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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第443話 迷宮都市 地下14階 クリスマス会の準備&演舞とサンタの衣装
月曜日。
今日から5日間またダンジョン攻略。
階段へ一直線に、地下1階から地下11階まで駆け抜ける。
兄とフォレストを置いて、私と旭は再び地下11階から地下14階まで駆け抜けた。
安全地帯に着いてマジックテントを設置後、休憩したら攻略開始。
アマンダさん・ダンクさんと挨拶を交わしながら、子供達の話を併せ伝えていく。
「サラちゃん。先週あんな騒ぎがあったばかりだから充分気を付けるんだよ? もし、見かけない連中がいたら直ぐに安全地帯に帰っておいで」
アマンダさんは単独行動をしている私の事が心配なのか、そう声を掛けてくれた。
「はい。シルバーもいるので、何かあれば戻ってきますね」
シルバーの速さを思い出したのか、アマンダさんは納得してくれたようだ。
きっと彼女1人を乗せた時は、私より速く走っただろうから安心したのかも……。
実際私を乗せて走る時には、そこまでスピードは出してくれないんだけどね~。
まぁ私には瞬時に移動出来るマッピングがあるから、不安に思う事はない。
シルバーの背に乗って安全地帯からトレントの森へ向かう。
旭は今日も迷宮ウナギを狩りにいった。
地下13階のハニーを迎えに行き、薬草が入ったマジックバッグを受け取り中身をアイテムBOXに入れ替える。
再び地下14階に戻ったら、キウイフルーツの収穫&2匹の迷宮タイガーを収納して薬草採取。
癒し草を探しつつ、ハニーが教えてくれる魔力草も採取していく。
薬草に関してはハニーのコロニーが毎日マジックバッグ一杯に採ってくれるんだけど、楽しいので続ける心算だ。
その間マッピングを展開して警戒を怠ってはいない。
オリビアさんから、アシュカナ帝国の諜報員が亡くなっていた事を聞いたばかりだ。
呪具を設置してスタンピードを起こそうとする人達が、他に何をするか分からないからね。
3時間経過後。
安全地帯のテントに入り、旭と地下地下13階にいた兄を連れてホームの自宅へ移動する。
今日の御弁当は、鰤の西京焼き・いんげんの胡麻和え・茄子の揚げびたし・ささみ巻きチーズ。
じゃが芋と玉ねぎの味噌汁&ほうじ茶と一緒に頂きます。
「お兄ちゃん。地下11階から果物を採取している時に、変わった事はなかった?」
私は先週の事が気になり尋ねてみた。
「あぁ、今日は魔物の数も普通だった。禁制品の呪具は高価な物だから、数に限りがあるんだろう。それに今回の事は様子見らしいしな。沙良、地下14階は問題なかったか?」
「うん、こっちも普段通り。特に増えている魔物もいなかったよ」
「この世界の戦争は、人と人が戦う訳じゃないのかも知れない。人為的にスタンピードを起こすような呪具を使用するなんて性質が悪過ぎるだろう」
「それが兵器の代わりなのかも? 魔物が存在する世界だし、利用出来るなら自分達の手を汚さずに勝つ事も可能なのかな?」
「今回の呪具だと出現率を上げるだけだから、確実性はないが……。もし洗脳に近い効力を持つ呪具で魔物を自在に操る事が可能なら、それも難しい事じゃないだろう」
「うわぁ~。なんだか怖い話だね」
兄の言葉を聞いて旭が体を震わせる。
1体をテイムするのに魔力が必要なテイム魔法じゃ、数は揃えられない。
テイマーを百人集めたところで、あまり意味はないか……。
そんな恐ろしい呪具がない事を願おう。
「まぁ今後、相手国の動きを見ながら俺達も身の振り方を考えないとな」
「そうだね」
私は同意しながらも、自分の出来る限りの事はやる心算だった。
最終目標は戦争の回避。
カルドサリ王国を攻めても、割に合わないと思ってくれればいい。
野心家の王なら、きっと損得勘定も働くだろう。
内心を悟られないように、私は普段通り食事をして兄達をそれぞれの場所へ送っていった。
今日は、午後から2週間後に迫ったクリスマス会の準備をしよう。
椅子取りゲームの丸椅子は完成したし、食事用のテーブルもガーグ老達が作成してくれた。
後、室内で予定しているゲームに必要な物は何だろう?
壁の隙間から投げた物を当てるのと、箱の中身を当てるのは土魔法で作ればいいか。
椅子取りゲームに必要な演奏は、この世界のピアノをカマラさんからどこで購入すればいいか聞こう。
実際弾いてみないと分からないけど、構造は同じだから問題ない筈。
『肉うどん店』の母子による木琴の演奏と、ダンクさん・アマンダさんパーティーによる演舞。
そして最後は兄達のサプライズ結婚式で終了だ。
1位になった景品のドーナツは作ってあるので、事前に作れる所まで料理の準備をしておこうかな。
クリスマスと言えばチキンだよね~。
異世界では関係ないかも知れないけど、気分的なもので欲しい。
出来れば骨付きのもも肉があると嬉しいんだけど、使用出来るのはコカトリスの肉だけだから仕方ない。
ここは骨なしの『フライドチキン』にしようかな。
母親達とケンさんリリーさんにも手伝ってもらい7人で揚げれば、そんなに時間は掛からないだろう。
他に『ピザ』と『ビーフシチュー』があれば、充分な量になる。
私は材料の下ごしらえを始めていった。
人数が多いので早めに準備をしておかないと……。
6時間後。
テントから外に出ると旭が治療をしているところだった。
怪我人は応急処置をされていたので、旭が手早く傷口に水を掛け治療完了。
先週から『毒消しポーション』が販売されたので、キングビーに刺された冒険者は自分達で治療する事が出来る。
まだ卸した数が少ないので地下14階を拠点にしているパーティー全員分は揃わないけど、少なくとも1パーティーに1本は行き渡っただろう。
旭が治療代を受け取り兄と一緒に戻ってきたので、ホームの自宅に戻りトイレ休憩を済ませた。
今日の夕食は『五目あんかけうどん』。
先程まで、ひたすら食材を切っていたので少し簡単な物にした。
ダンクさんパーティーは、『お好み焼き』にスープ。
アマンダさんパーティーは、『ハンバーガー』とスープのようだ。
料理が苦手なアマンダさんは、挽肉作りが好きらしい。
2本の包丁を使用しリズミカルに肉を叩いていた。
デザートの梨も食べ終えた頃に、演武の衣装とクリスマス会に着る衣装を手渡した。
サヨさんがサイズ通りに作ってくれているので大丈夫だと思うけど、アマンダさんパーティーとリリーさんに試着をお願いする。
クリスマス会用の赤いサンタの衣装は、ゆとりがあるので問題ないだろう。
演舞用の衣装を着てテントから出てきた順に、私はサイズの確認をする。
そう、決して邪な気持ちで触っている訳じゃありませんよ~。
全員サイズはOKだったので、アマンダさんとリリーさんだけサンタの衣装に再び着替えてもらった。
おや?
2人がテントから出てこない。
あぁ!
スパッツを渡すの忘れていたよ!
スカート丈が短いので、生足が出た状態では外に出られないんだろう。
ケンさんとダンクさんにお願いし、マジックテントの魔石に血液を登録して中に入り2人にスパッツを渡す事にした。
「サラちゃん。この衣装は、ちょっと恥ずかしいんだけど……」
普段は豪快なアマンダさんも、スカート丈の短さに戸惑い気味だった。
そして渡したスパッツは脚の形が分かってしまうからと、ズボンに変更されてしまう……。
可愛い衣装なのに、異世界基準では破廉恥すぎるらしい。
リリーさんも同じ感想だったらしく、下にはズボンを穿くと言われてしまった。
私も同じにしないと駄目だろうなぁ~。
ワンピースの下にスボンとか……。
組み合わせがダサくて悲し過ぎるよ!
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お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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今日から5日間またダンジョン攻略。
階段へ一直線に、地下1階から地下11階まで駆け抜ける。
兄とフォレストを置いて、私と旭は再び地下11階から地下14階まで駆け抜けた。
安全地帯に着いてマジックテントを設置後、休憩したら攻略開始。
アマンダさん・ダンクさんと挨拶を交わしながら、子供達の話を併せ伝えていく。
「サラちゃん。先週あんな騒ぎがあったばかりだから充分気を付けるんだよ? もし、見かけない連中がいたら直ぐに安全地帯に帰っておいで」
アマンダさんは単独行動をしている私の事が心配なのか、そう声を掛けてくれた。
「はい。シルバーもいるので、何かあれば戻ってきますね」
シルバーの速さを思い出したのか、アマンダさんは納得してくれたようだ。
きっと彼女1人を乗せた時は、私より速く走っただろうから安心したのかも……。
実際私を乗せて走る時には、そこまでスピードは出してくれないんだけどね~。
まぁ私には瞬時に移動出来るマッピングがあるから、不安に思う事はない。
シルバーの背に乗って安全地帯からトレントの森へ向かう。
旭は今日も迷宮ウナギを狩りにいった。
地下13階のハニーを迎えに行き、薬草が入ったマジックバッグを受け取り中身をアイテムBOXに入れ替える。
再び地下14階に戻ったら、キウイフルーツの収穫&2匹の迷宮タイガーを収納して薬草採取。
癒し草を探しつつ、ハニーが教えてくれる魔力草も採取していく。
薬草に関してはハニーのコロニーが毎日マジックバッグ一杯に採ってくれるんだけど、楽しいので続ける心算だ。
その間マッピングを展開して警戒を怠ってはいない。
オリビアさんから、アシュカナ帝国の諜報員が亡くなっていた事を聞いたばかりだ。
呪具を設置してスタンピードを起こそうとする人達が、他に何をするか分からないからね。
3時間経過後。
安全地帯のテントに入り、旭と地下地下13階にいた兄を連れてホームの自宅へ移動する。
今日の御弁当は、鰤の西京焼き・いんげんの胡麻和え・茄子の揚げびたし・ささみ巻きチーズ。
じゃが芋と玉ねぎの味噌汁&ほうじ茶と一緒に頂きます。
「お兄ちゃん。地下11階から果物を採取している時に、変わった事はなかった?」
私は先週の事が気になり尋ねてみた。
「あぁ、今日は魔物の数も普通だった。禁制品の呪具は高価な物だから、数に限りがあるんだろう。それに今回の事は様子見らしいしな。沙良、地下14階は問題なかったか?」
「うん、こっちも普段通り。特に増えている魔物もいなかったよ」
「この世界の戦争は、人と人が戦う訳じゃないのかも知れない。人為的にスタンピードを起こすような呪具を使用するなんて性質が悪過ぎるだろう」
「それが兵器の代わりなのかも? 魔物が存在する世界だし、利用出来るなら自分達の手を汚さずに勝つ事も可能なのかな?」
「今回の呪具だと出現率を上げるだけだから、確実性はないが……。もし洗脳に近い効力を持つ呪具で魔物を自在に操る事が可能なら、それも難しい事じゃないだろう」
「うわぁ~。なんだか怖い話だね」
兄の言葉を聞いて旭が体を震わせる。
1体をテイムするのに魔力が必要なテイム魔法じゃ、数は揃えられない。
テイマーを百人集めたところで、あまり意味はないか……。
そんな恐ろしい呪具がない事を願おう。
「まぁ今後、相手国の動きを見ながら俺達も身の振り方を考えないとな」
「そうだね」
私は同意しながらも、自分の出来る限りの事はやる心算だった。
最終目標は戦争の回避。
カルドサリ王国を攻めても、割に合わないと思ってくれればいい。
野心家の王なら、きっと損得勘定も働くだろう。
内心を悟られないように、私は普段通り食事をして兄達をそれぞれの場所へ送っていった。
今日は、午後から2週間後に迫ったクリスマス会の準備をしよう。
椅子取りゲームの丸椅子は完成したし、食事用のテーブルもガーグ老達が作成してくれた。
後、室内で予定しているゲームに必要な物は何だろう?
壁の隙間から投げた物を当てるのと、箱の中身を当てるのは土魔法で作ればいいか。
椅子取りゲームに必要な演奏は、この世界のピアノをカマラさんからどこで購入すればいいか聞こう。
実際弾いてみないと分からないけど、構造は同じだから問題ない筈。
『肉うどん店』の母子による木琴の演奏と、ダンクさん・アマンダさんパーティーによる演舞。
そして最後は兄達のサプライズ結婚式で終了だ。
1位になった景品のドーナツは作ってあるので、事前に作れる所まで料理の準備をしておこうかな。
クリスマスと言えばチキンだよね~。
異世界では関係ないかも知れないけど、気分的なもので欲しい。
出来れば骨付きのもも肉があると嬉しいんだけど、使用出来るのはコカトリスの肉だけだから仕方ない。
ここは骨なしの『フライドチキン』にしようかな。
母親達とケンさんリリーさんにも手伝ってもらい7人で揚げれば、そんなに時間は掛からないだろう。
他に『ピザ』と『ビーフシチュー』があれば、充分な量になる。
私は材料の下ごしらえを始めていった。
人数が多いので早めに準備をしておかないと……。
6時間後。
テントから外に出ると旭が治療をしているところだった。
怪我人は応急処置をされていたので、旭が手早く傷口に水を掛け治療完了。
先週から『毒消しポーション』が販売されたので、キングビーに刺された冒険者は自分達で治療する事が出来る。
まだ卸した数が少ないので地下14階を拠点にしているパーティー全員分は揃わないけど、少なくとも1パーティーに1本は行き渡っただろう。
旭が治療代を受け取り兄と一緒に戻ってきたので、ホームの自宅に戻りトイレ休憩を済ませた。
今日の夕食は『五目あんかけうどん』。
先程まで、ひたすら食材を切っていたので少し簡単な物にした。
ダンクさんパーティーは、『お好み焼き』にスープ。
アマンダさんパーティーは、『ハンバーガー』とスープのようだ。
料理が苦手なアマンダさんは、挽肉作りが好きらしい。
2本の包丁を使用しリズミカルに肉を叩いていた。
デザートの梨も食べ終えた頃に、演武の衣装とクリスマス会に着る衣装を手渡した。
サヨさんがサイズ通りに作ってくれているので大丈夫だと思うけど、アマンダさんパーティーとリリーさんに試着をお願いする。
クリスマス会用の赤いサンタの衣装は、ゆとりがあるので問題ないだろう。
演舞用の衣装を着てテントから出てきた順に、私はサイズの確認をする。
そう、決して邪な気持ちで触っている訳じゃありませんよ~。
全員サイズはOKだったので、アマンダさんとリリーさんだけサンタの衣装に再び着替えてもらった。
おや?
2人がテントから出てこない。
あぁ!
スパッツを渡すの忘れていたよ!
スカート丈が短いので、生足が出た状態では外に出られないんだろう。
ケンさんとダンクさんにお願いし、マジックテントの魔石に血液を登録して中に入り2人にスパッツを渡す事にした。
「サラちゃん。この衣装は、ちょっと恥ずかしいんだけど……」
普段は豪快なアマンダさんも、スカート丈の短さに戸惑い気味だった。
そして渡したスパッツは脚の形が分かってしまうからと、ズボンに変更されてしまう……。
可愛い衣装なのに、異世界基準では破廉恥すぎるらしい。
リリーさんも同じ感想だったらしく、下にはズボンを穿くと言われてしまった。
私も同じにしないと駄目だろうなぁ~。
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◇小説家になろうでも同時連載中です◇