288 / 781
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第414話 迷宮都市 地下14階 高級品だったコカトリス(キング・クイーン)の羽毛&サヨさんとモーニング
翌日の朝7時。
兄と旭をテント内から回収して、朝食を作りだす。
朝は和食が好きな兄のために、塩サバを焼き大根おろしを添える。
アイテムBOX内にある作り置きした総菜から、肉じゃが・蓮根のキンピラ・小松菜のピーナッツ和えを出した。
なすとしめじの味噌汁&緑茶入り玄米茶と一緒に頂きます。
「沙良ちゃん、今日もご飯が美味しいよ~」
そう言って、旭が丼ぶり一杯のご飯を完食している。
本当によく食べるな~。
「ありがとう! そう言ってもらえると嬉しい」
兄は妹の私の作った料理を、沢山食べる事で美味しいといってくれているんだろう。
こちらも残さず完食だ。
普段着から、冒険者用の装備に身支度を整えたら地下14階のテント内に移転。
テントから出てきたシルバーとフォレストにも、朝の挨拶をする。
2匹は私を見ると嬉しそうに尻尾を振ってくれるので、私は「今日もよろしくね!」と言って体を撫でてあげた。
兄が早速フォレストの背に乗り、今日も果物の採取に駆け出す。
私と旭も、それぞれの目的地に行くため安全地帯を出た。
シルバーの背に乗ってトレントの森に到着後、ハニーを迎えに行くとそこには54匹のキラービーが地面に整然と並んでいた。
そしてハニーが、マジックバッグ3㎥を口に咥え私に差し出してくる。
あぁ!
薬草採取をお願いしていたんだった。
マジックバッグ3㎥を受け取り中身を確認してみると、既に容量一杯の魔力草と癒し草が入っている。
どうやら1日で、マジックバッグ3㎥の量を採取可能らしい。
私はハニーとコロニーのキラービーにお礼を言って、マジックバッグの中身をアイテムBOXに入れ替えた。
「これから毎日お願い出来るかな?」
そう聞くと、ハニーと54匹のキラービーが一斉に頭を上下させる。
毎日これだけの量が採取出来るなんて、素晴らしい!
そして4日後の換金時。
魔物と一緒に提出した薬草の量に、解体場のアレクおじさんが驚いてしまった。
「サラちゃんは、ダンジョンに薬草採取に行っているのか?」
「ええっと、薬草採取は趣味です。兄達がちゃんと魔物を狩ってきていますよ?」
ハニーをテイムした事は内緒にしてあるので、まさか54匹のキラービーが採取してきた物だとは言えず誤魔化す事にする。
「そりゃ違いないがな。まぁ薬師ギルドが薬草は欲しがっているみたいだし、量が増える分には構うまい」
へぇ~、薬師ギルドなんかあるんだ。
冒険者ギルドと商業ギルドには行った事があるけど、薬師ギルドの存在は知らなかったな。
「あぁ、それと今回はコカトリス(キング・クイーン)の羽毛が欲しいので、皮分は相殺して下さいね」
そうお願いすると、換金額から1匹金貨4枚(400万円)を差し引かれた。
コカトリス(キング・クイーン)の肉は銀貨20枚(20万円)だったので、コカトリスの換金額は殆ど羽毛部分だったらしい。
5日間で合計60匹を狩ったけど……。
体長1.5m1匹分のコカトリスだけじゃ布団は出来ないよね?
これだけで、どれくらいの羽毛布団が出来るのか分からない。
どうしよう、金貨4枚(400万円)以上する高級羽毛布団は子供達には高過ぎるかも……。
コカトリス(キング・クイーン)の羽毛は、マジック寝袋にも使用されている。
それだけ保温性が高いのだろう。
子供達が寒くなければ良いか!
羽毛を自分でむしり取るのは大変だから、サヨさんに何処へ注文したらいいか確認しよう。
冒険者ギルドを出てホームの自宅に戻り兄達を車と一緒に希望する居酒屋に送り届け、私はシルバーとフォレストを連れてお散歩に出かける。
今週は地下12階の攻略で、久し振りにコカトリス(キング・クイーン)を狩ったのでダンジョンを攻略した感じがするよ!
今回は事前に兄へ、子供達のために羽毛布団を作りたいとコカトリスを乱獲する話を伝えておいたのだ。
心配性の兄は、私が勝手な行動をする事をひどく嫌がる。
まぁ、内緒にしている事も沢山あるんだけど……。
バレなければ問題ない。
兄と一緒に行動しているフォレストが念話で話せるようになったら、口止めしておかないとね。
まだ兄はテイム魔法を覚えていないため、先の話になるかも知れないので忘れずに覚えておこう。
「シルバー、フォレスト、早く進化して空を飛べるようになってね!」
そう言うと、2匹が横になりコテンと転がった。
うん?
これはMPがゼロになって昏倒した時の表現よね?
MPがまだ足りないって事かしら?
従魔のLvは今の所、私と同じだ。
Lv35のMPは350なので、1,000以上必要になるのだろうか……。
Lv100まで上げないと駄目なの?
それはちょっと厳しいなぁ。
兄の目を盗んで、地下30階の魔物を毎日倒すしか方法が思い付かないんだけど……。
知られた後が怖くて出来そうにない。
2匹共目を閉じて転がったまま起き上がらないので、ドラゴンに進化するのは大分先の事になりそうだ。
A級冒険者になって、摩天楼のダンジョンをガンガン攻略すればLvは上がるだろう。
私が竜騎士になる夢は、まだまだ叶いそうになかった。
2匹にマッサージ&ブラッシングをして気長に待つ事を伝えると、漸く起き上がってくれる。
その後、自宅に戻り兄達を店まで迎えに行った。
土曜日。
今日も寝過ごしている兄達の朝食にサンドイッチを作り、テーブルの上に置いて出掛ける。
奏屋で果物を卸した後は、華蘭に行ってサヨさんに会いに行こう。
店の中に入ると、直ぐに老紳士が対応してくれた。
今日はサヨさんに会いに来た事を伝えると、2階に呼びにいってくれる。
1階の店舗に降りてきたサヨさんと挨拶を交わし、「相談があるので、これから喫茶店に行きませんか?」と提案すると「久し振りにコーヒーが飲みたいわ」とOKしてもらえた。
店を出て直ぐサヨさんとホームの自宅に戻り、私の行きつけである生クリームたっぷりのウインナーコーヒーが飲める喫茶店へと移動する。
甘い物好きのサヨさんに、この店のウインナーコーヒーをお薦めした。
まだモーニングの時間内だったのでそれも併せて電子メニューで注文すると、テーブルにトーストと茹で卵にウインナーコーヒーが出現。
「まぁ、コーヒーの良い香りが懐かしいわね。上に生クリームが載った物があるなんて知らなかったわ」
そう言って、サヨさんがスプーンで生クリームを食べる。
この喫茶店の生クリームの量は本当に多いので、先に減らしておかないとコーヒーが飲めないのだ。
私も同じように生クリームから食べよう!
温かい内にトーストも食べないとね。
モーニングを食べ終えた後、相談事を持ち掛ける。
「来年の冬に間に合うよう子供達の羽毛布団を作りたいと思って、コカトリスキングとクイーンを狩ってきたんですけど、引き取ってきた皮は何処へ処理をお願いすればいいですか?」
「まぁ、今度は羽毛布団をプレゼントするの? そうねぇ、羽毛の処理は魔道具屋へ依頼をすればいいと思うわ。コカトリスの羽毛は魔法処理が必要になるから……。でもキングとクイーンの物は高いわよ?」
おおっ、コカトリスの羽根は人為的にむしったりしないらしい。
体長1.5mもあるので、1枚の羽根も普通サイズの鳥に比べて大きいよね~。
魔法処理をするのは、羽根を細かく裁断する必要があるのかな?
「金額については問題ありません。魔道具屋ですね、この後で寄ってみます。それと、また演武用の衣装を作ってほしいんですけどお願い出来ませんか?」
「ええ、大丈夫よ。デザインは、前の物と同じでいいのかしら?」
「はい、今回は男性5人と女性2人になります」
「じゃあ明日の午後から始めましょう」
「ありがとうございます!」
私は、サヨさんにインスタントコーヒーをお土産に渡して店まで送り届けた。
--------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
--------------------------------------
兄と旭をテント内から回収して、朝食を作りだす。
朝は和食が好きな兄のために、塩サバを焼き大根おろしを添える。
アイテムBOX内にある作り置きした総菜から、肉じゃが・蓮根のキンピラ・小松菜のピーナッツ和えを出した。
なすとしめじの味噌汁&緑茶入り玄米茶と一緒に頂きます。
「沙良ちゃん、今日もご飯が美味しいよ~」
そう言って、旭が丼ぶり一杯のご飯を完食している。
本当によく食べるな~。
「ありがとう! そう言ってもらえると嬉しい」
兄は妹の私の作った料理を、沢山食べる事で美味しいといってくれているんだろう。
こちらも残さず完食だ。
普段着から、冒険者用の装備に身支度を整えたら地下14階のテント内に移転。
テントから出てきたシルバーとフォレストにも、朝の挨拶をする。
2匹は私を見ると嬉しそうに尻尾を振ってくれるので、私は「今日もよろしくね!」と言って体を撫でてあげた。
兄が早速フォレストの背に乗り、今日も果物の採取に駆け出す。
私と旭も、それぞれの目的地に行くため安全地帯を出た。
シルバーの背に乗ってトレントの森に到着後、ハニーを迎えに行くとそこには54匹のキラービーが地面に整然と並んでいた。
そしてハニーが、マジックバッグ3㎥を口に咥え私に差し出してくる。
あぁ!
薬草採取をお願いしていたんだった。
マジックバッグ3㎥を受け取り中身を確認してみると、既に容量一杯の魔力草と癒し草が入っている。
どうやら1日で、マジックバッグ3㎥の量を採取可能らしい。
私はハニーとコロニーのキラービーにお礼を言って、マジックバッグの中身をアイテムBOXに入れ替えた。
「これから毎日お願い出来るかな?」
そう聞くと、ハニーと54匹のキラービーが一斉に頭を上下させる。
毎日これだけの量が採取出来るなんて、素晴らしい!
そして4日後の換金時。
魔物と一緒に提出した薬草の量に、解体場のアレクおじさんが驚いてしまった。
「サラちゃんは、ダンジョンに薬草採取に行っているのか?」
「ええっと、薬草採取は趣味です。兄達がちゃんと魔物を狩ってきていますよ?」
ハニーをテイムした事は内緒にしてあるので、まさか54匹のキラービーが採取してきた物だとは言えず誤魔化す事にする。
「そりゃ違いないがな。まぁ薬師ギルドが薬草は欲しがっているみたいだし、量が増える分には構うまい」
へぇ~、薬師ギルドなんかあるんだ。
冒険者ギルドと商業ギルドには行った事があるけど、薬師ギルドの存在は知らなかったな。
「あぁ、それと今回はコカトリス(キング・クイーン)の羽毛が欲しいので、皮分は相殺して下さいね」
そうお願いすると、換金額から1匹金貨4枚(400万円)を差し引かれた。
コカトリス(キング・クイーン)の肉は銀貨20枚(20万円)だったので、コカトリスの換金額は殆ど羽毛部分だったらしい。
5日間で合計60匹を狩ったけど……。
体長1.5m1匹分のコカトリスだけじゃ布団は出来ないよね?
これだけで、どれくらいの羽毛布団が出来るのか分からない。
どうしよう、金貨4枚(400万円)以上する高級羽毛布団は子供達には高過ぎるかも……。
コカトリス(キング・クイーン)の羽毛は、マジック寝袋にも使用されている。
それだけ保温性が高いのだろう。
子供達が寒くなければ良いか!
羽毛を自分でむしり取るのは大変だから、サヨさんに何処へ注文したらいいか確認しよう。
冒険者ギルドを出てホームの自宅に戻り兄達を車と一緒に希望する居酒屋に送り届け、私はシルバーとフォレストを連れてお散歩に出かける。
今週は地下12階の攻略で、久し振りにコカトリス(キング・クイーン)を狩ったのでダンジョンを攻略した感じがするよ!
今回は事前に兄へ、子供達のために羽毛布団を作りたいとコカトリスを乱獲する話を伝えておいたのだ。
心配性の兄は、私が勝手な行動をする事をひどく嫌がる。
まぁ、内緒にしている事も沢山あるんだけど……。
バレなければ問題ない。
兄と一緒に行動しているフォレストが念話で話せるようになったら、口止めしておかないとね。
まだ兄はテイム魔法を覚えていないため、先の話になるかも知れないので忘れずに覚えておこう。
「シルバー、フォレスト、早く進化して空を飛べるようになってね!」
そう言うと、2匹が横になりコテンと転がった。
うん?
これはMPがゼロになって昏倒した時の表現よね?
MPがまだ足りないって事かしら?
従魔のLvは今の所、私と同じだ。
Lv35のMPは350なので、1,000以上必要になるのだろうか……。
Lv100まで上げないと駄目なの?
それはちょっと厳しいなぁ。
兄の目を盗んで、地下30階の魔物を毎日倒すしか方法が思い付かないんだけど……。
知られた後が怖くて出来そうにない。
2匹共目を閉じて転がったまま起き上がらないので、ドラゴンに進化するのは大分先の事になりそうだ。
A級冒険者になって、摩天楼のダンジョンをガンガン攻略すればLvは上がるだろう。
私が竜騎士になる夢は、まだまだ叶いそうになかった。
2匹にマッサージ&ブラッシングをして気長に待つ事を伝えると、漸く起き上がってくれる。
その後、自宅に戻り兄達を店まで迎えに行った。
土曜日。
今日も寝過ごしている兄達の朝食にサンドイッチを作り、テーブルの上に置いて出掛ける。
奏屋で果物を卸した後は、華蘭に行ってサヨさんに会いに行こう。
店の中に入ると、直ぐに老紳士が対応してくれた。
今日はサヨさんに会いに来た事を伝えると、2階に呼びにいってくれる。
1階の店舗に降りてきたサヨさんと挨拶を交わし、「相談があるので、これから喫茶店に行きませんか?」と提案すると「久し振りにコーヒーが飲みたいわ」とOKしてもらえた。
店を出て直ぐサヨさんとホームの自宅に戻り、私の行きつけである生クリームたっぷりのウインナーコーヒーが飲める喫茶店へと移動する。
甘い物好きのサヨさんに、この店のウインナーコーヒーをお薦めした。
まだモーニングの時間内だったのでそれも併せて電子メニューで注文すると、テーブルにトーストと茹で卵にウインナーコーヒーが出現。
「まぁ、コーヒーの良い香りが懐かしいわね。上に生クリームが載った物があるなんて知らなかったわ」
そう言って、サヨさんがスプーンで生クリームを食べる。
この喫茶店の生クリームの量は本当に多いので、先に減らしておかないとコーヒーが飲めないのだ。
私も同じように生クリームから食べよう!
温かい内にトーストも食べないとね。
モーニングを食べ終えた後、相談事を持ち掛ける。
「来年の冬に間に合うよう子供達の羽毛布団を作りたいと思って、コカトリスキングとクイーンを狩ってきたんですけど、引き取ってきた皮は何処へ処理をお願いすればいいですか?」
「まぁ、今度は羽毛布団をプレゼントするの? そうねぇ、羽毛の処理は魔道具屋へ依頼をすればいいと思うわ。コカトリスの羽毛は魔法処理が必要になるから……。でもキングとクイーンの物は高いわよ?」
おおっ、コカトリスの羽根は人為的にむしったりしないらしい。
体長1.5mもあるので、1枚の羽根も普通サイズの鳥に比べて大きいよね~。
魔法処理をするのは、羽根を細かく裁断する必要があるのかな?
「金額については問題ありません。魔道具屋ですね、この後で寄ってみます。それと、また演武用の衣装を作ってほしいんですけどお願い出来ませんか?」
「ええ、大丈夫よ。デザインは、前の物と同じでいいのかしら?」
「はい、今回は男性5人と女性2人になります」
「じゃあ明日の午後から始めましょう」
「ありがとうございます!」
私は、サヨさんにインスタントコーヒーをお土産に渡して店まで送り届けた。
--------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
--------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇