274 / 781
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第400話 迷宮都市 家具職人 ガーグ老との出会い 1
★第16回ファンタジー小説大賞。5/3207位で『特別賞』を受賞しました!!
投票や応援して下さった読者の皆様のお陰です。
読んで頂き本当にありがとうございます。
これからも応援よろしくお願い致します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
商業ギルドで、カマラさんが詳細な住宅地図を見せながら教えてくれた職人街は、ここから歩いて20分程の距離だそうだ。
歩いていると一瞬頭上に影が出来る。
ふと立ち止まって上空を見上げると、そこには白い大きな梟が旋回していた。
異世界で梟を見るのは初めてだ。
それも珍しい白梟。
某有名なファンタジー映画を思い出す。
梟便とかあるのだろうか。
うちのハニーは体長が3mもある魔物だから、蜜蜂便としては使えなさそうだ。
それより鳥系の魔物を素直にテイムした方が良い。
速く飛べるのはハヤブサかな?
異世界に居るか分からないけど……。
いや、やっぱりここはドラゴン一択だろう!
何と言ってもファンタジー世界だ。
ドラゴンの背に乗れば、私も竜騎士と同じよね~。
早くシルバーが、ドラゴンに進化しないかな~。
暫く見ていると、白梟は職人街の方へと飛んでいった。
もしかして誰かのペットかも知れない。
職人街に入ると、周囲から様々な音が聞こえてくる。
騒音対策のために区画が分けられているのだろう。
目的の家具工房を発見。
門を開けて中に入ってみると結構敷地が広い事が分かる。
100坪くらいあるかしら?
声を掛けようと口を開いた瞬間に、店舗から非常に体格のよい老人達が10人程現れ総出で迎えてくれた。
えっ!?
家具職人って、皆こんなに体格がよい人ばかりなの?
知らなければ全員武人に見えるんですけど!
そして何故、顔がポーション塗れになっているんだろう?
最近串カツ作りで串を指に刺したばかりの私は、覚えのあるポーションの匂いを嗅ぎ取り不思議に思った。
家具作りで怪我をしたにしては場所が不自然な気がするけど……、まっ、いいか。
私の知らないような作業で怪我をする事もあるしね。
「こんにちは。初めまして、沙良と申します。商業ギルドのカマラさんから、紹介状を持ってきました」
すると中でも一際大きな体格をしたご老人が、突然目に涙を浮かべ言葉を詰まらせたように何も言わず私の事を見つめてくる。
初対面のご老人に泣かれて、私はとても焦ってしまった。
「えっと、大丈夫ですか? どこかお加減が悪いのでしょうか? 都合が悪いようでしたら、日を改めさせて頂きますけど……」
「いや、そうではない。失礼した。余りに亡くなった孫に似ていたものだから、思い出して涙腺が緩んでしまったのだ」
「まぁ、お孫さんが……。それは、ご愁傷様です……」
「もう何年も前の事であるから、気に病む必要はない。驚かせて済まんかったの、儂はガーグだ。カマラからの紹介状を見せてくれんか?」
「はい、こちらになります」
私はマジックバッグからカマラさんが書いてくれた紹介状を取り出し渡した。
彼がこの工房主であるガーグ老か……。
なんか想像と全然違って、頑固職人というより騎士団長でもしていそうな威厳を感じる。
紹介状を読んでもらっている間、他の職人さん達を見てみると全員が直立不動で待機していた。
それは、まるで指示を待っているようにも見え違和感が増す。
この人達は家具職人ではなさそうだ。
人は立ち姿ひとつ取ってみても癖が出る。
私は現代舞踊を習っていたから、重心が普通の人より低い。
同じように武に長けた人も重心が低く、足を閉じる事が無いため初動が早い。
どう考えても何らかの武術の心得があるだろう。
ただの家具職人が一体何故?
私は警戒を一段階強める事にした。
先程、亡くなった孫に似ていると言った言葉に嘘はないようだったけれど……。
確かに、私を見る目に懐かしさが込もっていた。
紹介状を読み終わったガーグ老が口を開く。
「丸椅子作りに必要な脚を切り出してほしいとあるが……。あ~、サラ……ちゃん。丸椅子は、自分で組み立てるのかの?」
「はい、脚の部分と補強材を注文したいんです。木材のトレントは提供しますので、お願い出来ますか?」
「あぁ難しい作業でもないし、これから皆でやれば直ぐ終わるだろう」
50脚もあるので当然時間が掛かると思っていた私は、今から作業を始めると言われて驚いた。
確かに10人で作業をするなら、そんなに時間はかからないと思う。
この工房は暇なのかしら?
「ありがとうございます。では、トレントを取り出しますね」
地面に大きな布を広げて、その上に枝を切り落としたトレントを必要な量出していく。
前回座面を作った時に、部屋に入らなかったので1mの幅で切っておいた物だ。
「脚の1辺を5cmにして、高さは30cmになるようにお願いします」
「ふむ、角度を決めんといかんだろ。座面は用意があるかの?」
「はい、どうぞ」
事前に切り出した66枚の内の1枚を、アイテムBOXから取り出して渡した後、丸座面の表面がのこぎりで切られた物じゃない事に気付いてあっとなる。
でもガーグ老は、つるつるの表面も見ても何も言わず、脚となる角材を風魔法を使用して切っていった。
えっ?
5cmに測ってないのに、何で長さが揃っているの?
そして風魔法で切断するとは思わなかった。
異世界の職人さんは、のこぎりなんて使用しないのか……。
まさか、魔法で家具を作るとは思いもしなかったよ!
あっでも流石に、組み立ての時はトンカチを使って釘打ちするだろう。
「高さが30cmという事は、この丸椅子は子供用だな? 大人用のはよいのか?」
聞かれて、家に招待する冒険者達を忘れていた事に気付いた。
食事会をする時の椅子やテーブルも必要になってくるだろう。
うっかりしてた!
「すみません。追加注文しても良いですか? 子供達用は160脚、大人達用は高さ45cmで20脚お願いします」
「うん? 大人用は高さ45cm……」
そう言った後で、ガーグ老は私の背を見て口を噤む。
背が低いのは分かってますよ!
この世界の人は皆平均身長が高いから、それに合わせると私の足が床に着かなくなるんです!
「そうだの、45cmがよいだろう。皆の者、注文のサイズと数は聞いたな? 角度45度で仕事にかかれ!」
「はっ!」
直立不動だった職人さん達が、きびきびと動き出す。
この物慣れた集団の動きは、やはり職人ではない気がする。
いくら上下関係の厳しい職人の間でも、こうはならないだろう。
不審に思いながら表面に出す事はせず、私は不足分の丸座面を作るためにトレントを追加で出した。
皆が風魔法を使用しているなら、私が使っても大丈夫だろう。
但し、私はサイズを測らないと無理だけどね~。
目測だけで、同じ幅で魔法を使用するなんて出来ないよ!
これが職人技なのか……。
家具職人かどうか、非常に疑わしい人達だけど……。
--------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
--------------------------------------
投票や応援して下さった読者の皆様のお陰です。
読んで頂き本当にありがとうございます。
これからも応援よろしくお願い致します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
商業ギルドで、カマラさんが詳細な住宅地図を見せながら教えてくれた職人街は、ここから歩いて20分程の距離だそうだ。
歩いていると一瞬頭上に影が出来る。
ふと立ち止まって上空を見上げると、そこには白い大きな梟が旋回していた。
異世界で梟を見るのは初めてだ。
それも珍しい白梟。
某有名なファンタジー映画を思い出す。
梟便とかあるのだろうか。
うちのハニーは体長が3mもある魔物だから、蜜蜂便としては使えなさそうだ。
それより鳥系の魔物を素直にテイムした方が良い。
速く飛べるのはハヤブサかな?
異世界に居るか分からないけど……。
いや、やっぱりここはドラゴン一択だろう!
何と言ってもファンタジー世界だ。
ドラゴンの背に乗れば、私も竜騎士と同じよね~。
早くシルバーが、ドラゴンに進化しないかな~。
暫く見ていると、白梟は職人街の方へと飛んでいった。
もしかして誰かのペットかも知れない。
職人街に入ると、周囲から様々な音が聞こえてくる。
騒音対策のために区画が分けられているのだろう。
目的の家具工房を発見。
門を開けて中に入ってみると結構敷地が広い事が分かる。
100坪くらいあるかしら?
声を掛けようと口を開いた瞬間に、店舗から非常に体格のよい老人達が10人程現れ総出で迎えてくれた。
えっ!?
家具職人って、皆こんなに体格がよい人ばかりなの?
知らなければ全員武人に見えるんですけど!
そして何故、顔がポーション塗れになっているんだろう?
最近串カツ作りで串を指に刺したばかりの私は、覚えのあるポーションの匂いを嗅ぎ取り不思議に思った。
家具作りで怪我をしたにしては場所が不自然な気がするけど……、まっ、いいか。
私の知らないような作業で怪我をする事もあるしね。
「こんにちは。初めまして、沙良と申します。商業ギルドのカマラさんから、紹介状を持ってきました」
すると中でも一際大きな体格をしたご老人が、突然目に涙を浮かべ言葉を詰まらせたように何も言わず私の事を見つめてくる。
初対面のご老人に泣かれて、私はとても焦ってしまった。
「えっと、大丈夫ですか? どこかお加減が悪いのでしょうか? 都合が悪いようでしたら、日を改めさせて頂きますけど……」
「いや、そうではない。失礼した。余りに亡くなった孫に似ていたものだから、思い出して涙腺が緩んでしまったのだ」
「まぁ、お孫さんが……。それは、ご愁傷様です……」
「もう何年も前の事であるから、気に病む必要はない。驚かせて済まんかったの、儂はガーグだ。カマラからの紹介状を見せてくれんか?」
「はい、こちらになります」
私はマジックバッグからカマラさんが書いてくれた紹介状を取り出し渡した。
彼がこの工房主であるガーグ老か……。
なんか想像と全然違って、頑固職人というより騎士団長でもしていそうな威厳を感じる。
紹介状を読んでもらっている間、他の職人さん達を見てみると全員が直立不動で待機していた。
それは、まるで指示を待っているようにも見え違和感が増す。
この人達は家具職人ではなさそうだ。
人は立ち姿ひとつ取ってみても癖が出る。
私は現代舞踊を習っていたから、重心が普通の人より低い。
同じように武に長けた人も重心が低く、足を閉じる事が無いため初動が早い。
どう考えても何らかの武術の心得があるだろう。
ただの家具職人が一体何故?
私は警戒を一段階強める事にした。
先程、亡くなった孫に似ていると言った言葉に嘘はないようだったけれど……。
確かに、私を見る目に懐かしさが込もっていた。
紹介状を読み終わったガーグ老が口を開く。
「丸椅子作りに必要な脚を切り出してほしいとあるが……。あ~、サラ……ちゃん。丸椅子は、自分で組み立てるのかの?」
「はい、脚の部分と補強材を注文したいんです。木材のトレントは提供しますので、お願い出来ますか?」
「あぁ難しい作業でもないし、これから皆でやれば直ぐ終わるだろう」
50脚もあるので当然時間が掛かると思っていた私は、今から作業を始めると言われて驚いた。
確かに10人で作業をするなら、そんなに時間はかからないと思う。
この工房は暇なのかしら?
「ありがとうございます。では、トレントを取り出しますね」
地面に大きな布を広げて、その上に枝を切り落としたトレントを必要な量出していく。
前回座面を作った時に、部屋に入らなかったので1mの幅で切っておいた物だ。
「脚の1辺を5cmにして、高さは30cmになるようにお願いします」
「ふむ、角度を決めんといかんだろ。座面は用意があるかの?」
「はい、どうぞ」
事前に切り出した66枚の内の1枚を、アイテムBOXから取り出して渡した後、丸座面の表面がのこぎりで切られた物じゃない事に気付いてあっとなる。
でもガーグ老は、つるつるの表面も見ても何も言わず、脚となる角材を風魔法を使用して切っていった。
えっ?
5cmに測ってないのに、何で長さが揃っているの?
そして風魔法で切断するとは思わなかった。
異世界の職人さんは、のこぎりなんて使用しないのか……。
まさか、魔法で家具を作るとは思いもしなかったよ!
あっでも流石に、組み立ての時はトンカチを使って釘打ちするだろう。
「高さが30cmという事は、この丸椅子は子供用だな? 大人用のはよいのか?」
聞かれて、家に招待する冒険者達を忘れていた事に気付いた。
食事会をする時の椅子やテーブルも必要になってくるだろう。
うっかりしてた!
「すみません。追加注文しても良いですか? 子供達用は160脚、大人達用は高さ45cmで20脚お願いします」
「うん? 大人用は高さ45cm……」
そう言った後で、ガーグ老は私の背を見て口を噤む。
背が低いのは分かってますよ!
この世界の人は皆平均身長が高いから、それに合わせると私の足が床に着かなくなるんです!
「そうだの、45cmがよいだろう。皆の者、注文のサイズと数は聞いたな? 角度45度で仕事にかかれ!」
「はっ!」
直立不動だった職人さん達が、きびきびと動き出す。
この物慣れた集団の動きは、やはり職人ではない気がする。
いくら上下関係の厳しい職人の間でも、こうはならないだろう。
不審に思いながら表面に出す事はせず、私は不足分の丸座面を作るためにトレントを追加で出した。
皆が風魔法を使用しているなら、私が使っても大丈夫だろう。
但し、私はサイズを測らないと無理だけどね~。
目測だけで、同じ幅で魔法を使用するなんて出来ないよ!
これが職人技なのか……。
家具職人かどうか、非常に疑わしい人達だけど……。
--------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
--------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇