84 / 781
<外伝> 椎名 賢也
椎名 賢也 20 ダンジョン しゃぶしゃぶ食べ放題の店
俺は、その時の教訓を覚えていたので、恋人が出来た時に彼女が初めて作ってきた弁当を全て残さず食べた。
勿論、味についての文句は一切言わなかった。
結果――。
お腹を壊す事になる。
変な味がしたと思ったんだよな~。
腐ってたんじゃないか!!
季節がら日中の気温が高かった所為か、朝早く起きて作られた弁当は保冷剤も無い状態だったので傷んでしまったらしい。
俺達2人は、デートの最中何度もトイレに駆け込む羽目になった。
彼女は自分が作ったお弁当の所為だと何度も謝っていたが、俺は作ってくれた気持ちが嬉しかったので気にしていないよと答えたけれど……。
その後、彼女とデートする事は無かった。
あの時どうする事が正解だったのか今でも疑問に思う。
素直に弁当が腐っている味がする事を伝え、2人でお腹を壊す事を防ぐべきだったのか……。
本人が気付いていない事を自分から指摘する事は難しい。
もし正直に言って泣かれたりした方がやっかいだ。
その場合、弁当は食べられる事は無く当然お腹も壊さないので、俺が不味いと言っただけで終わってしまうだろうな。
トイレ駆け込みデートの事を考えている間に、目的地の店に到着。
人生で初めての食べ放題の店だ。
沙良は前に来たことがあるらしい。
電子メニューから、『しゃぶしゃぶ食べ放題3千円』のコースを2つ選ぶとテーブルの上に鍋と材料が置かれる。
基本の豚肉・牛肉と野菜等が出てきた。
今回注文したコースには、揚げ物・一品料理・お寿司・ご飯類・アイスも付いている。
なかなかリーズナブルな値段だ。
採算が合うのか心配になってくる。
沙良は早速揚げ物を何品かと、お寿司を追加注文している。
俺は天ぷら盛り合わせと一品料理を追加してみた。
外食に行く度に禁酒となるのが寂しい。
ホーム内でなら、沙良に車の運転を教えても問題ないか?
俺達しかいないんだから、公共の道路じゃないし他に走っている車はない。
運転の仕方を覚えてくれたら、帰りは沙良に運転してもらって酒を飲む事が出来る。
今度、提案してみよう!
追加したメニューも直ぐにテーブルの上に出てきた。
しゃぶしゃぶを、2種類のタレに浸けながら交互に食べる。
俺は、どちらかと言うと胡麻ダレの方が好きだ。
沙良は野菜も多く食べるのでポン酢の方が良いらしい。
食べ放題と言っても、そう沢山食べる訳じゃない。
好きな物を少しずつで良いのだ。
意外と食べ放題のメニューが多いので、俺でも楽しむ事が出来た。
タコの唐揚げは旨かったな。
ビールが飲めなくて本当に残念だ。
沙良は自分が飲めないので分からないだろう。
家に帰ったら、風呂上りによく冷えたビールを飲む事で我慢するか。
ビール代は、お小遣いから出さなくても沙良からOKを貰っている。
日本から召喚した分の補償らしい。
11部屋分のアパートには酒好きの人間が何人か居て、ビール(〇リン・〇サヒ・〇ントリー・〇ッポロ・〇ビス)・発泡酒・ワイン(白・赤・ロゼ・スパークリング)・日本酒(純米・吟醸・大吟醸)・焼酎(麦・芋)・ウイスキー・ブランデー・ジン・ウオッカ・ラム・テキーラと何でも揃っている(×365分)。
沙良は料理酒以外に酒を必要としないので、これら全ては俺が飲んでも良いと言ってくれた。
飲んだ事が無い物もいくつかあったので、かなり嬉しい。
今の所、沙良のホームに設定されたアパートの部屋にあった服で事足りるし、酒が飲めるなら俺に不満は無い。
出来ればお小遣いを、もう少し増やしてほしいが……。
月3,000円って、今時の高校生より少なくないか?
お陰で54歳にもなってマイ水筒持参での本屋通いだ。
店内が無人だから出来るが、少し切ない。
沙良が最後までアイスを食べるかどうか迷っていたので、半分食べてやるよと言ったら苺と抹茶アイスを2つ注文した。
アイスを食べるかどうか迷っていたのではなく、どちらの味を食べるかを悩んでいたらしい。
両方の味を食べる事が出来て沙良は満足そうだった。
腹八分目の状態で会計を済ませ、自宅まで運転して戻ってくる。
それぞれの部屋に帰ってから、俺は少し熱めの風呂に入った後で冷蔵庫からビールを取り出してグラスに注ぐ。
うん、この一杯が美味しい!
旭、お前と一緒にまた酒を飲みたいな……。
いつかあの世で会う事が出来たら、俺が異世界に沙良から召喚された話をしてやるよ。
きっと驚くと思うぞ?
なにせ今は別人になって、36歳も若返り冒険者をしているんだからな。
しかも、かなりの美少女だ!
未だに自分の妹かどうか、一瞬迷う時があるくらいだぞ?
お前が見たら、もう一度初恋のやり直しかもなぁ~。
俺も今は20歳になってるんだ。
日本で出来なかった青春とやらを楽しむ事にするよ。
--------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
--------------------------------------
勿論、味についての文句は一切言わなかった。
結果――。
お腹を壊す事になる。
変な味がしたと思ったんだよな~。
腐ってたんじゃないか!!
季節がら日中の気温が高かった所為か、朝早く起きて作られた弁当は保冷剤も無い状態だったので傷んでしまったらしい。
俺達2人は、デートの最中何度もトイレに駆け込む羽目になった。
彼女は自分が作ったお弁当の所為だと何度も謝っていたが、俺は作ってくれた気持ちが嬉しかったので気にしていないよと答えたけれど……。
その後、彼女とデートする事は無かった。
あの時どうする事が正解だったのか今でも疑問に思う。
素直に弁当が腐っている味がする事を伝え、2人でお腹を壊す事を防ぐべきだったのか……。
本人が気付いていない事を自分から指摘する事は難しい。
もし正直に言って泣かれたりした方がやっかいだ。
その場合、弁当は食べられる事は無く当然お腹も壊さないので、俺が不味いと言っただけで終わってしまうだろうな。
トイレ駆け込みデートの事を考えている間に、目的地の店に到着。
人生で初めての食べ放題の店だ。
沙良は前に来たことがあるらしい。
電子メニューから、『しゃぶしゃぶ食べ放題3千円』のコースを2つ選ぶとテーブルの上に鍋と材料が置かれる。
基本の豚肉・牛肉と野菜等が出てきた。
今回注文したコースには、揚げ物・一品料理・お寿司・ご飯類・アイスも付いている。
なかなかリーズナブルな値段だ。
採算が合うのか心配になってくる。
沙良は早速揚げ物を何品かと、お寿司を追加注文している。
俺は天ぷら盛り合わせと一品料理を追加してみた。
外食に行く度に禁酒となるのが寂しい。
ホーム内でなら、沙良に車の運転を教えても問題ないか?
俺達しかいないんだから、公共の道路じゃないし他に走っている車はない。
運転の仕方を覚えてくれたら、帰りは沙良に運転してもらって酒を飲む事が出来る。
今度、提案してみよう!
追加したメニューも直ぐにテーブルの上に出てきた。
しゃぶしゃぶを、2種類のタレに浸けながら交互に食べる。
俺は、どちらかと言うと胡麻ダレの方が好きだ。
沙良は野菜も多く食べるのでポン酢の方が良いらしい。
食べ放題と言っても、そう沢山食べる訳じゃない。
好きな物を少しずつで良いのだ。
意外と食べ放題のメニューが多いので、俺でも楽しむ事が出来た。
タコの唐揚げは旨かったな。
ビールが飲めなくて本当に残念だ。
沙良は自分が飲めないので分からないだろう。
家に帰ったら、風呂上りによく冷えたビールを飲む事で我慢するか。
ビール代は、お小遣いから出さなくても沙良からOKを貰っている。
日本から召喚した分の補償らしい。
11部屋分のアパートには酒好きの人間が何人か居て、ビール(〇リン・〇サヒ・〇ントリー・〇ッポロ・〇ビス)・発泡酒・ワイン(白・赤・ロゼ・スパークリング)・日本酒(純米・吟醸・大吟醸)・焼酎(麦・芋)・ウイスキー・ブランデー・ジン・ウオッカ・ラム・テキーラと何でも揃っている(×365分)。
沙良は料理酒以外に酒を必要としないので、これら全ては俺が飲んでも良いと言ってくれた。
飲んだ事が無い物もいくつかあったので、かなり嬉しい。
今の所、沙良のホームに設定されたアパートの部屋にあった服で事足りるし、酒が飲めるなら俺に不満は無い。
出来ればお小遣いを、もう少し増やしてほしいが……。
月3,000円って、今時の高校生より少なくないか?
お陰で54歳にもなってマイ水筒持参での本屋通いだ。
店内が無人だから出来るが、少し切ない。
沙良が最後までアイスを食べるかどうか迷っていたので、半分食べてやるよと言ったら苺と抹茶アイスを2つ注文した。
アイスを食べるかどうか迷っていたのではなく、どちらの味を食べるかを悩んでいたらしい。
両方の味を食べる事が出来て沙良は満足そうだった。
腹八分目の状態で会計を済ませ、自宅まで運転して戻ってくる。
それぞれの部屋に帰ってから、俺は少し熱めの風呂に入った後で冷蔵庫からビールを取り出してグラスに注ぐ。
うん、この一杯が美味しい!
旭、お前と一緒にまた酒を飲みたいな……。
いつかあの世で会う事が出来たら、俺が異世界に沙良から召喚された話をしてやるよ。
きっと驚くと思うぞ?
なにせ今は別人になって、36歳も若返り冒険者をしているんだからな。
しかも、かなりの美少女だ!
未だに自分の妹かどうか、一瞬迷う時があるくらいだぞ?
お前が見たら、もう一度初恋のやり直しかもなぁ~。
俺も今は20歳になってるんだ。
日本で出来なかった青春とやらを楽しむ事にするよ。
--------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
--------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇