒ……ッ、や、やめて。ダメだッ』
『…………そうか』
うなされて飛び起きた時ですらも陽介は修一が近づくことを拒否した。陽介は修一がどんなに心配に思っても抱きしめさせてくれない。体をさすって慰めてやることすら許してはくれなかった。
修一はそれをひどく寂しいと思う。
しばらくして現実を思い出した陽介は必ず修一に謝った。
『起こしてごめん。変な夢を見ただけで具合が悪いわけじゃないんだ。だから心配しないで』
『そんなにうなされていて心配しないわけないだろう。何か不安や心配事があるから悪い夢を見るんじゃないのか? 何かあるなら、俺に教えてくれないか』
『大丈夫だから……ありがとう、修』
そう言って陽介は修一に何も教えない。
その時は陽介がそう言うなら無理強いはすまいと修一は一旦は引いたが、それが毎晩続くのでは流石に再び訊ねずにはいられなかった。
『頼むから教えてくれ。お前が心配なんだ。帰って来てからよく眠れてないみたいじゃないか。いったい何が心配なんだ? なんでもいいから思っていることを言って欲しい』
お願いだからと言う修一の懇願に、やはり陽介は「大丈夫」と言って口を割ろうとはしなかった。ある日など、たまたまトイレに起きた修一が寝室に戻ろうとした時、陽介が血相を変えて寝室のドアから飛び出してきてぶつかってしまったことがあった。飛び出してきた陽介を何とかうまいこと受け止めた修一は陽介のそのあまりの様相に、よしよしと抱きしめながらその背を撫でてやった。陽介はしばらくは「修、修」と小さく名前を呟きながらされるがままに修一の腕の中に収まっていたのだが、少ししてそれが落ち着くと我に返ったような顔をして体を引き剥がされてしまった。直後に彼は「ご、ごめん!」と青い顔をして謝罪し、バタバタと慌てた様子で自分の書斎に篭ってしまったのだ。
その態度のギャップに驚きながらも修一は陽介の書斎のドアをノックして「大丈夫か、陽介。入っていいか?」と聞いたが予想通り「大丈夫だから。悪いけど今は一人にして」と断られてしまったのだった。
ーー何が大丈夫だ。全然、そんなことはないくせに。
修一はそう思ったが肝心の陽介が口を割らないのでは修一には彼がどう思っているのかが分からない。その事をもどかしく思った。
そしてそのことがあった翌日、陽介は修一に事情を話すどころかとんでもないことを言い出したのだ。
『夜、修を起こすのが悪いからしばらく俺はソファで寝るよ』
気にしないでいい、起こしたって構わないから隣で寝てくれと言ったが陽介は首を縦に振ろうとはしなかった。そんな陽介に焦れた修一は言った。
『なら、俺がソファに行くから。だからお前がベッドで寝ろ』
『いいんだ。俺はソファで。修は仕事があるだろう? だからちゃんとベッドで寝なきゃ。俺はまだ本格的に再開したわけじゃないから大丈夫』
確かに退院したばかりの陽介はかつてのクリニックに週3回、午前中のみの診察を行っていた。しばらくして本調子に戻ったら再びフルタイムで働くつもりなのだと彼は言っていた。
だが、そうは言っても退院したばかりで不眠に悩む愛しい男をソファに追いやるなど到底できることではない。だから自分がソファに行く、そう言った修一の提案も陽介は蹴った。
もしかすると起こすのが悪いからと陽介は言っているが、それは建前で本当は自分と寝室を共にするのが嫌なのだろうか。今さら同じベッドで眠るなんて陽介にとっては落ち着いて休めないのかもしれない。そう察した修一は新たに提案をした。
『なあ……俺と寝るのが嫌なら、もう一つベッドを買おうか? そうしたらそれは俺の書斎に置くから、お前はここで寝たらいいよ』
万が一にも嫌味に聞こえないように努めて優しく言った。せっかく家に戻ってくれた陽介と別々に寝ることは寂しかったが、そんなことで彼の安眠が得られるのならば安いものだ。急ぐことなど何もない。いつかまたお前が俺に心を許してくれて、一緒に眠れる日まで待つから。察しが悪くてすまない。陽介のプレッシャーにならないよう、そんな気持ちを込めて陽介に告げる。
すると何故か陽介はまたもや提案を蹴ったのだ。それも、ひどく焦った様子で。
『もう一つベッドなんていらない! …………分かった。今まで通り一緒に寝るから、そんなこと言わないで』
そうして陽介は渋々とだが、何故か今まで通り修一と一緒に寝ることを選んでくれたのだ。
その結果が、今の状態だ。だから最近では陽介が夜中にうなされて飛び起きても修一は寝たふりをするようにしている。そうでないと陽介が気にするからだ。
それに、寝たふりをすることで普段は極力修一に触れてこようとしない陽介がその時だけは触れてくる。それが分かった時は正直、嬉しかった。だから修一は姑息かと思いながらもそうすることを選んだのだった。
深夜、引き攣るような声がした直後に荒い呼吸音が寝室に響く。修一はその気配に目を覚ました。
ーーまたか。
修一が背を向ける背後で陽介が荒くなった呼吸を整えようとしている気配が窺える。彼は寝ているはずの修一を起こさないよう努力しているらしかった。だが修一は密かに目を覚ましている。
ギシ、とベッドが軋む音が鳴った。陽介が近づいて来る気配がしたのでそっと目を閉じる。寝ているふりをするためだ。
近くに暖かい気配がした。息を殺しているのだろうか、僅かな呼吸音も聞こえる。ふわりと陽介の香りが鼻腔を擽って、良い匂いだなと思った瞬間、突然頬に暖かい手が触れる。修一は驚いて体が跳ねそうになった。
「……っ」
思わず小さく息を呑む。まずい、実は起きていることを気づかれてしまっただろうかと心配になった。だが陽介は何も言わず、相変わらず頬に手を触れたままだった。どうやら修一が目を覚ましたことには気がついていない様子だ。
よかったと修一は内心、一安心する。少しくすぐったいが陽介の好きにさせようとじっとしていると、かすかに頬を撫でていた手が首筋に移動し、そこで止まる。なんだ? と思ったがしばらくすると手は離れていってしまった。それに伴い陽介の気配も遠ざかる。
それだけかと思いつつも修一は、こういうことはこれが初めてではないことを思い返した。
退院当初、陽介がこんな風にうなされて飛び起きることは頻繁にあった。今でこそ週に一度くらいだが、退院したばかりの頃はそれこそ毎日だった。
夜中に酷くうなされていたと思ったら突然、声を引き攣らせて跳ね起きる。体は震え、ひどく汗をかいていた。
初めてそんなことがあった日、ベッドの揺れと荒い息遣いに起きた修一はそんな陽介の様子が心配になった。大丈夫かと声をかけると彼は目を見開いて驚いた様子で、うっすらとした闇の中で修一のことを凝視していた。
『ッ、修……? なんで……?』
そう言った陽介は混乱しているようだった。何故同じベッドで修一が寝ているのかと言いたい様子で。恐らく夢と現実がごちゃ混ぜになり、一瞬だけ現実を忘れてしまっているのだろう。そう察した修一は陽介に優しく声をかけた。
『大丈夫か、陽介。怖い夢でも見たのか? …………そっちに行くぞ』
退院してから陽介は同じベッドで寝ているにも関わらず、極力修一から遠ざかって寝ようとする。そんなに端っこにいてはベッドから落ちてしまうのではないかと心配になるくらいだ。もっと近寄るようにと修一が促しても、彼に「ここでいいから」と断られてしまう。
陽介は、この家に戻ってからまるで修一に触れようとしない。修一のほうから体に触れることも、ハグやキスさえも許してはくれなかった。当然、セックスだってしていない。
セックスのことは別に構わなかったが、触れることすら許してくれないのは修一にとってとても寂しいことだった。親愛の意味を込めた軽いハグも駄目だし、二人がソファで寛いでいる時にさりげなく体を寄せようとしても躱されてしまう。偶然、同じものを取ろうと手を伸ばした先で二人の指先が触れ合った時には、一瞬で手を引っ込められてしまったこともあった。修一にとって流石にそれはショックな出来事であった。何度かの外泊では触れることもキスもハグも許してくれていたのに、いざ退院してみたらこの様子だ。
ーー何で俺を避ける。俺に触れられるのが嫌なのか? やっぱり、お前はもう俺に心を許してはくれないのか。
陽介の態度がショックでそんな言葉が口から出そうになるのを修一は必死で堪えた。
自分を拒む理由が知りたい。だが修一はそれを陽介に訊ねることはしなかった。どうしたって陽介を責めるようなニュアンスになってしまいそうだったからだ。まだ退院したばかりの陽介にそんなことは言いたくない。この家でただ安らかに過ごして欲しい。そう思った修一は口には出さない陽介の意向に従った。
それなのに、寝ている間にこうして触れてくるのはどういう了見だろう。時折大事そうに指輪を撫でたり、眺めたりしているから嫌われてしまったわけではなさそうだ。では何故?
『ヒ……ッ、や、やめて。ダメだッ』
『…………そうか』
うなされて飛び起きた時ですらも陽介は修一が近づくことを拒否した。陽介は修一がどんなに心配に思っても抱きしめさせてくれない。体をさすって慰めてやることすら許してはくれなかった。
修一はそれをひどく寂しいと思う。
しばらくして現実を思い出した陽介は必ず修一に謝った。
『起こしてごめん。変な夢を見ただけで具合が悪いわけじゃないんだ。だから心配しないで』
『そんなにうなされていて心配しないわけないだろう。何か不安や心配事があるから悪い夢を見るんじゃないのか? 何かあるなら、俺に教えてくれないか』
『大丈夫だから……ありがとう、修』
そう言って陽介は修一に何も教えない。
その時は陽介がそう言うなら無理強いはすまいと修一は一旦は引いたが、それが毎晩続くのでは流石に再び訊ねずにはいられなかった。
『頼むから教えてくれ。お前が心配なんだ。帰って来てからよく眠れてないみたいじゃないか。いったい何が心配なんだ? なんでもいいから思っていることを言って欲しい』
お願いだからと言う修一の懇願に、やはり陽介は「大丈夫」と言って口を割ろうとはしなかった。ある日など、たまたまトイレに起きた修一が寝室に戻ろうとした時、陽介が血相を変えて寝室のドアから飛び出してきてぶつかってしまったことがあった。飛び出してきた陽介を何とかうまいこと受け止めた修一は陽介のそのあまりの様相に、よしよしと抱きしめながらその背を撫でてやった。陽介はしばらくは「修、修」と小さく名前を呟きながらされるがままに修一の腕の中に収まっていたのだが、少ししてそれが落ち着くと我に返ったような顔をして体を引き剥がされてしまった。直後に彼は「ご、ごめん!」と青い顔をして謝罪し、バタバタと慌てた様子で自分の書斎に篭ってしまったのだ。
その態度のギャップに驚きながらも修一は陽介の書斎のドアをノックして「大丈夫か、陽介。入っていいか?」と聞いたが予想通り「大丈夫だから。悪いけど今は一人にして」と断られてしまったのだった。
ーー何が大丈夫だ。全然、そんなことはないくせに。
修一はそう思ったが肝心の陽介が口を割らないのでは修一には彼がどう思っているのかが分からない。その事をもどかしく思った。
そしてそのことがあった翌日、陽介は修一に事情を話すどころかとんでもないことを言い出したのだ。
『夜、修を起こすのが悪いからしばらく俺はソファで寝るよ』
気にしないでいい、起こしたって構わないから隣で寝てくれと言ったが陽介は首を縦に振ろうとはしなかった。そんな陽介に焦れた修一は言った。
『なら、俺がソファに行くから。だからお前がベッドで寝ろ』
『いいんだ。俺はソファで。修は仕事があるだろう? だからちゃんとベッドで寝なきゃ。俺はまだ本格的に再開したわけじゃないから大丈夫』
確かに退院したばかりの陽介はかつてのクリニックに週3回、午前中のみの診察を行っていた。しばらくして本調子に戻ったら再びフルタイムで働くつもりなのだと彼は言っていた。
だが、そうは言っても退院したばかりで不眠に悩む愛しい男をソファに追いやるなど到底できることではない。だから自分がソファに行く、そう言った修一の提案も陽介は蹴った。
もしかすると起こすのが悪いからと陽介は言っているが、それは建前で本当は自分と寝室を共にするのが嫌なのだろうか。今さら同じベッドで眠るなんて陽介にとっては落ち着いて休めないのかもしれない。そう察した修一は新たに提案をした。
『なあ……俺と寝るのが嫌なら、もう一つベッドを買おうか? そうしたらそれは俺の書斎に置くから、お前はここで寝たらいいよ』
万が一にも嫌味に聞こえないように努めて優しく言った。せっかく家に戻ってくれた陽介と別々に寝ることは寂しかったが、そんなことで彼の安眠が得られるのならば安いものだ。急ぐことなど何もない。いつかまたお前が俺に心を許してくれて、一緒に眠れる日まで待つから。察しが悪くてすまない。陽介のプレッシャーにならないよう、そんな気持ちを込めて陽介に告げる。
すると何故か陽介はまたもや提案を蹴ったのだ。それも、ひどく焦った様子で。
『もう一つベッドなんていらない! …………分かった。今まで通り一緒に寝るから、そんなこと言わないで』
そうして陽介は渋々とだが、何故か今まで通り修一と一緒に寝ることを選んでくれたのだ。
その結果が、今の状態だ。だから最近では陽介が夜中にうなされて飛び起きても修一は寝たふりをするようにしている。そうでないと陽介が気にするからだ。
それに、寝たふりをすることで普段は極力修一に触れてこようとしない陽介がその時だけは触れてくる。それが分かった時は正直、嬉しかった。だから修一は姑息かと思いながらもそうすることを選んだのだった。
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