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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第445話 迷宮都市 地下14階 秘密のLv上げ 2(地下30階~地下29階)&新調した革靴と服の引き取り
安全地帯から湖付近へ移動して、蟹が出現する前に湖面に向けてサンダーボールを撃つ。
すると直径1kmくらいある湖が赤く染まる。
中にいた蟹が全て感電し浮いてきたようだ。
私はホクホク顔になり、視界に映った蟹から魔石を取り出し次々収納していく。
今日だけで、もう一生分の蟹が獲れたんじゃないかしら?
その中で、1体だけ沢蟹ではなくタラバガニの姿に近い体長3mの魔物がいた。
もしやこれは、森のダンジョンでランダムに生る果物と同じ仕様かしら?
1匹だけ違う魔物が湖にいるの?
残念ながら蟹以外の魔物は見付からなかった……。
全て収納した後で、アイテムBOXの中身を確認すると沢蟹? と表記されている数は丁度100匹。
多分、1日の上限数は100なんだろう。
蟹食べ放題じゃん!
あ~あ~、いつになったら食べる事が出来るのかしらね。
アイテムBOXに時間停止機能があって本当に良かったよ。
湖の魔物は全て倒してしまったので砂漠を歩き出す。
2回目の攻略時と同じ魔物以外は出現せず、地下29階の魔物はサソリ・砂ウサギ・蟻地獄・大蛇・沢蟹・タラバガニで6種類のようだ。
本当は何という名前の魔物なのか不明だけど、換金も出来ないし特に問題ないので気にしない事にする。
唯一の心残りは、それぞれの魔物が使用する魔法が分からない事だけだ。
流石に、怪我を負うようなリスクは避けたい。
ここには兄も旭もいないので、エクスポーションで治療出来ないくらい重傷になってしまうと理由を必ず聞かれるだろう。
地下14階で安全に魔物を狩れる筈なのに、怪我をした状態を見せるのは不味い。
Lv上げをしている時は魔法を受ける訳にはいかず、何も覚える事が出来ないのだ。
目的はLvを上げる事だからそれでもいいんだけど、出来れば新しい魔法の習得もしたかったなぁ。
私にも光魔法が使用出来たら、単独で攻略する時に便利なのに……。
3時間後。
地下30階の魔物を倒し地下13階へハニーを送り、シルバーに乗って地下14階の安全地帯に戻った。
その後3日間。
午前中は果物&薬草採取をし、午後からは地下30~地下29階でLv上げに励んだ結果。
Lvが35から40になる。
4日でLvが5も一気に上がったよ!
やはりダンジョンの深層に近い程、魔物のLvが高くなり経験値が増える仕組みになっているんだろう。
今回、フォレストだけは兄と一緒に行動しているので高Lvの魔物を倒していない。
フォレストのステータスを確認すると、私と同じLvに変化している。
これでテイマーのLvが従魔のLvになる事が検証出来たようだ。
現在のステータスを見ると、いくつかの魔法Lvも上がっていた。
【リーシャ・ハンフリー 19歳】
レベル 40
HP 1,968
MP 1,968
魔法 時空魔法(ホームLv40・アイテムBOX・マッピングLv40・召喚)
魔法 火魔法(ファイヤーボールLv10、ファイアーアローLv10・ファイヤーニードルLv0)
魔法 水魔法(ウォーターボールLv10、ウォーターアローLv1・ウォーターニードルLv0)
魔法 土魔法(アースボールLv10、アースアローLv1、アースニードルLv1)
魔法 風魔法(ウィンドボールLv10、ウィンドアローLv1・ウィンドニードルLv0)
魔法 氷魔法(アイスボールLv3、アイスニードルLv1)
魔法 雷魔法(サンダーボールLv5、サンダーアローLv10・サンダーニードルLv0)
魔法 闇魔法(ドレインLv9)
魔法 石化魔法(石化Lv9)
魔法 魅惑魔法(魅惑Lv0)
魔法 魅了魔法(魅了Lv1)
魔法 テイム魔法(テイムLv5)▼
【従魔のステータス】
●シルバー Lv40(消費MP150)HP400/MP400 ゴールデンウルフ(雄)
使用魔法 アイスボールLv4(MP消費10)
●ハニー Lv35(消費MP140)HP350/MP350 ハニービー(雄)
使用魔法 なし ※ハニービーからクインビーに進化中 現在のコロニー キラービー54匹
●フォレスト LV40(消費MP150)HP400/MP400 迷宮タイガー(雄)
使用魔法 サンダーニードルLv4(MP消費10)
Lv100まで、あと60か……。
先は長そうだ。
迷宮都市のダンジョンは地下30階層までしかないので、いつかLvが打ち止めになる。
その時は、こっそり摩天楼のダンジョンに行くしかないかしら?
それこそ兄にバレたら、大激怒される案件だけど……。
私には子供達や仲良くなった冒険者達を見捨てる事なんて出来ない。
カルドサリ王国が戦争状態になったら、国を出るという兄の言葉に賛同する事は無理だった。
土曜日。
今日はウトサリの町へ、3人でいく予定にしている。
私はいつもより早い時間に奏屋で果物を卸し、その足で華蘭に向かった。
そろそろ、以前注文したフォレストディアの革靴とオーダーメイドの仕立てが終わっている頃だろう。
兄達の結婚式の衣装は、華蘭で仕立てた物にしようと思っているのだ。
本当はスーツではなくタキシードが相応しいけれど、作っても着る機会がなくお金の無駄だと思い諦めた。
花嫁衣裳は今回必要ないしね~。
旭もウエディングドレスを着たいとは思わないだろう。
店内に入ると老紳士が私に気付き、挨拶を交わしながら部屋まで案内してくれる。
部屋で待っている間に、店員さんが紅茶とフルーツの盛り合わせを運んできた。
出された紅茶に口を付け、フルーツを食べていると老紳士が入ってくる。
「今日は、靴と注文した服を受け取りにきました」
「はい、両方共完成しておりますので直ぐにお持ち致します」
老紳士が店員さんを呼んで、完成した靴と服を持ってくるよう指示を出す。
数分後、3人の店員さんが両手に注文した商品を持ってきた。
人数が多いと思ったら、革靴は9足もある。
フォレストディアの皮は大きいので、1人3足分作ってくれたらしい。
私は商品を受け取ると、マジックバッグに入れ代金を聞いてみる。
すると今回の服代は、サヨさんからのプレゼントなのでお金は不要だと言われてしまった。
孫の私達に今まで何もする事が出来なかった代わりなのかな?
序に旭の分までもいいのかしら。
私はサヨさんの気持ちを汲み、丁寧にお礼を言ってありがたく頂く事にする。
本当は幾らだったのか、非常に気になるところではあったけど……。
店を出た後、ホームの自宅に戻り兄達と一緒に薬師ギルドへ。
事前に毎週ポーションを浄化する事を決めているので、受付嬢が部屋に案内してくれた。
これから毎週60本の浄化を薬師ギルド内で行う。
テーブルの上にはポーションが既に綺麗な状態で並べられていた。
5分程で全ての浄化が終了する。
そこにゼリアさんが入ってきた。
「こんにちは。先に始めてしまいました」
「いらっしゃい。私を待つ必要などないさね」
そう言ってゼリアさんが目を細めてポーションを鑑定する。
「おや、もう全て浄化済みかい? 相変わらず仕事が早いね。今日の浄化代だよ」
兄と旭に金貨が入った袋をそれぞれ渡し、ゼリアさんは『毒消しポーション』をマジックバッグに仕舞った。
「ダンジョンに設置された呪具は全て解除出来たそうだね。これでアシュカナ帝国の思惑は外れただろうけど、油断するんじゃないよ。これくらいの事で、あの国の王は侵略を止めたりはしないだろう。聞くところによると、来年には南大陸を制覇する心算らしいからね。……お若いの、しかと娘を守りなされ」
最後の言葉は、兄達に向けての忠告だろうか?
2人はゼリアさんへ頷きを返した。
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お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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すると直径1kmくらいある湖が赤く染まる。
中にいた蟹が全て感電し浮いてきたようだ。
私はホクホク顔になり、視界に映った蟹から魔石を取り出し次々収納していく。
今日だけで、もう一生分の蟹が獲れたんじゃないかしら?
その中で、1体だけ沢蟹ではなくタラバガニの姿に近い体長3mの魔物がいた。
もしやこれは、森のダンジョンでランダムに生る果物と同じ仕様かしら?
1匹だけ違う魔物が湖にいるの?
残念ながら蟹以外の魔物は見付からなかった……。
全て収納した後で、アイテムBOXの中身を確認すると沢蟹? と表記されている数は丁度100匹。
多分、1日の上限数は100なんだろう。
蟹食べ放題じゃん!
あ~あ~、いつになったら食べる事が出来るのかしらね。
アイテムBOXに時間停止機能があって本当に良かったよ。
湖の魔物は全て倒してしまったので砂漠を歩き出す。
2回目の攻略時と同じ魔物以外は出現せず、地下29階の魔物はサソリ・砂ウサギ・蟻地獄・大蛇・沢蟹・タラバガニで6種類のようだ。
本当は何という名前の魔物なのか不明だけど、換金も出来ないし特に問題ないので気にしない事にする。
唯一の心残りは、それぞれの魔物が使用する魔法が分からない事だけだ。
流石に、怪我を負うようなリスクは避けたい。
ここには兄も旭もいないので、エクスポーションで治療出来ないくらい重傷になってしまうと理由を必ず聞かれるだろう。
地下14階で安全に魔物を狩れる筈なのに、怪我をした状態を見せるのは不味い。
Lv上げをしている時は魔法を受ける訳にはいかず、何も覚える事が出来ないのだ。
目的はLvを上げる事だからそれでもいいんだけど、出来れば新しい魔法の習得もしたかったなぁ。
私にも光魔法が使用出来たら、単独で攻略する時に便利なのに……。
3時間後。
地下30階の魔物を倒し地下13階へハニーを送り、シルバーに乗って地下14階の安全地帯に戻った。
その後3日間。
午前中は果物&薬草採取をし、午後からは地下30~地下29階でLv上げに励んだ結果。
Lvが35から40になる。
4日でLvが5も一気に上がったよ!
やはりダンジョンの深層に近い程、魔物のLvが高くなり経験値が増える仕組みになっているんだろう。
今回、フォレストだけは兄と一緒に行動しているので高Lvの魔物を倒していない。
フォレストのステータスを確認すると、私と同じLvに変化している。
これでテイマーのLvが従魔のLvになる事が検証出来たようだ。
現在のステータスを見ると、いくつかの魔法Lvも上がっていた。
【リーシャ・ハンフリー 19歳】
レベル 40
HP 1,968
MP 1,968
魔法 時空魔法(ホームLv40・アイテムBOX・マッピングLv40・召喚)
魔法 火魔法(ファイヤーボールLv10、ファイアーアローLv10・ファイヤーニードルLv0)
魔法 水魔法(ウォーターボールLv10、ウォーターアローLv1・ウォーターニードルLv0)
魔法 土魔法(アースボールLv10、アースアローLv1、アースニードルLv1)
魔法 風魔法(ウィンドボールLv10、ウィンドアローLv1・ウィンドニードルLv0)
魔法 氷魔法(アイスボールLv3、アイスニードルLv1)
魔法 雷魔法(サンダーボールLv5、サンダーアローLv10・サンダーニードルLv0)
魔法 闇魔法(ドレインLv9)
魔法 石化魔法(石化Lv9)
魔法 魅惑魔法(魅惑Lv0)
魔法 魅了魔法(魅了Lv1)
魔法 テイム魔法(テイムLv5)▼
【従魔のステータス】
●シルバー Lv40(消費MP150)HP400/MP400 ゴールデンウルフ(雄)
使用魔法 アイスボールLv4(MP消費10)
●ハニー Lv35(消費MP140)HP350/MP350 ハニービー(雄)
使用魔法 なし ※ハニービーからクインビーに進化中 現在のコロニー キラービー54匹
●フォレスト LV40(消費MP150)HP400/MP400 迷宮タイガー(雄)
使用魔法 サンダーニードルLv4(MP消費10)
Lv100まで、あと60か……。
先は長そうだ。
迷宮都市のダンジョンは地下30階層までしかないので、いつかLvが打ち止めになる。
その時は、こっそり摩天楼のダンジョンに行くしかないかしら?
それこそ兄にバレたら、大激怒される案件だけど……。
私には子供達や仲良くなった冒険者達を見捨てる事なんて出来ない。
カルドサリ王国が戦争状態になったら、国を出るという兄の言葉に賛同する事は無理だった。
土曜日。
今日はウトサリの町へ、3人でいく予定にしている。
私はいつもより早い時間に奏屋で果物を卸し、その足で華蘭に向かった。
そろそろ、以前注文したフォレストディアの革靴とオーダーメイドの仕立てが終わっている頃だろう。
兄達の結婚式の衣装は、華蘭で仕立てた物にしようと思っているのだ。
本当はスーツではなくタキシードが相応しいけれど、作っても着る機会がなくお金の無駄だと思い諦めた。
花嫁衣裳は今回必要ないしね~。
旭もウエディングドレスを着たいとは思わないだろう。
店内に入ると老紳士が私に気付き、挨拶を交わしながら部屋まで案内してくれる。
部屋で待っている間に、店員さんが紅茶とフルーツの盛り合わせを運んできた。
出された紅茶に口を付け、フルーツを食べていると老紳士が入ってくる。
「今日は、靴と注文した服を受け取りにきました」
「はい、両方共完成しておりますので直ぐにお持ち致します」
老紳士が店員さんを呼んで、完成した靴と服を持ってくるよう指示を出す。
数分後、3人の店員さんが両手に注文した商品を持ってきた。
人数が多いと思ったら、革靴は9足もある。
フォレストディアの皮は大きいので、1人3足分作ってくれたらしい。
私は商品を受け取ると、マジックバッグに入れ代金を聞いてみる。
すると今回の服代は、サヨさんからのプレゼントなのでお金は不要だと言われてしまった。
孫の私達に今まで何もする事が出来なかった代わりなのかな?
序に旭の分までもいいのかしら。
私はサヨさんの気持ちを汲み、丁寧にお礼を言ってありがたく頂く事にする。
本当は幾らだったのか、非常に気になるところではあったけど……。
店を出た後、ホームの自宅に戻り兄達と一緒に薬師ギルドへ。
事前に毎週ポーションを浄化する事を決めているので、受付嬢が部屋に案内してくれた。
これから毎週60本の浄化を薬師ギルド内で行う。
テーブルの上にはポーションが既に綺麗な状態で並べられていた。
5分程で全ての浄化が終了する。
そこにゼリアさんが入ってきた。
「こんにちは。先に始めてしまいました」
「いらっしゃい。私を待つ必要などないさね」
そう言ってゼリアさんが目を細めてポーションを鑑定する。
「おや、もう全て浄化済みかい? 相変わらず仕事が早いね。今日の浄化代だよ」
兄と旭に金貨が入った袋をそれぞれ渡し、ゼリアさんは『毒消しポーション』をマジックバッグに仕舞った。
「ダンジョンに設置された呪具は全て解除出来たそうだね。これでアシュカナ帝国の思惑は外れただろうけど、油断するんじゃないよ。これくらいの事で、あの国の王は侵略を止めたりはしないだろう。聞くところによると、来年には南大陸を制覇する心算らしいからね。……お若いの、しかと娘を守りなされ」
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「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇